1:2017/11/23(木) 14:04:17.30 ID:i+rPC6Xy0



私の名前は西垣奈々

人呼んで七森中のアルカイダ

ただの理科教師じゃございません

私の発明品は爆発

ことごとく爆発するのでございます


この世は老いも若きも男も女も心の寂しい人ばかり

そんな皆さんの心のスキマをお埋めいたします

いいえお金は1銭も頂きません

皆さんが爆発に巻き込まれたらそれが何よりの報酬でございます

さて、本日の犠牲者は・・・


赤座あかり 13歳学生


ホーッホッホッホッホ…




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1511413456



2:2017/11/23(木) 14:05:36.06 ID:i+rPC6Xy0


(ごらく部部室)


京子「・・・でさー、飼うならやっぱ猫っしょー」

結衣「私は犬派だな」

ちなつ「私も犬がいいです。結衣センパイと一緒ですねー」

あかり「・・・」




3:2017/11/23(木) 14:07:40.97 ID:i+rPC6Xy0



京子「でもさ、誰も飼ってない動物とかも飼ってみたいよねー」

結衣「ん?例えば?」

京子「例えばマンドリルとかさー」

結衣「どこで捕まえてくる気だそんなの」




4:2017/11/23(木) 14:08:57.93 ID:i+rPC6Xy0



京子「さぁ、アフリカとか?よし、みんなでマンドリル捕まえにアフリカに行こう!」

結衣「行くわけないだろ」

ちなつ「京子センパイ一人で行ってください」

あかり「やっぱり、飼うなら普通に犬とか猫だよね」




5:2017/11/23(木) 14:10:17.11 ID:i+rPC6Xy0



京子「ん?あれ?」

結衣「ああ、あかり」

ちなつ「あ、あかりちゃん」

あかり「ん?どうしたの?」


京子・結衣・ちなつ「居たんだ」

あかり「もーっ!」




6:2017/11/23(木) 14:12:22.01 ID:i+rPC6Xy0


(帰り道)


あかり「はぁ・・・。なんであかりってこう存在感ないのかな」

あかり「何か、簡単に存在感が出せる方法ってないかなぁ」

あかり「なーんて、そんな都合のいい方法ってないよね・・・」

西垣「おや、どうした赤座?」




7:2017/11/23(木) 14:14:04.04 ID:i+rPC6Xy0



あかり「あ、西垣先生こんにちは」

西垣「ため息なんかついて。何か悩み事でもあるのか?」

あかり「はい。あかり、ちょっと存在感がなくて悩んでて・・・」

西垣「何だ、そんな事か」




8:2017/11/23(木) 15:45:44.23 ID:i+rPC6Xy0



西垣「それなら、私のこの発明品をお前にやろう」

あかり「え?何ですかこれ?」

西垣「『とっても目立てるモヒカンカツラ』だ」

あかり「派手なカツラだよー!?」




9:2017/11/23(木) 15:46:49.81 ID:i+rPC6Xy0



西垣「これを被れば、誰よりも目立つこと間違いない」

あかり「そ、それもそうですけど・・・」

西垣「ただし、使っていいのは1日だけだ。明後日までには外しておかないと駄目だぞ」

あかり「え・・・?明後日も使っちゃったらどうなるんですか?」

西垣「大爆発する」

あかり「なんでそうなっちゃうんですか!?」




10:2017/11/23(木) 15:48:17.76 ID:i+rPC6Xy0



西垣「とにかく、これを被れば存在感がないという悩みは解決だ」

西垣「良かったな、赤座」

あかり「え、ええ・・・」












11:2017/11/23(木) 15:49:43.93 ID:i+rPC6Xy0


(次の日の教室)


