1: :2018/12/02(日) 10:40:35.76 ID:kDyrh9vDO
―少し前、それは事務所である一人の少女の一言から始まった
桃華「もう12月になりますし、紅葉狩りに行きますわよ!」
―すると事務所にいた男が反論する
モバP(いつもの人)「しかし、紅葉狩りといっても行くメンバーがなぁ」
―そう言ってスケジュールを見る
―そこには
―事務所の大半のメンバーが、12月早々にライブで地方に行くと印されていた
P「だから残っているメンバー……つまり俺達だけで行くとみんな文句を言うからなぁ」
―男がそう呟くと少女はその答を待っていたかのように答える
桃華「だからですわ。人気の無い我が櫻井家の別荘でじっくり愛し合いたいと思いますの」
―……女ってのは時に大胆になるものである
P「はぁ……ん?あと一人暇なのがいるな」
桃華「どちら様ですの?」
―二人して覗き込むスケジュール表の空いている覧には
「槙原志保」
―その名前が印されていた
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1543714835
桃華「もう12月になりますし、紅葉狩りに行きますわよ!」
―すると事務所にいた男が反論する
モバP(いつもの人)「しかし、紅葉狩りといっても行くメンバーがなぁ」
―そう言ってスケジュールを見る
―そこには
―事務所の大半のメンバーが、12月早々にライブで地方に行くと印されていた
P「だから残っているメンバー……つまり俺達だけで行くとみんな文句を言うからなぁ」
―男がそう呟くと少女はその答を待っていたかのように答える
桃華「だからですわ。人気の無い我が櫻井家の別荘でじっくり愛し合いたいと思いますの」
―……女ってのは時に大胆になるものである
P「はぁ……ん?あと一人暇なのがいるな」
桃華「どちら様ですの?」
―二人して覗き込むスケジュール表の空いている覧には
「槙原志保」
―その名前が印されていた
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1543714835
3: :2018/12/02(日) 10:49:15.34 ID:kDyrh9vDO
―合同ライブ二日前
―駅
夕美「それじゃあ、Pさん。私たち行くね」
―一人の少女がそうつぶやく。その目には泣いた後
藍子「私たちが行っても……絶対に忘れないでね」
―さらにまた一人別れを告げる。こちらの少女も目が赤かった
パッションP(以下P)「あぁ……」ニガワライ
唯「ねーねー、みんな何やってるの?」
裕子「サイキックお別れの儀式です!」
雫「それはかわいそうですねぇ」
早苗「はいはーい、みんな汽車に乗るわよー!」
柚「汽車って……菜々さんじゃないんだからそんな古くさ……痛たたたたた!」
―そう呟いた少女を女性……やや小柄ではあるが関節技をかけていた
早苗「じゃあ、柚ちゃんの誕生会はなしってことで」
早苗「それともありすちゃんに頼んで」
―そう言うと少女は態度を改め
柚「ごめんなさい」フカブカ
―そう土下座したのであった
―駅
夕美「それじゃあ、Pさん。私たち行くね」
―一人の少女がそうつぶやく。その目には泣いた後
藍子「私たちが行っても……絶対に忘れないでね」
―さらにまた一人別れを告げる。こちらの少女も目が赤かった
パッションP(以下P)「あぁ……」ニガワライ
唯「ねーねー、みんな何やってるの?」
裕子「サイキックお別れの儀式です!」
雫「それはかわいそうですねぇ」
早苗「はいはーい、みんな汽車に乗るわよー!」
柚「汽車って……菜々さんじゃないんだからそんな古くさ……痛たたたたた!」
―そう呟いた少女を女性……やや小柄ではあるが関節技をかけていた
早苗「じゃあ、柚ちゃんの誕生会はなしってことで」
早苗「それともありすちゃんに頼んで」
―そう言うと少女は態度を改め
柚「ごめんなさい」フカブカ
―そう土下座したのであった
4: :2018/12/02(日) 14:54:53.93 ID:kDyrh9vDO
