1: :2018/06/15(金) 19:11:42.12 ID:/OiYZ8aO.net
梨子「はぁ……」
千歌「りーこちゃん!」
曜「どーしたの? 悩み事?」
梨子「わっ!? 千歌ちゃん、曜ちゃん……」
千歌「りーこちゃん!」
曜「どーしたの? 悩み事?」
梨子「わっ!? 千歌ちゃん、曜ちゃん……」
2: :2018/06/15(金) 19:15:09.10 ID:/OiYZ8aO.net
曜「ふむふむ……作曲が全然上手くいってないと」
梨子「うん……」
千歌「なーんだそんな事かぁ! 大丈夫だよ梨子ちゃん! 私も全然作詞できてないし!」
曜「いや……いい笑顔でサムズアップして言う事じゃないし……」
梨子「うん……」
千歌「なーんだそんな事かぁ! 大丈夫だよ梨子ちゃん! 私も全然作詞できてないし!」
曜「いや……いい笑顔でサムズアップして言う事じゃないし……」
5: :2018/06/15(金) 19:24:24.19 ID:/OiYZ8aO.net
梨子「はぁ……次のライブの曲どうしよう……」
曜「まあまあ、そんなに焦らないで……まだまだ時間はあるし大丈夫だよ。リラックスして!」
梨子「うん……ありがとう曜ちゃん」
千歌「そーそー、大丈夫大丈夫!」
曜「千歌ちゃんはもうちょっと焦った方がいいかな……」
梨子「あはは」
曜「まあまあ、そんなに焦らないで……まだまだ時間はあるし大丈夫だよ。リラックスして!」
梨子「うん……ありがとう曜ちゃん」
千歌「そーそー、大丈夫大丈夫!」
曜「千歌ちゃんはもうちょっと焦った方がいいかな……」
梨子「あはは」
6: :2018/06/15(金) 19:27:45.71 ID:/OiYZ8aO.net
曜「あ、そーいえば私もちょっと困った事があって……」
梨子「どうしたの?」
曜「大した事じゃないんだけど……実はゆうべ、うちで使ってるドライヤーが壊れちゃって」
梨子「え、それは大変じゃない」
千歌「昨日はお風呂の後どうしたの?」
曜「うん、昨日は扇風機の風で髪を乾かしたんどさ。今度の土曜日まで新しいドライヤー買いに
行く暇がないからちょっと面倒で……」
梨子「どうしたの?」
曜「大した事じゃないんだけど……実はゆうべ、うちで使ってるドライヤーが壊れちゃって」
梨子「え、それは大変じゃない」
千歌「昨日はお風呂の後どうしたの?」
曜「うん、昨日は扇風機の風で髪を乾かしたんどさ。今度の土曜日まで新しいドライヤー買いに
行く暇がないからちょっと面倒で……」
7: :2018/06/15(金) 19:31:25.11 ID:/OiYZ8aO.net
梨子「あ、そう言えばうちに前使ってたドライヤーが余ってたハズだけど……良かったらそれ
あげようか?」
曜「ええ! 本当!? いいの!?」
梨子「うん。こっちに来る前に少し良いのが手に入って……それで新しいの使い始めたんだけど、
前のもそのまま取っておいて……だから多分まだ使えるハズだけど……」
曜「いいよいいよ、髪が乾くだけで充分だよ~! ありがとう梨子ちゃん!」
梨子「うん。じゃあ明日もってくるね」
あげようか?」
曜「ええ! 本当!? いいの!?」
梨子「うん。こっちに来る前に少し良いのが手に入って……それで新しいの使い始めたんだけど、
前のもそのまま取っておいて……だから多分まだ使えるハズだけど……」
曜「いいよいいよ、髪が乾くだけで充分だよ~! ありがとう梨子ちゃん!」
梨子「うん。じゃあ明日もってくるね」
8: :2018/06/15(金) 19:37:18.14 ID:/OiYZ8aO.net
ーーー
梨子「ただいま~」
母「おかえり、梨子」
梨子「あ、お母さん。前に使ってたドライヤーってまだあったよね?」
母「ええ。それがどうしたの?」
梨子「実はカクカクシカジカで曜ちゃんにあげようと思うだけどいいよね?」
母「ええ、もちろん。たしかここに来た時に居間の押し入れにしまったハズだけど……」
梨子「わかった。じゃあ探してみるね」
梨子「ただいま~」
母「おかえり、梨子」
梨子「あ、お母さん。前に使ってたドライヤーってまだあったよね?」
母「ええ。それがどうしたの?」
梨子「実はカクカクシカジカで曜ちゃんにあげようと思うだけどいいよね?」
母「ええ、もちろん。たしかここに来た時に居間の押し入れにしまったハズだけど……」
梨子「わかった。じゃあ探してみるね」
9: :2018/06/15(金) 19:43:05.71 ID:/OiYZ8aO.net
ゴソゴソ
梨子「う~ん……どこにあるんだろう」
ガサゴソ
梨子「あら? この箱は何かしら……」
梨子「CD-Rと……写真?」
梨子(誰だろう……綺麗な人……私と同じくらいの年齢?)