ガラ

あかり「み、みんなおはよう・・・」

櫻子「でさー・・・え、ええっ?」

向日葵「あ、赤座さん?」

ちなつ「何その頭!?」




12:2017/11/23(木) 15:53:13.54 ID:i+rPC6Xy0



あかり「う、ううん、ちょっとイメチェンしようかなって」

櫻子「あはは、あかりちゃんスッゲー頭!面白ーい!」

向日葵「あ、赤座さんちょっとどころじゃありませんわ」

ちなつ「す、すっごく目立つねその頭」




13:2017/11/23(木) 15:56:28.01 ID:i+rPC6Xy0



櫻子「よーし、私もあかりちゃんに負けないようにアフロにしよー!」

向日葵「およしなさいな」

ちなつ「ホント、見れば見るほどすごい頭だね・・・」

あかり「えへへ・・・。あかりが話題を独占だよぉ」




14:2017/11/23(木) 16:01:38.35 ID:i+rPC6Xy0


(ごらく部)


ガラ

あかり「今日はー」

京子「よーっす・・・。うおっ!?な、何だあかりその頭!?」

結衣「もっ、モヒカン!?」




15:2017/11/23(木) 16:03:55.00 ID:i+rPC6Xy0



ちなつ「ええ、あかりちゃんイメチェンしたそうなんです」

ちなつ「それで今日、教室でもずっとあかりちゃんの話で持ち切りしたよ」

京子「へー、そうだったのかー」

結衣「そりゃそうだろうね」




16:2017/11/23(木) 16:05:34.04 ID:i+rPC6Xy0



京子「まったく、あかりも大胆だなー」

結衣「そんな頭じゃ、誰だって突っ込みたくなるよ」

あかり「えへへ・・・」




17:2017/11/23(木) 16:07:22.54 ID:i+rPC6Xy0



京子「ちょっと触っていい?」

あかり「うん、いいよ」

結衣「私も触ってみたい」

ちなつ「もう、あかりちゃんばっかりズルイ!」











18:2017/11/23(木) 16:11:44.70 ID:i+rPC6Xy0


(夜、あかりの部屋)


あかり「はぁ、今日は1日中あかりの話で持ちきりだったよぉ」

あかり「これも、西垣先生の発明品のお陰だね」

あかり「あとで先生にお礼言わなきゃ」




19:2017/11/23(木) 16:16:10.12 ID:i+rPC6Xy0



あかり「・・・でも、明日になったら爆発しちゃうんだよねこれ」

あかり「西垣先生も、使っていいのは1日だけって言ってたし」

あかり「けど、使わなかったらまたあかり存在感がなくなっちゃう・・・」


あかり「・・・」











20:2017/11/23(木) 16:22:05.79 ID:i+rPC6Xy0


(次の日の教室)


ガラ

あかり「みんな、おはよー」

櫻子「おっ、来た来たモヒカンあかりちゃん!」

向日葵「本当、何回見てもすごい頭ですわね」

ちなつ「今日も目立ってるね、あかりちゃん」




21:2017/11/23(木) 16:33:43.96 ID:i+rPC6Xy0



櫻子「何かこう、バイクとか火炎放射器とか似合いそうな頭だよねー」

向日葵「何のイメージですのそれ」

ちなつ「もー、今日もあかりちゃんの話ばっかりになっちゃいそう」

あかり「うふふ・・・」




22:2017/11/23(木) 16:37:28.21 ID:i+rPC6Xy0


(ごらく部)


ガラ

あかり「今日はー」

京子「よーっす・・・。うおっ、あ、あかり!?びっくりした」

結衣「昨日も見ただろ」




23:2017/11/23(木) 16:40:14.27 ID:i+rPC6Xy0



京子「いやー、何回見てもインパクトある頭だなー」

ちなつ「ええ、今日もみんなずっとあかりちゃんの話でしたよ」

結衣「そうだろうなー。こんな頭、話題にせずにはいられん」

あかり「えへへ・・・」










24:2017/11/23(木) 16:50:01.70 ID:i+rPC6Xy0


(帰り道)


