1:2012/11/09(金) 00:03:01.67 ID:g4+olqLbo


※ 初投稿です。おかしな所や読みづらい所などがありましたらご指摘いただければ幸いです。

※ 舞台設定としては、再編前の世界で、まどか未契約、魔法少女全員生存でワルプル撃破済み、といった感じです。

※ 恭介は快復し復学していますが、さやかも仁美もまだ告白はしていないという状態です。ご都合主義バンザイ。

※ キャラ設定
ほむら→まどか:Loveの意味で大好き。まどかに対し熱烈な同性愛を自覚しているが、世間の同性愛に対する認識を理解しており、
またまどかがノーマルであると知っているため、告白するつもりはない。残酷な運命からまどかを守ることができて満足している。
しかし本心では身も心もまどかと結ばれる幸福を夢想してやまない。

まどか→ほむら:ほむらの美貌への憧れや親愛の気持ちは強いが、あくまでさやか達と同様仲の良い親友だという位置づけ。
ほむらが自分を過酷な運命から救い出してくれたことに感謝しているが、ほむらの恋愛的な感情には全く気づいていない。
というより恋愛という感情について基本的に無知で無自覚である。




※ 注意! 後半、少々エッチな描写が存在します。18歳未満の方および苦手な方はご遠慮ください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1352386981



2:2012/11/09(金) 00:04:41.82 ID:g4+olqLbo





「人間が『感情』と名前をつけて神聖視しているものは、そのほぼ全てが彼らの脳内に充満する化学物質の量と比率の多寡
――言い換えれば、脳内の特定のシナプスに伝達物質が流れる際に発生する原始的な快不快の反応――
によって決定されている、ただの物理現象とその反射的な作用が見せる儚き幻影でしかない」

「そもそも人間は、肉体の生理的な反応――本能――に従って行動する、有機物で構成された生体機械であり、いわば生理的欲求の奴隷である。
文化人類学的な観点からすれば、人間は彼らの生理的欲求を充足させるための行動に対し、恋や結婚など様々な
意味・制度を付随し複雑化を図っているが、畢竟、それらは遺伝子にプログラミングされた行動様式の迂遠な履行に過ぎないのである」

                                       Keematheta W. A. Julisky






3:2012/11/09(金) 00:05:51.32 ID:g4+olqLbo

夜 まどか寝室


QB「まどか、入っていいかい? 今日は君にお願いがあって来たんだ」

まどか「いいけど、契約ならしないよ?」

QB「用件は似て非なるものといったところかな」

QB「端的に言うと、暁美ほむらとイチャイチャしてほしいんだ」

まどか「突然何言い出すの!?」

QB「順を追って説明しよう」

QB「僕たちの文明が知的生命体の感情をエネルギーに変換する技術を持っているのは説明したよね?」

まどか「原理はさっぱりわからないけどね」

QB「それをアップグレードした新技術が本国で開発されたんだ」

QB「すなわち、魔法少女同士の恋愛感情をエネルギーに変換する技術さ!」

まどか「………ナニソレ」

QB「考えるな、感じるんだ」

まどか「えーと、つまり女の子が女の子を好きになるだけで、エネルギーが生まれるってこと?」

QB「簡単に言えばそうだね」

QB「これは魔法少女同士の恋愛感情を維持したり高めるだけで恒常的にエネルギーが手に入るという優れものでね」

QB「従来の魔女化システムとは違い、安定的・持続的にエネルギーを得ることができるのさ」

QB「この国では少女同士の淡い恋心を愛でることを『百合萌え』というんだろう?」

QB「だったら少女同士の恋愛から取り出すエネルギーは『ユリモ・エネルギー』とでも呼ぶべきだよね」キュップイ

まどか「わけがわからないよ…。大体、なんで女の子同士なの?」

QB「男は魔法少女になれないし、そもそも君たち人類の男子中学生は恋なんて感情は持っていないようだからね」

まどか「男の子だって恋するよ?」

QB「彼らにあるのは溢れんばかりの性欲だけさ」

まどか「いくらなんでも、そんなことないと思うけどなぁ…」

QB「まどか、君は男子中学生の性欲というものを甘く考えすぎだよ。彼らの脳内をイメージ化して見せてあげよう」ズオォォ

まどか「え…いや、ちょ…待っ」

ズオォォォォォ


4:2012/11/09(金) 00:07:19.81 ID:g4+olqLbo





〜〜〜〜〜〜しばらくお待ちください〜〜〜〜〜〜




まどか「……もう当分男子と話できない………」ゲッソリ

QB「やれやれ、君たちはいつもそうだ。ありのままの事実を見せただけなのに、決まって同じ反応をする」

まどか「世の中には知ってても見たくないものがあるんだよ! っていうか他の子にもこんなの見せてんの!?」

QB「キャベツ畑やコウノトリを信じている可愛い女のコに無修正…もとい、ありのままの事実をつきつける快感、とでも言えば解ってもらえるか

な」キュップイ

まどか「このセクハラ淫獣が…」

QB「それ、けなし言葉のつもりかい?」




QB「さて、話を戻そう。どうだい、新システムのモニターをやってくれないか?」

まどか「よくもまあぬけぬけと…。一応聞くと、なんで私なの?」

QB「理由はふたつある」

QB「ひとつ、君は魔法少女として途方もない才能を持っている。君の生み出すであろうユリモ・エネルギーの量は、ぼくにも計り知れない」

まどか「でも私、魔法少女じゃないし、契約する気もないよ?」

QB「君に関してはその才能に免じて特例が認められているんだ。本当は契約して欲しいところだけどね」

QB「そしてもうひとつ。君には、すでに君に対して尋常ならざる想いを抱いている人物がいる…。そう、暁美ほむらさ」

まどか「えっ、ほ、ほむらちゃんが…?」トクン

まどか(すごく優しくしてくれたり、いつも陰で守ってくれているのは解ってたけど、それって私が好きだったから…なの?)

QB「そう、ユリモ・エネルギーの唯一の欠点である、魔法少女同士の強い思慕関係を構築する手間がかからない」

QB「加えて幸いなことに、君にはまだ特定の恋人も想い人もいないようだからね」

まどか「…それって、ほむらちゃんと、こ、恋人になれってこと!?」アタフタ

QB「別に恋人になれと言う訳ではないよ。もちろん、それに越したことはないけどね」

まどか「そ、そうだよね……」

QB「魔法少女二人の、もしくは片方だけでもいいんだが『恋愛感情』が高まればそれでいい」

QB「だから後は君が暁美ほむらの感情を煽りまくってくれるだけでもいいってことさ」

まどか(そっか…ほむらちゃんが、私を…。何だか嬉しいような恥ずかしいような、ふしぎな気持ち…)

QB「どうやら君もまんざらでもないようだしね」


5:2012/11/09(金) 00:08:46.22 ID:g4+olqLbo

QB「どうだいまどか、君の力を持ってすれば、たくさんの魔法少女たちを…、いやそれどころか、宇宙を救うことすらできるかもしれない」

まどか「契約は、しなくてもいいんだよね?」

QB「肯定だ」

まどか「(肯定…?)具体的にどうすればいいの?」

QB「特別な行動は不要さ。君たちがただ単にお互いの感情を高めてもらえば、生成されたエネルギーは自動的にぼくたちに転送される」

まどか「…もし、私がほむらちゃんに嫌われちゃったら…?」

QB「君たちの感情が冷めてしまうとエネルギー転送が止まるだけで、それ以外のデメリットはないよ」

まどか「……わかったよ、キュゥべぇ。私、モニターになる!」

QB「君ならそう言ってくれると思っていたよ、まどか」



QB「あ、ひとつ注意しておくと、この技術のことは暁美ほむらに話さないほうがいい」

まどか「えっ、どうして?」

QB「繰り返すようだが、この技術は魔法少女の恋愛感情を高めるほど、大きなエネルギーを得ることができる」

QB「まどか、たとえば君にとても親切にしてくれた人がいたとして…」

QB「後で実はその人は誰かにお金で雇われていたと知ったら、どう思うかい?」

まどか「うーん、親切にしてくれたことは嬉しいし感謝もするけど、その人の本心はどうだったのかなって思っちゃうかな…」

QB「そういうことさ」

QB「君が実はエネルギー獲得のためだけに自分に接近してきたと知ったら、暁美ほむらは落胆して恋愛感情を失ってしまうかもしれない」

まどか「…っ、でも、それってほむらちゃんを騙してエネルギーを得るってことじゃないのかな…」

QB「エネルギーを奪い取るわけではないんだから、暁美ほむらには何の損害も与えないよ」

QB「ならば、双方の利益を最大化するためにあえて説明を省略することは『騙す』とは言えないだろう」

QB「『あえて報道しない』ニュースは山ほどあるけど、報道されている内容自体が嘘というわけではないだろう?」

まどか「なんだかすごく詭弁っぽい気がするよ…」

QB「別に、聞かれたら答えればいい。感情エネルギーが激減するだろうから、お勧めはしないけどね」

まどか「…ねえ、キュゥべえって本当は人間の気持ちがわかるんじゃないの?」

QB「ぼくたちは感情を持たないが、概念としては理解しているよ」

QB「それにこれはどちらかといえば『心理』の領域だから、推察するのはもっと容易い、というだけのことさ」

まどか「ふうん、釈然としない部分もあるけど、まあいっか! さっ、寝よ寝よ」

QB「おやすみ、まどか」

まどか「おやすみ、キュゥべぇ」パチ


6:2012/11/09(金) 00:10:21.51 ID:g4+olqLbo





まどか(………)

まどか(………)

まどか(……眠れない…)

まどか「…ねえキュゥべぇ、ほむらちゃんが、私のこと好きだって本当?」

QB「ぼくの知る限り、否定すべき要素はないね」

まどか「私も、ほむらちゃんのことはとっても好きだけど…」

まどか「その『好き』は同じものなのかなぁ? 違うとしたら、何が違うのかなぁ…」

QB「言ったはずだろう? ぼくたちにとって、君たちが感情と呼ぶものは精神疾患の一種でしかないって」

QB「『好き』だろうが『愛』だろうが、そんなものは単なる精神病患者の周辺的な一症状に過ぎない」

QB「わざわざ区別したり特別視するほうが理解できないよ」

まどか「あなたたちにとってはそうだったね…。変なこと聞いてごめんね、キュゥべぇ」

QB「謝る必要はないよ、まどか。さあ、考えるのはやめてもう休んだほうがいい」






7:2012/11/09(金) 00:12:07.05 ID:g4+olqLbo

翌朝 通学路



まどか(なんだか言われるままに引き受けちゃったけど、今更になって恥ずかしくなってきちゃった)マドマド

QB「おっ、暁美ほむらが来たようだ。さあまどか、頼んだよ。暁美ほむらの恋愛感情を高めてくれ!」

QB「ほむらだけに、恋心も燃えあがれ〜って感じで頼むよ!」

まどか「ウザッ…で、どうすればいいかな?」

QB「そうだなあ、とりあえずドキドキさせてやればいいんじゃないか? じゃ、ぼくは遠くで見てるから」キュプーイ

まどか「ちょっ、急に投げやりにならないでよぉ…」



ほむら「おはよう、まどか」ホムッ

まどか「お、おはよお、ほむらちゃん、ティヒヒ」

ほむら「??(なんだか挙動不審ね…)」

まどか(ほむらちゃん、改めて見るとほんとに美人だなぁ…)

まどか(長い黒髪も艶があってサラサラだし、肌も真っ白できめ細かくて…)

まどか(目も切れ長のぱっちり二重…いつもクールでカッコイイけど、笑ったらすっごい可愛いんだよね…)

ほむら「どうかしたの、まどか、私の顔に何かついてる?」ニコ

まどか「///」ドッキーン

まどか(か、可愛いよぉ…どうしてこんな気持ちになるんだろう…こんなの絶対おかしいよ)ドキドキ

まどか(きのうキュゥべぇが『ほむらちゃんが私のこと好き』だなんて言うから余計に意識しちゃうよ…)

まどか(でも、そういえばほむらちゃんって、あんまり他の人の前で笑ってるところ見たことない…)

まどか(やっぱり…私…だから…?)ドキドキドキ


QB(いい傾向だね、まどか。魔法少女同士、高める恋心は別に『ほむらのものでなくてもいい』からね…)


ほむら「まどか…?」キョトン

まどか「あ、ご、ごめんねほむらちゃん! じっと見ちゃって…」

ほむら「ううん、構わないけど…まどか、顔が赤いわ。もしかして熱があるんじゃない?」サワッ

まどか(わ、ほむらちゃんの手、ひんやりして気持ちいい……)ポワーン

ほむら「ちょっと微熱があるみたいね、まどか。お休みする?」

まどか「う、ううん! ぜんぜん平気だよ!」

ほむら「そう…? 無理だけはしちゃだめよ?」


8:2012/11/09(金) 00:13:18.16 ID:g4+olqLbo


まどか(まずいよぉ、キュゥべえ! このままじゃほむらちゃんにドキドキさせられっぱなしだよ!)テレパシー

QB(ぼくとしてはどっちでも構わないんだけどね)

まどか(私が構うんだよ! ねえ、どうしたらほむらちゃんをドキドキさせられるかな?)

QB(よりによって感情のないぼくに聞くのかい? 自分で考えたほうがはるかに効率がいいと思うけどね)

まどか(この淫獣! 万年ヒラ営業! ほむらちゃんにネタバラシするよ!)

QB(まったく…とりあえずパンチラでもしてみたらどうだい?)

まどか(ぱんちら?)

QB(やれやれ、パンチラも知らないのかい? パンツがチラっとすることさ。君たち人間はそんなのが好きなんだろう?)キュベーン

まどか(パンツがチラっだね! よーし!)

まどか「ほむらちゃんっ」ガシッ

ほむら「なに? まど――」

バッサァァ―ッ!!

ほむら「か………ッッ!?/////」カァァァ

まどか「ウェヒヒヒヒッ、ほむらちゃん、ドキドキした?」


QB(今のはまずかったよ、まどか。それはパンチラじゃなくて、スカートめくりだ。スカートめくりが許されるのは小学生までだよ)

まどか(ええっ!? だ、だって、パンツがチラって言うから…)

QB(君はどこまで愚かなんだい。この場合で言うパンチラとは、自分のパンツをチラっと見せることだよ)

まどか(ひどいよ、そんなのってないよぉ! だったら最初からそう言ってよ!)

QB(君たちはいつもそうだね、認識の相違で発生したミスを、いつも他者のせいにする。それよりほら、いいのかい?)

ヒソヒソ…カナメサンガ…

イマドキスカートメクリナンテ…ブッチャケアリエナーイ

イイモンミチャッタゼー…クスクス

ほむら(真っ赤&涙目)

まどか「ごごごごごめんなさい! ほむらちゃん!! わ、私、私…」アセアセ

ほむら「う、ううん、気にしてないわ、まどか…」

まどか「そ、そうだ、お詫びに私もパンチラするからっ! ほらっほらっ!」ガバッ

ほむら「純白【スノゥ・ホワイト】ッッ!? じゃなくて、よ、よしなさい! マドカァー!!」

コレデユルシテ! ホムラチャン!!

ワカッタカラヤメナサイ! マドカァー!!

ヒソヒソ……ザワザワ……

QB「どうしてこうなった」キュップイ




9:2012/11/09(金) 00:14:29.84 ID:g4+olqLbo


見滝原中学校校内


まどか「ふう、ほむらちゃんが時間を止めてくれたおかげで大騒ぎにならずに済んだよ」

まどか「あやうく『痴漢少女まどか☆チジョカ』になっちゃうところだったね! ティヒヒ!」

QB「痴漢少女が痴女になるならみんな死ぬしかないじゃない」

まどか「何だか楽しくなってきちゃったよ、今度こそほむらちゃんをドキドキさせなきゃ!」

QB「それにしてもこのまどか、ノリノリである」


まどか「ほむらちゃんは職員室に用事があるとかで、先に行っちゃったよ」

まどか「いまのうちに作戦を考えようっと!」

まどか「ねえ、さやかちゃん。倦怠期の熟年夫婦ですらイチャラブ新婚バカップルみたいにする秘訣って何かない?」

さやか「なんじゃそりゃ…んなもん知らんわ…」

まどか「そんなこと言わずにさあ。全宇宙の存亡がかかってるんだよ、お願い!」

さやか「よくわかんないけど、お互いの性格に飽きちゃってるならキャラでも変えてみればいいんじゃない?」

まどか「キャラってどんな?」

さやか「そりゃ、相手の好きそうなのじゃないの?」

まどか「ふうん、キャラかぁ…。ありがと!」タタタ…

さやか「っていうかそんなの聞いてどうすんの? って、ありゃ、もういない…」





10:2012/11/09(金) 00:15:42.11 ID:g4+olqLbo

まどか「さてと…ほむらちゃんはどんなのが好きなんだろ?」

まどか「とりあえず人気のありそうなキャラでもやってみればいいのかな?」

まどか「あ、ねえ中沢君!」

中沢「ん? 何? 鹿目さん」

まどか「突然だけど、中沢君はどんなキャラが好きなの?」

中沢「キャラ? そうだな……あえて言えば、妹、とか…かな」

まどか「妹?」

中沢「ああ、一つ屋根の下にいて、可愛らしい仕草や声で自分をひたすら慕い、甘えてくる…」

中沢「もちろんリアルじゃないぜ、二次元と三次元の『妹』ってのは同音異義語みたいなもんさ」

中沢「声優さんによる『おにいちゃ〜ん』っていう語感はね、まさしく福音、法悦、神の恩寵としか思えないよ…」ウットリ

まどか「………(だめだこいつ早く何とかしないと)」

中沢「そうだ、鹿目さんもちょっと妹キャラっぽいよね」

中沢「ちょっと『おにいちゃんっ、一緒に学校いこうよぉ♪』ってキャラ声で言ってみてくれないか?」ハァハァ

まどか「ごめんね、私、長女だから…じゃあね」タタタ…




11:2012/11/09(金) 00:16:45.40 ID:g4+olqLbo


まどか「ふう、もうちょっとリサーチしようかな」

まどか「あ、ねえ上条君!」

恭介「鹿目さんか、どうしたんだい?」

まどか「突然だけど、上条君はどんなキャラが好きなの?」

恭介「キャラかい? そうだね……ありきたりだけど、ツンデレ、とか…かな」

まどか「ツンデレ?」

恭介「うん、ツンデレはもはや伝統や格式とも呼べるほどの歴史と派閥があってね」

恭介「しかしいずれにおいてもツンからデレへの相転移の瞬間に生まれる爆発的な萌えが真価であることは自明なんだが」ペラペラ

恭介「デレへ至るまでの全ての行動の裏に実は相手への秘匿された愛情が内包されているという前提がウンヌンカンヌン…」ペラペラ

まどか「へ、へぇ〜…(なんか語り出しちゃった…)」

恭介「そうだ、鹿目さんもツンデレの様式美を体験してみないかい?」

恭介「最近は鹿目さんみたいなキュートで女の子っぽい子の仄かなツンデレが流行っているんだよ」ニッコリ

まどか「そういうのは今度さやかちゃんにでも頼むといいよ、じゃあね」タタタ…



12:2012/11/09(金) 00:18:13.73 ID:g4+olqLbo



まどか「キャラってのも難しそうだなぁ…。どう思う? キュゥべぇ」

QB「悪くないね。普段、素では言いづらいような恥ずかしい台詞や行為も、『キャラ』のせいにしてしまえば心理的な負担を軽減できる」

QB「うまく活用すれば効果的に相手の感情を揺さぶることができるだろうね」

まどか「恥ずかしい台詞かぁ…よーし!」

まどか「あっ、ほむらちゃんだ」

まどか「ウェヒヒ、私なんだかワクワクしてきたよ!」イッチョヤッテミッカ!



まどか「(ハイトーンで)ねぇねぇ、ほむらおねーぇちゃん☆」キャピッ☆

ほむら「まっ、まどか…? どうしたの?(ほむらおねえちゃん…?)」

まどか(うわっ、ほむらちゃん引いてるよ…でも諦めたらそこで試合終了だもん!)

まどか「あのねぇ、まどかねぇ、ほむらおねぇちゃんのこと…、だぁいしゅきっ☆」ダキッ

ほむら「あの、まどか、嬉しいけど……どうしちゃったの?」

まどか「ほむらおねぇちゃんはぁ、まどかのこと、好き?」目ウルウル&ウワメヅカイ

ほむら「ホムッ!? あ、当たり前でしょう、まどか…////」ヨシヨシ

まどか(ふにゃぁぁ…抱っこされて頭なでなで気持ちいいよお…ほむらちゃぁん…)トローン

ほむら(まどかわいい)ホムーン





14:2012/11/09(金) 00:19:32.80 ID:g4+olqLbo



QB(………)ジー


まどか(はっ、いけないいけない、ほむらちゃんをドキドキさせるんだった!)

まどか(どうかな? ほむらちゃんはドキドキしてるかな?)チラッ

ほむら「……」ニコニコ

まどか(すっごく嬉しそうだけど、あんまりドキドキはしてないみたいだね…)

まどか(くっ、ほむらちゃん、さすがに手ごわい! 妹キャラは駄目か…! なら次はッ…!)ギラリ

まどか「(声色を変えて)ちょ、ちょっと! いつまで抱っこしてるのよ!」パッ

ほむら「?? イヤだった? ごめんね、まどか…」シュン

まどか「あ、べ、別にイヤなんて言ってないでしょ! 気持ちよすぎて離れられなくなっちゃったらどーするのって言ってるの!」

ほむら「フフ、なら離れなくてもいいのに、変なまどか」ギュッ

まどか「わわわ、笑うな撫でるな抱きしめるなぁー! ば、ばかぁー!///」カァァ

まどか(だめだこれ、やってるほうが恥ずかしすぎるよお…///)

ほむら「まどか…よく解らないけど、何をしててもあなたは可愛いわ」ポツリ

まどか「////」ドッキーン

まどか(か、敵わない……ッ! たった一言でッ! 『圧倒』される……ッ!)

まどか「ウワァーン、次は負けないよぉ!」タタタ…

ほむら「あっ、まどか……行ってしまったわ」ホムゥ…





15:2012/11/09(金) 00:20:46.38 ID:g4+olqLbo



まどか「ねえキュゥべぇ、エネルギーはどう?」

QB「きわめて順調だよ、まどか。やはりぼくの目に狂いはなかったね」

まどか「ほんとに? 私ばっかりドキドキしてて、あんまりほむらちゃんをドキドキさせられた気がしないんだけど」

QB「ぼくの目から見れば、君たちは十分にイチャついていたと思うけどね」

QB「その証拠に、君だけでなく暁美ほむらからも潤沢なエネルギーが流れ込んできているよ」

まどか「それって私が何やっても一緒ってこと?」

QB「現状までの君は実に上手くやっているってことさ」

まどか「うー、納得いかないよ! 絶対ほむらちゃんをドキドキふにゃふにゃモジモジにさせてやるんだから!」マドーン!

QB(趣旨が変わってしまっている気がするが、まあいいか)



その頃のほむらさん

ほむら(まどか、本当に今日はどうしちゃったのかしら…)

ほむら(悪いものでも食べたのかしら…)

ほむら(でも、「ほむらおねえちゃん」か………アリね…)

ほむら(録音しておくべきだったわ)ホムホムホム




16:2012/11/09(金) 00:21:22.36 ID:g4+olqLbo




お昼休み 教室

まどか「ほーむーらーちゃん! お昼食べに行こ!」

ほむら「ええ、もちろんいいわよ」

まどか「ウェヒヒヒ! 中庭に行こ!」

ほむら(ふ、ふたりきり…? いいのかしら…)

さやか「おーい、まどかー! お昼行くならあたし達も…ムグッ?」

仁美「シッ! さやかさん、今お二人の邪魔をなさってはいけませんわ」ヒソヒソ

さやか「ムグムグ?(仁美…? 何言って…?)」

仁美「お二人は新たな"世界"に行こうとしているんですわ」ヒソヒソ

仁美「まどかさんの眼…『覚悟を決めた女の眼』でしたもの…」ヒソヒソ

さやか「ムググ?(んなアホな…何でそんなの解るのよ?)」

仁美「わたくしの直感がそう言っておりますわ。見届けましょう、お二人の行く末を!」キラキラ

さやか「また仁美の悪い病気が出たよ…」ハァ





17:2012/11/09(金) 00:22:03.74 ID:g4+olqLbo





お昼休み 中庭


まどか「いいお天気だね、ほむらちゃん!」

ほむら「ええ、本当に。それに風が気持ちいい季節になってきたわね」ファサ

ほむら(穏やかで、心安らかな日常…)

ほむら(全てを引き換えにしてでも守りたかった人が、隣にいて、笑っている…)

ほむら(なんて、幸せな日々。信じられないくらい)

まどか(ほむらちゃん、何だか遠い目をしてる)

まどか(ウェヒヒ! チャンスだよ! 隣に座って、と…)

まどか「えいっ!」ホオズリッ

ほむら「ひゃっ! も、もう、まどかったら」

まどか「ウェヒヒヒ! どう? ドキドキした?」

ほむら「今日は朝からイタズラばっかりね? それじゃ私もお返しっ」ホオズリッ

まどか「ウェヒヒヒ、ほむらちゃんに頬擦りされちゃった!」

ほむら「フフ、さ、お昼にしましょ?」

ほむら(そう、私はこの上なく幸せ…)

ほむら(たとえ、この想いが成就しなくても…)

ほむら(まどかが幸せでいてくれれば、それで…)

ほむら(………)チクン

ほむら(…胸が…痛い…)



QB「よーんだーきーぼうたどってー とーめーたーせかいをこえーたー」

仁美「あきらめないおーもーい いつしーかーこーこーろーつなげーたー」

QB「歌はいいねぇ…。歌は心を潤してくれる。君たち人類の生み出した文化の極みだよ」

さやか「お前心あんのかよ! 仁美も覗きなんてやってないで早くお昼食べなよ…」




18:2012/11/09(金) 00:23:25.40 ID:g4+olqLbo



まどか「はい、ほむらちゃん! アーンして!」ウェヒヒ

ほむら「ま、まどか。他の人もいるし、さすがにそれは恥ずかしいわ」

まどか「一回だけでもやってくれたら、それはとっても嬉しいなって」

ほむら「わ、わかったわ…一回だけね…///」アーン

まどか(ウェヒヒヒ! ほむらちゃん恥ずかしそう! 赤くなっちゃって可愛い!)

ほむら「はい、終わり。あとはもう自分で食べるわ///」

まどか「ちぇ〜、なかなかいい作戦だったのにな」

ほむら「作戦?」

まどか「こっちの話だよ!」ウェヒヒ

ほむら「?? …それでね、さっきの話の続きなのだけど――」

まどか(うーん、次はどんな作戦で行こうかな…)

まどか(あっ、ほむらちゃんのほっぺにパンくずがついてる!)

まどか(あれをチューで取ってあげたら…ほむらちゃんの反応が楽しみだよ! ウェヒー!)

まどか(隙を見て……今だ!)ムチュゥー

ほむら「――というわけなの、まどか、聞いている?」クルッ

まどか(!! ほむらちゃんが急に振り向い…ッ)

まどほむ「「!!!?」」ズキュウゥゥゥゥン



仁美「事故チュー発生キマシタワアアアアアァァァァ!!!!」ギュオォォォン

さやか「ああっ、仁美がテンションの高騰のあまり両手を頬に当てたままフィギュアスケーターもかくやといわんばかりの
連続4回転ジャンプをかましながらどっかに飛んでいってしまったーッ!」

QB「説明乙」




19:2012/11/09(金) 00:24:00.90 ID:g4+olqLbo




まどか「………/////」カァァァ

ほむら「………/////」カァァァ

まどか(キス、しちゃった)

ほむら「…っ、まどか、私…!」

まどか(ほむらちゃん、すごく真剣な眼で見つめてくる)

まどか「ご、ごめんなさい!」

ほむら「……っ」

ほむら「いえ…こっちこそ、急に振り向いてしまって…ごめんなさい、貴方の…その…」チラッ

まどか「う、ううん、小さい頃、よくママがキスしてくれてたから…私はそういうの、全然大丈夫…」

まどか「その…ほむらちゃんは…?」

ほむら「私は…」

ほむら(初めてだと言えば、まどかが責任を感じてしまう…)

ほむら「私も、似たようなものよ…。心配要らないわ」ファサ

まどか「そ、そっか。…でも、ほんとにごめんね」

ほむら「いいえ、いいのよ…。だって私、あなたとなら――」

まどか「えっ?」

ほむら「――っ、なんでもないわ」

ほむら(あなたとなら――)

ほむら(いいえ、あなたとしか――キスするつもりなんて、なかったから)





20:2012/11/09(金) 00:25:24.38 ID:g4+olqLbo



次の休み時間 廊下にまどか一人


まどか(あのあと、ご飯の味も、授業の内容も、何もわかんなくなっちゃった)

まどか(ほむらちゃんも気まずそうにしてたし)

まどか(………)

まどか(ほむらちゃんと、キスしちゃった)

まどか(ほむらちゃんは許してくれたけど)

まどか(いくら、嫌われてないのを知ってるからって…これって、すごく重大なこと…だよね)

QB「君は本当に素晴らしいよ、まどか」

まどか「見てたの?」

QB「エネルギーの量でわかるさ。…どうかしたのかい?」

まどか「うん…なんか、私、今まで宇宙のためだとか何とか言って、ほむらちゃんにイタズラばっかりしちゃったけど」

まどか「それってほんとはすごく、いけないことだったんじゃないかなって」

まどか「だって、ほむらちゃんの気持ちをもてあそぶようなことしちゃって…」

まどか「一歩間違ったら、ほむらちゃんのこと、すごく傷つけちゃってたんじゃないかなって」

QB「何を気にしているんだい? 君は大変上手くやっているよ」

QB「ほむらは少しも嫌がっていない、むしろ喜んでいるじゃないか」

QB「このまま何も考えずイチャイチャしてくれれば、ほむらも幸せだし、宇宙も安泰というものさ」

QB「もしほむらに何か言われたら、ぼくの差し金だと言えば納得するだろう。君が気に病む必要はない」

まどか「そうじゃないよ、キュゥべぇ。…そうじゃないんだよ」

まどか「私は『ほむらちゃんが好きで、そういうことがしたいから』しているんじゃなくて、『そうしてくれと言われたから』そうしてるの」

まどか「その結果、ほむらちゃんの気持ちをどんな風に揺さぶることになるかを知っていながらね」

まどか「私の『意思』と『責任』で、ほむらちゃんの気持ちに応えていたわけじゃない…。それって、卑怯だし、失礼だよ」

QB「君が何を気にしているのか、ぼくにはまだ要点がつかめないが…」

QB「動機はぼくの依頼によるものだが、行動自体は全て君の意思と責任で行っていたじゃないか」

QB「ほむらのことは『好き』なんだろう? そのほむらに『好かれる』行動をとるのは嬉しくないのかい?」

QB「ほむらも君が『好き』なんだ。君は自分のしたいことをすればいい」

まどか「でも……やっぱりダメだよ」

まどか「ごめんね、キュゥべぇ。私、今までのこと全部話して、ほむらちゃんに謝らなきゃ…!」ダッ

QB「まったく理解できないよ。それこそほむらは何も知らないほうが幸せなままだというのに」



21:2012/11/09(金) 00:26:00.45 ID:g4+olqLbo




タタタタ…

まどか「ハァ、ハァ…、どこにいるの…? ほむらちゃんっ!」タタタ…

ほむら「まどか…!? 階段を走ったら危ないわ!」

まどか「あっ、ほむらちゃん、ハァハァ、私、ほむらちゃんに、話さなきゃいけないことが……ひゃッ!?」ズルッ

ゴロゴロゴロゴロドンガラガッシャーン!!

ほむら「ま、マドカァー!!」





22:2012/11/09(金) 00:27:24.05 ID:g4+olqLbo



保健室


コンコン ガラッ

ほむら「失礼します。保健の先生は……いないみたいね」

ほむら「仕方ないわね。私が処置するけれど、いいかしら?」

まどか「うん…ごめんね、迷惑ばっかりかけちゃって…」ショボン

ほむら「迷惑なんかじゃないわ。でも、気をつけなきゃダメよ」

まどか「うん…ありがとう」

ほむら「どこが痛むの?」

まどか「んっと、痛いのは…背中と、ふとももと…」

ほむら「…骨折や捻挫はしていないようだし、湿布と軟膏でいいかしらね」

まどか「あ、そこの棚の引き出しに入ってるよ」

ほむら「ふふ、ありがとう、保健委員さん」

ほむら(湿布は…切らしてるみたいね。打ち身用の軟膏と、擦り傷用の軟膏と…)

ほむら「さ、まどか。ベッドに座って、痛いところを見せて?」

まどか(ほむらちゃん…いつだって、私のこと心配して、助けてくれる)

まどか(こんな良い子に、私、酷いことしちゃったんだ…)ジワ…

ほむら「まどか…?」

まどか「な、なんでもないよ!」ゴシゴシ

まどか(! 背中を見せるってことは…ほむらちゃんの前で、ブラウス、脱ぐ…んだよね)

まどか(な、なんだろ、どうしてこんなに恥ずかしいんだろ)マドマド

ほむら「だいじょうぶ? 痛むの? まどか…」

まどか「う、ううん。脱ぐ…ね」シュル…

ほむら(! こ、これは…)ゴクリ

ほむら(頬を赤らめたまどかが、背中越しにこっちをチラチラ見ながら、ブラウスをゆっくりと脱いでいく)

ほむら(これって…やばいくらい…グッと来るわね)

ほむら(ゆっくりとあらわになる、まどかの肌…腰…下着…肩…うなじ)ムラムラ

ほむら(っは…し、静まれ…私の腕よ…、素数を数えて落ち着くのよ、ほむら!)



23:2012/11/09(金) 00:28:02.79 ID:g4+olqLbo


まどか「…脱いだ…よ。どう…?」パサ

ほむら「すごく綺麗よ…」

まどか「え?」

ほむら「ゴホンゴホン!! 背中に何箇所か、軽い打撲痕があるわね」キリッ

ほむら「じゃ、薬を塗るわね…」ツツツ…

まどか「…ひゃっ…冷た…」ピクッ

まどか(ほむらちゃんの指が…)

ほむら「…痛くない? …まどか…」ツツツ…

ほむら(まどかの肌…スベスベで…とても綺麗)

まどか「ぅん……ぁ…っ…」ピクンピクン

まどか(指…ゆっくり…撫でるように動いてる…)

ほむら「……じっとして………」ツツ…サワサワ

ほむら(やわらかくて…温かい、まどかの肌。キスの感触…思い出してしまう…)

まどか「んんっ…」フルフル

まどか(くすぐったいような…変な感じ…)

ほむら「……ハァ………ハァ……」ナデナデサワサワ

ほむら(あぁ、可愛いまどか…私のまどか…!)

まどか「あ、あの、まだ…終わらない?」

ほむら「! そ、そうね。この位でいいかしら」

ほむら(確かにこれ以上は私の理性が危険だわ)

まどか「ありがとう、ほむらちゃん」イソイソ

ほむら(…まどかがブラウスを着てしまった…)ホムーン



24:2012/11/09(金) 00:28:39.93 ID:g4+olqLbo


まどか「えと、あとはふとももだけど…これは自分でやるね」

ほむら「ダメよまどか! もし見えないところがアザになってて、あとが残ってしまったらどうするの!」

まどか「えっ、あの…?」

ほむら「さっ、まどかはベッドにうつ伏せになって、楽にして」

まどか「う、うん…」ヨイショ

ほむら「触診するわよ…」ツツツツ…

まどか「ひぁっ…!」ピクッ

まどか(ひざの裏から…ゆっくり上がって…)

まどか「って、ほむらちゃん? どうして触ってるの?」

ほむら「一見アザになっていなくても、触れると痛みが出る所もあるのよ…」スリスリ

ほむら「そういう所を放っておくと、後からアザになってしまうわ…」サワサワ

まどか「そ、そうかなぁ…ぁんっ!」ピクッ

まどか(ほ、ほむらちゃんの手が…どんどん上に…)

ほむら「ハァ、ハァ…まどか、敏感なのね…」ツツッ

まどか「ぁ…ふぁ…ああっ!」ビクッ!

まどか(な、何!? 今の…ゾクッとする感じ…)

ほむら「まどか…可愛い声、もっと聞かせて…ハァ、ハァ」サワサワサワ

まどか(ほむらちゃんの眼が…ぎらぎらして…怖い…!)

まどか「イ、イヤッ! やめて!!」

ほむら「!!!」ビクッ

まどか「怖いよ、ほむらちゃん…どうして、こんなこと…」グスッ

ほむら「わ、私…まどかに…なんてことを…」サー

ほむら「……っ、ごめんなさい…!」ダッ

まどか「あっ、ほむらちゃん…」



25:2012/11/09(金) 00:29:17.87 ID:g4+olqLbo



放課後 まどか帰宅中


まどか「……」トボトボ

まどか(結局、ほむらちゃんに謝りそびれちゃったな)

まどか(ほむらちゃん、どうしてあんな…)

まどか(あれって、えっちなこと…だよね…)

まどか(ほむらちゃん、私にえっちなこと、したいって思ってたのかな…)

まどか(『好き』って、そういうことなの?)

まどか(恋愛って、そういうものなの?)

まどか(私はどうなんだろう…。えっちなことは…正直、わかんないな…)

まどか(でも、ほむらちゃんのことは…『好き』。うん、これは間違いない)

まどか(『好き』って、なんだろう? どういうことなんだろう?)


まどか「あ、マミさんが喫茶店でお茶してる。…一人で」

まどか「マミさんに相談してみようかな」




26:2012/11/09(金) 00:30:00.59 ID:g4+olqLbo



カラカラン イラッシャイマセー


まどか「マミさん、こんにちは」

マミ「あら、鹿目さん。今帰り? よかったら一緒にどう?」

まどか「はい、ありがとうございます」

まどか「マミさん、魔女退治のほうはどうですか?」

マミ「そうね、ワルプルギスの夜を倒した後は魔女の勢いも衰えているのか、順調にこなしているわ」

マミ「魔女の真実を知った時はさすがにショックだったけど…。もう、大丈夫」

マミ「今は彼女たちに安らかな眠りを与えてあげるのが、私の使命だと思っているわ」

まどか「マミさん…」

マミ「鹿目さんはどう? ちょっと元気がないみたいだけど」

まどか「そうなんです、私…少し悩んでいるんです」

マミ「私で良ければ相談に乗るわよ?」

まどか「ありがとうございます。えっと…」モジ

マミ(鹿目さんが赤くなってモジモジしている…かわいいわね)

まどか「マミさん、好き…」

マミ「えっ///」ドキーン

まどか「…って、どんな感情なのかなって事なんです」

マミ「…え?」





27:2012/11/09(金) 00:31:06.41 ID:g4+olqLbo




マミ「コホン。つまり、恋の相談ということね?(やだ、これって先輩っぽい! 嬉しい!)」

まどか(なんですごく嬉しそうなんだろう…)

まどか「そういうのも含めて、人が人を好きになるって、どういうことなのかなって」

マミ「鹿目さんは、好きな人がいるのね?」

まどか「好きな人と言っていいのか…。それが相手の人にとっての『好き』とは違うものなんじゃないかなって思ってしまうんです」

マミ「ふむ…確かに、『好き』と一言でいっても色々な意味があるわね」

マミ「『恋は……どこからやってくるのだろう

    それはある日突然 待ち伏せしていたかのような

    思いがけないすばやさで 人の心に忍び込み

    瞬く間に 手の届かぬ場所に潜んでしまう

    不安と陶酔と そしてわずかな哀しみを伴って

    この気まぐれな感情は 皮肉にもその宿主を

    至上の幸福に導くことすらあるのだ』」

まどか「あの…それは?」

マミ「私の好きな詩の一節。恋の歌は古今東西、本当に数え切れないくらいあるわ。それだけ人間にとって根源的なテーマだってことね」

マミ「どうかしら、鹿目さんの気持ちは、恋なのかしら?」

まどか「それが…よくわからないんです。あの人は、すごく素敵で、優しくて、私の大切な、かけがえのない人なんです」

マミ「まあ、ちょっと妬けちゃうわね」

まどか「でも、この気持ちが、みんなの言っているような『恋』っていう気持ちと同じなのか、それがわからないんです」

マミ「別に、同じじゃなくてもいいんじゃないかしら」

まどか「えっ?」



28:2012/11/09(金) 00:31:33.87 ID:g4+olqLbo


マミ「人と人とが、完全に心を同じくする、理解しあうっていうのは、とても難しいことだわ」

マミ「だから、わからないなりに一生懸命相手のことを思いやって生きるのが大事なんじゃないかしら」

マミ「人を思う気持ち。それは、恋だけじゃないわ。愛もそう。人が人を愛し、慈しみ、結ばれ、あるいは別れ…」

マミ「そうしたひとりひとりの人生の積み重ねが、歴史となって今の世の中まで連綿と続いているの」

マミ「そうして、これからも続いていくでしょうね。私たちも、その大いなる流れの中にいるのよ」

まどか「ええと、わかったようなわからないような…」

マミ「人は生まれ、人と出会い、人を愛し、人を産み、やがて死に、永遠に別れる」

マミ「けれど、孤独なんかじゃない。いわば、生命の営みという大いなる円環の理の中にいるのだから」

マミ「それが、人を好きになること。愛の引力」

まどか「あ、あの、マミさん…?」

マミ「…愛は寛容であり、愛は情深く…いつまでも絶えることはない…愛は善であり、愛は献身…」

マミ「…愛は困難である…愛が高まってくると、自分をすっかり投げ与えようとする衝動が起こってくるからであり…」

まどか「もしもーし、マミさーん…?」

マミ「鹿目さん、覚えておいて」ガシッ

まどか「ひゃ、ひゃいっ?」

マミ「愛は素晴らしいものだけど、一歩間違えれば、嫉妬や憎しみに変わり果ててしまう」

マミ「けれど、愛することを恐れないで。愛は全てを赦し、全てを救うの」

マミ「古くは、愛や憎しみなど全ての感情を越えた地平にこそ真の幸福があると考えた人たちもいたけど…」

マミ「私はそうは思わない。愛こそ、生きとし生けるもの全ての原初にして究極の目的なのよ」

マミ「鹿目さん、あなたは素敵だわ。自分と相手を、そして愛を信じて。大丈夫、必ずうまくいくわ」キリッ

まどか「は、はぁ…」




29:2012/11/09(金) 00:32:26.75 ID:g4+olqLbo



カラカラン アリガトーゴザイマシター



まどか(マミさんはきっと、観念的に物事を考えて納得できる人なんだ)

まどか(私のような疑問は持たないのかもしれない…)


まどか「あ、杏子ちゃんだ」

杏子「おー、まどか。焼き芋、食うかい?」ホクホク

まどか「わぁ、おいしそう! ありがとう!」

まどか「…あ、でも、これって…」

杏子「おいおい、勘違いするなって。こりゃちゃんとお店で買ったやつだよ」

杏子「見滝原のゲーセンで格闘ゲームの大会やっててさ、優勝したら賞金がもらえたのさ」

まどか「大会で優勝って…すっごーい!」

杏子「まあね。『アーケードゲーマーさくら』なんて呼ばれてるけどさ、正直勘弁してほしいもんだ」

まどか「なんだか一撃でクリアしちゃいそうな名前だね」ウェヒヒ

杏子「あたしはそれよりカード集めさせられそうで怖いよ」


杏子「で、どうしたんだよ?」モグモグ

まどか「え? どうって…」

杏子「なんか悩んでるんだろ? あんたは解りやすいからな」

まどか「うん、そのね…」モジ

杏子(何だこいつ、赤くなってモジモジして…かわいいじゃねえか)

まどか「杏子ちゃん、好き…」

杏子「なっ///」ドキーン

まどか「…って、どういうことなのかなって」

杏子「…んあ?」




30:2012/11/09(金) 00:33:03.30 ID:g4+olqLbo



杏子「はーん、好きって感情ねぇ…」

杏子「んなもん、簡単なことだろ」

まどか「そ、そう?」

杏子「『好き』ってのは、欲しいってことだ。手に入れて、自分だけのものにしちまいたいってことだ」

杏子「愛とか恋とかキレイゴトを並べ立てるヤツらも、結局その根底にあるのはそういうシンプルな欲望さ」

まどか「それって、所有欲とか、独占欲とか、言うんじゃないかな…」

杏子「どう呼ぼうが内実は一緒だろ。けど別に悪いことじゃない」

杏子「欲望をもつのは生き物としては自然なことさ。それを疑ったりあーだこーだ考えても仕方ねえよ」

まどか「杏子ちゃんは、さやかちゃんのこと好きだもんね」ティヒヒ

杏子「な…バ、バカヤロー! あいつとは友達で、そんなんじゃ…///」

まどか「ねえ、杏子ちゃん、さやかちゃんと恋人になりたい?」

杏子「な、何言って…」

まどか「いまのままじゃダメなの? 友達と、恋人は…何が違うの?」

まどか「そういうのって、どうしたらわかるのかな…?」

杏子「友達と、恋人か…。そんなもん、本人たちがどう思ってるかだろ、他人なんか関係ない」

杏子「世の中にはさ、人の感情を勝手に定義して、訳知り顔で吹聴して回ってるペテン師どもがいるだろ」

杏子「『こうすれば友達』『こうすれば恋人』…それどころか『これが愛です』『これが恋です』だなんてさ」

杏子「そんな大ボラを頭から鵜呑みにするバカな奴らもいるけど、そいつらは何もわかっちゃいない」

まどか(マミさんには聞かせられないな…)

杏子「大事なのは、自分が自分の感情や関係にどんな名前をつけるか、ってことだろ」

まどか「自分で考えろ…ってこと?」

杏子「本当に納得いく答えが欲しいんならな」

杏子「そーいう意味じゃ、あたしは別に、世の中の言ってるような『恋』がしたいわけじゃない」

杏子「ただ、さやかともっと仲良くなりたい、色んなことを知りたい、笑顔を見たい…とか、その程度のもんさ」

まどか「杏子ちゃん…」

まどか(杏子ちゃん、素敵な顔してる。恋をするって、こういうことなのかな)

まどか(ほむらちゃんは、どうなんだろう。私のこと、こんな風に考えていてくれてるのかな)



31:2012/11/09(金) 00:33:55.51 ID:g4+olqLbo


杏子「けどまあ、あんたの質問に答えるなら…そうだねえ」

杏子「一般的にどう違うかって言えば、友達はたくさんいてもいいが、恋人は基本的に一人、ってとこか?」

まどか「どうして、なのかな」

杏子「あのなあ、想像してみなよ。あんたの恋人がさ、あんた以外の別の女のことを一日中考えてたり、キスしてたりしたらどう思うよ?」

まどか「……(ほむらちゃんが、私じゃない子と? ……っ)」ズキン

杏子「そーゆーこと。だから、惚れちまったんなら、身も心も全部奪って自分だけのものにしてやるしかないのさ」

まどか「えっ、身も、心もって…」ドキッ

まどか(やっぱり、ほむらちゃんが…してきたみたいに…?///)

杏子「何だよ、赤くなって。あ、エッチなこと考えてるだろ」

まどか「ちち違うよぉ!///」

杏子「アハハ、別に悪いことじゃないって。欲望に正直ってのは自然なことさ」

まどか「うぅー、ほんとに違うのにぃ…」

杏子「でも、覚えときな。欲望に従うっていっても、何でもかんでも好き勝手やってりゃいいってもんじゃない」

杏子「何かを手に入れるってことは、陰にそれを手に入れられなかった奴がいるってこと、つまり誰かから奪うのと同じ」

まどか「…人の、気持ちも?」

杏子「何だってそうさ。手前の幸せは無数の他人の不幸の上に成り立っている。それが生きるってことだ」

杏子「その覚悟を引き受けない奴は、何をする資格もない」

まどか「……」

杏子「だからこそ、欲しいなら全力を尽くすし、その過程と結果には最後まで責任を持つ。中途半端な奴は、そんなのあたしが許さない」

杏子「ま、がんばんな。説教くさいこと言っちゃったけど、ウジウジしてないで、どーんとやるっきゃないってことさ」




32:2012/11/09(金) 00:35:12.62 ID:g4+olqLbo



ジャーナ!

バイバイ、キョーコチャン



まどか「身も心も…かぁ…」

まどか「杏子ちゃんは『それが自然だから』って言って、それ以上考えないみたいだけど」

まどか「ほむらちゃんは女の子、私も女の子…」

まどか「それって全然、自然じゃないよね…」

まどか「自然じゃないのに、どうして好きになると身も心も求めちゃうのかな…」

まどか「好きになっちゃうって、どういうことなんだろ…? 男の子の性欲と、何が違うんだろ?」


さやか「おーっす、まどか! 今帰り? 遅いじゃない!」

まどか「さやかちゃん…」

まどか(さやかちゃんなら、わかるかな)

まどか「さやかちゃんに、聞きたいことがあるの」

さやか「ん?」

まどか「さやかちゃん、好き…」

さやか「おっ? あたしも好きだぞ! あたしの嫁ー!」ダキッ

まどか「…な人、いるよね?」

さやか「おおっと?」

まどか「こう、男の子とする恋愛っていう意味で」

さやか「ど、どーしたのさ、いきなり。なんかあった…?」



33:2012/11/09(金) 00:35:49.53 ID:g4+olqLbo


まどか「好きな男の子、いるよね?」

さやか(なんかまどかの目がマジだ…)

さやか「う、うん……いるよ」

まどか「その人に、その、抱きしめられたり、キスされたりしたいって思うんだよね?」

さやか「……うん」

まどか「どうしてなのかな」

さやか「どうしてって、そりゃ…。好きな人に好きになってもらったり、触れてもらったら…最高に嬉しい気持ちになるから…」

まどか「それって、その…性欲、とは違うの?」

さやか「せ、性欲って、あんたねえ!」

まどか「ごめんね、でも怒らないで。私、本当に知りたいの。恋愛感情って何なのか」

まどか「人を強く想うと、どうしてその人と、その…えっちなことをしたいって思うのか…知りたいの」

さやか「……」

さやか「別に…最初からそう思ってたわけじゃないよ」

さやか「人の感情…気持ちはさ、変わってしまうものだよ」

さやか「そして、いつだって変わってしまった後に気付くものだと思う」

さやか「あたしも、そうだったもん…。この気持ちが『好き』だってことに"気付く"まで、全然わからなかった」

まどか「"気付く"?」

さやか「うん、そいつのことは昔から知ってたし、仲も良かったからさ、好きか嫌いかでいえば当然好きだったけど」

さやか「でも、いつの間にか、自分の気持ちが変わってしまっていたことに"気付く"んだよ」

さやか「いつ、どうして変わってしまったのか、まったくわからないのにね…」

さやか「変わってしまったことだけは、すごく強烈にわかるんだよ。これが『好き』って気持ちなんだなって」

さやか「触れたい、触れて欲しい、想われたい、ひとつになりたい…。ああ、これが『好き』なんだな、って」

さやか「それが性欲に根ざしてるっていうなら、そうなのかもしれない。でも、それだけじゃないのは間違いない」

さやか「なんていうか、その人の全部が欲しくて…私の全部をあげたくなっちゃう…んだよ」



34:2012/11/09(金) 00:36:25.78 ID:g4+olqLbo


まどか「そう…なのかな。私には、よくわからないの…」

さやか「そういうのって、なんか、他人の言葉にするとすごく…難しいよ、陳腐になっちゃう…」

さやか「だからさ、まどかの言葉で理解するしかないんだよ、たぶん」

まどか「私の、言葉?」

さやか「うん、いつかまどかがそういう気持ちになったとき、絶対わかるから。『あっ、こういうことか!』ってさ」

さやか「逆に言うとさ、それがわかるまでは、誰に聞いても、どんなに考えても、絶対わかんないんじゃないかな…」

まどか「わかるまで、わかんないかぁ…。循環論法になっちゃうんだね」

さやか「感情とか、感覚とかってさ、そういうものだと思うよ」

さやか「…あ、アハハ、ってか、ほんと、どーしたのさ、まどか。まさか気になる男子でもできたのかー!?」

まどか「ううん、そうじゃないんだけど。ただ、『好き』ってどういう事なのかなって、わからなくなっちゃって」

さやか「くぅ〜、まどかもお年頃ってわけかー! でも、そう簡単にそこらの男子には渡さんぞー!」

まどか「ティヒヒ、変なこと聞いてごめんね、さやかちゃん」

まどか(男子じゃ、ないんだけどね)



マドカ、マタアシタネ!

バイバイ、サヤカチャン



まどか「私の気持ちは、私が見つけるしかない…か」

まどか「そうだよね、あれこれ考えても仕方ない!」

まどか「ほむらちゃんに会って、お話しよう」






35:2012/11/09(金) 00:37:02.72 ID:g4+olqLbo


夜 ほむホーム 室内


ほむら「グスッ…ヒック…」

ほむら(まどかを傷つけてしまった…)

ほむら(私の気持ちも知られてしまった…)

ほむら(そうだ…結局、私は…嫌われるのが怖くて、告白できなかったんだ…)



ピンポーン

ほむら(こんな時に…誰かしら)ゴシゴシ

ガチャ

ほむら「!」

まどか「あの…入っていいかな」





36:2012/11/09(金) 00:37:52.43 ID:g4+olqLbo



まどか「ほむらちゃんのお家に来るの、久しぶり」

ほむら「…そうね」

まどか「相変わらず、素敵なインテリアだよね…」

ほむら「…」

まどか「このお茶、お、おいしいね!」

ほむら「…そう…」

まどか「あ、あのね、ほむらちゃん。保健室では…処置してくれて、ありがとうね」

ほむら「…っ」

まどか「ううん、それだけじゃなくって…いつもいつも、私のこと、助けてくれて…」

ほむら「…まどか」

まどか「な、なにかな」

ほむら「もう、いいのよ…私なんかに構わなくても…」

ほむら「気付いたでしょう? 私の本心に」

ほむら「気持ち悪いでしょう? …あなたに、ずっと、あんなことをしたいと思っていたのよ」

ほむら「軽蔑してくれていいのよ…」

ほむら「あなたを助ける、あなたを守ると言いながら、結局やっているのはあなたを傷つけることだけ…」

ほむら「きっとこれからも…私のそばにいると、あなたを傷つけてしまう」

ほむら「だから、もう…私のそばにいてはダメ……」

まどか「…それが、ほむらちゃんの、本当の気持ち?」

ほむら(…本当の気持ちなんて…言える訳がない…)




37:2012/11/09(金) 00:38:47.35 ID:g4+olqLbo



まどか「ほむらちゃんの……ばかっ!!」

ほむら「!?」

まどか「ほむらちゃんは勝手だよ、自分ひとりで抱え込んで、自分ひとりで決めて…」

まどか「私の気持ちなんか、考えたことないでしょ!?」

まどか「私がどんなに、ほむらちゃんのことを好きなのか、考えたこともないんでしょ!?」

ほむら「…私の『好き』と、あなたの『好き』は…きっと全然、違うものなのよ…」

まどか「私も、そう思ってたよ。だからね、たくさんたくさん考えたよ」

まどか「ほむらちゃんはどんな気持ちなんだろう、好きって何だろう、恋愛って何だろう、恋人って何だろうって!」

まどか「色んな人に相談に乗ってもらったよ、でも、わからなかった、自分で確かめるしかないって思った」

まどか「だから、ほむらちゃんに会いにきたんだよ! ほむらちゃんのことが好きだから!」

まどか「自分の気持ちを確かめに…ほむらちゃんの気持ちを確かめに!」

ほむら「!! まどか…! でも…」

まどか「なのに、ほむらちゃんは、このままでいいの? 私への気持ちは、そんな中途半端なものなの?」

ほむら「ち、違…」

まどか「黙って、諦めて、眼を逸らして…私の隣に、ほむらちゃん以外の人がいる未来を望むの?」

まどか「それがほむらちゃんの優しさだとでも言うの?」

ほむら「だって…私といると…」

まどか「そんなの、逃げてるだけだよ! 自分が傷つきたくないから!」

ほむら「っ!!」



38:2012/11/09(金) 00:39:35.86 ID:g4+olqLbo


まどか「私は違う、だから、真正面から言うよ」

まどか「私は、ほむらちゃんのことが『好き』!」

まどか「気付いたよ、私、自分の気持ちに!」

まどか「同じ時間を過ごしていたい、そばにいて一緒に笑っていたい、私の全てを知ってもらいたい、私だけを見ていて欲しい…」

まどか「ほむらちゃんを知りたい、ほむらちゃんを幸せにしてあげたい、ほむらちゃんの幸せを私の幸せにしたい!」

まどか「守られてばっかりで何もできない私じゃなくて、ほむらちゃんを幸せにしてあげられる私になりたい!!」

ほむら「!!」

まどか「この願いを叶えられるのは…この世界でほむらちゃんだけなんだよ」

まどか「ほむらちゃんは…どうなの?」

ほむら「ま、まどかぁ…グスッ、ヒグッ…」

ほむら「わ、私も…まどかが『好き』…大好き…」

ほむら「この世の全てを犠牲にしてでも…あなたを守りたくて…」

ほむら「でも、全てが終わって…平和な日常を取り戻しても…」

ほむら「怖くて、仕方がなかった…」

ほむら「あなたに…この気持ちが知られてしまうんじゃないかって…」

ほむら「あなたに…嫌われてしまうんじゃないかって…!」

ほむら「ずっと、気持ちを抑えてた…そうするしかないって、諦めてた…でも!」

ほむら「やっぱり、あなたは…私の全てなの…あなたを愛してるの…!!」

まどか「ほむらちゃん…!」ギュッ

ほむら「まどかぁ…グスッ…うわぁぁぁん!」ギュッ


………

……






39:2012/11/09(金) 00:40:13.65 ID:g4+olqLbo


まどか「ほむらちゃん、落ち着いた?」

ほむら「ええ…みっともないところを見せてしまったわね」

まどか「ウェヒヒ、私だけが知ってる、ほむらちゃんの一面だね!」

ほむら「も、もう、まどかったら…」

まどか「あのね、ほむらちゃん…私、謝らなくちゃいけないことがあるの」

ほむら「なあに? まどか」

まどか「今日、イタズラばかりしてたでしょ? あれはね…」

ほむら「知っているわ。ユリモ・エネルギー…と言ったかしら」

まどか「ええっ!? ど、どうして…」

ほむら「あなたの様子がおかしかったから、キュゥべぇを締め上げ…コホン、話を聞いたのよ、あなたと階段で会う前にね」

ほむら「まったく、奴らの考えそうなことよね」

まどか「その、私…」

ほむら「その先を言う必要はないわ。あの時あなたは、私に謝りに来てくれたのでしょう? それで十分よ」

まどか「ううん、お願い、謝らせて。私、ずるい子なの…」

まどか「宇宙とか、他の子のためとか言いながら、本当はほむらちゃんとイチャイチャできること、喜んでたの…」

まどか「軽蔑…したよね…?」

ほむら「まどか、ふたつ…言っておくわ」

ほむら「ひとつ…私は、あなたにされることなら、どんな事でも受け入れることができる」

ほむら「そしてふたつ…私は、あなたを嫌いになることなんて、ありえない」

ほむら「…人を好きになるって、そういうことよ」




40:2012/11/09(金) 00:41:22.32 ID:g4+olqLbo


ほむら「それより、私のほうこそ謝らなくちゃいけないわ…」

まどか「えっ?」

ほむら「その…保健室で、あなたの体を…」

まどか「あ、えっと……わ、私、イヤじゃなかったんだよ? ちょっと、びっくりしただけ」

まどか「その、心の準備が、できてなかっただけで」

まどか「今なら、大丈夫だと思う…。だから、ほむらちゃんさえ良かったら、教えて欲しいなって」

ほむら「まどか…。無理しなくていいのよ、ああいうのは、好き嫌いがはっきり分かれるものだから…」

ほむら「私のことなら気にしないで。私は、気持ちが通じただけで…本当に嬉しいんだから」

まどか「ううん、本当のこと言うと、ちょっと気持ちよかった、と思う…から…」

ほむら「ま、まどか…っ」

まどか「私の身も心も…ほむらちゃんのものにして…。そして、ほむらちゃんの身も心も、私にちょうだい」

ほむら「まどかぁ…っ!」





41:2012/11/09(金) 00:42:26.20 ID:g4+olqLbo




ほむら(私の、世界で一番好きな人が、生まれたままの姿で目の前にいる)

ほむら(もちろん私も、一糸まとわぬ姿で、愛する人の前に立っている)

まどか「ほ、ほむらちゃん…は、恥ずかしい、よ…」

ほむら「隠してはだめよ、まどか…すでに『始まっている』のだから…」

まどか(っ…優しいけど、強い言葉…体が勝手に、従っちゃう…)

ほむら(至近距離ではなく、お互いの全身を観察できる程度の…それでいて、お互いの全身しか視界に入らない距離)

ほむら「ウフフ…まどか…どうしたの? モジモジして…」

まどか「……ぅぅ…見ないで…」

ほむら(普段、被服の下に慎重に隠された…誰にも見せてはならぬ、乙女の柔肌を…)

ほむら(愛しい人の前で、全てを曝け出す…羞恥による興奮が、恋愛の高揚と絡み合い…)

ほむら(否が応にも、全身の神経を心地よく昂ぶらせていく…)

ほむら「綺麗よ、まどか…私が見てきた、この世のどんなものより」

まどか「ほむら…ちゃん…」

ほむら「目をそらしてはだめ…私を見て…私の視線を感じて…」

ほむら「今、私があなたの体のどこを見ているか…感じて…」

まどか(ほむらちゃんの視線が…私の体を隅々まで見てる…)

まどか(ねっとりと…舐めるみたいに…ぎらぎらした、あの『眼』で…)

まどか(怖くはないけど…どうしたらいいのかわからないような、変な気持ち…)

まどか「はぁ、はぁ…」

ほむら(体を巡る意識は…他者の視線を敏感に察知し…)

ほむら(皮膚の…神経の…性的興奮を呼び起こす)

ほむら(性的興奮は、心拍数と呼吸数を上げ…その結果、体温は上昇、頬は紅潮し、全身にしっとりと汗を帯びる)

ほむら(汗はふだんとは違った香りをまとい…嗅覚から再び官能を刺激する…)

ほむら(高まった官能は、どこに集中するかというと…)