未央「でもあーちゃんもゆーみんもプロデューサーが大好きだからね。今回のライブに来れないのは寂しいのさ」
茜「そうなんですか?それはいけません!走りましょう」
―そう言うと、一人で走り出そうとした為回りのみんなが止めることになった
―そんな喧騒の中、一人
芳乃「ほー……あの方もなかなか言い出せ無いのでしてー」
心「どった☆芳乃も自分の伴侶がいなくて寂しいか?」
芳乃「既成事実はすみましたー。して、あの方はー、待っていただくとのことでしてー」
芳乃「ではなく」
心「ちっ」
芳乃「彼の者の心にはー、既に一人のおなごがおりましてー」
心「……やっぱりか」
心「いくらはぁと達がアプローチしても、うんもすんも何もないはずだなぁ……」ハァ
―ふとためいきをつくうわキツな女性
―すると諦めたようにつぶやく
心「まぁ、今回プロデューサーは一緒にお留守番なんだろ?」
心「志保とは」
心「なら、そのままくっついた方がいっそ清々しくなるんじゃねぇか?だろ☆」
芳乃「……」
芳乃「さてさてー」
茜「そうなんですか?それはいけません!走りましょう」
―そう言うと、一人で走り出そうとした為回りのみんなが止めることになった
―そんな喧騒の中、一人
芳乃「ほー……あの方もなかなか言い出せ無いのでしてー」
心「どった☆芳乃も自分の伴侶がいなくて寂しいか?」
芳乃「既成事実はすみましたー。して、あの方はー、待っていただくとのことでしてー」
芳乃「ではなく」
心「ちっ」
芳乃「彼の者の心にはー、既に一人のおなごがおりましてー」
心「……やっぱりか」
心「いくらはぁと達がアプローチしても、うんもすんも何もないはずだなぁ……」ハァ
―ふとためいきをつくうわキツな女性
―すると諦めたようにつぶやく
心「まぁ、今回プロデューサーは一緒にお留守番なんだろ?」
心「志保とは」
心「なら、そのままくっついた方がいっそ清々しくなるんじゃねぇか?だろ☆」
芳乃「……」
芳乃「さてさてー」
5: :2018/12/02(日) 15:04:43.85 ID:kDyrh9vDO
―数刻後
P「ふぅ……みんな行ったか」
P「ファンには見つかるし、茜は走り出すしだからバスの方がよかったんだけどなぁ……」
―そう男がつぶやくと
「でも、バス酔いする人がいますからね」
P「お、いたんだ」
「いたんだ……じゃないですよ」
志保「まったく……」
P「すまんすまん」
―と、女の抗議に笑いながら答える
―ふと思い出したかのように
P「で、どうしたんだ?何かあったのか?」
志保「そうそう、ロリコンPさんからの伝言ですよ」
P「ロリコンって……どっちだ?泰葉の子供を作った方か、千枝の子供の親か」
―ちなみにさらに一人子供を作ったPがいるのは内緒だ
志保「後者です。で、一緒に紅葉狩りにいかないかとのことです」
P「おいおい、留守番するヤツがいないと……」
志保「それなら、泰葉ちゃんの旦那さんがやってくれるそうですよ」
P「……あいつはどんな弱みを握ったんだ?」
―と、呆れながらも楽しそうに
P「なら、謹んでお受けいたしましょう」
志保「やったー!」
P「って、志保。お前まで……まさか」
志保「はい、私もお呼ばれしちゃいました!」
P「マジか……」
P「ふぅ……みんな行ったか」
P「ファンには見つかるし、茜は走り出すしだからバスの方がよかったんだけどなぁ……」
―そう男がつぶやくと
「でも、バス酔いする人がいますからね」
P「お、いたんだ」
「いたんだ……じゃないですよ」
志保「まったく……」
P「すまんすまん」
―と、女の抗議に笑いながら答える
―ふと思い出したかのように
P「で、どうしたんだ?何かあったのか?」
志保「そうそう、ロリコンPさんからの伝言ですよ」
P「ロリコンって……どっちだ?泰葉の子供を作った方か、千枝の子供の親か」
―ちなみにさらに一人子供を作ったPがいるのは内緒だ
志保「後者です。で、一緒に紅葉狩りにいかないかとのことです」
P「おいおい、留守番するヤツがいないと……」