あかり「はぁ、今日もあかりが話題を独占だったよぉ」

あかり「存在感があるって、最高だね・・・」ウルウル

あかり「よーし、明日もあかり思いっきり目立っちゃうよ!」




25:2017/11/23(木) 16:55:09.17 ID:i+rPC6Xy0



あかり「そして、その内学校じゅうあかりの話題で持ちきりになって・・・」


西垣「・・・赤座」

あかり「ひっ!?に、西垣先生?」




26:2017/11/23(木) 16:57:44.98 ID:i+rPC6Xy0



西垣「お前は、私との約束を破ったな?」

あかり「え?ち、違うんです、これは・・・」

西垣「そのカツラは、使っていいのは1日だけだと言ったはずだ」

あかり「い、いえ、その・・・」




27:2017/11/23(木) 17:15:06.05 ID:i+rPC6Xy0



西垣「約束を破ったお前には、罰を受けてもらう」ビシッ

あかり「そんなーっ!?」

西垣「さぁ、私の発明品もろとも、爆発するのだ!」

あかり「い、いやーーーーーーっ!?」


ピカッ




28:2017/11/23(木) 17:16:52.90 ID:i+rPC6Xy0



ドーーーーーーーーーーーン・・・























29:2017/11/23(木) 17:19:07.36 ID:i+rPC6Xy0



私の名前は西垣奈々

人呼んで七森中のアルカイダ

ただの理科教師じゃございません

私の発明品は爆発

ことごとく爆発するのでございます


この世は老いも若きも男も女も心の寂しい人ばかり

そんな皆さんの心のスキマをお埋めいたします

いいえお金は1銭も頂きません

皆さんが爆発に巻き込まれたらそれが何よりの報酬でございます

さて、本日の犠牲者は・・・


吉川ちなつ 13歳学生


ホーッホッホッホッホ…




30:2017/11/23(木) 17:24:26.86 ID:i+rPC6Xy0


(ごらく部)


ちなつ「結衣センパイ、今度のお休みどっか行きません?」

結衣「あ、いやごめんね、ちょっと予定が入っててさ・・・」


ちなつ「それじゃ、来週のお休みはどうですか?」

結衣「あ、来週もちょっと都合が悪くって・・・」

ちなつ「もう、つれないんですから結衣センパイは」




31:2017/11/23(木) 19:54:51.07 ID:i+rPC6Xy0


(帰り道)


ちなつ「・・・はぁ、結衣センパイと知り合ってはや3ヶ月」

ちなつ「その間、ちっとも仲が進展してかない」

ちなつ「私、こんなにも結衣センパイの事を想ってるのに」




32:2017/11/23(木) 19:56:03.71 ID:i+rPC6Xy0



ちなつ「はぁ、何かもっと結衣センパイとラブラブになれる方法ってないかなー」


西垣「どうしたんだ吉川。浮かない顔をして」

ちなつ「あ、西垣先生」




33:2017/11/23(木) 19:57:57.20 ID:i+rPC6Xy0



ちなつ「実は私、結衣センパイの事が大好きで・・・」

ちなつ「けど、結衣センパイが中々振り向いてくれなくって・・・はぁ」

西垣「何だ、そんな事か」




34:2017/11/23(木) 19:59:30.57 ID:i+rPC6Xy0



西垣「それなら、私のこの発明品をお前にやろう」

ちなつ「え?これは?」

西垣「『爆弾つきペンダント』だ」

ちなつ「何ですかそれ!?」




35:2017/11/23(木) 20:03:04.15 ID:i+rPC6Xy0



西垣「これを身に着けて、吉川の想い人をデートにでも誘ってみろ」

西垣「必ず、いい返事が貰えるはずだ」

ちなつ「本当ですか?信じられないんですけど」

西垣「ただし、明日の夕方6時までだ」

ちなつ「え・・・?それを過ぎるとどうなっちゃうんですか?」

西垣「大爆発を起こす」

ちなつ「そりゃ爆弾ですからね!?」




36:2017/11/23(木) 20:04:26.87 ID:i+rPC6Xy0



西垣「とにかく、このペンダントを身に着ければ悩みは解決だ」

西垣「いい返事が貰えるといいな、吉川」

ちなつ「はぁ・・・」












37:2017/11/23(木) 20:05:39.16 ID:i+rPC6Xy0


(次の日、ごらく部)