梨子「う~ん……どこにあるんだろう」
ガサゴソ
梨子「あら? この箱は何かしら……」
梨子「CD-Rと……写真?」
梨子(誰だろう……綺麗な人……私と同じくらいの年齢?)
11: :2018/06/15(金) 19:49:24.11 ID:/OiYZ8aO.net
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
母「梨子っ!!」バンッ
梨子「えっ!? お母さん!?」
母「アアアアアアアァァァァァ!!」
梨子「なになになにっ!!??」
母「梨子! 貴女は部屋に行ってなさい!」
梨子「どっ、どーしたのお母さん!?」
母「いいから!! ドライヤーはお母さんが探しといてあげるから!!」グイグイ
母「梨子っ!!」バンッ
梨子「えっ!? お母さん!?」
母「アアアアアアアァァァァァ!!」
梨子「なになになにっ!!??」
母「梨子! 貴女は部屋に行ってなさい!」
梨子「どっ、どーしたのお母さん!?」
母「いいから!! ドライヤーはお母さんが探しといてあげるから!!」グイグイ
13: :2018/06/15(金) 19:57:11.94 ID:/OiYZ8aO.net
バタン
梨子「居間……追い出されちゃった……」
梨子「なんなの一体?……あっ」
梨子(CD……一枚持ってきちゃった……)
梨子「居間……追い出されちゃった……」
梨子「なんなの一体?……あっ」
梨子(CD……一枚持ってきちゃった……)
14: :2018/06/15(金) 20:00:18.84 ID:/OiYZ8aO.net
ーー夜、梨子の部屋ーー
梨子「このCD……何のCDなんだろ?」
梨子「ちょっと聴いてみようかな?」
再生ーー
梨子「…………」
梨子(すごい……綺麗な歌声……でもこの声……なんか聞き覚えがあるような……)
梨子「このCD……何のCDなんだろ?」
梨子「ちょっと聴いてみようかな?」
再生ーー
梨子「…………」
梨子(すごい……綺麗な歌声……でもこの声……なんか聞き覚えがあるような……)
16: :2018/06/15(金) 20:06:58.78 ID:/OiYZ8aO.net
ーー翌日ーー
梨子「はい曜ちゃん。これ昨日言ってたドライヤー」
曜「わぁ、梨子ちゃんありがとう~! 助かったよ~」
梨子「いえいえ、どういたしまして。あ、そうだ」
曜「なになに?」
梨子「実は昨日、このドライヤーを探してた時に押し入れから見つかったCDがあってね。
それに入ってた歌が凄く上手で、聞き覚えがある気がするんだけど全然分からなくて……
二人なら分かるかな?」
千歌「へぇ、どんな曲?」
梨子「はい曜ちゃん。これ昨日言ってたドライヤー」
曜「わぁ、梨子ちゃんありがとう~! 助かったよ~」
梨子「いえいえ、どういたしまして。あ、そうだ」
曜「なになに?」
梨子「実は昨日、このドライヤーを探してた時に押し入れから見つかったCDがあってね。
それに入ってた歌が凄く上手で、聞き覚えがある気がするんだけど全然分からなくて……
二人なら分かるかな?」
千歌「へぇ、どんな曲?」
17: :2018/06/15(金) 20:12:16.84 ID:/OiYZ8aO.net
再生中ーー
千歌「うーん……」
曜「これは……」
梨子「どう?」
千歌「確かに凄く上手で……なんか聞き覚えがあるような……」
曜「うん……この声は確かに聴いたことあるんだけど……」
梨子「やっぱりわからないか……あっそうだ」
千歌「うーん……」
曜「これは……」
梨子「どう?」
千歌「確かに凄く上手で……なんか聞き覚えがあるような……」