志保「それなら、泰葉ちゃんの旦那さんがやってくれるそうですよ」
P「……あいつはどんな弱みを握ったんだ?」
―と、呆れながらも楽しそうに
P「なら、謹んでお受けいたしましょう」
志保「やったー!」
P「って、志保。お前まで……まさか」
志保「はい、私もお呼ばれしちゃいました!」
P「マジか……」
7: :2018/12/02(日) 20:37:15.93 ID:kDyrh9vDO
―そして次の日。事務所には三人の男性と、六人の女性。そのうち三人は小学生ではあったが……が集まった
ロリP「よーし、みんな集まったな」
桃華「はい!」
千枝「はーい!」
メアリー「イエス!」
―男は辺りを見回し
ロリP「お、三人だけか?スケジュールでは全員空いていた覚えがあるんだが……」
桃華「ありすさん達は今回参加されなかった方々と、親睦会をするとのことで……」
千枝「千枝もブルーナポレオンの皆さんに誘われていましたが、比奈さんがライブに行ったので自然消滅しちゃいました」
メアリー「ワタシも似たりよったりだワ」
ロリP「そっか……ならあとはお前と志保か」
―そう言いつつ、一人の男からの冷たい目線をそらせる
「おい……」
ロリP「何でございましょうか。こないだの会議で昇進されましたチーフ様」
チーフP「……俺に留守番をさせるとはな」
ロリP「いえいえ、泰葉さんに」
『旦那さんと一緒に過ごしたくないかな?』
ロリP「と聞いただけですよ?」
泰葉「はい、Pさんと常に一緒にいたいですからね」ギュッ
―そう言いながらチーフPの腕をしっかり掴む泰葉であった
ロリP「よーし、みんな集まったな」
桃華「はい!」
千枝「はーい!」
メアリー「イエス!」
―男は辺りを見回し
ロリP「お、三人だけか?スケジュールでは全員空いていた覚えがあるんだが……」
桃華「ありすさん達は今回参加されなかった方々と、親睦会をするとのことで……」
千枝「千枝もブルーナポレオンの皆さんに誘われていましたが、比奈さんがライブに行ったので自然消滅しちゃいました」
メアリー「ワタシも似たりよったりだワ」
ロリP「そっか……ならあとはお前と志保か」
―そう言いつつ、一人の男からの冷たい目線をそらせる
「おい……」
ロリP「何でございましょうか。こないだの会議で昇進されましたチーフ様」
チーフP「……俺に留守番をさせるとはな」
ロリP「いえいえ、泰葉さんに」
『旦那さんと一緒に過ごしたくないかな?』
ロリP「と聞いただけですよ?」
泰葉「はい、Pさんと常に一緒にいたいですからね」ギュッ
―そう言いながらチーフPの腕をしっかり掴む泰葉であった
8: :2018/12/02(日) 20:47:40.89 ID:kDyrh9vDO
ロリP「それじゃあ、俺から二人にプレゼントをば」ゴソゴソ
―そう言いながら取り出したのは
チーフP「……明るい家族計画かよ」
泰葉「まぁ……でも大丈夫です。今、愛する人の新しい命を授かってますので」ルンルン
P「うわ……」
桃華「まぁ、おめでとうございます!」
千枝「おめでとうございます!」
メアリー「デ、ウェディングはいつになるのカシラ?」
チーフP「……泰葉が16歳になった時だ」
ロリP「なんだかんだで大事にしてますね」
チーフP「煩い……とっとと言ってこい」
チーフP「……お前も連れの二人を妊娠させるんじゃないぞ」
ロリP「はーい」
桃華「まぁ、私としては望むところですわ」
メアリー「残念だけど、まだ肝心なのが来てないのヨ……」
志保「まぁまぁ、いつかは必ず来るから、落ち込んじゃダメよ」
P「……そこはまず行為をする自体を止めて欲しかったな」
―そうため息を着いたPであった
―そう言いながら取り出したのは
チーフP「……明るい家族計画かよ」
泰葉「まぁ……でも大丈夫です。今、愛する人の新しい命を授かってますので」ルンルン
P「うわ……」
桃華「まぁ、おめでとうございます!」
千枝「おめでとうございます!」
メアリー「デ、ウェディングはいつになるのカシラ?」
チーフP「……泰葉が16歳になった時だ」
ロリP「なんだかんだで大事にしてますね」