ちなつ「ねぇねぇ結衣センパイ、今日の放課後デートしませんか?」

結衣「え、今日?今日はちょっと・・・」

ちなつ「もう、たまにはデートしてくれたっていいじゃありませんか」

結衣「いやぁ、本当にごめんね・・・ん?」




38:2017/11/23(木) 20:11:40.31 ID:i+rPC6Xy0



結衣「ちなつちゃん、今日はかわいいペンダントしてるね」

ちなつ「え?あ、これですか?」


ちなつ「これ、爆弾なんです」

結衣「ばっ!?」




39:2017/11/23(木) 20:20:04.18 ID:i+rPC6Xy0



ちなつ「そんな事より、今日デートしましょうよ結衣センパイ」

結衣「そ、そんな事よりって、早くどっかに放り投げようよそれ!?」


ちなつ「・・・結衣センパイ、私とデートするのが嫌なんですか?」イジ…

ちなつ「私、思いあまってとんでもない事になっちゃうかも・・・」イジイジ…

結衣「う・・・」




40:2017/11/23(木) 20:22:53.73 ID:i+rPC6Xy0



結衣「わ、わかったからそのペンダントいじるのやめようよ?ね?」

ちなつ「え?じゃあ今日デートしてくれるんですね?」

結衣「う、うん」

ちなつ「やったぁ!このペンダントのお陰ね!」












41:2017/11/23(木) 20:57:59.54 ID:i+rPC6Xy0


(ワック店内)


ちなつ「うふふ・・・。おいしいですねー、結衣センパイ」

結衣「あ、う、うん」

ちなつ「やっぱり、デートと言えばワックですよねー」

結衣「そ、そうだね・・・」




42:2017/11/23(木) 20:58:52.47 ID:i+rPC6Xy0



結衣「と・・・。所でさ」

ちなつ「はい、何ですか?」

結衣「そのペンダント、いつまで付けてるの・・・?」

ちなつ「え?気になります?」

結衣「そ、そりゃあね・・・」




43:2017/11/23(木) 21:00:14.64 ID:i+rPC6Xy0



ちなつ「うーん、そうですねー」

ちなつ「今日の6時までデートしてくれたら、外してどっかその辺に放り投げますねー」

結衣「そ、そう。ずっと付けてるじゃないんだね、安心したよ」




44:2017/11/23(木) 21:04:46.66 ID:i+rPC6Xy0



ちなつ「・・・結衣センパイ、もしかして」

結衣「ん?」

ちなつ「今、私爆弾持ってるから嫌々付き合ってるんですか・・・?」

結衣「え!?いやいやそんな事ないって!」

ちなつ「ううっ、チーナ悲しい・・・」イジイジ…

結衣「ち、違うって!だからそのペンダントいじるのやめて!?」













45:2017/11/23(木) 21:32:39.83 ID:i+rPC6Xy0


(帰り道)


ちなつ「今日は楽しかったですねー結衣センパイ」ウデクミ

結衣「そ、そうだね」

ちなつ「今度また、デートして下さいねー」

結衣「あ、う、うん」




46:2017/11/23(木) 21:33:51.94 ID:i+rPC6Xy0



ちなつ(ふふふ、このペンダントさえあれば結衣センパイは私の思うがまま・・・)

ちなつ(こんなチャンス、逃してなるものか!)

ちなつ(ここは、目いっぱいペンダントの力を利用して・・・)




47:2017/11/23(木) 21:36:08.68 ID:i+rPC6Xy0



ちなつ「結衣センパイ、今日結衣センパイの家に泊まっていいですか?」

結衣「え!?私の家に?これから?」

ちなつ「ええ、ご迷惑ですか?」

結衣「いやぁ、何も準備できてないし、今すぐはちょっと・・・」




48:2017/11/23(木) 21:39:51.57 ID:i+rPC6Xy0



ちなつ「・・・そうですか。そうですよね」

ちなつ「急に押しかけたら、迷惑ですもんね・・・」イジイジ

結衣「あ、ち、違うよ?迷惑だなんてとんでもない!」

ちなつ「本当ですか?じゃあ、泊まりに行ってもいいんですね?」

結衣「う・・・」




49:2017/11/23(木) 21:41:31.77 ID:i+rPC6Xy0



結衣「うん・・・」

ちなつ「やったぁ!ありがとうございます、結衣センパイ!」

ちなつ(うふふ、これで今夜は結衣センパイと二人きり)