曜「うん……この声は確かに聴いたことあるんだけど……」
梨子「やっぱりわからないか……あっそうだ」
19: :2018/06/15(金) 20:17:36.92 ID:/OiYZ8aO.net
千歌「なになに?」
梨子「実はこの曲のCDと一緒に入ってた写真があるんだけど……多分この人が歌ってるんじゃないかな。
誰だかわかる?」
千歌「う~ん……私は分かんないな~。曜ちゃんは?」
曜「これって……昔のアイドルじゃないかな?」
千歌、梨子「え!?」
梨子「実はこの曲のCDと一緒に入ってた写真があるんだけど……多分この人が歌ってるんじゃないかな。
誰だかわかる?」
千歌「う~ん……私は分かんないな~。曜ちゃんは?」
曜「これって……昔のアイドルじゃないかな?」
千歌、梨子「え!?」
20: :2018/06/15(金) 20:23:49.52 ID:/OiYZ8aO.net
曜「私たちが生まれる前くらいの……小さい時にTVで見たような……たしか名前は~~~ごめん。
思い出せないや」
梨子「ううん、いいよ」
千歌「でもこれ梨子ちゃんのおうちの押し入れにあったんでしょ? だったら梨子ちゃんのお母さんに
聞けばわかるんじゃない?」
梨子「それが……カクカクシカジカでどうも私には隠しておきたかったみたいなのよ」
曜「それは……」
千歌「なんか怪しいね。事件の匂いがするよ」
梨子「いや、事件って……。まあ、機会を見て聞いてみようかな」
思い出せないや」
梨子「ううん、いいよ」
千歌「でもこれ梨子ちゃんのおうちの押し入れにあったんでしょ? だったら梨子ちゃんのお母さんに
聞けばわかるんじゃない?」
梨子「それが……カクカクシカジカでどうも私には隠しておきたかったみたいなのよ」
曜「それは……」
千歌「なんか怪しいね。事件の匂いがするよ」
梨子「いや、事件って……。まあ、機会を見て聞いてみようかな」
21: :2018/06/15(金) 20:27:33.71 ID:/OiYZ8aO.net
ーー下校ーー
梨子「それじゃあね千歌ちゃん」
千歌「うん。梨子ちゃんバイバーイ!」
梨子「…………」
梨子(それにしても……なんでお母さんはあんなに慌ててたんだろう?)
「よお」
梨子「えっ?」
「久しぶりだな梨子」
梨子「お、叔父さん!?」
梨子「それじゃあね千歌ちゃん」
千歌「うん。梨子ちゃんバイバーイ!」
梨子「…………」
梨子(それにしても……なんでお母さんはあんなに慌ててたんだろう?)
「よお」
梨子「えっ?」
「久しぶりだな梨子」
梨子「お、叔父さん!?」
23: :2018/06/15(金) 20:37:09.76 ID:/OiYZ8aO.net
梨子「どうしたの急に……いつ日本に!?」
伯父「つい昨日な。んで、さっきここに着いたんだが、家に誰も居ないみたいだからここで
誰か帰ってくるの待ってた」
梨子「お母さんどうしたんだろう……買い物にいってるのかな? とりあえず鍵開けるから入って入って」
伯父「あぁ」
伯父「つい昨日な。んで、さっきここに着いたんだが、家に誰も居ないみたいだからここで
誰か帰ってくるの待ってた」
梨子「お母さんどうしたんだろう……買い物にいってるのかな? とりあえず鍵開けるから入って入って」
伯父「あぁ」
24: :2018/06/15(金) 20:41:19.97 ID:/OiYZ8aO.net
千歌「あぶないあぶない。梨子ちゃんにノート返すの忘れてたよ~。すぐ持っていかなきゃ」
千歌「あ、梨子ちゃんまだ玄関前にいた。おーい、梨子ちゃ…………ん…………」
千歌(梨子ちゃんと一緒にいる人は誰?)
千歌(なんか凄く親しそう……って言うか一緒に中に入ってく!?)
千歌「……梨子ちゃんが知らないイケメンと家の中に入っていった」
千歌「あ、梨子ちゃんまだ玄関前にいた。おーい、梨子ちゃ…………ん…………」
千歌(梨子ちゃんと一緒にいる人は誰?)
千歌(なんか凄く親しそう……って言うか一緒に中に入ってく!?)
千歌「……梨子ちゃんが知らないイケメンと家の中に入っていった」
26: :2018/06/15(金) 20:46:08.73 ID:/OiYZ8aO.net
梨子「もー、びっくりしたよ。いきなり来るんだもん。連絡してくれたら良かったのに」
伯父「お前らを驚かそうと思ってな」
梨子「相変わらずなんだから」
伯父「……ずいぶん元気そうで安心したよ」
梨子「え?」
伯父「アイツから色々聞いてたからさ」
梨子「あ、うん……」
伯父「お前らを驚かそうと思ってな」
梨子「相変わらずなんだから」
伯父「……ずいぶん元気そうで安心したよ」
梨子「え?」
伯父「アイツから色々聞いてたからさ」
梨子「あ、うん……」
27: :2018/06/15(金) 20:54:12.51 ID:/OiYZ8aO.net
伯父「そう言えばアイドルやってるんだって?」
梨子「え!? なんでそれを……」
伯父「それもアイツから聞いたもん」
梨子「うぅ……お母さんのおしゃべり……」
伯父「アッハハハ!」
梨子「もう! 笑わないでよ! 自分でも似合わない事してるってのは分かってるんだから!/////」
伯父「違うよ。血は争えないと思ってな」
梨子「え?」
梨子「え!? なんでそれを……」
伯父「それもアイツから聞いたもん」
梨子「うぅ……お母さんのおしゃべり……」
伯父「アッハハハ!」
梨子「もう! 笑わないでよ! 自分でも似合わない事してるってのは分かってるんだから!/////」
伯父「違うよ。血は争えないと思ってな」
梨子「え?」
28: :2018/06/15(金) 21:05:44.70 ID:/OiYZ8aO.net
伯父「いや、別に……アイドル活動は楽しいか?」
梨子「うん……最初は私なんかが……って思ってたけど……メンバーの仲間は
みんな良い人達ばかりだし……ステージで踊ると、毎回新しい発見があって
知らなかった自分が解放される気がするの」
伯父「ふーん」
梨子「あ、でも……今は次のステージの為の曲が思いつかなくって……
少し落ち込んでるの」
伯父「そうか……そうだ、久しぶりにセッションしないか? 俺のギターと
お前のピアノで。少しは気分転換になるかもしれないぜ」
梨子「うん! やる!」
梨子「うん……最初は私なんかが……って思ってたけど……メンバーの仲間は
みんな良い人達ばかりだし……ステージで踊ると、毎回新しい発見があって
知らなかった自分が解放される気がするの」
伯父「ふーん」
梨子「あ、でも……今は次のステージの為の曲が思いつかなくって……
少し落ち込んでるの」
伯父「そうか……そうだ、久しぶりにセッションしないか? 俺のギターと
お前のピアノで。少しは気分転換になるかもしれないぜ」
梨子「うん! やる!」
29: :2018/06/15(金) 21:12:41.90 ID:/OiYZ8aO.net
伯父「曲はどうする?」
梨子「もちろんアレよ♪」
♪~♫~♩~♪~♩~♫~♪~
梨子(あたたかい音色……聴くとなんだか不思議な力が湧いてくる様な……やっぱり伯父さんはすごい……)
梨子「……ゆめの……つぼみ、ひらーく……」
伯父「…………」
梨子「もちろんアレよ♪」
♪~♫~♩~♪~♩~♫~♪~
梨子(あたたかい音色……聴くとなんだか不思議な力が湧いてくる様な……やっぱり伯父さんはすごい……)
梨子「……ゆめの……つぼみ、ひらーく……」
伯父「…………」
32: :2018/06/15(金) 21:20:12.80 ID:/OiYZ8aO.net
ーーー
ーー
ー
梨子「やっぱり伯父さんの演奏は凄いなぁ」
伯父「梨子こそ。ずいぶんと腕を上げたな。ピアノも歌の方も」
梨子「え……やだ、私ったら無意識で歌ってた?」
伯父「ああ。技術だけじゃない、心がこもったいい歌だった」
梨子「そ、そうかな/////」
母「ちょっと! なんで連絡もなしにここに来てるの!」
梨子「お母さん!」
伯父「よお、久しぶりだな」
ーー
ー
梨子「やっぱり伯父さんの演奏は凄いなぁ」
伯父「梨子こそ。ずいぶんと腕を上げたな。ピアノも歌の方も」
梨子「え……やだ、私ったら無意識で歌ってた?」
伯父「ああ。技術だけじゃない、心がこもったいい歌だった」
梨子「そ、そうかな/////」
母「ちょっと! なんで連絡もなしにここに来てるの!」
梨子「お母さん!」
伯父「よお、久しぶりだな」
33: :2018/06/15(金) 21:24:18.82 ID:/OiYZ8aO.net
母「まったく、相変わらずマイペースなんだから。まってて、今お茶でも淹れるわ」
梨子「あ、ごめんなさい私ったら伯父さんが来てるのになんのおもてなしもせずに……
お茶は私が淹れるからお母さんと伯父さんは座ってて!」
伯父「元気にやってたか?」
母「まぁね。そっちは」
伯父「こっちもぼちぼちさ」
母「そう……」
梨子「あ、ごめんなさい私ったら伯父さんが来てるのになんのおもてなしもせずに……
お茶は私が淹れるからお母さんと伯父さんは座ってて!」
伯父「元気にやってたか?」
母「まぁね。そっちは」
伯父「こっちもぼちぼちさ」
母「そう……」
35: :2018/06/15(金) 21:30:09.84 ID:/OiYZ8aO.net
叔父「梨子も……元気そうで安心した。ピアノもちゃんと弾ける様になったようだし」
母「うん……こっちに引っ越して来たのは正解だったわ」
叔父「……お前、昔の事はまだ話してないのか」
母「別に……わざわざ話す事でもないでしょ。私は私でキッチリやり切ってケジメつけて芸能界を
引退したんだから」
叔父「本当に……ずいぶんとイメチェンして丸くなっちゃって」
母「結婚して子供も出来たんだからそりゃちょっとは変わるわよ……そっちが変わらなすぎなの」
母「うん……こっちに引っ越して来たのは正解だったわ」
叔父「……お前、昔の事はまだ話してないのか」
母「別に……わざわざ話す事でもないでしょ。私は私でキッチリやり切ってケジメつけて芸能界を
引退したんだから」
叔父「本当に……ずいぶんとイメチェンして丸くなっちゃって」
母「結婚して子供も出来たんだからそりゃちょっとは変わるわよ……そっちが変わらなすぎなの」
56: :2018/06/15(金) 21:53:07.57 ID:/OiYZ8aO.net
伯父「はいはい悪かったな……梨子からはしゅごたまは生まれなかったのか?」
母「私が知る限りではそうみたいだけど……」
伯父「ま、XたまもXキャラも産まれなかったみたいだし……
良かったじゃないか」
母「ええ……千歌ちゃんたちには感謝してるわ」
伯父「千歌ちゃん?」
母「梨子がやってるアイドルグループのリーダーよ。その子達のおかげで
梨子はまたピアノに向き合えたの」
伯父「そうか……梨子にも良い仲間ができたんだな」
梨子「おまたせ。お茶はいったよ」
伯父「ああ、ありがとう」
母「私が知る限りではそうみたいだけど……」
伯父「ま、XたまもXキャラも産まれなかったみたいだし……
良かったじゃないか」
母「ええ……千歌ちゃんたちには感謝してるわ」
伯父「千歌ちゃん?」
母「梨子がやってるアイドルグループのリーダーよ。その子達のおかげで
梨子はまたピアノに向き合えたの」
伯父「そうか……梨子にも良い仲間ができたんだな」
梨子「おまたせ。お茶はいったよ」
伯父「ああ、ありがとう」
57: :2018/06/15(金) 21:55:04.92 ID:/OiYZ8aO.net
ーーその頃の自宅で曜ちゃんと電話するちかっちーー
千歌「って訳で梨子ちゃんが男の人と仲よさそうに家に入っていったんだよ!」
曜『お父さんじゃなくて?』
千歌「違うよ、全然違う人!」
曜『じゃあもしかして……東京で付き合ってた彼氏とか!?』
千歌「えぇ!? でも、イケメンだったけどかなり歳上っぽかったよ!?」
曜『梨子ちゃんが……オジサン好きだったなんて……』
千歌「えええぇぇぇ!!??」
千歌「って訳で梨子ちゃんが男の人と仲よさそうに家に入っていったんだよ!」
曜『お父さんじゃなくて?』
千歌「違うよ、全然違う人!」
曜『じゃあもしかして……東京で付き合ってた彼氏とか!?』
千歌「えぇ!? でも、イケメンだったけどかなり歳上っぽかったよ!?」
曜『梨子ちゃんが……オジサン好きだったなんて……』
千歌「えええぇぇぇ!!??」
63: :2018/06/15(金) 21:56:48.86 ID:/OiYZ8aO.net
ーーー
伯父「じゃあ、美味いお茶も頂いたしそろそろ行くかな」
梨子「え? もういっちゃうの!?」
母「もうすぐうちの人も帰ってくるし夕ご飯くらい食べて行ったら良いじゃない」
伯父「いや、今夜の便でまた向こうに行かなきゃいけないからな」
母「本当に落ち着きがないわね……」
伯父「でもまたそのうち帰ってくるさ。梨子のステージも一度生で見ておきたいしな」
梨子「そ、それは別にいいよぉ/////」
母「貴女……今更恥ずかしがってどうするの……」
伯父「じゃあ、美味いお茶も頂いたしそろそろ行くかな」
梨子「え? もういっちゃうの!?」
母「もうすぐうちの人も帰ってくるし夕ご飯くらい食べて行ったら良いじゃない」
伯父「いや、今夜の便でまた向こうに行かなきゃいけないからな」
母「本当に落ち着きがないわね……」
伯父「でもまたそのうち帰ってくるさ。梨子のステージも一度生で見ておきたいしな」
梨子「そ、それは別にいいよぉ/////」
母「貴女……今更恥ずかしがってどうするの……」
67: :2018/06/15(金) 22:35:18.08 ID:/OiYZ8aO.net
伯父「はは……梨子、お前と演奏出来て楽しかったよ」
梨子「私も!……叔父さんのおかげで新しい曲のインスピレーションも湧いたし!」
叔父「そうか、それは良かった……それじゃあ行くよ。旦那さんによろしく伝えておいてくれ」
母「うん」
伯父「またな……歌唄、梨子」
母「うん……またね、イクト」
梨子「伯父さん、気をつけてね!」
梨子「私も!……叔父さんのおかげで新しい曲のインスピレーションも湧いたし!」
叔父「そうか、それは良かった……それじゃあ行くよ。旦那さんによろしく伝えておいてくれ」
母「うん」
伯父「またな……歌唄、梨子」
母「うん……またね、イクト」
梨子「伯父さん、気をつけてね!」
68: :2018/06/15(金) 22:36:15.58 ID:/OiYZ8aO.net
母「やれやれ、相変わらずノラ猫みたいなんだから」
梨子「ほんとね。でも、元気そうで良かった」
母「まあね」
梨子「あ、そうだお母さん」
母「なに?」
梨子「あの押し入れのCDの事なんだけど……」
おしまい
梨子「ほんとね。でも、元気そうで良かった」
母「まあね」
梨子「あ、そうだお母さん」
母「なに?」
梨子「あの押し入れのCDの事なんだけど……」
おしまい
69: :2018/06/15(金) 22:37:23.61 ID:/OiYZ8aO.net
77: :2018/06/16(土) 01:03:58.28 ID:j/esPmPE.net
まさかのしゅごキャラで草
懐かしいわ
懐かしいわ