チーフP「煩い……とっとと言ってこい」
チーフP「……お前も連れの二人を妊娠させるんじゃないぞ」
ロリP「はーい」
桃華「まぁ、私としては望むところですわ」
メアリー「残念だけど、まだ肝心なのが来てないのヨ……」
志保「まぁまぁ、いつかは必ず来るから、落ち込んじゃダメよ」
P「……そこはまず行為をする自体を止めて欲しかったな」
―そうため息を着いたPであった
9: :2018/12/02(日) 20:54:40.55 ID:kDyrh9vDO
―その時、下から呼び付けるようにクラクションが鳴った
ブッブー
桃華「あらお迎えが来たみたいですわね」
P「それじゃあ、お土産にキノコでも取ってきますね」
チーフP「輝子じゃねぇから……」
泰葉「ふふっ、マツタケはPさんので充分ですよ」サスサス
―そう言いながらチーフPの股間を触る
―際どい隠語ではあるが、さすがに小学生には通じないことを失念していた
千枝「マツタケ……?」
メアリー「どういう意味カシラ?」
志保「はーい、しゅっぱーつ!///」
―純粋な少女達の中、ただ一人、顔を赤らめる志保であった
ブッブー
桃華「あらお迎えが来たみたいですわね」
P「それじゃあ、お土産にキノコでも取ってきますね」
チーフP「輝子じゃねぇから……」
泰葉「ふふっ、マツタケはPさんので充分ですよ」サスサス
―そう言いながらチーフPの股間を触る
―際どい隠語ではあるが、さすがに小学生には通じないことを失念していた
千枝「マツタケ……?」
メアリー「どういう意味カシラ?」
志保「はーい、しゅっぱーつ!///」
―純粋な少女達の中、ただ一人、顔を赤らめる志保であった
10: :2018/12/02(日) 21:04:35.93 ID:kDyrh9vDO
―道中、特に何もなく目的地へ到着
ブロロロ
千枝「ありがとうございました!」ペコリ
桃華「では迎えも去りましたし、行きますわよ」
トコトコ
―少し遊歩道を歩くと、辺り一面の紅葉のカーテンの中を進んでている気分になる
志保「すごい……真っ赤ね……」
メアリー「これが日本の風景ネ。みんなにも見せてあげないト」カシャカシャ
―と少女はスマホを取り出して写真を撮った
千枝「みんなって……たしかメアリーちゃんにはお姉ちゃんがいたんだっけ?」
メアリー「うん、唯そっくりなのヨ!」
―なぜか自慢げだ
メアリー「……で、アタシの趣味と同じなの」
志保「趣味?」
桃華「つまり?」
メアリー「間違ってもダーリンには合わせられないワ!!」
ロリP「そっちかよ!」
P「あははは、モテモテですなぁ」
ロリP「うるせぇ……」
―珍しく照れ隠しだろうか。男はぶっきらぼうに答えた
ブロロロ
千枝「ありがとうございました!」ペコリ
桃華「では迎えも去りましたし、行きますわよ」
トコトコ
―少し遊歩道を歩くと、辺り一面の紅葉のカーテンの中を進んでている気分になる
志保「すごい……真っ赤ね……」
メアリー「これが日本の風景ネ。みんなにも見せてあげないト」カシャカシャ
―と少女はスマホを取り出して写真を撮った
千枝「みんなって……たしかメアリーちゃんにはお姉ちゃんがいたんだっけ?」
メアリー「うん、唯そっくりなのヨ!」
―なぜか自慢げだ
メアリー「……で、アタシの趣味と同じなの」
志保「趣味?」
桃華「つまり?」
メアリー「間違ってもダーリンには合わせられないワ!!」
ロリP「そっちかよ!」
P「あははは、モテモテですなぁ」
ロリP「うるせぇ……」
―珍しく照れ隠しだろうか。男はぶっきらぼうに答えた
11: :2018/12/02(日) 22:04:01.64 ID:kDyrh9vDO
ロリP「それじゃあ、一度解散な。あ、万が一迷ったらダメだから、このGPSを持つように」
―と取り出したのはスマホサイズのGPSであった
P「それなら……あ、電波が届かないのか」
―そう言いながらスマホを取り出し、また仕舞う
桃華「櫻井の私有地ですわ」
志保「なるほど」ゴソゴソ
―彼女も取り出した物を仕舞った