42:2012/11/09(金) 00:43:16.90 ID:g4+olqLbo


ほむら「まどか…」

まどか(ほむらちゃんが…ゆっくりと歩み寄ってくる。眼を見つめられたまま…)

ほむら「まどか、私ね…」

まどか(頭がぽーっとして…魅入られたみたいに、体が動かないよ…)

ほむら「本当は、あの時のキスが…」

まどか(ほむらちゃんの息がかかるくらい…顔が近い…眼を、逸らせない…)

ほむら「はじめて…だったのよ…」

まどか「ンッ! …ちゅ…」

まどか(! うそ…キス…どうしてこんな…気持ちいいの…)

ほむら(まどか…私のまどか…)

ほむら「ちゅぷ…ん…くちゅ…あ、はぁ…」

まどか(体…ビリビリ、しびれるみたい…)

ほむら(上下の唇は、皮膚と粘膜にはさまれた高度に敏感な帯域…)

ほむら(高められた官能と共に…唇を永く、かたく結合すれば…)

ほむら(強烈な神経刺戟…すなわち、どこまでも甘美な、快楽の波が生ずる)

まどか「っぷは…はぁ、はぁ…」

ほむら「口はね…言葉を紡ぎ、食べ物を味わい、そして…婚礼の契約を交わす器官…」

ほむら「こんなに複雑で多機能なのだから…ものすごく敏感で、精緻に作られているの」

ほむら「人が、どうしてキスをするか…わかる?」

まどか「えっ…ううん…」

ほむら「難しく考えなくてもいいわ。…答えは、『気持ち良い』からよ…言葉に尽くせぬほどにね」

まどか「そ、そんなぁー…んむっ! ちゅ…くちゅ…」

まどか(あぁ…ほんとに…とろけるみたいに…気持ちいい…)

まどか(あ、そっか…だから、『甘い』って表現するんだね)



43:2012/11/09(金) 00:44:05.51 ID:g4+olqLbo


ほむら「っはぁ…んちゅ…はむ…」

まどか(ほむらちゃんの舌が…絡み付いてくる…)

まどか(口でつながって…唾液が混ざっちゃってる)

まどか(さっきまで、ほむらちゃんの体の中を巡ってた、唾液が…)

まどか(いま、私の体の中に…入ってきちゃってる…)

まどか(体液を共有してる…ひとつに、なっちゃってるんだ…)

まどか「フゥ、フゥ…ちゅ…ちゅぶ…ん…れろ…」

ほむら(口内をゆっくり、這うように…隅々まで味わいつくすようにねぶる)

ほむら(最初は所在無さげだったまどかの舌が、おずおずと絡み付いてくる)

ほむら(激しく、迸る気持ちをぶつけるように…舌を絡ませてあげる)

ほむら(舌での結合は、時に性器の結合よりも激しい官能の波を、全身に呼び起こす)

ほむら(時折、ふるふると肢体を震わせる…私だけの愛しいまどか)

ほむら(いま、そのまどかを独占し…甘い、甘い快楽を共有している)

まどか「っぷは、はぁ、はぁ、ほむらちゃぁん…」

ほむら「ねえ、まどか…知っている? かたつむりはね、6時間もキスをし続けるのよ」

まどか「ふぁ…?」

ほむら「そうして、そのあと…ふたりとも、子どもができるの…」

まどか「こども…? わたしと…ほむらちゃんの…?」

ほむら「そうよ…。かたつむりが、ちょっとうらやましいわね」フワッ

まどか(ほむらちゃんに、抱きしめられて…あぁ、あったかくて、やわらかい…)



44:2012/11/09(金) 00:44:49.29 ID:g4+olqLbo


ほむら「まどか…」

まどか「あ…」

まどか(頭…なでなで…きもちいいよぉ…)

ほむら「頭、撫でられるの…好きかしら?」

まどか「うん…だいすき…」

ほむら「いっぱい甘えていいのよ…。私は、あなたに頼られるのが何より嬉しいのだから」

ほむら「さ、横になりましょう…。体の力を抜いて、楽にして…それが一番大切よ」

まどか「…」

まどか「ね、ほむらちゃん…」

ほむら「?」

まどか「女の子同士で…えっちなことして、気持ちよくなるのって、おかしいのかな」

ほむら「どうしてそう思うの?」

まどか「だって、他の動物はそんなことしない…自然じゃないから…」

ほむら「そうね…。でも、おかしくはないわ」

ほむら「人間は、確かに肉体だけ見れば動物ね。生物は、宿命的に生殖への欲求を持っている」

ほむら「動物にとっての生殖、つまり、えっちなこと…性交は、肉体的・原始的な快楽をもたらすもの」

ほむら「動物は、究極的にはそのためだけに生きていると言っても過言ではないわね」

ほむら「けどね、人間は、それだけではないの。人間には、感情があり、精神があり、文化がある」

ほむら「愛の感情が満たされたとき、好きな人と心が通じたとき…より複雑で、高次の快楽を感じることができるの」

ほむら「そのふたつを同時に感じたら、どんな幸福感になると思う?」

ほむら「だからね、私たちのしていることは…動物のそれと、似ているようでまったく違うもの」

ほむら「性別なんて、些細なこと…。おかしいことなんか何もないのよ、まどか…」

まどか「ほむらちゃん…」

まどほむ「「好き…」」チュッ



45:2012/11/09(金) 00:45:31.13 ID:g4+olqLbo


まどか「ふはぁ…ほむらひゃん…」

ほむら「まどか…私に体をぴったり合わせて、抱きしめてみて…」

まどか「こう…かな?」キュッ

ほむら「そうよ…皮膚に意識を集中して、全身で私を感じて…」

まどか(ほむらちゃんが上から覆いかぶさってくる…でも、心地いい重さ…)

まどか(ふわって、髪のいい香りと…他に、なんだろう、ドキドキするような匂い…)

ほむら「皮膚はね…それ自身がすでに性感帯なのよ…」

まどか(あぁ…耳元で…全身ぴったりくっついてて、ひとつになっちゃったみたい…)

ほむら「五感の中で、最も原始的で基本的な感覚、触覚…」

まどか(ほむらちゃんの鼓動…血の流れ…温かさ…興奮…感じる…)

ほむら「触覚で得る、複雑な意味づけを必要としない、ダイレクトな情報…」

まどか(ふぁっ!? 耳…はむはむされて…ゾクゾクするよぉ!)

ほむら「性的興奮で鋭敏になった全身の神経に、駆け巡るような快感を与えるのよ…」

まどか(あ、あ、あ…! わきの下!? くすぐったさと違う…変だよぉ…!)

ほむら「でもね、個人差が大きいの…敏感な人もいれば、鈍感な人もいる…」

まどか(ひぁぁん! 背中っ! どうしてこんなぁ…!)

ほむら「場所もあるわね…その人の、弱い場所…気持ちよくなっちゃう場所…」

まどか(あぁっ…首筋、舐められて…はぁぁっ…気持ちいい…!)

まどか「はぁ、はぁ、ほむらちゃん…どうしてこんなに、慣れてるの…?」

ほむら「………」ピタッ

まどか(まずいこと聞いちゃったかな)

ほむら「い、イメトレ…みたいなものの結果……かしら…」

まどか「イメトレ??」



46:2012/11/09(金) 00:46:02.49 ID:g4+olqLbo


ほむら「コホン、さ、さあまどか…自分の指先を舐めて、おしゃぶりしてみて…」

まどか「う、うん……ぺろ、ちゅぱっ…」

ほむら「指の股の間を舐めたり、指先を吸ったり、いろいろやってみて…」

ほむら「私はその間、あなたの足から気持ちよくしちゃうわね…」

まどか「えっ…あひ…?」

ほむら「可愛い、まどかの足…指先から…れろっ…ちゅぶ…」

まどか「ほ、ほむらひゃ…きたないよぉ! ぅあっ!」

ほむら(舌で指の間…足の裏…ふくらはぎ…ゆっくり、ゆっくり…)

まどか「あっ…あぁ、はぁ、はぁ、はぅ…」

ほむら(同時に、ふとももをゆっくり撫で擦りながら上へ…)

まどか「はぁぁっ、ほむらひゃぁん…あぁぁっ、はぁぅっ…」

ほむら(そのまま、舌でおへそ、肋骨の周り…)

まどか「ほむらちゃん、せ、切ないよぉ…! 変だよぉ!」

ほむら「そうね、そろそろ…まどかのいちばん弱くて…敏感な部分を、気持ちよくしましょうか…」

ほむら「まどかの、いちばん弱いところは、どこ…?」

まどか「はぁ、はぁ、ほむら、ちゃん…」

まどか(そんなの…わかってるくせに…)

ほむら「そんな目しないで…わかってるわ」

ほむら(両手の指で、乳輪の周りをゆっくり撫で回しながら…)

まどか「くぅん…うぅぅ…はぁぁっ…」

ほむら「気持ちいいところに…集中して…ねっ」キュッ

まどか「うぁっ! ふぁはぁぁんっ!」ビクビクッ

まどか(すごい…! 乳首から、電気が流れるみたいに…!)

ほむら「最後は、ここも一緒に…」

ほむら(乳首を舌と片手で…もう片方の手で、クリトリスを)

まどか「はぁっ! はぅぅっ! ほ、ほむらちゃ…ほむらちゃあん!」

まどか(目の前がちかちかして…体が奥のほうから…勝手に…がくがくするっ…)

ほむら「イッていいのよ…まどか」

まどか(光が…ああ、なにか…なにか、くるっ…!)

まどか「わ、わたし、わたしっ…あ、あ、ああっ! くぅぅぅぅぅんっ!!」ビクンビクン!





47:2012/11/09(金) 00:46:49.72 ID:g4+olqLbo



まどか「ハァー…ハァー…」クッタリ

ほむら「まどか…だいじょうぶ?」

まどか「うん…ハァー…こんなの…ハァー…はじめて…」

ほむら「瑞々しくて、健康的で…ほんものの、女の子の体…」

まどか「ほむら…ちゃん…?」

まどか(ほむらちゃん、微笑んでるけど、寂しそう…)

まどか(…! 魔法少女は…『人間』じゃないって…思ってるの? だから哀しいの?)

まどか「ほむらちゃんっ!」ガバッ

ほむら「まどか…?」

まどか「ほむらちゃんは、人間だよ! 暖かい血と体を持った、人間だよっ!」

まどか「やさしくて、傷つきやすくて…それでも、ずっとずっとがんばってきた、人間だよっ!」

まどか「だって感情があるもん! こころがあるもん! ほむらちゃんは人間だよ!」

まどか「わたしの一番大切な、人間だよっ!!」ヒシッ

ほむら「まど…か…。ありがとう…」

まどか「ほむらちゃん…、今からそれを、私が証明してあげる」

まどか「ほむらちゃんが他ならぬ『人間』で、『ここにいる』ってこと、証明してあげる!」

ほむら「えっ…まど…ンッ! …ちゅ…」

まどか「ほむらひゃん…ちゅ…ちゅぅ…」

まどか(ほむらちゃんが私を愛してくれたみたいに…私もほむらちゃんを…)

ほむら「ああっ…! まどかぁ…」

まどか(ええっと…首から…胸元…ペロペロしていけばいいかな…)ペロペロ

ほむら「まどかっ…まどかぁっ…!」



48:2012/11/09(金) 00:48:00.74 ID:g4+olqLbo


まどか(ぺろぺろしながら下に下がって…。おっぱい揉みながら………あれ…?)サワサワ

まどか(……揉め…ない……)サスサス

まどか(…………)チラッ

ほむら「…………」ウルウル

まどか(て、転校直後に数学の解けない難問を当てられた時のような絶望的な表情ッッ…!)

まどか「ひ…貧乳はステータスだ希少価値だッ! ガッつくようだが、私の好物なんだーッ!」レロレロレロレロ!

ほむら「ひゃぁぁんッ! そ、そんな急に激しくっ!」

まどか「おっぱいが無いなら下のお口を責めればいいじゃない」ペロペロッ

ほむら「はひゃぁぁぁんっ! そ、そこはっ! ま、まろかぁぁっ!」ビクビクビクン

まどか「わひゃっ!? ほ、ほむらちゃん…? もしかして、もうイッちゃったの…?」

ほむら「ま、マドカァー…ハァ、ハァ…」

まどか「…この感度の良さ…ほむらちゃん、もしかして、イメトレって…」

ほむら「……」ギクッ

まどか「ふぅん……やっぱりね。ねえ、ほむらちゃん、週に何回くらい『イメトレ』するの?」

ほむら「…っ、に、にさんかい…」

まどか「……」グリッ

ほむら「はっひゃぁぁぁっ! らめぇぇっ!」ビクッビクッ

まどか「なんでだろ、ほむらちゃんのこと嘘つきだなんて思いたくないのに、ほむらちゃんの言ってる事、本当だって思えない」

ほむら「はぁ、はぁ、はぁ、……ち…です…」

まどか「ん?」

ほむら「…まいにち…です…」

まどか「よく言えました」クリクリクリ

ほむら「ああんっ! あっはぁ! はぁんっ!」ビクビク



49:2012/11/09(金) 00:48:39.21 ID:g4+olqLbo


まどか「ねぇ、ほむらちゃん、どんな内容で『イメトレ』するの?」クリクリ

ほむら「はぁぁっ……い、いじめないで……まどか…」

まどか「教えてくれないんだ……じゃ、やめちゃおっかな…」

ほむら「あぁっ…そ、そんな……」

まどか「教えてくれたら、その通りのこと…してあげるよ?」

ほむら「…っ…まどかと……あそこを……くっつけて……」

まどか「うんうん」

ほむら「…それで……キスしながら……ふたりで……いっしょに…」

まどか「ほむらちゃん」

ほむら「えっ? …ん…っちゅ…」

まどか「ちゅ…。ごめんね、イジワルして。ほむらちゃんがあんまり可愛いから、つい」

ほむら「まどかぁ……」

まどか「ほむらちゃん……ちゅっ…くちゅ…」

ほむら(あぁ…まどかのが…当たってる…! すごい…気持ちいい…)

ほむら(身長差がちょっとつらいけど…でも、そんなの気にならない)

ほむら(まどか…まどか…!)

ほむら「ま、まどかっ、私、もう…!」

まどか「ほむらちゃん、もうちょっと我慢して…私も、もうちょっとだから…!」

ほむら「はぁ、はぁ、まどか、まどかぁっ!」

ほむら(まどかの気持ちが…伝わってくる! 言葉にしなくてもわかる…!)

まどか(口から…皮膚から…匂いから…目から、耳から、全て、ほむらちゃんを感じ取れる)

ほむら(ああ、くる! くる! 光が…ああ…! もう…!)

まどか(心と体の奥、深いところで…ほむらちゃんとひとつに…!)

ほむら「まどかっ…好きっ、まどかぁぁ!!」

まどか「ほむら…ちゃんっ…私もっ…!!」

まどほむ「「あっ! あああああぁぁぁッ――――!!!!」」





50:2012/11/09(金) 00:49:31.25 ID:g4+olqLbo


………

……



まどか(どこだろう、ここ…。夢…かなぁ?)

まどか(あったかい海に、浮かんで…体が溶けちゃったみたい…)

まどか(あれ? ほむらちゃんが隣にいる…)

まどか(優しく笑いかけてくれてる…)

まどか(抱きしめたりしても、いいのかな)

まどか(夢だし、いいよね…)

まどか(ぎゅっ……)

まどか(不思議、すごくあったかくて…いい気持ち…)

まどか(どうしてかな、すごく落ち着くよ…ほむらちゃん…)

まどか(大好き…)



……

………



51:2012/11/09(金) 00:50:08.12 ID:g4+olqLbo




まどか「ん…」

ほむら「目が覚めた? まどか」

まどか「あれ…わたし…」

ほむら「そのまま眠っちゃったみたいね」

まどか「えぇっ…?」

ほむら「眠ってる間も、ぎゅっと抱きついてきて…可愛いのね」

まどか(夢じゃなかったの!? は、恥ずかしい…)

まどか「ご、ごめんね、退屈だったでしょ?」

ほむら「ううん…。あなたの寝顔、見てたの」

ほむら「こんなに幸せでいいのかなって、逆に不安になってしまうくらい…」

まどか「ほむらちゃん…心配なんていらないよ。これからはずっと一緒…」

まどか「……あれ、そういえば…今何時?」

ほむら「22時くらいだけど……あ! もしかしてご家族に言ってないの?」

まどか「あわわ、携帯、携帯!」ドタバタ






52:2012/11/09(金) 00:50:35.46 ID:g4+olqLbo




それから… 

案の定、携帯の着信履歴は、ママ、パパ、さやかちゃんなど…すごいことになってました

私の帰りが遅いので、みんなで探しに行ってくれていたということです

もう少し遅ければ警察に捜索願を出すところだったと、電話口でママにこっぴどく叱られてしまいました

ほむらちゃんも電話口に出て一緒に謝ってくれたので、どうにか事なきを得ましたが…

それ以来、さやかちゃんは私たちに意味深な笑いを向けてきます

仁美ちゃんの視線も、なんだか熱っぽいような…?

ともあれ、その日はほむらちゃんの家にお泊りするのを許してもらえたのでした





53:2012/11/09(金) 00:51:07.98 ID:g4+olqLbo


翌日 早朝 河川敷の公園


ほむら「いい風ね…」

まどか「うん…」

ほむら(まどかが手を握っていてくれる)

ほむら(それだけで、見慣れた風景も、まったく違ったものに見える)

まどか「ね、ほむらちゃん、これ…」

ほむら「まどかのリボン?」

まどか「うん、同じデザイン。ほむらちゃんにプレゼント!」

ほむら「まどか…嬉しい。でもどうせなら、あなたがつけていたものの方が欲しいわ」

まどか「えっ? お古がいいの…?」

ほむら「そこに価値があるのよ」ホムーン

まどか「そ、そう…?」シュル

ほむら「つけてみてもいい?」

まどか「うん!」

ほむら「……どうかしら?」

まどか「とっても可愛いよ、ほむらちゃん!」

ほむら「ありがとう、まどか」

まどか「おそろいだね」

ほむら「そうね、おそろいね」

まどか「私もイメチェンしようかな?」

ほむら「あなたはあなたのままでいい。あまり可愛くなりすぎると、私が困るわ」

まどか「ええー?」

ほむら「だって、これ以上好きになってしまったら…一体どうすればいいの?」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「まどか…」

まどか(…ほむらちゃんの唇が、ゆっくり近づいて…)




54:2012/11/09(金) 00:51:40.06 ID:g4+olqLbo



QB「おめでとう、鹿目まどか、暁美ほむら」

まどか「キュゥべぇ…!?」

ほむら(おのれー)

QB「君たちは様々な障碍を乗り越えて、心からお互いを愛し、遂に結ばれ…」

QB「最高潮に達したユリモ・エネルギーは、全宇宙にあますことなく充溢し…」

まどか(そういえばそんなのもあったね…。すっかり忘れてたけど)

QB「満ちたエネルギーはいわば第二のビッグ・バンを引き起こし、宇宙の法則を書き換えた」

QB「ぼくらはもはや新たな魔女を生み出し、エネルギーを回収する必要もなくなった」

QB「もう二度と魔女が現われることはないだろう」

QB「だが忘れないで欲しい、百合のエネルギーは常に君たちと共にあり、希望の光を灯し続けていることを…」

ほむら「わかったから消えなさい、邪魔よ」

まどか「そうだよ、キュゥべぇ! 今いいところだったんだから」

QB「やれやれ、愛のキューピッド役に対してずいぶんな言い草だね」

QB「そうだ、これからはキュゥぴぃと名乗ることにしようと思うんだが、どうだい?」

ほむら「やめておきなさい…」

QB「残念だ。それじゃ、ぼくは新たな魔法百合少女を探しに行くとするかな」キュップイ


まどか「さてと、気を取り直して…」ティヒヒ

ほむら「まどか、キス…したくなっちゃった…」

まどか「ウェヒヒ! ユリユリモードでーす♪」

チュッ!




おしまい




55:2012/11/09(金) 01:23:03.47 ID:g4+olqLbo



ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございます。

二次創作ではかなりラブラブなまどほむですが、

原作ではふたりの「想いの強さ」こそ表現されていたものの、

いわゆる恋愛的な要素はほぼ無かったように思います。

そのため、もしふたり(特にまどか)が、性や恋愛について

ちょっとまじめに考えてみたらどうなるのだろう? という着想から書き始めました。


最後までおつきあいくださり、ありがとうございました。ではまたどこかで。




59:2012/11/09(金) 05:56:48.41 ID:bua4OzTDo

なんだかよくわからんが>>1が寄生獣とジョジョが好きな事はわかった



60:2012/11/09(金) 06:24:35.20 ID:+ofC2706o

素晴らしかった乙
おバカなノリも多いが、ところどころウルっと来てしまったよ


62:2012/11/09(金) 08:39:20.74 ID:aZQOyOGAO

乙、こういうの大歓迎よニヤニヤ出来た


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元スレ:
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1352386981/