1:2017/08/12(土) 02:24:05.925 ID:+VlRQl4kd.net

赤座あかりちゃんはニートに成り果てていた


4:2017/08/12(土) 02:25:59.071 ID:+VlRQl4kd.net

日がな1日ネットをしていた

パソコンを覗きこむ姿勢があかりちゃんを猫背にし

昆虫を思わせる決定的に気味の悪い人間へと変えていった


6:2017/08/12(土) 02:26:53.619 ID:+VlRQl4kd.net

あかり「あかりゃこんなことになるはずではなかったよぉ」

あかりちゃんは時折泣きわめいては部屋中のものを

壁に叩きつけた


9:2017/08/12(土) 02:29:17.825 ID:+VlRQl4kd.net

格好いいと思って買った安物のメタルラックも

一回しか読まないのに自己顕示欲からディスプレイしてる本も

投げても痛まない服も

散乱していた

しかし投げたら確実に壊れるゲームやテレビは

元の位置から1mmも動いては

いなかった


12:2017/08/12(土) 02:31:30.899 ID:+VlRQl4kd.net

あかり「あかりは不幸だよぉ」

あかり「この社会の犠牲者だよぉ」

あかり「あかりはこんな国に生まれたのが運の尽きだよぉ」

あかり「あかりもうこんな国脱出するよぉ」

あかりちゃんは着の身着のまま単身月へと移住した


14:2017/08/12(土) 02:33:59.998 ID:+VlRQl4kd.net

月は月ギャングが月ウサギを

使役していた

月ギャングはだいたい南アフリカ共和国出身だった

それ以外はメキシコかナイジェリアだった

あかり「ぶっひぇー酷いアウトローだよぉ」


15:2017/08/12(土) 02:35:46.071 ID:+VlRQl4kd.net

平均気温はいつも零下だった

あかりちゃんは毎日震えながら眠った

時折月ギャングが面白半分に月ウサギを殺すのを目撃しては

恐怖におののくのだった


16:2017/08/12(土) 02:38:26.224 ID:+VlRQl4kd.net

櫻子「あかりちゃん!」

その声は懐かしさと温かさを持っていた

あかり「櫻子ちゃん!」

櫻子「あかりちゃんも月にいたんだね!」

あかり「そうだよぉ。櫻子ちゃんはどうして月なんかに?」

櫻子「私があまりに馬鹿だからって地球を追放になったんだよ!」

あかり「…痛み入るよぉ」


18:2017/08/12(土) 02:39:29.901 ID:+VlRQl4kd.net

櫻子「今日から一緒に暮らそう!」

あかり「そうだねぇ。一人より二人だよぉ」

櫻子「さすがあかりちゃん!これからよろしく!」

あかり「よろしくだよぉ。あんまり迷惑かけないでねぇ」


21:2017/08/12(土) 02:43:57.956 ID:+VlRQl4kd.net

あかりちゃんと櫻子ちゃんは協力して生活を始めた

燃料のためにヘリウム3を集めてきては

おうちの核融合炉にいれて暖をとるのだった

あまりに寒い夜は

あかりちゃん達は震える体を抱き合って眠った


22:2017/08/12(土) 02:46:26.927 ID:+VlRQl4kd.net

月カフェであかりちゃん達は紅茶をいただいていた

櫻子「あのねあかりちゃん」

あかり「なぁに櫻子ちゃん」

櫻子「私たちの関係の事なんだけど」

あかり「うん」

櫻子「あかりちゃんと私はずっと一緒にいるよね。今までもそしてこれからも」

あかり「おそらくねぇ」

櫻子「それで私から提案なんだけどさ…」


23:2017/08/12(土) 02:50:12.133 ID:+VlRQl4kd.net

櫻子「結婚しないかな」

その声は震えていた

決心によって目は潤んでいた

手は震えてカップとソーサーが小刻みに鳴った

唇は乾いて舌で濡らすと艶やかに光った

あかりちゃんは驚きに声を出せなかった


25:2017/08/12(土) 02:52:43.419 ID:+VlRQl4kd.net

あかり「やだよぉ」

あかり「あかり穀潰しに人生預けられないよぉ」

櫻子ちゃんは断られたことにぷりぷり怒った

だけどお馬鹿だから月カフェを出る頃には忘れていた

月ウサギに渡したチップはいつもより心持ち少なかった


26:2017/08/12(土) 02:56:30.437 ID:+VlRQl4kd.net

あかりちゃんは月では月ウサギのウサ権を保護する弁護人をしていた

櫻子ちゃんは岩山で資源を掘っていた

あかりちゃんは弁護をしながら月ウサギに武器を供与していた

蜂起をするときがあれば直ちに武力を揃える算段だった

同時に諜報活動や反ウサ派の不安定化工作にも余念がなかった


27:2017/08/12(土) 02:59:26.768 ID:+VlRQl4kd.net

そうして月ウサギを擁護する名目に売る武器で莫大な富を築いた

あかりちゃんのおうちは遂に1000㎡を突破した

櫻子「私の資源堀りでこんな立派なおうちが建つなんてねぇ」

あかり「まったくだよぉ」


29:2017/08/12(土) 03:04:43.169 ID:+VlRQl4kd.net

月ギャングは武器のきな臭い流れを嗅いでいた

ちなつ「最近のウサ公は反抗が目立ちやがる」

ティアドロップサングラスをかけたちなつが呻くように言った

ちなつ「ウサ公に協力なバックがついた可能性がある。貴様ら調べてこい」

黒人「ok」

ちなつの命令で一杯の黒人がウサタウンに散らばっていった


31:2017/08/12(土) 03:08:36.852 ID:+VlRQl4kd.net

櫻子ちゃんがツルハシで単純労働をしてる頃

その事件は起きた

ウサ派幹部の月ウサギが凶弾に倒れ

ウサ派への武器供与の証拠資料が家から盗まれたのだ

ちなつ「あかりちゃんが黒幕だったわけね…」

資料に目を通したちなつがその束を握り潰して怒りを顕にしたのだった


32:2017/08/12(土) 03:13:53.110 ID:+VlRQl4kd.net

あかり「ダンスパーティーのお誘いだと思ったのだけどギャングに気品のあるパーティーの主宰は土台無理なようだよぉ」

あかりちゃんは地下にある無機質な石造りの一室を見渡して言った

ちなつ「貴族のパーティーは世辞で包んだ悪意で相手を出し抜くことしか考えてないらしいね」

あかりちゃんは表情を固くしたのだった

あかり「お互いに意見が相違しても友好は続いてたよぉ」

ちなつ「今後もそうかはわからないことを除けばね」


33:2017/08/12(土) 03:16:59.266 ID:+VlRQl4kd.net

ちなつちゃんは指をぱっちんする

音が鳴らなくて皮膚がかすれただけだが

一杯の黒人があかりちゃんに銃を向けた

ちなつ「パーティーのあとのお別れはいつも寂しいわね」

あかり「まったくだよぉ」

あかりちゃんは出されたブラックコーヒーのカップを宙に放る

カップの行方に一杯の黒人が目を奪われた瞬間

あかりちゃんはお団子を射出し全ての黒人を瞬く間に殺害した


35:2017/08/12(土) 03:21:40.160 ID:+VlRQl4kd.net

あかり「あかりを甘く見られては困るよぉ」

ちなつ「くっ…ええい必ず再び貴様を私の前に引きずり出すからね」

ちなつちゃんは捨て台詞を吐いて撤退した

あかりちゃんは証拠資料に火を付けてこの世から抹消した

あかり「これで起こってしまうよぉ」

あかり「月の覇権を賭けた大戦争がだよぉ!」


37:2017/08/12(土) 03:24:36.874 ID:+VlRQl4kd.net

反ウサ派のギャングとウサ派の武力対立は決定的になった

あかりちゃんはすぐさまウサ派の主流に合流し

武装を指示した

今から1時間後に反ウサ派に国際法に則って宣戦布告をし

2時間後に反ウサ派を攻撃せねばならなかった


38:2017/08/12(土) 03:28:21.961 ID:+VlRQl4kd.net

次回予告

ウサ権は守られるのか
あかりちゃんの出生に隠された秘密

続く


39:2017/08/12(土) 04:01:09.532 ID:5AHPkTln0.net

次回いつやるんだよ