桃華「ちなみに少し上がったところに、果物園と休憩所がありますわ」
メアリー「やだー!ダーリンと屋外でヤルのネ!」
ロリP「そっちの休憩じゃないだろ……前に来た時は簡単な食事を取れるようになっていたな」
千枝「焼き芋を焼いた時ですね!」
桃華「さらにその奥に別荘がありますから、万が一の時はそちらで待っていてくださいませ」
P「了解」
ロリP「んじゃ、解散!」
―と取り出したのはスマホサイズのGPSであった
P「それなら……あ、電波が届かないのか」
―そう言いながらスマホを取り出し、また仕舞う
桃華「櫻井の私有地ですわ」
志保「なるほど」ゴソゴソ
―彼女も取り出した物を仕舞った
桃華「ちなみに少し上がったところに、果物園と休憩所がありますわ」
メアリー「やだー!ダーリンと屋外でヤルのネ!」
ロリP「そっちの休憩じゃないだろ……前に来た時は簡単な食事を取れるようになっていたな」
千枝「焼き芋を焼いた時ですね!」
桃華「さらにその奥に別荘がありますから、万が一の時はそちらで待っていてくださいませ」
P「了解」
ロリP「んじゃ、解散!」
12: :2018/12/02(日) 22:16:36.24 ID:kDyrh9vDO
―と言いながら、彼は四人を引き連れて奥の方へと進んで行った
P「……でどうする?」
―そう言うと志保は彼の腕に自分の腕を絡ませ
志保「決まってるよ……久しぶりの二人っきりだね」
P「あぁ……」
―実はこの二人、既に付き合っており、こうして出掛けるのは久々であった
―スカウトした時点で口説いており、プロデューサーとして実は見栄っ張りで恥ずかしがり屋……
―でも一生懸命に彼女を見ていてくれる姿、そして笑顔に惹かれていた
P「じゃあ、果物でも見に行くか?」
志保「うんっ」
―そして二人共、この日を楽しみにしていたのである
志保「あなたと、仕事以外の思い出も欲しいもんね」ギュッ
P「……あぁ」
P「……でどうする?」
―そう言うと志保は彼の腕に自分の腕を絡ませ
志保「決まってるよ……久しぶりの二人っきりだね」
P「あぁ……」
―実はこの二人、既に付き合っており、こうして出掛けるのは久々であった
―スカウトした時点で口説いており、プロデューサーとして実は見栄っ張りで恥ずかしがり屋……
―でも一生懸命に彼女を見ていてくれる姿、そして笑顔に惹かれていた
P「じゃあ、果物でも見に行くか?」
志保「うんっ」
―そして二人共、この日を楽しみにしていたのである
志保「あなたと、仕事以外の思い出も欲しいもんね」ギュッ
P「……あぁ」
13: :2018/12/02(日) 22:26:12.08 ID:kDyrh9vDO
―果実園
P「ふむ……さすがにバナナはないか」
―どこぞのワニと一緒に見られる所へ行きなさい
志保「流石に……でも葡萄にりんごに梨に柿に……もう季節が去ったのもまだあるね」
P「じゃあ、一つずつみにいくか」
志保「楽しみ~」
P「ふぅ~食べた食べた」
志保「えぇ~もうギブアップなの?」
P「……あのな、調子に乗って『あーん』を何回もやるからだ」
―そう抗議すると
志保「ふーん。じゃあ、その『あーん』の度に口を開いてくれたのはどういうわけかしら?」
―楽しそうに質問する
P「……まったく」
志保「ふふっ、あなたの口癖ね」
志保「私だけの特権……かな?」
P「……そうだな」
P「そして」ズイッ
―男は近づき
志保「あ……」
―顔が赤くなり
P「目を……閉じて」
志保「ん……」
―2人は
―恋人のキス……口付けを交わした
P「ふむ……さすがにバナナはないか」
―どこぞのワニと一緒に見られる所へ行きなさい
志保「流石に……でも葡萄にりんごに梨に柿に……もう季節が去ったのもまだあるね」
P「じゃあ、一つずつみにいくか」
志保「楽しみ~」
P「ふぅ~食べた食べた」
志保「えぇ~もうギブアップなの?」
P「……あのな、調子に乗って『あーん』を何回もやるからだ」
―そう抗議すると
志保「ふーん。じゃあ、その『あーん』の度に口を開いてくれたのはどういうわけかしら?」
―楽しそうに質問する
P「……まったく」
志保「ふふっ、あなたの口癖ね」
志保「私だけの特権……かな?」
P「……そうだな」
P「そして」ズイッ
―男は近づき
志保「あ……」
―顔が赤くなり
P「目を……閉じて」
志保「ん……」
―2人は
―恋人のキス……口付けを交わした
14: :2018/12/02(日) 22:34:55.53 ID:kDyrh9vDO
―晩
P「ふぅ、食べた食べた」
ロリP「千枝もまた腕を上げたな」
千枝「えへへ、お母さんですから」
―そう言いながらガッツポーズを取る
ロリP「お、おぅ……」
桃華「むぅ……」
メアリー「むぅ……」
―たじたじする男に、頬を膨らませる二人の少女
―いわゆるやきもちていうヤツだ
ロリP「勘弁してくれよ……」
志保「ほら、二人とも。ご飯のあとなんだから、そんな顔をしないの」
桃華「……わかりましたわ。今度こそあなたをギャフンと言わせる料理を作りますわ!」
ロリP「桃華、呼び方呼び方!」
メアリー「またアナタ呼びになってるわヨ」
桃華「っ!……ごめんなさい。つい……」
志保「というか、もうそういう話になってるの?」
P「法律が変わって伸びたとはいえ、あと6年か……まぁ頑張れよ」
桃華「っ、はい!」
―そう言うと少女の顔はおだやかな笑顔になった
―それはもはや少女ではなく、一人前の女性の顔であった
P「ふぅ、食べた食べた」
ロリP「千枝もまた腕を上げたな」
千枝「えへへ、お母さんですから」
―そう言いながらガッツポーズを取る
ロリP「お、おぅ……」
桃華「むぅ……」
メアリー「むぅ……」
―たじたじする男に、頬を膨らませる二人の少女
―いわゆるやきもちていうヤツだ
ロリP「勘弁してくれよ……」
志保「ほら、二人とも。ご飯のあとなんだから、そんな顔をしないの」
桃華「……わかりましたわ。今度こそあなたをギャフンと言わせる料理を作りますわ!」
ロリP「桃華、呼び方呼び方!」
メアリー「またアナタ呼びになってるわヨ」
桃華「っ!……ごめんなさい。つい……」
志保「というか、もうそういう話になってるの?」
P「法律が変わって伸びたとはいえ、あと6年か……まぁ頑張れよ」
桃華「っ、はい!」
―そう言うと少女の顔はおだやかな笑顔になった
―それはもはや少女ではなく、一人前の女性の顔であった
15: :2018/12/02(日) 22:44:51.76 ID:kDyrh9vDO
―やがて夜も更け
ボーンボーン
P「おっ、もう9時か……」
ロリP「メアリーは……」
メアリー「……」コックリ
桃華「もう寝ちゃってますね」
千枝「よしよし……じゃあ、みんなで寝室に向かいますか?」
ロリP「そうだな……よっしょ」
―そう言いながら少女を担ぐ
―いわゆるお姫様だっこというヤツだ
ロリP「さすがに今夜はメアリーがこんなんだし、千枝も疲れているだろうから、寝るだけにするか」
桃華「んもう……でも仕方がありませんわね。すっかり眠ってしまって」
ロリP「起きている間もかわいいが、寝ているとさらにかわいく見えるのは何故だろう」
千枝「お父さんですからね」
ロリP「こいつぅ!」
千枝「きゃっ!」
―そう少女とじゃれながら
ロリP「そうそう、お前らの部屋はそっちな」
―と指差す
―そこにはツインルームがあった
P「というかツインルームってことは……」
ロリP「ん?お前、志保と付き合ってるだろ?だから気を使って……」
P「な……な……」クチパク
ロリP「まさかバレてないとでも思ったか?つか雰囲気でわかるぞ」
志保「うわぁ……」
P「そうなのか……」
―二人の顔は真っ赤であった
ボーンボーン
P「おっ、もう9時か……」
ロリP「メアリーは……」
メアリー「……」コックリ
桃華「もう寝ちゃってますね」
千枝「よしよし……じゃあ、みんなで寝室に向かいますか?」
ロリP「そうだな……よっしょ」
―そう言いながら少女を担ぐ
―いわゆるお姫様だっこというヤツだ
ロリP「さすがに今夜はメアリーがこんなんだし、千枝も疲れているだろうから、寝るだけにするか」
桃華「んもう……でも仕方がありませんわね。すっかり眠ってしまって」
ロリP「起きている間もかわいいが、寝ているとさらにかわいく見えるのは何故だろう」
千枝「お父さんですからね」
ロリP「こいつぅ!」
千枝「きゃっ!」
―そう少女とじゃれながら
ロリP「そうそう、お前らの部屋はそっちな」
―と指差す
―そこにはツインルームがあった
P「というかツインルームってことは……」
ロリP「ん?お前、志保と付き合ってるだろ?だから気を使って……」
P「な……な……」クチパク
ロリP「まさかバレてないとでも思ったか?つか雰囲気でわかるぞ」
志保「うわぁ……」
P「そうなのか……」
―二人の顔は真っ赤であった
16: :2018/12/02(日) 22:51:59.57 ID:kDyrh9vDO
―そして
志保「ベッドも一つなんだ……」
P「あぁ……」
志保(あ、緊張してるな……よーし)
志保「……襲わない?」ボソッ
P「……」ビクッ
P「…………」
P「あぁ……」
P「こう……雰囲気というか、人に流された状態ってのはな」
志保「……ぶぅ」
志保「見栄っ張り!」
P「うぐっ!」グサッ
志保「私としては」グイッ
P「あ……」
志保「好きって言葉だけじゃ足りない時だってあるんだから」シュル
P「肝にすえとくよ」
P「……」
P「いいのか?」
P「今、かなり余裕ないから……その……な」
志保「……」
志保「ふふっ」
志保「あなたが大事にしているもの、たまには壊してみない?」
志保「ベッドも一つなんだ……」
P「あぁ……」
志保(あ、緊張してるな……よーし)
志保「……襲わない?」ボソッ
P「……」ビクッ
P「…………」
P「あぁ……」
P「こう……雰囲気というか、人に流された状態ってのはな」
志保「……ぶぅ」
志保「見栄っ張り!」
P「うぐっ!」グサッ
志保「私としては」グイッ
P「あ……」
志保「好きって言葉だけじゃ足りない時だってあるんだから」シュル
P「肝にすえとくよ」
P「……」
P「いいのか?」
P「今、かなり余裕ないから……その……な」
志保「……」
志保「ふふっ」
志保「あなたが大事にしているもの、たまには壊してみない?」
17: :2018/12/02(日) 22:55:58.42 ID:kDyrh9vDO
―やがて夜は明け、朝を迎える
チュンチュン
P「……」
志保「……」
P・志保(やったんだよなぁ)
P「その……あのな……」
P「だ、大事にするから!」
志保「うん、大丈夫」
志保「だって、あなたからの愛がいっぱいつまってるからね」
P「志保……」
P「志保ーっ!」
志保「きゃあっ」
志保「んもう……ケダモノなんだからぁ」
志保「あ……」
―そう言いながら、Pを受け入れる志保であった
チュンチュン
P「……」
志保「……」
P・志保(やったんだよなぁ)
P「その……あのな……」
P「だ、大事にするから!」
志保「うん、大丈夫」
志保「だって、あなたからの愛がいっぱいつまってるからね」
P「志保……」
P「志保ーっ!」
志保「きゃあっ」
志保「んもう……ケダモノなんだからぁ」
志保「あ……」
―そう言いながら、Pを受け入れる志保であった
18: :2018/12/02(日) 23:02:38.86 ID:kDyrh9vDO
―次の日、事務所にはライブのメンバーも帰って来ていた
P「よぉ、お帰り」
志保「お帰りなさい」
心「ふぅ、疲れたー」
早苗「アタシも~。Pくん、マッサージお願い~」
P「あー、はいはい」
志保「じゃあ今、お茶を入れてきますね」
未央「あー、志保っち、何か甘いのないかな?」
茜「疲れた時には甘い物といいます!」
柚「……疲れたようには見えないなぁ」
志保「じゃあ、温泉まんじゅうがありますよ」
早苗「あれ?どっか行ってきたの?」
志保「あ……あの……」
チラッ
志保「はい……」
芳乃「ほー」
P「よぉ、お帰り」
志保「お帰りなさい」
心「ふぅ、疲れたー」
早苗「アタシも~。Pくん、マッサージお願い~」
P「あー、はいはい」
志保「じゃあ今、お茶を入れてきますね」
未央「あー、志保っち、何か甘いのないかな?」
茜「疲れた時には甘い物といいます!」
柚「……疲れたようには見えないなぁ」
志保「じゃあ、温泉まんじゅうがありますよ」
早苗「あれ?どっか行ってきたの?」
志保「あ……あの……」
チラッ
志保「はい……」
芳乃「ほー」
19: :2018/12/02(日) 23:06:09.78 ID:kDyrh9vDO
芳乃「志保殿ー」
志保「はい?」
芳乃「やや子などには充分注意するのでしてー」
志保「やや子……」
志保「……」
志保「//////」ポンッ
芳乃「爆発したのでしてー」
志保「そんな(///)……Pさん、私、昨日……生で……」
P「お、おい!」
早苗「あーら、志保ちゃんとよろしくしちゃたわけ?」
P「えと……はい」
夕美「えっ……」
藍子「そんな……」
志保「はい?」
芳乃「やや子などには充分注意するのでしてー」
志保「やや子……」
志保「……」
志保「//////」ポンッ
芳乃「爆発したのでしてー」
志保「そんな(///)……Pさん、私、昨日……生で……」
P「お、おい!」
早苗「あーら、志保ちゃんとよろしくしちゃたわけ?」
P「えと……はい」
夕美「えっ……」
藍子「そんな……」
20: :2018/12/02(日) 23:12:33.08 ID:kDyrh9vDO
―その瞬間、夕美と藍子の頭にガツンと殴られたような痛みが走った
夕美(……私じゃ)
藍子(ダメだったんだ……)
ジャ、ジャアオンセンマンジュウハナイデスネー
ユズハタベルヨー
ワハハー
未央「あれ?あーちゃんにゆーみんはどうしたの?」
雫「温泉まんじゅうおいしいですよ」
裕子「では私のサイキックで中身のあんこを取り出して見せます!」
裕子「ムムムムムーンッ!」
パサッ
―そこに現れたのは巨大なブラジャー
裕子「あれぇ?おかしいですね?まんじゅうがブラジャーになるなんて」
雫「……そ、それ、私の……」
裕子「え?!」
早苗「もう、ユッコちゃんったら!」
アハハー
夕美(……私じゃ)
藍子(ダメだったんだ……)
ジャ、ジャアオンセンマンジュウハナイデスネー
ユズハタベルヨー
ワハハー
未央「あれ?あーちゃんにゆーみんはどうしたの?」
雫「温泉まんじゅうおいしいですよ」
裕子「では私のサイキックで中身のあんこを取り出して見せます!」
裕子「ムムムムムーンッ!」
パサッ
―そこに現れたのは巨大なブラジャー
裕子「あれぇ?おかしいですね?まんじゅうがブラジャーになるなんて」
雫「……そ、それ、私の……」
裕子「え?!」
早苗「もう、ユッコちゃんったら!」
アハハー
21: :2018/12/02(日) 23:16:22.27 ID:kDyrh9vDO
―そのような喧騒の中、夕美と藍子は別の世界の出来事に感じていた
夕美(……)
藍子(……)
―辛うじて、まんじゅうに手をのばすが
パクッ
夕美「……」モグモグ
夕美(味が……しない)
藍子「……」モグモグ
藍子(スポンジを食べてるようです……)
―二人にとって
―それは
――初めての失恋の味――
―であった
~Fin
夕美(……)
藍子(……)
―辛うじて、まんじゅうに手をのばすが
パクッ
夕美「……」モグモグ
夕美(味が……しない)
藍子「……」モグモグ
藍子(スポンジを食べてるようです……)
―二人にとって
―それは
――初めての失恋の味――
―であった
~Fin
22: :2018/12/02(日) 23:17:51.93 ID:kDyrh9vDO
以上になります。ライブお疲れ様でした……ナゴヤドームに行ったの初めてでした。雨が降らなくてよかったです
ではありがとうございました
ではありがとうございました
SS速報VIPに投稿されたスレッドの紹介です。
元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1543714835
元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1543714835