ちなつ(そして、そのままなし崩し的に・・・。うふふ)




50:2017/11/23(木) 22:07:32.34 ID:i+rPC6Xy0



ちなつ「それじゃ、行きましょっか結衣センパイ」

結衣「あ、う、うん」


西垣「・・・吉川」




51:2017/11/23(木) 22:08:45.22 ID:i+rPC6Xy0



結衣「うわっ!?に、西垣先生?」

ちなつ「あ、西垣先生。ありがとうございます、先生のお陰で・・・」

西垣「お前は、私との約束を破ったな?」

結衣「え?約束?」




52:2017/11/23(木) 22:09:58.94 ID:i+rPC6Xy0



西垣「そのペンダントを使うのは、今日の6時までにしておけと言ったはずだ」

西垣「さもないと、爆発すると」

結衣「うえーっ!?」

ちなつ「あ、そう言えばそうでしたね。すっかり忘れてました」




53:2017/11/23(木) 22:11:47.93 ID:i+rPC6Xy0



ちなつ「でも、いいんです。私、結衣センパイと一緒ならどうなっても構いません!」シガミツキ

結衣「ちょ、ちょっとちなつちゃん!?」

西垣「ほう。見上げた根性だ」




54:2017/11/23(木) 22:13:44.11 ID:i+rPC6Xy0



西垣「ならば、お望み通り爆発するがいい!」


結衣「ひぃーーーーーーっ!」ダッ

ちなつ「あれ?ちょっとどこ行くんですか?結衣センパイ?結衣センパ・・・」


ピカッ




55:2017/11/23(木) 22:14:57.34 ID:i+rPC6Xy0






ドーーーーーーーーーーーン・・・






















56:2017/11/23(木) 23:25:59.01 ID:i+rPC6Xy0



私の名前は西垣奈々

人呼んで七森中のアルカイダ

ただの理科教師じゃございません

私の発明品は爆発

ことごとく爆発するのでございます


この世は老いも若きも男も女も心の寂しい人ばかり

そんな皆さんの心のスキマをお埋めいたします

いいえお金は1銭も頂きません

皆さんが爆発に巻き込まれたらそれが何よりの報酬でございます

さて、本日の犠牲者は・・・


大室櫻子 13歳学生


ホーッホッホッホッホ…





57:2017/11/23(木) 23:26:53.91 ID:i+rPC6Xy0


(教室)


