1:2012/12/24(月) 23:44:56.05 ID:nvCx+fLy0


杏子が私の上に馬乗りになり首を絞める。

私は杏子の腕に手を当て抵抗する。

変身していない私は脆いから、このままでは私は死んでしまう。

だが、私が死んだら杏子が悲しむ、だから死ぬわけにはいかない。

だけど拒絶はしたくない、だから私は譲歩する。

これは私の、殺意でも、愛情でもないこの衝動に身を任せるしか出来ない彼女への愛のカタチだ。

そう、これはいつもの流れだ。

いつものことなのだ。


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3:2012/12/25(火) 00:01:04.59 ID:D9OuDY1h0

いつもの発作よりも時間が長かったように思う。

杏子の瞳に理性が戻ると彼女はいつも吐き出してしまう、そして彼女は泣いてしまうのだ。

顔をグシャグシャにして喘ぐ杏子の背を右手で擦りながらへその左側辺りをゆっくりと左手で撫でてあげるのがいつもの決まりとなっていた。

ごめん、ゴメン、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…

杏子は私に謝り続ける、そんは杏子を私は愛おしいとすら思う。

そしていつも彼女は最後にポツリと言って、深い眠りに落ちてしまう。


許して…


…最後のこの言葉を聞くたびに私は、私自身が少し嫌いになる。

悔しいので私は杏子の唇にキスをした。


4:2012/12/25(火) 00:50:31.62 ID:D9OuDY1h0

次の日


――この式にはこの表が確実に必要になるのでそれを引用し〜〜

マミ(ふむ、特に詰まるような内容じゃないわね)

基本的に予習復習は欠かさないが、杏子の世話で時間が取れないこともある。

彼女は学校に通ってはいないが、最近内職に手を出そうかと考えたようで与えておいたパソコンと睨めっこするようになったのは微笑ましい。

杏子が家に住むようになってから長いが、アレは最初ひどいものだった。

最終的には私を本気で殺そうと包丁を持ち出した程だ。

まあ今となっては懐かしいと思う程度だが。

マミ「…そんなことより、今日のおかずね」

最近やっと肉付きが良くなって来たのだ、もうこっそりプロテインを混ぜる必要もないかもしれない。

マミ「そうときまれば今日は豆腐料理ね、安いもの」

…何よ、私は別に肉付きとか気にしてないわよ。

グスン


5:2012/12/25(火) 01:15:22.35 ID:D9OuDY1h0

放課後


マミ「…異常なし、次ね」

いつものパトロール、町を歩いて異変がないかを確かめる。

そんなときでも考えるのは杏子のことだ。

杏子は今日もちゃんとご飯を食べただろうか、たまにご飯がのどを通らないくらいの発作を起こすこともあるのだ。

そのせいで杏子は血管が浮き出るほど痩せていた時もあったほどで、その時は杏子が眠った後にパトロールに行ったものだ。

でも最近は見違えるほど元気になった、ここまで嬉しい事はない。

マミ「…そうね、ご褒美にいいかも」

私は少々値の張るお菓子を買いに行くのだった。

ああ、私杏子を甘やかしすぎてるのかしら。


6:2012/12/25(火) 02:12:54.82 ID:D9OuDY1h0

マミ「ただいま…杏子?」

杏子「……おかえり」

マミ「…杏子、おいで?」

杏子「……」ノソノソ

私は杏子を抱きしめる。

あんな隅で杏子は私を待っているのだ、唯々一人でずっと。

杏子「マミ…お疲れ」

マミ「…どうしたの?今日は珍しいじゃない」

杏子「…ん、今日は甘えたい」

…ホントに今日は珍しい、回復してきたのかしら?


7:2012/12/25(火) 02:53:43.87 ID:D9OuDY1h0

杏子「…いただきます」

マミ「召し上がれ」

今日のご飯は麻婆豆腐だ、これならあまり噛まないでも飲み込むことができる。

でもここまで来るのには病状だとか、そんなもの以前に時間が必要だった。

杏子は今まで心が死んでいたのだ。

彼女に何があったのかはわからない、人の心は脆く壊れやすいというが私はそう思わない。

人の心はもともと防衛機構を幾つも持っている、忘れることや、怒ること、八つ当たり、昇華すること、いろいろあるが――

心が壊れるというのは、そのどれも用いることが出来ない状態だと私は思う。

だから傷が治らないのだ。

だからこそ、彼女には時間が必要だったのだ。


そして私はその彼女に時間を捧げる決意をしたのだ。

憐れんだわけでもなく、純粋に杏子のために。


12:2012/12/26(水) 00:51:15.68 ID:XCaAjIea0

そんな彼女が今日のように自分の意思を示すようになったのは最近のことで、お礼を言ったのは初めてのことだった。

別に礼を言ってほしいわけではないので構わないのだが、そうなってくると心配事も増えてくる。

用心しておこう。

マミ「…今更だけど食欲はある?」

杏子「……ン」コク

マミ「…杏子、麻婆豆腐はどうかしら…辛い?」

杏子「……ん」フルフル

マミ「そう…良かった。いただきます」

…よしよし、しっかり食べてる。

今のこの時間も愛おしい。




13:2012/12/26(水) 01:24:34.52 ID:XCaAjIea0

マミ「それで、今日は何してたの?」

キッチンで食器を漬け置きながら後ろに問いかける。

杏子「…寝てた」

マミ「猫は来なかったの?」

杏子「…うん」

偶にベランダまで一匹の黒猫が来るのだ、一度何処からか登ってきてベランダの窓のそばに来たのを杏子は興味を持ったのだ。

それ以来、杏子はその黒猫を特にかわいがっていた。

まあ…膝の上に乗せて撫でるだけだがそれでも猫は大人しく杏子に為されるがままになっていた。

アニマルセラピー…なのかしら?

それ以来、杏子は部屋の隅で猫や私が来るのを待つようになった。

そして感情を示すことが多くなった。

寂しい、退屈、悲しい。

…これは、いいことなのかしらね。


14:2012/12/26(水) 01:59:26.17 ID:XCaAjIea0

マミ「お待たせ、杏子」

杏子「……ん」

食器を水に漬け置いた後は風呂の時間と決めている。

もちろん一緒に入る、そうでもしないと杏子の体が洗えないからだ。

杏子に手を取り洗面所へ導く、杏子はゆっくり付いてくる。

マミ「…脱がすわよ?」

杏子「……ン」

髪が襟に引っ掛からないように効率よく脱がしていく。

杏子の肌は綺麗だ、日頃部屋に引き籠るようになってからだろうか肌もとても白い。

最近もしっかり栄養を取れるようになりハリも出て柔らかくなった。

日々の努力の表れだ、だが私にもどうしようもないことがある。

杏子の左側の脇腹に大きく、そして痛々しく残る傷跡。

かなり深く強引な刺し傷と重度の火傷を同時に負わされた傷跡。

杏子の心の傷でもあり、全ての原因。


私は杏子が愛おしい

杏子が欲しい。

でもこの傷は、私にすらも害を与えるのだ。




ああ、憎らしい。


17:2012/12/26(水) 22:16:42.74 ID:QLmg5+bm0

マミ「痒い所はない?」

杏子「……ン♪」フルフル

この時はさすがに杏子も意思を示してくれる。

でも、我儘かもしれないけど早くお喋りできるようになってほしいわね。

私だって寂しいのよ?まあ、こうやってお世話をするのも満たされてるからいいのだけど。

でも、ホントに杏子の肌は綺麗ね…

杏子「……ん、マミ」

マミ「…?杏子?」

杏子「その…くすぐったい」

マミ「…失礼」

ちょっと念入りに触りすぎたみたいね…他意はないわよ?


18:2012/12/26(水) 22:45:10.44 ID:QLmg5+bm0

杏子「…マミ」

マミ「ん?」

杏子「これ…」

風呂から上がり、日課の予習と復習の最中に杏子が持ってきたもの。それは

マミ「リンゴね…兎さんのカタチした…これ杏子が?」

杏子「うん、その…お礼に」

マミ「…そう、気にしないでいいのに」

杏子「でも…」

マミ「ねぇ、杏子」

杏子「ん?」

私は杏子を抱きしめ耳元でささやく。



マミ「このリンゴもそうだけど、私は杏子が今「お詫び」じゃなくて「お礼」って言ってくれたことが何よりも嬉しいの」


19:2012/12/26(水) 23:26:42.80 ID:QLmg5+bm0

就寝の時間には二人で同じベッドに入る。

部屋は両親の部屋で、ベッドも大きいので二人で寝る分には十分だった。

杏子「……」zzzzz

マミ「……」zzzzz


二人は寝ている。

一緒に寝ている。

時間はまだ12時を回ったころ。

二人は目を閉じている。


20:2012/12/27(木) 00:10:51.45 ID:cXzu6Orq0

しかし、杏子は眼を覚ます。

そして私の首元に鼻を近づけたり腕枕をしたり、胸元に顔を埋めたりする。

彼女は深く寝ることができずにすぐ起きてしまう。

マミ「杏子…寝ないの?」

杏子「…寝られないから…このまま…」

マミ「…うん、いいよ」



杏子「……」

私が夜に休息を得られるようになったのはやはりマミのおかげだ。

マミがそばにいる、ストレスも軽減され、徹底した看護を受けることで私も回復の機会を得られるようになった。

正直にいえば私はもうそんなに過去のことは気にしてはいない。

でも思いと心と体は別々だ、そしてそのバランスが狂えば。

杏子「……」

こうやって―――――

マミ「―――…!!?」

首に手を当てて体重かけて力を込める。

杏子「……」

マミ「 き ョ ウ   こ … …! !」


顔をグシャグシャにして…私を苦しそうに呼んで…。

私は愉悦を感じてしまう。


21:2012/12/27(木) 00:32:05.62 ID:cXzu6Orq0

杏子「………」

ふと、手を離す。

マミ「……ゲホッゲホッゲッホアァ…ッグ…」

マミがせき込んでいる。

私が首を絞めて苦しかったからだ。

私が

わたしが

マミ を ?

杏子「…うわあああああああああああ!!!」

またか!!またやってしまったのか私は!!

マミ「…ケホ、杏子…?杏子!?」

杏子「ああ…あああああああああああぁぁ……!!!!!」

痛い痛いイタイ痛い…!!

傷が痛い!!

マミ「…杏子!!!」


22:2012/12/27(木) 00:42:09.17 ID:cXzu6Orq0

杏子「ごめん、ゴメン、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…」



……暖かい…

………痛くない…

マミが、いる。

杏子「許して…」

…やっと寝られる。




マミ「…ねえ杏子、今気づいたんだけど」

……


マミ「私、貴女がくれるなら意外とこういう激しいのも好きよ?」


それはそれで困るよ…マミ…。


28:2012/12/27(木) 18:31:10.92 ID:P7at7OUp0

翌日

マミは私が起きる頃にはすでに学校へ出かけている。

それは純粋に私が起きるのが遅いだけだが、マミは私を起こさずに行ってしまう。

確かに規則的かつ健康的な生活は望むべくものだろうが今はまだ無理というものだ。


私はまだこの心を制御できていない。


私の体は常に私を守るために無気力という防御手段とガス抜きの為の刺激という衝動を定期的に起こす。

昨夜のあれも衝動が体を乗っ取った結果だ。

最初のころはひどかった。

何もする気が起きなかった。

食べ物も受け付けず、体は痩せ細ってしまった。

八つ当たりが多くなった。

意味が欲しくて自分を傷つけた。


一度、マミを殺しそうになった。

台所にあったペティナイフを握りしめ、ソファに座ってテレビを見ていたマミに襲いかかった。

ナイフはマミの左手を貫いた。


その傷が塞がってから分かったが彼女の左手はうまく力が入らなくなった。

今思えばなぜ治癒しなかったのか。

マミはいつも笑っていて、私はその事を今も聞き出せずにいる。


29:2012/12/27(木) 18:59:43.57 ID:P7at7OUp0

そしてマミはそれ故に日常生活、もちろん魔法少女としての戦法も一考する必要が出てきた。

それでもマミは私と一緒に考えて欲しいと言ってきたのだ。

最初は私に対して責任をとれと言わんばかりに私を呼んだのかと考えたのだが違うらしい。

純粋に私に意見を求めているようだった。


怒らないのか、と聞けば怒るはずないと言われ。

私を憎く思わないのかと聞けば、そんなことがあるわけがないと言われた。


私はマミが怖くなった。

そんなときにマミが言った。


怒ってほしいの?とマミに一言ポツリと尋ねられ、私は曖昧に頷いた。

それが当然のことなのだから、その権利が当然あるはずだと言ったが

マミはそれじゃあそれは後でね、と話を結局はぐらかしてしまった。


マミは私にまだ怒ってくれない。


30:2012/12/27(木) 19:13:18.48 ID:P7at7OUp0

杏子は前よりもずっと意思を示してくれるようになった。

おかげで自分のしてしまったことに罪悪感を覚えていつまでも心に傷が治らない。

まあこういうのはあれだけど、気にしないでっていうのは無理だからなぁ…。

うーん…やっぱりあのお腹の傷が原因かしら…。

杏子に何があったのかは知らない。

ある日、使い魔を追って行った先に見つけた結界の中に彼女を見つけた。

ひどい有様だった。

そんな彼女を家に招き、彼女の現状を見て私の家で彼女を看護することに決めた。



いまだに、杏子は私に何も教えてくれていない


31:2012/12/27(木) 21:31:49.71 ID:P7at7OUp0

放課後

QB(マミ、結界を見つけたよ。○○にある廃ビルだ、先に向かってるよ)

…分かったわ、これも大事なことだからね。


廃ビルに到着したと同時に結界の入り口を見つけ飛び込み変身する。

相手を速攻で殲滅すると、そこには私と同じ制服の女の子が二人。


マミ「…こんにちは、私は巴マミ。見滝原中学校の三年生」

笑顔でとりあえず挨拶を交わす、それが

さやか「あ、…美樹さやかです」

まどか「鹿目…まどかです…見滝原中学校の二年生です…」

マミ「そう、それで――――」


ほむら「そこまでよ」

…魔法少女?この町にほかの魔法少女なんていたかしら。


32:2012/12/27(木) 21:55:07.45 ID:P7at7OUp0

マミ「…どちらさま?言っておくけど魔女ならもういないわよ、グリーフシードはもちろん無いわ」

ほむら「そんなものはどうでもいいわ、用事があるのは…」

マミ「…この子達ってこと?まあそれはともかく貴女は誰かしら?この近隣で貴女みたいな魔法少女は見た事ないのだけど」

ほむら「…答える義務はないわ。それよりもその二人を勧誘しないでほしいのだけど」

マミ「もとよりその気はないわ。何て言ったって私も欲しいもの、グリーフシード」

ほむら「……」

マミ「…何よ、その顔は。どうかした?」

ほむら「貴女、本当に巴マミ?まるで…」

マミ「ねぇ…どこかで会ったことあるのかしら?私たち」

ほむら「…それも答える義務はないわ」

そう言って彼女は次の瞬間には消えてしまった。

何なのかしら…。


33:2012/12/27(木) 22:09:58.72 ID:P7at7OUp0

マミ「という事があったのよ」

杏子「…へぇ、魔法少女が…」

マミ「そうなのよ、一応グリーフシードのストックはあるけどね?あ、塩とって」

杏子「…ん」

キッチンにて料理中、今日のメニューはチャーハンだ。

不自由な左手にまだ慣れていないので杏子にも手伝ってもらっている。

マミ「それじゃあ食べましょうか」

マミ杏子「いただきます」




38:2012/12/28(金) 18:41:42.57 ID:69Fk++s60

休日


杏子「……またかよ…」

またやってしまった…しかも今度は顔どころかマミの全身を殴打してしまった。



マミ「…気にしないでいいのよ、魔法で直せばいいんだから…」

杏子「…でも…マミ…」

マミ「…眠いんでしょ?もう寝ちゃいなさい…」

杏子「……ごめん、なさい」

マミ「いいのよ…」


分からないんじゃなくて解らない…そう理解ができない。

そもそも何故私をここまで世話してくれるのか。

もう、甘えていけないのではないか。

そう思った。


39:2012/12/28(金) 18:53:04.65 ID:69Fk++s60

マミ「それじゃあちょっとグリーフシードを出して」

杏子「…ん」

そう言って指輪からグリーフシードを出現させる。

杏子のグリーフシードから穢れを取り除き、グリーフシードをQBに回収させるためにベランダに放っておく。

そして朝食を済ませてからのことだ。


杏子「マミ…昨日はごめんなさい」

マミ「…いいのよ、気にしないで」

杏子「気にするよ…」

マミ「仕方ないじゃない、全て終わったその時でいいのよ」

杏子「…出ていく」

マミ「…え?」

杏子「出ていくよ…もう、耐えられない」


40:2012/12/28(金) 20:16:48.39 ID:69Fk++s60

マミ「そう…当てはあるの?」

杏子「……」

マミ「…決めたのね?」

杏子「…うん」

マミ「…そう、それじゃあ明日までゆっくりしていくといいわ」

杏子「いや…今夜には出るよ…」

マミ「夜はだめよ、それなら明日の朝にしなさい」

杏子「…分かった」

マミ「……魔女、探してくるわ」

杏子「行ってらっしゃい…」

マミ「うん…」


結局甘えてしまった。


自分を心配してくれるマミに

自分を心配してくる杏子に



―――甘えてしまった。


41:2012/12/28(金) 20:40:02.83 ID:69Fk++s60

QB「おつかれ、マミ」

マミ「珍しいわね、QBが私のところまで来るなんて」

QB「マミが近寄るなって言ったんだろう?だから近づかなかったのに」

マミ「そうじゃないでしょ?私、嘘つきは嫌いよ?」

QB「……」

マミ「ほら、そう言うとすぐダンマリ」

QB「僕は嘘は吐かないけどね?」

マミ「だから近づかなかったんでしょ?」

QB「……」

マミ「例えば、ソウルジェムが濁る要因の種類とか」

QB「答えるかい?」

マミ「どうせアレでしょう?ソウルジェムが濁ると魔女になるとか言うんでしょ?」

QB「………そこまで分かっているなら僕も聞きたいことがある」

マミ「何かしら?」

QB「それが分かっていて、何故佐倉杏子を突き放すんだい?」


42:2012/12/28(金) 20:56:30.96 ID:69Fk++s60

佐倉杏子は何故かソウルジェムが異様な速度で濁っていく。

確かに彼女は「魔法少女として」生きられる状態ではなかった。

うん、確かに君が魔法少女の存在に疑問を持つのはうなずける。


それが君がそこに到達するのも分かるだろう。

でもなぜ君は杏子を突き放そうとするんだい?

僕が見る限りマミ、君は杏子に何か思いを寄せていたんじゃないのかい?

そうでない限りあんな行動をとれるとは思えないね。

それとも君は元々そんな人間だったかな?

そうとは思えないね、君は僕に会った頃からずっと君は渇望していたはずだよ?

誰か自分と一緒にいてくれる人を、自分に意味をくれる人を、いやそうでもなく自分には誇れる何かが欲しかった。

それは魔法少女としての自分だったがそれでも足りなかった。

違うかい?


マミ「今日はお喋りね…QB」


わけがわからないよ。

そんな君はふと佐倉杏子という存在を手に入れた。

君はどう表現すべきかわからないけど変わった。

それなのに君は手放そうって言うのかい?

家に、それこそ軟禁でもして閉じ込めておきたい程とは考えないのかい?

君にとって、それほどだと思うのだが違うかい?


マミ「そんな一方的な愛はごめんだわ」


43:2012/12/28(金) 21:08:14.17 ID:69Fk++s60

QB「それじゃあ、君は何を考えてるのかな。さっぱりわからないよ」

マミ「…ホントに今日のQBはお喋りね、まあいいわ答えてあげる、私は杏子を愛してるだけよ」

QB「愛…理解できないね」

マミ「どうとでも理解するといいわ。でもまあ冗談よ、私は杏子を愛してなんかいないわ」

QB「…本当に訳が分からないよ、何故意思が一貫していないんだい?理解できないよ」

マミ「じゃあ教えてあげる」


私は杏子の全てが欲しいの。

私は杏子がすべてなの。

愛なんて、私にとっておこがましいモノでしかないの。


QB「じゃあ何だい?杏子が居なくなったら寂しくて死んでしまうとか言わないよね?」

マミ「そうなるかもね、でも」


どうせなら杏子に殺されたいわ。

赤が映えるように、ズタズタに切り刻んで。

そんな杏子にキスしたいわね。

喉の奥まで、それこそ心臓まで届くほど赤く染まる激しいキスを。


QB「狂ってるね」

マミ「それくらいのほうが、愛は成立するのよ」




ほんとうにわけがわからないよ。


55:2012/12/29(土) 00:08:33.60 ID:4bgVPI2s0

夜、巴家

マミ「あら…?杏子?」


『いままでありがとう。』

それだけ書かれた手紙がポツンと置かれていた。


マミ「…つれないわね」

まあ、気力は取り戻せてるなら…いいのかな?



……

………

このベッドってこんなに大きかったのね。

夜は寒いから明日にしろって言ったのに、それに魔法少女になれないのに大丈夫なのかしら…?


56:2012/12/29(土) 00:21:21.62 ID:4bgVPI2s0

杏子が居なくなって数日経とうと、私は学校に行くしご飯も食べる、パトロールも欠かさない。

私はいつも通りの私。

ただ違うのは、よく左手を見るようになった。

杏子によってつけられた、傷跡。

杏子と私を繋いでおくための鎖。

私は弱い、そんな私は杏子を手に入れるためならきっと何でもする。

…こうして夜にうろついているのは杏子を求めてるからっていうのが強いのだろうけど。

それでも私であるためにパトロールは欠かさない。

私は魔法少女だから。


57:2012/12/29(土) 00:30:08.86 ID:4bgVPI2s0

ほむら「………」

マミ「あら?久しぶりね、何か用かしら?」

ほむら「…巴マミ、佐倉杏子の居場所を知らないかしら?」

マミ「……どこかに行ってしまったわ。それが何か?」

ほむら「そう…彼女の用があったのだけど見つからないから」

マミ「さあ、私も知らないわ…それで?用件はそれだけかしら?」

ほむら「…ねぇ、交渉があるのだけど」

マミ「何かしら?」

ほむら「…先日の二人を、魔法少女に勧誘しないでほしい」

マミ「私に言わないでQBに言ってくれる?そもそもその子達もあれ以降会って無いのだけど?」

ほむら「…そう、とりあえずはそれだけよ」

マミ「…ソウルジェムが濁りきった時魔法少女は―――」

ほむら「…!?」

マミ「…お話、しましょうか?」ニコニコ


59:2012/12/29(土) 00:43:33.80 ID:4bgVPI2s0

マミ「ワルプルギスの夜ねぇ…」

ほむら「それを倒すことが私の目的よ」

マミ「あらそう、それじゃあね」

ほむら「…え?ちょ、ちょっと!」

マミ「はぁ…それだけじゃないんでしょ?全部話しなさいよ」

ほむら「…言えないわ」

マミ「それじゃあ私の言い分もわかるわよね?」

ほむら「……」

マミ「はぁ…暁美さんだっけ?今日は帰りなさい」

ほむら「…そうするわ」

マミ「…悪い子じゃないのは分かったから、整理がついたらまた来なさい」

ほむら「…はい」

マミ「素直じゃない」

ほむら「………」

そのまま彼女は何も言わず消えた。


60:2012/12/29(土) 00:54:34.75 ID:4bgVPI2s0

そして次の日

マミ「…こんなに長く寝たのは久しぶりね、なんかこう落ち着かないわね」

いっそのこと学校サボって会いに行こうかしら。

ダメね、それは私が許さない。


マミ「…学校行きますか…」


朝食を片づけ学校へ登校する。


61:2012/12/29(土) 01:07:01.56 ID:4bgVPI2s0

そして、夕方。

QB(マミ、○○の病院で魔女が孵化しつつある!!急いで!!)

マミ「…OK、急ぐわ」

病院。

マミ「ここね」

ほむら「巴マミ」

マミ「貴女も来たのね」

ほむら「…気をつけて、ここの魔女は手ごわいわよ」

マミ「…腑に落ちないけど分かったわ」




マミ「中枢まで駆け抜けるわ!!」

ほむら「ええ!!」


62:2012/12/29(土) 01:13:14.40 ID:4bgVPI2s0

例えば


ほむらが忠告しようとする前に致命傷を負ったら?

私は「油断せず」一撃で決めるためにティロフィナーレを使えば?


撃った相手が囮だったら?

反応しても回避も反撃も意味がないとしたら?


もしも敵が口を大きく開けて襲いかかってきたら?


私は

死ぬの?


65:2012/12/29(土) 18:10:07.91 ID:M//+EL5U0

杏子「……どうしよ」

勝手にマミの家を出て彷徨いはや数分、そんな言葉が杏子の口から零れ落ちた。

寝床はともかく、食事もこれからもマミが心配したように全くの見通しが立っていない。

杏子「…あの家に戻るのも嫌だしな…」

そう言いながらもあーだこーだと思考を膨らませる。

そして頭の片隅にはマミの家では全て解決していたのか、とも考えが浮かんでいた。

杏子「あー…本格的にマミに甘えてたんだな…所謂ヒモって奴か?…ダメなやつじゃないか…」

そして適当な公園により、ベンチに座って深呼吸すると

杏子「よし、変わろう」


そう宣言した。


しかし、その姿はもうすでに疲れ切っていた。


69:2012/12/29(土) 18:40:31.39 ID:M//+EL5U0

その事に自分でも気付いたのは翌朝。

橋の下で寝たのは良かったが寝足りない、何よりお腹もすいているし問題はもう一つあった。

杏子「あー…忘れてた…まだ自分はオカシイままだって事…」

横を見てみれば大きく陥没した一本の橋柱があった。

杏子「…ダメだ、分からない」



杏子の心の傷は既に表面上治っていると言っていい。

そうそれはあくまで「表面上」での話だ。

心の奥底に残る「傷」を嫌悪する思いが発作の形で表れ、それが衝動となり暴れてしまう。

人もモノも自分も関係なく傷付けようとする。

そして自己嫌悪してしまう。

そう、彼女はこの発作を除いておおよそ完治していたのだ。


70:2012/12/29(土) 18:54:14.07 ID:M//+EL5U0

そしてもう一つ重要なこともあり、これが死活問題だった。

杏子「グリーフシードどうしよう」

そう、魔法少女稼業のことである。



基本的に自給自足で数日を過ごした時についにQBからテレパシーが届いた。

杏子「あー…そうだな、これで今後を決めよう」

自分が甘えれば、マミは受け入れるだろう。

それではいけない、だからこれで決めよう。

自分の運命を。



杏子は気づいているのだろうか。

自分の選択肢には、常にマミの存在が付きまとっていることに。


71:2012/12/29(土) 19:09:59.77 ID:M//+EL5U0


すぐに結界に飛び込んで中枢に向かって駆けだした。

敵もほぼ殲滅されていて道もすぐ分かった。

そしてたどりついたその場所でマミがピンチという状況に出くわしたわけだ。

そして誰も助けに入れないことも一目見て理解した。


いや自分が居る。

私が変身すればいい。

そして

私は



魔法少女に変身して


自分の手で





マミを殺した。


75:2012/12/29(土) 23:46:09.93 ID:M//+EL5U0

ちょっとした話をしよう。


昔、ある街で一家心中のうえ家に火を付けた者が居た。

それは杏子の父親で、それは杏子を魔女の類と疑い恨み、殺そうとした。

深夜の事だった。

その男は杏子の腹を焼いたナイフで刺した。

激痛以上に理解が追いつかなかった。


それでも相手が殺意を持っていることは理解した。


だから殺されないために殺した。

槍で一突きだった。


父親だったと気づいたのはその後で分かった事であり、既に家族は惨殺されて、家中に火が燃え盛っていた。



言ってしまえばそれだけである。



でも杏子はそれ以来、「夜」と「自分が魔法少女として戦う」ことに発作を起こすようになった。


76:2012/12/30(日) 00:14:08.80 ID:NsqYvKVv0

ほむら「なんでよ…どうしてよ…」

さやか「…え?ど、どういう事?知ってるなら教えてよ転校生!!!」

ほむら「…こっちが教えて欲しいわよ!!何故?何故なの巴マミ!!!」

さやか「て、転校生?」

ほむら「…行きましょう」

さやか「…え、でもアレ…」

ほむら「いいから」

さやか「…説明してもらうからね」


二人はそして去って行った。


ほむらが先程まで立っていた場所の付近に一発の弾痕がある。

それはほむらが杏子を止めようと銃の引き金を引いた瞬間、黄色いリボンが彼女の腕を下に牽引し銃弾が下に発射された結果であった。


77:2012/12/30(日) 00:27:35.98 ID:NsqYvKVv0

杏子「…死のう」

QB「おや、杏子。何処に行くんだい?グリーフシードは?」

杏子「もう必要ないだろ…じゃあな」

QB「…マミの家に行って待っているといいよ」

杏子「…そうだな、死ぬには丁度良さそうだ」

………

そしてそこには巴マミの死体だけが残され―――


QB「いい加減起きなよマミ」

マミ「…バレた?」

QB「まず僕にバレないと思う事の方ががおかしいよ」

マミ「いやーホントにシャレにならないけど可愛いわね…あ!!」

QB「…どうしたんだい?」

マミ「杏子にキスして貰ってない!!」

QB「それ…本気で言ってたのかい?」


80:2012/12/30(日) 00:35:11.76 ID:NsqYvKVv0

QB「あとそろそろ首治しなよ」

マミ「…いやー自分の首が取れる音なんて私初めて、一度死んだらもう何も怖くないわね」

QB「まあ…関係ない話だけど人はクシャミをすると一瞬死んだ状態になるらしいけどね」

マミ「そう考えると哲学的になれるわね」

QB「僕は生首の女の子と哲学なんてする気は無いんだけど?」

マミ「治し方が分からないわよ」

QB「リボンでとりあえずくっ付けておけばいいじゃないか」

マミ「それもそうね」

QB「…僕の考えだと君が一番最初に死ぬと思ったんだけどなぁ」

マミ「あらあら、悪党さんは言う事がえげつないわね。というか私が杏子残して死ぬわけないじゃない」

QB「…ホントに今の君は死にそうにないね」

マミ「よし、これでもう杏子に何されても笑顔で居られる自信が出来たわ」

QB「笑えないよ、僕は笑わないけど」

マミ「あー杏子可愛いわー」

QB「今まであった中で君が一番恐ろしいよ…僕は怖さが分からないけど」



83:2012/12/30(日) 00:43:31.51 ID:NsqYvKVv0

その頃

杏子「…誰もいない…。そうだよな、私が殺したんだもんな」

杏子「……マミ…マミ…」

杏子「うう……」



マミ「呼んだ?」


杏子「…は?」


84:2012/12/30(日) 01:00:20.81 ID:NsqYvKVv0

杏子「え…?ああ、そうか迎えに来てくれたんだよな…一人ぼっちはさびしいもんな…」

マミ「誰がぼっちよ、誰が」

杏子「…あれ?本物?」

マミ「はぁ〜い♪」

杏子「…本当は夢なんだろ?」

マミ「今気づいたけど杏子って私の前だとすぐ弱々しくなるわね、小動物みたいで可愛いわよ?」

杏子「マミってそういう事言うタイプだっけ…?」

マミ「まったく…ほら…嘘だと思うならこっちに来なさい」

杏子「…マミ!!」

杏子はマミの許に駆けだし



マミ「ちょ、そんなに勢い付けて抱きつかないで首がまだくっ付いてn」ポロッ


杏子「マミ――――――――!!!!」


グリーフシードを大量に使用しました。


94:2012/12/30(日) 17:28:46.39 ID:NsqYvKVv0

杏子「マ、マミ!近い!!当たってる!!」

マミ「当ててるのよ…あと体を固定しないと洗いにくいのよ。ちゃんと体洗わないと…ね?」

杏子「ね?じゃないよ!!」

マミ「…ホントに元気ね…私といる時はあんなにプルプルしてたのに」

杏子「だ、だって…」

マミ「…杏子、全く生えてないわね…」

杏子「…わ、悪いかよ…」

マミ「お○んちん」

杏子「生えてるわけないだろうが!!」

マミ「おかしいわね…可愛い子にはみんな生えてる筈なんだけど…」

杏子「…な、なあ、頭取れた時どっか打ったのか…?それとも酸素が足りなくて…?」

マミ「いやね、心配だったのよ」

杏子「…何が?」

マミ「杏子は私の事が嫌いなのかなって考えてしまう事、何度かあったから…」


95:2012/12/30(日) 17:38:53.03 ID:NsqYvKVv0

杏子「そ、そんなわけないだろ」

マミ「そう」

杏子「…そういうわけじゃないんだ、感謝してる。でも…」

マミ「分かってるわよ」

杏子「…私が甘えてマミを傷つけるくらいならいっそ…って思ったんだ」

マミ「気にしないでいいのに」

杏子「無理だって、今だって納得できないんだから。それに私はそんなマミの事が分からないんだ…」

マミ「そうね…秘密よ」

杏子「ズルイ…」

マミ「知りたいならまずは治しましょうね…私が今貴女に甘えてる今日は特別なんだから」

杏子「…?」


96:2012/12/30(日) 17:52:26.39 ID:NsqYvKVv0

また日常が戻ってきたんだ。


杏子「やめろぉ!!私に触れるなぁ!!!」

マミ「…うっ…うっ……」

ドスッドスッ…ガッ…

ああ、やはり意思など関係ないのだ。

杏子「…[ピーーー]よ…[ピーーー]よ…[ピーーー]……[ピーーー]…!!」

マミ「う……」

暴言を吐き、マミに殺意を抱き、衝動が体を動かし。

マミの苦痛に歪む顔を見て

愉悦に浸り

腹部の激痛にて自分を取り戻し

また今日も、自分を許せなくなる。

そんな日常が。


やはり、翌朝にはまた杏子は無口になっていた。

マミはそんな杏子に何も出来なかった。


98:2012/12/30(日) 18:16:51.20 ID:NsqYvKVv0

杏子「あー…もうヤダ」

杏子が起床したころにはもう正午になっていた。

杏子「…こう、何て言うか普通だったら逆に私が殺されそうになったりしてもおかしくないのにな…もしかしてマミって危ない奴なのか…?」

大体否定できない。

杏子「…なにか私にも出来ることは無いのかな…」


杏子「やっぱり…発作さえ治せれば…」


そして杏子は実行に移した。


99:2012/12/30(日) 18:40:13.06 ID:NsqYvKVv0

私立見滝原中学校、屋上、昼休みにて


まどか「いただきまーす」

さやか「さー食べるぞ―!!」

マミ「見て見て、たこさんウィンナーよ」


さやか「…うわああああああああああああ!!生きてるううううううううううう!!!??」



マミ「失礼ね、ボッチじゃないわよ!!」

まどか「そんなこと聞いてないような…」

さやか「だ、だってあの時首が…!首が…!!」

マミ「人を化け物みたいに言わないで頂戴、差し替え可能式なだけよ」

さやか「取れるの!?」

ほむら「いい加減にしなさい」

マミ「ついに来たわね…暁美ほむら!!…さん」

まどか「あ、さん付けするんだ」


100:2012/12/30(日) 18:52:13.61 ID:NsqYvKVv0

ほむら「何が目的かしら?」

マミ「ちょっと貴女を脅迫しようと思って」

ほむら「…」

マミ「いい?今から私が首をもいで二人にトラウマを残したくなければ私に協力しなさい!」

ほむら「…断るわ」

マミ「協力してくれたらこのピンク髪の…ええと?」

まどか「あ、鹿目まどかです」

マミ「そう、まどかさんのパンツをあげるわ」

ほむら「いや、いらないのだけど?」

マミ「…嘘でしょ?あなたホントに魔法少女なの…?」

さやか「うわあ…引くわぁ」

ほむら「しないわよ!?そんなこと!!スカート押さえなくても大丈夫だから!!」

マミ「仲いいわねぇ…」

ほむら「貴女は何が目的よ!!」

マミ「これぐらい印象付けておけば後々便利かなぁって」

ほむら「…どうでもいいわよ」


102:2012/12/30(日) 19:07:04.98 ID:NsqYvKVv0

ほむら(それで、本当の目的は何よ)

マミ(こいつ、直接私のn(そう言うのはいいから)…これぐらいやっておけばあの時の事はもう誤魔化せたかしら?)

ほむら(貴女…)

マミ(この二人を魔法少女にしたくないのでしょう?あの時の事は貴女には丁度よかったんじゃない?)

ほむら(まあ…そう言われてしまえば)

マミ(でもさすがにヤケになったら貴女も困るでしょ?違う存在だって強烈に意識させた方がいいと思ったのよ)

ほむら(…ええ)

マミ(だから私がこうやって茶化しに来たのよ、それに二人とも打ち解けるチャンスじゃない?)

ほむら(…余計なお世話よ)

マミ(手札は多い方がいいと思うわよ?)

ほむら(……)

マミ(というわけで報酬としてグリーフシード頂戴)

ほむら(…三個だけよ)

マミ(やった)


105:2012/12/31(月) 00:15:39.34 ID:z5wv4bQc0

マミ「ただいまー」

いつもなら返事をくれる杏子の声が聞こえない。

マミ「ま、まさか…また出て行ったの…?」

そう思い、リビングを開けるが杏子の姿は見当たらない。

マミ「…後は…私の部屋?」

そこにはベッドで眠る杏子の姿が。

マミ「もう…焦らせないで…心配ばかりかけるんだから…愛しい杏子」

マミは寝ている杏子の首筋にキスをした。




マミが部屋を出て数分後。

杏子「……マミって私の事が好きなのか…?」

私を妹とかそういう扱いじゃないとは思ってたけど、そういう事なの?

――――私、貴女がくれるなら意外とこういう激しいのも好きよ?

あれってそういう事なの?

…女の子同士だよ?

マミ

杏子は再び布団にもぐった、夢は見なかったと思う。


111:2012/12/31(月) 21:00:22.09 ID:uD23yNEg0

マミ「うう…人肌が恋しいわ…」

それは先程、いつも添い寝してくれた杏子に断られたマミの心からの言葉だった。


……

マミ「さあ寝ましょうか」

杏子「…ごめん、今日は別々に寝よう」

マミ「…もしかして破局!?私たちもう限界なのね!?」

杏子「…」フイ

マミ「………その、構わないのよ?杏子私は――」

杏子「私は…何さ」

マミ「………」

杏子「…ゴメン、お休み」


112:2012/12/31(月) 21:22:40.19 ID:uD23yNEg0

マミ「…もしかして、バレた?」

でも私はあの日言った通り「杏子を愛していない」

私にとって杏子を愛そうだなんて、それはそれはおこがましい。

そんな私にとって杏子は友人という関係でもないし、上辺だけの関係でもない。

杏子は私の望むものを与えてくれる、私を満たしてくれる。

そう、そうなのだ。私は


マミ「そうよ私は…ちょっぴり杏子に依存してるだけなのよ」


杏子に何処に行っても欲しくない。

マミ「QBには適当言って誤魔化したけど…そうね、軟禁したいともとれるわよね…これ」

そうQBが言ったことは、ほとんど間違いではなかったのだ。


そしてそれを抑えてるのは、理性。

マミ「…なんで、寝てる杏子にキスしたのかしら。…無防備だったから…?」

それとも――――


113:2012/12/31(月) 22:02:03.39 ID:uD23yNEg0

朝起きて、発作を起こさなかった事気付いた杏子はリビングに移動した。

やはりマミは居ないが昼御飯は用意されていた。

杏子「……」

何か、しっくりこない。

喜ぶべきなのだ、しかし何か見落としているような。

杏子「そうだ、これでマミを傷付けないで済むし…」

そして思い出したのは今までの事、そいてマミをこの手で一度殺した事、その後死のうとした事。

……

あ、そうだ。

発作も治った私は、もうマミと一緒にいる理由もないんじゃ…。

だって、私はマミと一緒に発作を治すために住まわせてもらったのだから。

もうマミと暮らす必要はないのだ。

杏子「…もしかして、お別れしなきゃいけないのか…?」


…心が寒かった。


114:2012/12/31(月) 22:25:00.33 ID:uD23yNEg0

一方その頃


さやか「奇跡も、魔法もありますよね!?マミさん!!」

マミ「まあ首取れても死なないイリュージョン(物理)くらいなら」

まどか「えー…」

ほむら「…美樹さやか、やめておきなさい」

マミ「どういう事?」


事情説明中


マミ「片手が使えないくらいならどうとでもなるわよ?ほら」ヒラヒラ

さやか「い、いやその…ほ、ほらバイオリンですよバイオリン!!」

マミ「さやかさん…」

さやか「…はい?」

マミ「…貴女の答えによっては貴女が上条君の腕直したら私が切り刻むから」

ほむら「巴マミ!!」

マミ「さあ、答えなさい」

さやか「…え?あ、あの…」


115:2012/12/31(月) 22:57:36.45 ID:uD23yNEg0

さやか「…私が叶えたい理由は」

マミ「はいダメー」

さやか「…ふざけないでよ…!貴女は何様なのよ!!」

マミ「いい?理由なんてつけて悲劇のヒロインに気取るのも自己満足も程々しなさい。それに、自己犠牲は一番馬鹿らしいわよ」

さやか「ち、違います!!」

マミ「何が?それに貴女は魔法少女になるのはともかく、どうするのかしら?」

さやか「どうするって…」

マミ「上条君?が好きなんじゃないの?」

さやか「…私はただ恭介の手を…」

マミ「それがダメなの」

さやか「…!!」

マミ「いい?切り札は最後の最後、どうしてもって時だろうと切らないからこその切り札よ」

さやか「……マミさんだって、ほむらもあの赤いのも魔法少女なんでしょ…?」

マミ「ええ、そうよ」

さやか「じゃあ三人だって願いをかなえてるんじゃん!!」


116:2012/12/31(月) 23:04:25.63 ID:uD23yNEg0

マミ「そうね、私は確かに自分の為に願いを叶えたわ」

さやか「ほらマミさんだって…!」


マミ「『生きたい』って」


さやか「…え?」

マミ「まあ事故だったり無我夢中だったりしたのもそうだけど、私は魔法少女になることで生きながらえたわ」

さやか「……」

マミ「おかげで首が取れても大丈夫になった」

ほむら「そろそろそれ面白くないわよ」

マミ「…別に魔法少女になるとは言わない、もう少し悩みなさい」

さやか「…それでも恭介の腕を治すって言ったら…?」


マミ「…貴女が上条君の手になってあげればいい、ってアドバイスを送るわ」


117:2012/12/31(月) 23:18:42.56 ID:uD23yNEg0

放課後

ほむら「本当に貴女は杏子に似てきてる」

マミ「はいはい、ほむほむしないの」

ほむら「…ほむほむって何よ」

マミ「まあこれでフラグはゲットしたしいいじゃない」

ほみゅら「まあ…」

マミ「…じゃあ例のものを」

ほむら「はい、グリーフシード」

マミ「毎度ありがとうね…それじゃ」




ほむら「……私も帰ろう」


138:2013/01/02(水) 23:31:29.20 ID:zI5TOUOV0

杏子「ま、マンネリ解消姉妹プレイ…?」

前に一度家を出て行ってしまった例もある杏子は、マミから

「一緒に暮らす必要はないわね」と言われる未来を遠ざけるためにマミを懐柔する作戦を考えていたのだが…。

杏子「こ、これは何か違うような…」

そもそもプレイとは何だプレイとは、確かに心を掴むと言ったがそっちの掴むが来るとは…。

杏子「で、でも…というか姉妹ってことは女同士が前提なんだよな?需要あるのかこれ…」


マミ『杏子…』

杏子『マミお姉ちゃん…』


杏子「…え?自分の妄想とは言え私が妹なのか…むしろマミの方が監視してないとまずい気が…」

そして一つの答えが導かれた。

杏子「あれ?つまり私がお姉ちゃんになってマミを世話したりすれば全て解決じゃね?」

自分を助けてくれるものを無碍にするものなどいない。

つまりそれなら

杏子「マミに必要とされる!!」


計画は、始まった。


141:2013/01/02(水) 23:55:51.08 ID:zI5TOUOV0

一方その頃

マミ「QB〜目玉突っつくぞ〜」

QB「そんなこと言われて出てくる奴は普通はいないと思うなぁ」

マミ「セイッ」ドヒュン

QB「おっとっと…危ないじゃないか」

マミ「あ、今のは気合を入れる「セイッ」と話せを意味する「SAY」を掛けたんだからね!!」

QB「どうでもいいけど…何が聞きたいんだい?」

マミ「ワルプルギスの夜って何?ヤバいってのは知ってるんだけど…」

QB「うーん…ただの災害って言えばいいのかな?それは悪意を持っていなくても純粋に被害をばら撒き、辺りは吹き飛び、人の心に悪意のみが残る…不幸や悪夢、そして「絶望」のことさ」

マミ「へぇ…魔女じゃないの?」

QB「まあ細かいこと抜きに言えば魔女だけどね、それがこの町に来るよ」

マミ「いつ?」

QB「…もう、そんなに時間はないかな…」

マミ「あら、そう?」

QB「うん」


142:2013/01/03(木) 00:32:34.62 ID:kOwNZvAZ0

ほむら家

ほむら「…で?なんでここにいるのよ」

マミ「ん、いいじゃない」

ほむら「ここは私の家よ!!」

マミ「こんな匠的な意匠が入った家なんて人が住む家じゃないわ」

ほむら「う、うるさいわね。いいじゃない」

マミ「それで暁美さん、いやほむほむ」

ほむら「ほむほむ言うな」

マミ「どうやってワルプルギスの夜に勝つの?」

ほむら「………」


143:2013/01/03(木) 00:48:30.14 ID:kOwNZvAZ0

ほむら「…策は練ってあるわ」

マミ「そうなの?」

ほむら「ええ、こんどこそあいつを倒して見せる」

マミ「それで最後までダンマリ?」

ほむら「……そうね、貴女は確かに使える」

マミ「…手伝えって事?」

ほむら「ええ、グリーフシードももちろんあげるわ」

マミ「……」



一方その頃


杏子「まだかな〜」


杏子が準備して待っていた。


149:2013/01/03(木) 23:46:13.24 ID:kOwNZvAZ0

マミ「ホントに暁美さんは…でも…」

ワルプルギスが来る→放っておく→(暁美さんが負ける)→愛の巣崩壊。

マミ「よし、ワルプルギスはぶっ潰そう」

そう覚悟を決め、家を空けた瞬間。


杏子「お、お姉ちゃん!!」

そこにはエプロン姿の杏子の姿が。

マミ「私は魔法少女じゃない、人間だ。
   理不尽と戦い、少しずつでも前進してきた人間の一人だ。
   そしておまえは、その人間の煩悩を増幅するマシーンなんだ。
   人の心を、萌えを感じる心を知るものなら…杏子!!
   
   私にエロスをくれ……!!」

杏子「な、なんか変な箱空きそうになってるよ!?帰ってきて!!」

マミ「…というか」

杏子「?」

マミ「…聞き間違えじゃなきゃ私をお姉ちゃんって―――」

杏子「おねぇ…おかえり…」

マミ「あれ?目の前が真っ赤に…あー鼻より先に目がやられたか…」

杏子「怖いよ!!」


150:2013/01/03(木) 23:58:06.59 ID:kOwNZvAZ0

マミ「…一面杏子色だわ」

杏子「なんか私の名前使ってもスプラッタな表現みたいだからやめて」

マミ「まあいいわ、晩御飯作るから…」

杏子「出来てるよ?」

マミ「(゚д゚)…?」

杏子「テーブルに並んでるから!!早く来て!!」

そうして彼女は振り返ると綺麗なうなじや翻る綺麗な髪が―――――

マミ「(つд⊂)ゴシゴシ (;゚ Д゚) …!?」


うなじどころか彼女下着姿(+エプロン)でした。


マミ「…きょ、杏子?」

杏子「……」

一瞬の間が開き――

杏子「…後で、ね?」


マミはこの時点で疑問しかなかったが、杏子が可愛かったので良しとした。


151:2013/01/04(金) 00:11:57.64 ID:8eInxC2X0

料理はおいしかった、うん

食べてる間も暖かい目だった、うむ

後片付けもしてくれた、うむ

…私の仕事がどんどん奪われていく。

杏子に依存できる機会が少なくなれば絶望するわけで

マミ「生殺しって…一番つらい」つ(GS)※ミ(SJ)

杏子(な、生殺し?え、もしかして興奮してるとか…?襲われちゃう!?)

そんな杏子にはまだまだ秘策はあるのだが…

マミ「……」

マミが死んだ魚の目をしているので正直失敗だった。

が、杏子は諦めなかった。


152:2013/01/04(金) 00:38:49.75 ID:8eInxC2X0

杏子(マンネリ解消姉妹プレイの最後…え、エッチを…すればいいんだよね?)

もうこの時点でマミLOVEを隠していない杏子、たいして杏子依存のマミは死んでいた。

それもそうだ、杏子の世話をすることを今まで生き甲斐にしてきたというのにこの仕打ちだ、あんまりだ。

杏子(で、でも姉妹プレイってどうやるの?)

そう、杏子とマミは姉妹ですら無い。

お陰で一緒に入ったお風呂でも切りだすことはできなかった。

杏子(あ、あと…恥ずかしい?///)

マミ「杏子…」

杏子「え?」

マミ「寝ましょうか…」

こうして、結局マミのソウルジェムが濁っただけで二人は布団に入ってしまった。


153:2013/01/04(金) 00:54:27.19 ID:8eInxC2X0

マミ「………」

杏子「………」

何も言わない夜。

何も出来ない空気。

二人とも目が覚めている。

そして、ただ純粋に

杏子は手をマミの袖を軽く摘んだ。

それがきっかけだったのかもしれない。

ただ、マミが静かに起き上がって

杏子の腕を膝で押さえつけて

首に手を当てて

マミ「…ねえ杏子」


私ね?家族が私の目の前で死んだの。私はその時から壊れてるって知らないでしょう?

驚愕の表情…カワイイ

マミ「杏子…私―――」



   ―――貴女が欲しいわ。


   グッ




162:2013/01/05(土) 00:13:18.38 ID:c5z/V2Ha0

一人は寂しい。

死にたくない。

死ねない。

だから生きる。

生きるにはどうすればいい。


起きて                                 寝て

   ご飯を食べて   学校に行って
 
                    勉強して  お風呂に入って

魔法少女として戦って。




そう戦って、死にそうになって。

その恐怖に依存した。


163:2013/01/05(土) 00:37:03.23 ID:c5z/V2Ha0

もっとも死に近づいて、一番怖いのはこれまでの自分の意味がなくなる事だった。

死ねば、全てが無意味に、無駄に、何も残せないのではないかと。


戦いに恐怖を覚えた。

でもやめられなかった、病み付きになっていた。



愉悦。

それが自分を支配すれば命すら投げ出せる。


そんなときに見つけたのが、杏子だった。

ひどい有様だった。


でも助けたあの時、彼女に私は何かを見出した。


164:2013/01/05(土) 00:54:47.27 ID:c5z/V2Ha0

マミ「…あ、そう言えばあれって私の事誘ってたの?何?私の事が好きなの?」

杏子「……!!」

マミ「…あ、そっか首絞めてたら話せないね…」

杏子「…ッハァ!!…ハァ…ハァ」

マミ「で、何?私が好きなの?」

杏子「そ、それは…」

マミ「…好きでもいいよ?でも…貴女を頂戴?」

杏子「私…?私の何が欲しいの…?私はマミになら何をされても大丈夫だよ?」

マミ「うん、それじゃあダメ」

杏子「ど、どう言う事…?」

マミ「……杏子が私にしたい事、していいよ?」

杏子「…!!」

マミ「おいで?」


165:2013/01/05(土) 01:00:24.22 ID:c5z/V2Ha0

杏子「…ん」

キスだ、触れるだけのキス。そしてファーストキス。

マミ「…ホントに私の事が好きなんだ」

杏子「だめ?」

マミ「…好きにしていいんだって言ってるでしょ?」

杏子「う、うん…でも…これだけでいい。…私をマミにあげる」

マミ「そう、それじゃあ…いいのね?」

マミの手にあるそれは

杏子「…うん」

引き金をひかれ、杏子の腹に風穴を開けた。


古傷の上から、マスケットで打ち抜き。


全てが赫色に染まった。


166:2013/01/05(土) 01:10:44.44 ID:c5z/V2Ha0

杏子はマミが「好き」だ、何をされてもいい。

マミは「杏子」が必要であり必要とされたい、そのためなら何をされてもいい。

でも純粋に共通しているのは愛しているという事。


杏子はただ、欲しかったのだ、自分を許してくれる存在を

だから、マミに対してだけ心を開くようになったのだ。

マミはただ、欲しかったのだ、自分を証明してくれる存在を

だから、杏子が引きずるそのトラウマさえ、その傷跡すら「許せなかった」のだ

だから発作は許したのだ、杏子がマミに生きてる事とそばにいることを実感させてくれるから。

そして二人はお互いを愛するのだ、


時にすれ違うこともあるだろう。



例えば、ワルプルギスの夜。



巴マミは全魔力を込めた状態で吶喊、自爆することでワルプルギスの夜を道連れにした。

そう、巴マミは今度こそ死んだのだ。

杏子を残して。


167:2013/01/05(土) 01:25:54.58 ID:c5z/V2Ha0

エピローグ


担任「巴!」

杏子「は、ハイ!!」

担任「お前の番だ、さっさと来い」

杏子「はい…」

いまだにマミの名前で呼ばれることは慣れないけど、私はマミとして生きてる。

幻術のお陰だけど、マミの友人って奴らだけには正体を明かした。


まどか「こんなのってないよ…」

さやか「…最近、恭介が笑うようになったんだ。仁美も一緒の三人で楽しめるようになったんだ…お礼ぐらい…言わせてほしいのに…」

ほむら「…ごめん、なさい…」


そして暁美ほむらは謝った。

自分の責任だと、違う。

マミの事だ。

マミ「やべぇっすよていうか化け物じゃない!!」

とか叫んだあとで行ったに違いない。


168:2013/01/05(土) 01:29:13.86 ID:c5z/V2Ha0

家に帰るとさびしい、音が聞こえるほどだ。

寝ようとしていると冷蔵庫が閉まる音とか、廊下を歩く音とか。

生活する音が空耳として聞こえる。

でも、あの爆発はソウルジェムを犠牲にする。


生きてる可能性は0なのだ。


今、私はマミとして生きてる。

マミには悪いが、私は生きている。

私のご主人さまはまだ帰ってこないのだ…。


169:2013/01/05(土) 01:30:59.83 ID:c5z/V2Ha0

杏子「ただいまーって…誰もいないよな…マミは死んだんだし…」

マミ「あ」

杏子「あ」



マミ「…はぁ〜い♪コーヒー牛乳賞味期限切れかけてたから貰っちゃったわ」


杏子「だから何で毎回生きてるんだよぉ!!!!」


170:2013/01/05(土) 01:37:17.33 ID:c5z/V2Ha0

マミ「いい?杏子、私の願い事は?」

杏子「『生きたい』…え?どういう事?」

マミ「それ、期限がないのよ。お陰で死んだと私が認識しない限り私はいかなる状況でも蘇るわ」

杏子「つ、つまり?」

マミ「ソウルジェムが砕ければ魔法少女は死ぬでしょ?でも私は死ぬ事はすべてキャンセルされるの」

杏子「じゃああの爆発は?」

マミ「ソウルジェムだけ残して爆発の現象が発生しただけね。でも弱点もあるわよ?私が一瞬でも死んだって認識したら死ぬのよ?私。それに魔女k(ryゲフンゲフン」

杏子「…チートじゃねえか」

マミ「それに言ってるでしょ?」



杏子を置いて私は死なないって。




終わり


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