あかり「向日葵ちゃん、また胸がおっきくなったねー」

ちなつ「ほんっと、羨ましいよねー」

向日葵「い、いやですわ二人とも」

櫻子「・・・」




58:2017/11/23(木) 23:28:46.64 ID:i+rPC6Xy0



あかり「あかりも、せめて向日葵ちゃんの半分くらいは・・・」

ちなつ「そうだよね・・・」

向日葵「ふ、二人とも気にし過ぎですわ?成長期ですから、これからきっと」

櫻子「・・・ふん!」




59:2017/11/23(木) 23:30:20.04 ID:i+rPC6Xy0



向日葵「何ですの櫻子」

櫻子「ちょーっと胸が大きいからって、自慢かー!このイヤミっぱい!」

あかり「ま、まぁまぁ櫻子ちゃん」

ちなつ「しょうがないよ、こればっかりは」




60:2017/11/23(木) 23:32:51.60 ID:i+rPC6Xy0



向日葵「まったく、櫻子は・・・。胸が大きくたって、何もいい事ありませんわよ」

向日葵「肩は凝るし、体重だって気になりますし・・・」フゥ

櫻子「だから、それがイヤミだっつーの!」

あかり「ぜいたくな悩みだよね・・・」

ちなつ「私たちには、無縁の悩みね・・・」




61:2017/11/23(木) 23:44:48.78 ID:i+rPC6Xy0



向日葵「いえ、私は私で櫻子が羨ましいんですのよ?本当に」

櫻子「むっ、ムキーッ!それは私がペチャパイだからって事かーっ!」

あかり「あ、ううん?違うと思うよ櫻子ちゃん?」

ちなつ「今の櫻子ちゃんに、何を言っても無駄ね・・・」




62:2017/11/23(木) 23:46:04.67 ID:i+rPC6Xy0



櫻子「もー、アッタマきた!」

櫻子「見てろよ向日葵、すぐにお前よりボインボインになって、吠え面かかせてやる!」

向日葵「むっ・・・。ええ、やれるものならやって見なさい」

あかり「そんな、すぐになんて無理だよー」

ちなつ「一体、どうする積もりなんだろね?」

















63:2017/11/24(金) 00:22:38.37 ID:zG4CN2vs0


(帰り道)


櫻子「ちっくしょー、向日葵のやつ」

櫻子「何が、肩が凝るだイヤミッたらしい!」

櫻子「こうなったら、絶対向日葵よりボインになって見返してやる・・・」




64:2017/11/24(金) 00:23:11.79 ID:zG4CN2vs0



櫻子「とは言ったものの、どうしよう」

櫻子「そんな簡単にボインになる方法なんて、何も思いつかないし・・・」


西垣「おや?どうした大室。そんなにしょげ返って」




65:2017/11/24(金) 00:23:55.87 ID:zG4CN2vs0



櫻子「あ、西垣先生。実は、向日葵のやつが・・・」

櫻子「ちょっと胸がおっきいからって、イヤミッたらしく自慢してくるんです」

西垣「ほう?」

櫻子「ぐぬぬ、思い出したらムカムカしてきた・・・!」

西垣「そうかそうか。なら、大室にこの私の発明品をあげよう」

櫻子「え?何ですかこれ?」




66:2017/11/24(金) 00:26:55.02 ID:zG4CN2vs0



西垣「うむ、『胸に塗ったら大きくなる薬』だ」

櫻子「へー?この薬で本当に胸がおっきくなるんですか?」チャポ

西垣「おっと、瓶をうっかり落として割ったりするなよ?」

櫻子「へ?何でですか?」

西垣「胸以外の場所に使ったら、大爆発を起こすからな」

櫻子「どんな仕組みでそうなるんですか!?」




67:2017/11/24(金) 00:28:06.99 ID:zG4CN2vs0



櫻子「・・・けど、これを使えば向日葵よりボインボインになれるんですね?」

西垣「ああ、もちろんだ」

櫻子「やったー!先生、ありがとう!」

西垣「ああ、くれぐれも扱いには注意しろよ?」











68:2017/11/24(金) 00:29:06.68 ID:zG4CN2vs0


(櫻子の部屋)


櫻子「よーし、見てろよ向日葵のやつ・・・」

櫻子「この薬で、お前の2倍ボインボインになってやる!」ポン

櫻子「んぐ、んぐ・・・」ゴクゴク




69:2017/11/24(金) 00:29:32.13 ID:zG4CN2vs0



櫻子「・・・ぷはー」

櫻子「さーてどんくらい大っきくなるかなー、私の胸」

櫻子「たっのしみー、フンフン・・・」

櫻子「・・・」




70:2017/11/24(金) 00:30:09.04 ID:zG4CN2vs0



櫻子「あっ、しまった!」

櫻子「つける薬なのに、飲んじゃった!」


ピカッ




71:2017/11/24(金) 00:30:35.09 ID:zG4CN2vs0





ドーーーーーーーーーーーン・・・




















終わり




72:2017/11/24(金) 00:31:01.96 ID:zG4CN2vs0

オチは特にないです

読んでくれた方ありがとうございました


SS速報VIPに投稿されたスレッドの紹介です。
元スレ:
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511413456/1: