1: :2018/07/10(火) 18:34:39.59 ID:59PQIAgWO
こんにちは、ルビィです
ルビィは最近、ちょっと面倒なことに巻き込まれてしまったのです
それは、部活の先輩二人の関係が拗れちゃったという話なんです
黒澤邸、ルビィちゃんのお部屋
曜(TEL)『最近、千歌ちゃんが構ってくれないんだけど』
ルビィ「なにかデリカシーに欠けたことでも言ったんじゃないんですか?」
曜『そんな覚えはないんだけどなぁ』
ルビィ「曜さんは天才だから時々『ああ、この人凡人の苦労がわかんないんだなぁ』って感じる瞬間がありますけど」
曜『ひっど!? っていうか私だってみんなが持ち上げるほど凄い人間なんかじゃないよ』
ルビィ「わかってますって。ところでなんの話です?」
曜『そ、それは──』
ルビィ「理亞ちゃんと話したいんで、手短に済ませてくださいねっ」
曜『リア充めぇー、理亞だけに』
ルビィ「千歌ちゃんじゃないんですから……で?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531215279
ルビィは最近、ちょっと面倒なことに巻き込まれてしまったのです
それは、部活の先輩二人の関係が拗れちゃったという話なんです
黒澤邸、ルビィちゃんのお部屋
曜(TEL)『最近、千歌ちゃんが構ってくれないんだけど』
ルビィ「なにかデリカシーに欠けたことでも言ったんじゃないんですか?」
曜『そんな覚えはないんだけどなぁ』
ルビィ「曜さんは天才だから時々『ああ、この人凡人の苦労がわかんないんだなぁ』って感じる瞬間がありますけど」
曜『ひっど!? っていうか私だってみんなが持ち上げるほど凄い人間なんかじゃないよ』
ルビィ「わかってますって。ところでなんの話です?」
曜『そ、それは──』
ルビィ「理亞ちゃんと話したいんで、手短に済ませてくださいねっ」
曜『リア充めぇー、理亞だけに』
ルビィ「千歌ちゃんじゃないんですから……で?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531215279
2: :2018/07/10(火) 18:35:24.55 ID:59PQIAgWO
曜『あのね、私は夏休みには毎日飛び込みの練習があるんだ』
ルビィ「そうなんですか、今は水泳部と兼部でしたもんねっ」
曜『だからさ、練習がない土日くらいはなるべく千歌ちゃんと一緒の時間を作りたい訳だよ』
ルビィ「そうですよね、わかります」
曜『なのにね、千歌ちゃんに「ごめん曜ちゃん、明日はウチの手伝いしなくちゃ駄目なんだよ」って断られちゃった』
ルビィ「仕方ないですよ、旅館の娘なんですから」
曜『でもさ、それって本当なのかな?』
ルビィ「疑ってるんですか? 彼女のこと」
曜『そんな訳じゃないけど、一応ね。だからさ、明日ちょっと調べてみようと思うんだ』
ルビィ「ええー、それって尾行するってことですかぁ? 千歌ちゃんのこと」
曜『うん。バッグに仕込んだ発信器を頼りにねっ♡』
ルビィ「それって犯罪じゃあ……」
ルビィ「そうなんですか、今は水泳部と兼部でしたもんねっ」
曜『だからさ、練習がない土日くらいはなるべく千歌ちゃんと一緒の時間を作りたい訳だよ』
ルビィ「そうですよね、わかります」
曜『なのにね、千歌ちゃんに「ごめん曜ちゃん、明日はウチの手伝いしなくちゃ駄目なんだよ」って断られちゃった』
ルビィ「仕方ないですよ、旅館の娘なんですから」
曜『でもさ、それって本当なのかな?』
ルビィ「疑ってるんですか? 彼女のこと」
曜『そんな訳じゃないけど、一応ね。だからさ、明日ちょっと調べてみようと思うんだ』
ルビィ「ええー、それって尾行するってことですかぁ? 千歌ちゃんのこと」
曜『うん。バッグに仕込んだ発信器を頼りにねっ♡』
ルビィ「それって犯罪じゃあ……」
3: :2018/07/10(火) 18:36:43.35 ID:59PQIAgWO
曜『これから部屋に監視カメラも仕込もうって考えてるけど、そっちと比べたら大したことないっての』
ルビィ「やめてくださいっ! aqoursから逮捕者出したくないんでっ!」
曜『じゃあ手伝って♪』
ルビィ「ぐぬぬぅ、卑怯なぁ! でもタダで付き合うルビィじゃ──」
曜『【ナイトメアスイーツ】に彼氏役で付き添ってあげよっか?』
ルビィ「わかりました、乗ります」キリッ
チョロ甘だなぁ、ルビィってば
ルビィ「でもどうしてルビィなんですか?」
曜『いやね、梨子ちゃんと善子ちゃんと花丸ちゃんには、この間キツい言い方しちゃったからね。ちょっと頼りにくいんだよ』
ルビィ「一応気にしてはいたんですね」
ルビィ「やめてくださいっ! aqoursから逮捕者出したくないんでっ!」
曜『じゃあ手伝って♪』
ルビィ「ぐぬぬぅ、卑怯なぁ! でもタダで付き合うルビィじゃ──」
曜『【ナイトメアスイーツ】に彼氏役で付き添ってあげよっか?』
ルビィ「わかりました、乗ります」キリッ
チョロ甘だなぁ、ルビィってば
ルビィ「でもどうしてルビィなんですか?」
曜『いやね、梨子ちゃんと善子ちゃんと花丸ちゃんには、この間キツい言い方しちゃったからね。ちょっと頼りにくいんだよ』
ルビィ「一応気にしてはいたんですね」
4: :2018/07/10(火) 18:37:58.65 ID:59PQIAgWO
翌日、三島のイトーヨー○○ー
ルビィ「千歌ちゃんはどうしてこんなところまで来たんですかね?」
曜「ここは……○カチャンホンポ?」
ルビィ「そこ伏せ字にするんですか? 千歌ちゃんグッズの専門店じゃないですからねっ」
曜「あ、あれって……」
梨子(ボテ腹)『大丈夫? 重くない?』
http://q2.upup.be/f/r/W3YhSk2VyN.jpg
千歌『うん、これくらい平気だよ』ニコッ
ルビィ「千歌ちゃんに梨子さんですね。っていうか梨子さん、ますます太ってません?」
曜「はぁ、はぁ」
ルビィ「曜さんっ!?」
曜「今○カチャンホンポから出てきたのってさ、やっぱりベビー用品を買ったからだよね?」ハァハァ
ルビィ「なんか過呼吸起こしてません?」
ルビィ「千歌ちゃんはどうしてこんなところまで来たんですかね?」
曜「ここは……○カチャンホンポ?」
ルビィ「そこ伏せ字にするんですか? 千歌ちゃんグッズの専門店じゃないですからねっ」
曜「あ、あれって……」
梨子(ボテ腹)『大丈夫? 重くない?』
http://q2.upup.be/f/r/W3YhSk2VyN.jpg
千歌『うん、これくらい平気だよ』ニコッ
ルビィ「千歌ちゃんに梨子さんですね。っていうか梨子さん、ますます太ってません?」
曜「はぁ、はぁ」
ルビィ「曜さんっ!?」
曜「今○カチャンホンポから出てきたのってさ、やっぱりベビー用品を買ったからだよね?」ハァハァ
ルビィ「なんか過呼吸起こしてません?」
5: :2018/07/10(火) 18:38:32.04 ID:59PQIAgWO
曜「まさか……」
曜「もしや……」
曜「えっと……」
曜「そんな訳……」
曜「嘘だよね?」
曜「嘘でしょ?」
曜「だって女の子同士で子どもができる訳……」
ルビィ「なんか怖いんですけど、この人」ゾワッ
曜「うわあぁぁぁぁっ!!?」
ルビィ「ちょっと落ち着いて下さいって!」ガシッ
曜「落ち着いてなんかいられないよ! 問い詰め──」
曜「もしや……」
曜「えっと……」
曜「そんな訳……」
曜「嘘だよね?」
曜「嘘でしょ?」
曜「だって女の子同士で子どもができる訳……」
ルビィ「なんか怖いんですけど、この人」ゾワッ
曜「うわあぁぁぁぁっ!!?」
ルビィ「ちょっと落ち着いて下さいって!」ガシッ
曜「落ち着いてなんかいられないよ! 問い詰め──」
6: :2018/07/10(火) 18:39:00.20 ID:59PQIAgWO
トスッ☆
ルビィ「ごめんなさいっ!」
曜「──ない……と……」バタッ
ルビィ「ふぅ。でも合点はいくんだよなぁ」
卒業式の翌日に花丸ちゃんと梨子さんが見せ合っていたの体温計らしき物は、妊娠検査薬である
吐き気を繰り返す謎の病気で休学したのは、つわりが酷くなったからである
退学の手続きのため登校してきた二人がリバウンドしていたのは、お腹の赤ちゃんが大きくなってきたからである
そう解釈すれば全て合点がいくのだから
ルビィ「あれっ? どうしてルビィも曜さんも、そんな単純なことに気付かなかったのかなぁ?」
ルビィ「ごめんなさいっ!」
曜「──ない……と……」バタッ
ルビィ「ふぅ。でも合点はいくんだよなぁ」
卒業式の翌日に花丸ちゃんと梨子さんが見せ合っていたの体温計らしき物は、妊娠検査薬である
吐き気を繰り返す謎の病気で休学したのは、つわりが酷くなったからである
退学の手続きのため登校してきた二人がリバウンドしていたのは、お腹の赤ちゃんが大きくなってきたからである
そう解釈すれば全て合点がいくのだから
ルビィ「あれっ? どうしてルビィも曜さんも、そんな単純なことに気付かなかったのかなぁ?」
7: :2018/07/10(火) 18:39:28.42 ID:59PQIAgWO
曜「……ううっ、ここは?」
ルビィ「曜さん……従業員の控え室ですっ。いきなり倒れたので、ここに運ばれたんです」
曜「そっか、ルビィちゃんが知らせてくれたの?」
ルビィ「うゆっ」キリッ
曜「ありがとね。ところで千歌ちゃんと梨子ちゃんは?」
ルビィ「それは、もう……」
曜「反応がないね……帰っちゃったか」つスマホ
ルビィ「こんな所で発信器を調べないでくださいっ!」
曜「でも……だけど……」
ルビィ「曜さん……従業員の控え室ですっ。いきなり倒れたので、ここに運ばれたんです」
曜「そっか、ルビィちゃんが知らせてくれたの?」
ルビィ「うゆっ」キリッ
曜「ありがとね。ところで千歌ちゃんと梨子ちゃんは?」
ルビィ「それは、もう……」
曜「反応がないね……帰っちゃったか」つスマホ
ルビィ「こんな所で発信器を調べないでくださいっ!」
曜「でも……だけど……」
8: :2018/07/10(火) 18:39:57.76 ID:59PQIAgWO
梨子(妄想)「ふふっ、また動いたっ♡ 誰かさんに似て元気なんだから」お腹ナデナデ
千歌(妄想)「そっかぁ、わたしそっくりの娘になるのかな? 早く会いたいなぁ」
梨子「でもいいの? 千歌ちゃんには曜ちゃんがいるのに」
千歌「いーの。曜ちゃん、愛が重過ぎて受け止めきれないところあるし」
梨子「んもぅ、まるで私がライトでドライな女みたいじゃない」プンスコ
千歌「違うの? っていうかどこぞの缶ビールみたいな例えだね」
梨子「そんなことないもんっ♡ でも千歌ちゃんがそういうの嫌だっていうんなら、気を付けなくちゃね」
千歌「いいんだよ、別の娘と仲良くしたってさ」
梨子「でも閉校祭の時、私がよっちゃんを選んでムッとしてたじゃないの」
千歌「あの時のわたしはまだガキだった、でも今は違うよ」
梨子「どこが違うの?」
千歌(妄想)「そっかぁ、わたしそっくりの娘になるのかな? 早く会いたいなぁ」
梨子「でもいいの? 千歌ちゃんには曜ちゃんがいるのに」
千歌「いーの。曜ちゃん、愛が重過ぎて受け止めきれないところあるし」
梨子「んもぅ、まるで私がライトでドライな女みたいじゃない」プンスコ
千歌「違うの? っていうかどこぞの缶ビールみたいな例えだね」
梨子「そんなことないもんっ♡ でも千歌ちゃんがそういうの嫌だっていうんなら、気を付けなくちゃね」
千歌「いいんだよ、別の娘と仲良くしたってさ」
梨子「でも閉校祭の時、私がよっちゃんを選んでムッとしてたじゃないの」
千歌「あの時のわたしはまだガキだった、でも今は違うよ」
梨子「どこが違うの?」
9: :2018/07/10(火) 18:40:30.01 ID:59PQIAgWO
千歌「梨子ちゃんは最後には、わたしの下に戻って来てくれると信じられるってこと」キリッ
梨子「千歌ちゃん// でもそういう言い方は嫌だなぁ。まるでこの娘が私と千歌ちゃんを繋ぎ止める道具みたいで」プクー
千歌「そんなつもりはなかったんだけど……気を悪くしたならごめんね」
梨子「ふふっ、冗談」ニコッ
千歌「梨子ちゃんの言い方じゃ本気と冗談の区別がつかないんだけど」
梨子「じゃあ私の千歌ちゃんへの気持ちが本物だって証拠を見せてあげる♡ ちょっとこっち向いて」
千歌「ほいっ」
チュッ♡
千歌「んむっ!?」
梨子「……ぷはぁ♡ ねぇ、これでも信じられないかな?」
千歌「ううん、信じちゃう♡」
梨子「そっか、ありがと。大好きだよ、千歌ちゃん♡」
千歌「わたしもだよ、梨子ちゃん♡ 愛してるからねっ」ガバッ
梨子「もうっ// お腹に赤ちゃんいるんだから……優しくしてねっ♡」
梨子「千歌ちゃん// でもそういう言い方は嫌だなぁ。まるでこの娘が私と千歌ちゃんを繋ぎ止める道具みたいで」プクー
千歌「そんなつもりはなかったんだけど……気を悪くしたならごめんね」
梨子「ふふっ、冗談」ニコッ
千歌「梨子ちゃんの言い方じゃ本気と冗談の区別がつかないんだけど」
梨子「じゃあ私の千歌ちゃんへの気持ちが本物だって証拠を見せてあげる♡ ちょっとこっち向いて」
千歌「ほいっ」
チュッ♡
千歌「んむっ!?」
梨子「……ぷはぁ♡ ねぇ、これでも信じられないかな?」
千歌「ううん、信じちゃう♡」
梨子「そっか、ありがと。大好きだよ、千歌ちゃん♡」
千歌「わたしもだよ、梨子ちゃん♡ 愛してるからねっ」ガバッ
梨子「もうっ// お腹に赤ちゃんいるんだから……優しくしてねっ♡」
10: :2018/07/10(火) 18:40:58.59 ID:59PQIAgWO
曜「ってなことに──」
ルビィ「なってませんって! ……って言い切れませんよね?」
曜「やっぱり今から電話して尋問しないと──」ポチポチ
ルビィ「いちいち物騒ですっての!」
パシーン!
曜「うぐっ!?」ヒリヒリ
ルビィ「落ち着きました?」
曜「う、うん。ごめんルビィちゃん」
ルビィ「問うにしてもまずはLINEにしましょっ」
今電話掛けたら何を口走るかわかったもんじゃないし、この人
曜「そうだね……そうする」
ルビィ「あと『愛が重い』って自覚があるんなら自重してくださいねっ。別れ話を切り出される前に」
曜「いやいや、それはできない相談だよ」
ルビィ「どうしてですか?」
曜「千歌ちゃんへの溢れんばかりの愛こそ、この渡辺曜を渡辺曜たらしめているアイデンティティーだからであります!」デデーン!!
ルビィ「……は、はぁ」
駄目だこりゃ
ルビィ「なってませんって! ……って言い切れませんよね?」
曜「やっぱり今から電話して尋問しないと──」ポチポチ
ルビィ「いちいち物騒ですっての!」
パシーン!
曜「うぐっ!?」ヒリヒリ
ルビィ「落ち着きました?」
曜「う、うん。ごめんルビィちゃん」
ルビィ「問うにしてもまずはLINEにしましょっ」
今電話掛けたら何を口走るかわかったもんじゃないし、この人
曜「そうだね……そうする」
ルビィ「あと『愛が重い』って自覚があるんなら自重してくださいねっ。別れ話を切り出される前に」
曜「いやいや、それはできない相談だよ」
ルビィ「どうしてですか?」
曜「千歌ちゃんへの溢れんばかりの愛こそ、この渡辺曜を渡辺曜たらしめているアイデンティティーだからであります!」デデーン!!
ルビィ「……は、はぁ」
駄目だこりゃ
11: :2018/07/10(火) 18:41:28.95 ID:59PQIAgWO
曜「じゃあLINE送るよ」ポチポチ
ルビィ「ちょっと確認させてくださいねっ」
ヨーソロー『今たまたま三島のイトーヨー○○ーに来てたんだけど、これってどういうこと?』
↑梨子の荷物を持つ千歌の写真を添付
ルビィ「っていつの間に盗撮してたんですかっ!?」
曜「千歌ちゃんと梨子ちゃんを見つけてすぐだけど」
ルビィ「……そうですか。まあ問題ないかと思いますよ」
曜「じゃあ送信っと」ポチッ
ピロリン♪
曜「返信キター!」
ルビィ「はっや」
ルビィ「ちょっと確認させてくださいねっ」
ヨーソロー『今たまたま三島のイトーヨー○○ーに来てたんだけど、これってどういうこと?』
↑梨子の荷物を持つ千歌の写真を添付
ルビィ「っていつの間に盗撮してたんですかっ!?」
曜「千歌ちゃんと梨子ちゃんを見つけてすぐだけど」
ルビィ「……そうですか。まあ問題ないかと思いますよ」
曜「じゃあ送信っと」ポチッ
ピロリン♪
曜「返信キター!」
ルビィ「はっや」
12: :2018/07/10(火) 18:42:03.59 ID:59PQIAgWO
ちゃんちか『ちょっと梨子ちゃんの親戚のお姉さんが妊娠したんで、そのお手伝いをしてたんだよ』
ちゃんちか『あと梨子ちゃんが更に太った件だけど、わたしが特別なダイエットメニューを組んで指導しとくから大丈夫だよ』
ルビィ「うわぁ」
嘘臭っ!
こういう場合を想定して最初から用意しておいた文面っぽいなぁ
曜「そっか、じゃあ仕方ないね」ウンウン
ルビィ「ええーっ」
真に受けちゃってるし
曜「『明日は空いてる?』っと」ポチッ
ピロリン♪
ルビィ「だから早いですって」
ちゃんちか『ゴメン、明日も忙しいの! 今度埋め合わせするから許して!』
曜「ふーん、ねえルビィちゃん」
ルビィ「明日は曜さん一人で──」
曜「お好み焼きかホットケーキでも奢ってあげる。もちろん交通費も出すから」
ルビィ「わかりました」ハァ
ちゃんちか『あと梨子ちゃんが更に太った件だけど、わたしが特別なダイエットメニューを組んで指導しとくから大丈夫だよ』
ルビィ「うわぁ」
嘘臭っ!
こういう場合を想定して最初から用意しておいた文面っぽいなぁ
曜「そっか、じゃあ仕方ないね」ウンウン
ルビィ「ええーっ」
真に受けちゃってるし
曜「『明日は空いてる?』っと」ポチッ
ピロリン♪
ルビィ「だから早いですって」
ちゃんちか『ゴメン、明日も忙しいの! 今度埋め合わせするから許して!』
曜「ふーん、ねえルビィちゃん」
ルビィ「明日は曜さん一人で──」
曜「お好み焼きかホットケーキでも奢ってあげる。もちろん交通費も出すから」
ルビィ「わかりました」ハァ
13: :2018/07/10(火) 18:43:01.09 ID:59PQIAgWO
よくじつ!
再び三島のイトーヨー○○ー、○カチャンホンポ前
曜「またここかぁ」つスマホ
ルビィ「ですねぇ」
千歌『いやー【愛の双頭巨人パフェ】、アレ案外一人でもイケたねぇ~』
花丸(ボテ腹)『ヨハネちゃんの食が細過ぎるだけずら』
http://q2.upup.be/f/r/HIdyFzTWmA.jpg
ルビィ「ええっ!? 今度は花丸ちゃんとっ!?」
曜「そんな……バナナっ」ハァハァ
ルビィ「曜さんっ!? また過呼吸起こしてるしっ!」
曜「ってことはつまり──」
再び三島のイトーヨー○○ー、○カチャンホンポ前
曜「またここかぁ」つスマホ
ルビィ「ですねぇ」
千歌『いやー【愛の双頭巨人パフェ】、アレ案外一人でもイケたねぇ~』
花丸(ボテ腹)『ヨハネちゃんの食が細過ぎるだけずら』
http://q2.upup.be/f/r/HIdyFzTWmA.jpg
ルビィ「ええっ!? 今度は花丸ちゃんとっ!?」
曜「そんな……バナナっ」ハァハァ
ルビィ「曜さんっ!? また過呼吸起こしてるしっ!」
曜「ってことはつまり──」
14: :2018/07/10(火) 18:43:29.44 ID:59PQIAgWO
千歌「だいぶ大きくなったよね、この娘も」お腹ナデナデ
花丸「千歌ちゃん// マルはもう『この娘』呼びじゃなくて、ちゃんと名前で呼んであげたいなぁ」ムウッ
千歌「そっか。じゃあ名前の候補とか考えてたりするの?」
花丸「千花(ちはな)なんてどうかなぁ?」
千歌「あっ、なかなか可愛いかも♡」
花丸「うんっ、マルもそう思うずら♡」
千歌「きっと花丸ちゃんみたいに可憐で穏やかな娘に育ってくれそうだね」ニコッ
花丸「うーん、マルとしては千歌ちゃんみたいに快活で、いつも輪の中心にいるような娘になってほしいんだけどなぁ」
千歌「ふふっ、そっか。花丸ちゃんは私のそういうところに憧れてたってことだよね?」
花丸「うん、そうずら。そういう千歌ちゃんこそ、マルのそんなところが好きなんだね?」
千歌「まあね。きっとお互いに自分が持ってない面に惹かれていったんだよ」
花丸「人は一人では生きてはいけない、自分に欠けたものを求め合い惹かれ合うかぁ。素敵だね」
千歌「変わったね、花丸ちゃん。以前は『人はしょせん独りずら』なんて言ってたのに」
花丸「千歌ちゃん// マルはもう『この娘』呼びじゃなくて、ちゃんと名前で呼んであげたいなぁ」ムウッ
千歌「そっか。じゃあ名前の候補とか考えてたりするの?」
花丸「千花(ちはな)なんてどうかなぁ?」
千歌「あっ、なかなか可愛いかも♡」
花丸「うんっ、マルもそう思うずら♡」
千歌「きっと花丸ちゃんみたいに可憐で穏やかな娘に育ってくれそうだね」ニコッ
花丸「うーん、マルとしては千歌ちゃんみたいに快活で、いつも輪の中心にいるような娘になってほしいんだけどなぁ」
千歌「ふふっ、そっか。花丸ちゃんは私のそういうところに憧れてたってことだよね?」
花丸「うん、そうずら。そういう千歌ちゃんこそ、マルのそんなところが好きなんだね?」
千歌「まあね。きっとお互いに自分が持ってない面に惹かれていったんだよ」
花丸「人は一人では生きてはいけない、自分に欠けたものを求め合い惹かれ合うかぁ。素敵だね」
千歌「変わったね、花丸ちゃん。以前は『人はしょせん独りずら』なんて言ってたのに」
15: :2018/07/10(火) 18:43:56.57 ID:59PQIAgWO
花丸「千歌ちゃんのせいだよぅ、マルがこんな骨抜きになっちゃったのは//」ダキッ
千歌「大丈夫!? 貧血でも起こしちゃった?」
花丸「ううん、ただハグしたくなっただけだから♡」
千歌「そっか、甘えんぼさんだね」
花丸「ずらぁ~♡」
千歌「困ったママだね。まるでおっきな赤ちゃんだよ~」
花丸「それって普通は『お母さんに甘えるお父さん』に向けて言うフレーズだよね?」
千歌「いいじゃん。もっとわたしに甘えていいんだよ、花丸ちゃん♡」
花丸「じゃあ遠慮なく甘えさせてもらうずらっ♡」モミッ
千歌「ひゃんっ!? やったなぁ♪」モミッ
花丸「んんっ// そんなに揉まれたら……じゅらぁっ//」
千歌「大丈夫!? 貧血でも起こしちゃった?」
花丸「ううん、ただハグしたくなっただけだから♡」
千歌「そっか、甘えんぼさんだね」
花丸「ずらぁ~♡」
千歌「困ったママだね。まるでおっきな赤ちゃんだよ~」
花丸「それって普通は『お母さんに甘えるお父さん』に向けて言うフレーズだよね?」
千歌「いいじゃん。もっとわたしに甘えていいんだよ、花丸ちゃん♡」
花丸「じゃあ遠慮なく甘えさせてもらうずらっ♡」モミッ
千歌「ひゃんっ!? やったなぁ♪」モミッ
花丸「んんっ// そんなに揉まれたら……じゅらぁっ//」
16: :2018/07/10(火) 18:44:24.47 ID:59PQIAgWO
ビシッ!
曜「あだっ!?」ヒリヒリ
ルビィ「『自重してください』って言いましたよね、昨日」
曜「……そうだっけ?」キョトン
ルビィ「そうですよ。都合悪いことは左耳から右耳なんですね」
曜「まずやっぱりLINEでだよね?」
ルビィ「当然です」
曜「じゃあこんな感じで」ポチポチ
ヨーソロー『今日もまたまた三島のイトーヨー○○ーに来てたんだけど、これってどういうこと?』
↑花丸の荷物を持つ千歌の写真を添付
ルビィ「だから盗撮は駄目ですっての!」
曜「でも全速送信ヨーソロー!」ポチッ
ルビィ「別に送信速度は変わりませんからね」
ピロリン♪
曜「返信キター!」
ルビィ「どれどれ」
曜「あだっ!?」ヒリヒリ
ルビィ「『自重してください』って言いましたよね、昨日」
曜「……そうだっけ?」キョトン
ルビィ「そうですよ。都合悪いことは左耳から右耳なんですね」
曜「まずやっぱりLINEでだよね?」
ルビィ「当然です」
曜「じゃあこんな感じで」ポチポチ
ヨーソロー『今日もまたまた三島のイトーヨー○○ーに来てたんだけど、これってどういうこと?』
↑花丸の荷物を持つ千歌の写真を添付
ルビィ「だから盗撮は駄目ですっての!」
曜「でも全速送信ヨーソロー!」ポチッ
ルビィ「別に送信速度は変わりませんからね」
ピロリン♪
曜「返信キター!」
ルビィ「どれどれ」
17: :2018/07/10(火) 18:44:52.47 ID:59PQIAgWO
ちゃんちか『ちょっと花丸ちゃんの親戚のお姉さんが妊娠したんで、そのお手伝いをしてたんだよ』
ちゃんちか『あと梨子ちゃんが更に太った件だけど、わたしが特別なダイエットメニューを組んで指導しとくから大丈夫だよ』
ルビィ「うわぁ、昨日のコピペだよぅ」
しかも後半『梨子』さんのまま変え忘れてるし
曜「そっか、じゃあ仕方ないね」ウンウン
ルビィ「曜さんの反応も一挙一動変わらないしー」
曜「だったら『次の土曜は?』って聞いてみるね」ポチッ
ピロリン♪
ちゃんちか『たぶん空いてると思う』
ルビィ「来週のことは来週までわかりませんしねっ」
曜「怪しい。ってな訳で──」
ルビィ「今度こそは一人で、どうぞ」
曜「【スクールアイドル名鑑 2018年度版】でどうにか」
ルビィ「乗ったぁ!!」
ちゃんちか『あと梨子ちゃんが更に太った件だけど、わたしが特別なダイエットメニューを組んで指導しとくから大丈夫だよ』
ルビィ「うわぁ、昨日のコピペだよぅ」
しかも後半『梨子』さんのまま変え忘れてるし
曜「そっか、じゃあ仕方ないね」ウンウン
ルビィ「曜さんの反応も一挙一動変わらないしー」
曜「だったら『次の土曜は?』って聞いてみるね」ポチッ
ピロリン♪
ちゃんちか『たぶん空いてると思う』
ルビィ「来週のことは来週までわかりませんしねっ」
曜「怪しい。ってな訳で──」
ルビィ「今度こそは一人で、どうぞ」
曜「【スクールアイドル名鑑 2018年度版】でどうにか」
ルビィ「乗ったぁ!!」
18: :2018/07/10(火) 18:45:33.31 ID:59PQIAgWO
翌週土曜
某ダイビングショップ前
ルビィ「で、何で果南さんの実家まで?」
曜「そりゃ決まってるでしょ、ダイビングの装備一式借りるからに」
ルビィ「どうしてそうなるんですかっ!?」
曜「いや、千歌ちゃんが『ゴメン、今日は海の家の手伝いすることになったんだよ』ってLINEで」
ルビィ「去年みんなで合宿したところですよね?」
曜「うん、そこ」
ルビィ「まさかとは思いますけど……海中から千歌ちゃんを見張るつもりじゃ──」
曜「そうだけど」
ルビィ「海上保安庁に捕まりかねませんって!」
曜「その時はルビィちゃんのお家の力でなんとか」
ルビィ「むしろ『網元の娘さんが何やってるの!』って余計おおごとになりますっての!」
某ダイビングショップ前
ルビィ「で、何で果南さんの実家まで?」
曜「そりゃ決まってるでしょ、ダイビングの装備一式借りるからに」
ルビィ「どうしてそうなるんですかっ!?」
曜「いや、千歌ちゃんが『ゴメン、今日は海の家の手伝いすることになったんだよ』ってLINEで」
ルビィ「去年みんなで合宿したところですよね?」
曜「うん、そこ」
ルビィ「まさかとは思いますけど……海中から千歌ちゃんを見張るつもりじゃ──」
曜「そうだけど」
ルビィ「海上保安庁に捕まりかねませんって!」
曜「その時はルビィちゃんのお家の力でなんとか」
ルビィ「むしろ『網元の娘さんが何やってるの!』って余計おおごとになりますっての!」
19: :2018/07/10(火) 18:46:01.91 ID:59PQIAgWO
海中
曜(……)E:潜望鏡
ルビィ(結局止められなかったなぁ)E:潜望鏡
【スクールアイドル名鑑 2018年度版】のためだし仕方ないよねっ、うん
曜「ゴボッ!?」
ルビィ(曜さんっ!?)
千歌『はい、もっとお腹突き出して! そこでセクシーポーズ!』つ○REC
『あのカメラ回してるオレンジの娘、そこの民宿の娘さんだよね?』
曜(……)E:潜望鏡
ルビィ(結局止められなかったなぁ)E:潜望鏡
【スクールアイドル名鑑 2018年度版】のためだし仕方ないよねっ、うん
曜「ゴボッ!?」
ルビィ(曜さんっ!?)
千歌『はい、もっとお腹突き出して! そこでセクシーポーズ!』つ○REC
『あのカメラ回してるオレンジの娘、そこの民宿の娘さんだよね?』
20: :2018/07/10(火) 18:46:44.23 ID:59PQIAgWO
梨子『ううっ、流石にここまで大勢の人に見られると//』
http://q2.upup.be/f/r/6snVQuYfdw.png
花丸『恥ずかしいずらぁ//』
http://q2.upup.be/f/r/2CBO87pGER.png
千歌ちゃんが水着姿の花丸ちゃんと梨子さんをビデオ撮影してるっ!?
しかも梨子さんにいたってはビキニだし、あのボテ腹で
曜「ンガゴポッ!?」
ルビィ(またまた過呼吸っ!?)
善子『やっぱり……あっちの岩影まで行くわよっ!』
ヨハネちゃんが花丸ちゃんと梨子さんの手を引いてる
ああ……そういうことね
錯乱し意識が朦朧となった曜さんは陸まで引き揚げ、人工呼吸までしました
http://q2.upup.be/f/r/6snVQuYfdw.png
花丸『恥ずかしいずらぁ//』
http://q2.upup.be/f/r/2CBO87pGER.png
千歌ちゃんが水着姿の花丸ちゃんと梨子さんをビデオ撮影してるっ!?
しかも梨子さんにいたってはビキニだし、あのボテ腹で
曜「ンガゴポッ!?」
ルビィ(またまた過呼吸っ!?)
善子『やっぱり……あっちの岩影まで行くわよっ!』
ヨハネちゃんが花丸ちゃんと梨子さんの手を引いてる
ああ……そういうことね
錯乱し意識が朦朧となった曜さんは陸まで引き揚げ、人工呼吸までしました
21: :2018/07/10(火) 18:47:17.11 ID:59PQIAgWO
砂浜
曜「はぁ、はぁ」
ルビィ「落ち着きました?」
曜「う、うん//」カァーッ
ルビィ「責任取ってくださいねっ、ルビィのファーストキスを奪ったんですから//」カァーッ
曜「ごめんねルビィちゃん。初めてがこんな私で//」
ルビィ「ま、まあ今回は人工呼吸なのでノーカンにします//」
曜「ところでさ、千歌ちゃんがあの二人と一緒に居たってことはつまり──」
ルビィ「まーた渡辺劇場が始まったし」ハァ
曜「はぁ、はぁ」
ルビィ「落ち着きました?」
曜「う、うん//」カァーッ
ルビィ「責任取ってくださいねっ、ルビィのファーストキスを奪ったんですから//」カァーッ
曜「ごめんねルビィちゃん。初めてがこんな私で//」
ルビィ「ま、まあ今回は人工呼吸なのでノーカンにします//」
曜「ところでさ、千歌ちゃんがあの二人と一緒に居たってことはつまり──」
ルビィ「まーた渡辺劇場が始まったし」ハァ
22: :2018/07/10(火) 18:47:45.79 ID:59PQIAgWO
ヨハネ団の拠点
ヨハネ「ぐぬうっ、おのれリトルドラゴンちかちー! 我が最愛の上級リトルデーモン・リリーと、副官たる″黄昏の理解者″に【魅了の呪い】を掛けようとはっ!」クワッ
ちかちー「ガッハッハ! 何を寝ぼけたことをほざくかと思えば、下らない。全く以て下らない!」
ヨハネ「貴様ァ! 主たるこのヨハネを愚弄するかっ!」
ちかちー「主ィ? はんっ、我は汝のようなヘタレを主などと思ったことなぞ、一度とてないがなぁ!」
ヨハネ「ぐぬぬぅ……ならばリリーも″黄昏の理解者″も、己が意志で我でなくこやつにつくことを選んだとでもいうのかっ!?」
リリー「そうだけど、悪い? わたしとちかちーは運命共同体なのよ」
黄昏の理解者「ちかちーこそ、来たるべきラグナロクにてマル達を導くのに相応しい存在だと判断したずら」
ちかちー「そういうことだ。二人とも汝のデク人形などではなく、自ら思考し判断する心を持った存在なのだ」
ヨハネ「まさか……我は知らず知らずのうちに、二人を単なる計画のための駒扱いしていたとでもいうのかっ!?」
ちかちー「ようやく気付いたか……だが遅過ぎたのだよ!」ガハハ
ヨハネ「リリー、″黄昏の理解者″、このヨハネの隣に戻って来てはくれぬかっ!」
ヨハネ「ぐぬうっ、おのれリトルドラゴンちかちー! 我が最愛の上級リトルデーモン・リリーと、副官たる″黄昏の理解者″に【魅了の呪い】を掛けようとはっ!」クワッ
ちかちー「ガッハッハ! 何を寝ぼけたことをほざくかと思えば、下らない。全く以て下らない!」
ヨハネ「貴様ァ! 主たるこのヨハネを愚弄するかっ!」
ちかちー「主ィ? はんっ、我は汝のようなヘタレを主などと思ったことなぞ、一度とてないがなぁ!」
ヨハネ「ぐぬぬぅ……ならばリリーも″黄昏の理解者″も、己が意志で我でなくこやつにつくことを選んだとでもいうのかっ!?」
リリー「そうだけど、悪い? わたしとちかちーは運命共同体なのよ」
黄昏の理解者「ちかちーこそ、来たるべきラグナロクにてマル達を導くのに相応しい存在だと判断したずら」
ちかちー「そういうことだ。二人とも汝のデク人形などではなく、自ら思考し判断する心を持った存在なのだ」
ヨハネ「まさか……我は知らず知らずのうちに、二人を単なる計画のための駒扱いしていたとでもいうのかっ!?」
ちかちー「ようやく気付いたか……だが遅過ぎたのだよ!」ガハハ
ヨハネ「リリー、″黄昏の理解者″、このヨハネの隣に戻って来てはくれぬかっ!」
23: :2018/07/10(火) 18:48:16.01 ID:59PQIAgWO
リリー「お断りよ、わたしは貴女の愛玩動物じゃないもの」
黄昏の理解者「マルも単なる演算装置扱いはもうこりごりずら」
ちかちー「安心したまえ。このちかちーは汝らをそう見なしたりはせぬ、共に覇道を歩んで行こうぞ!」ガハハ
リリ黄昏「「ちかちー//」」ポッ
ヨハネ「行くなリリー! ″黄昏の理解者″! 再び我と共にラグナロクの計画を進めようぞっ!」
黄昏の理解者「その計画とやらはいつ実行に移されるずらか?」
ヨハネ「そ、それは──」
リリー「ちかちーは既に第三段階まで計画を進めているのよ、貴女がモタモタしている間に。その証拠が、ふふっ♡」お腹サスサス
ヨハネ「次代のリトルデーモンを仕込んだのかっ!? ……ちかちー、貴様ァ!!」クワッ
リリー「サイレントチェリーブロッサムナイトメア!」ミシッ
黄昏の理解者「夜滅瑠珠羅(やめるずら)!」チョップ!
ヨハネ「ぐはぁっ!?」バタッ
黄昏の理解者「マルも単なる演算装置扱いはもうこりごりずら」
ちかちー「安心したまえ。このちかちーは汝らをそう見なしたりはせぬ、共に覇道を歩んで行こうぞ!」ガハハ
リリ黄昏「「ちかちー//」」ポッ
ヨハネ「行くなリリー! ″黄昏の理解者″! 再び我と共にラグナロクの計画を進めようぞっ!」
黄昏の理解者「その計画とやらはいつ実行に移されるずらか?」
ヨハネ「そ、それは──」
リリー「ちかちーは既に第三段階まで計画を進めているのよ、貴女がモタモタしている間に。その証拠が、ふふっ♡」お腹サスサス
ヨハネ「次代のリトルデーモンを仕込んだのかっ!? ……ちかちー、貴様ァ!!」クワッ
リリー「サイレントチェリーブロッサムナイトメア!」ミシッ
黄昏の理解者「夜滅瑠珠羅(やめるずら)!」チョップ!
ヨハネ「ぐはぁっ!?」バタッ
24: :2018/07/10(火) 18:48:43.80 ID:59PQIAgWO
ちかちー「我は何も命じてはおらぬ、この意味がわかるな?」
ヨハネ「ぐうっ……ううっ……」ポロッ
ちかちー「泣くな、情けないっ!」クワッ
ヨハネ「んなっ!?」
ちかちー「堕天使ヨハネよ、それでも一度は我ら″三大リトルデーモン″を束ねた存在であろうがっ!」
ヨハネ「だが汝は我を主と認めてはおらんのでは──」
ちかちー「さよう。だが汝の力は認めておったぞ」
ヨハネ「そう、だったのか」
ちかちー「我は主従関係を望まぬ。故にこれからは対等な間柄であることを切望する」
リリー「ちかちーとヨハネが?」
ヨハネ「ぐうっ……ううっ……」ポロッ
ちかちー「泣くな、情けないっ!」クワッ
ヨハネ「んなっ!?」
ちかちー「堕天使ヨハネよ、それでも一度は我ら″三大リトルデーモン″を束ねた存在であろうがっ!」
ヨハネ「だが汝は我を主と認めてはおらんのでは──」
ちかちー「さよう。だが汝の力は認めておったぞ」
ヨハネ「そう、だったのか」
ちかちー「我は主従関係を望まぬ。故にこれからは対等な間柄であることを切望する」
リリー「ちかちーとヨハネが?」
25: :2018/07/10(火) 18:49:14.06 ID:59PQIAgWO
黄昏の理解者「うむ、龍族とは誇り高き種族と言われているずら」
ちかちー「どうする? 新たな契りを交わすも断るも、全ては汝次第だが」
ヨハネ「よかろう、乗った!」
ちかちー「賢明な判断だ。我は汝のそういうところ、嫌いではないぞ」
ヨハネ「改めて、共に世界を暗黒で染め上げるべく活動してゆこうぞっ!」
ちかリリ黄昏「おーっ!!」
ちかちー「どうする? 新たな契りを交わすも断るも、全ては汝次第だが」
ヨハネ「よかろう、乗った!」
ちかちー「賢明な判断だ。我は汝のそういうところ、嫌いではないぞ」
ヨハネ「改めて、共に世界を暗黒で染め上げるべく活動してゆこうぞっ!」
ちかリリ黄昏「おーっ!!」
26: :2018/07/10(火) 18:49:46.71 ID:59PQIAgWO
曜「みたいな」
ルビィ「何この『四天王ポジションの一人が魔王に謀反を起こして成功しちゃった♡』みたいな謎のストーリーは」
曜「ほら【沼津戦隊アクアレンジャー】第25話『背信棄義!? 裏切りの三幹部』ってな感じで」
ルビィ「いや、小さなお子さん向けに作ってそうな特撮で、昼ドラさながらのドロドロ展開なんて絶対にBPOからクレーム来ますっての! ……っていうか微妙に面白そうなのがまた」
曜「だってコレ、鞠莉ちゃんが『廃校阻止のために新しいPVをメイキングしマース!』って時に出した没案の一つなんだから」
ルビィ「へぇー」
曜「|c||^.- ^|| がリーダーで
(*> ᴗ •*)ゞ ⌒°( ・ω・)°⌒ ∫∫( c||^ヮ^|| ノξソ>ω<ハ6
のアクアレンジャーと」
ルビィ「うんうん」
曜「`¶cリ˘ヮ˚)|率いる
从c*•ヮ•§ メイ*σ _ σリ ノcリ,,・o・,,ル
の宇宙堕天使ヨハネ団が争う話なんだって」
ルビィ「戦隊サイド必須のカレー担当イエローが敵側なのが色々と惜しいですね」 ノcリ,,・o・,,ル ← この娘ずら
曜「っていうかヨハネ団、真っ向勝負だと絶対勝ち目ないよね?」
ルビィ「aqoursのインドア派三人が見事に揃ってますからねぇ、実質千歌ちゃんのワンマンアーミーですよね」
ルビィ「何この『四天王ポジションの一人が魔王に謀反を起こして成功しちゃった♡』みたいな謎のストーリーは」
曜「ほら【沼津戦隊アクアレンジャー】第25話『背信棄義!? 裏切りの三幹部』ってな感じで」
ルビィ「いや、小さなお子さん向けに作ってそうな特撮で、昼ドラさながらのドロドロ展開なんて絶対にBPOからクレーム来ますっての! ……っていうか微妙に面白そうなのがまた」
曜「だってコレ、鞠莉ちゃんが『廃校阻止のために新しいPVをメイキングしマース!』って時に出した没案の一つなんだから」
ルビィ「へぇー」
曜「|c||^.- ^|| がリーダーで
(*> ᴗ •*)ゞ ⌒°( ・ω・)°⌒ ∫∫( c||^ヮ^|| ノξソ>ω<ハ6
のアクアレンジャーと」
ルビィ「うんうん」
曜「`¶cリ˘ヮ˚)|率いる
从c*•ヮ•§ メイ*σ _ σリ ノcリ,,・o・,,ル
の宇宙堕天使ヨハネ団が争う話なんだって」
ルビィ「戦隊サイド必須のカレー担当イエローが敵側なのが色々と惜しいですね」 ノcリ,,・o・,,ル ← この娘ずら
曜「っていうかヨハネ団、真っ向勝負だと絶対勝ち目ないよね?」
ルビィ「aqoursのインドア派三人が見事に揃ってますからねぇ、実質千歌ちゃんのワンマンアーミーですよね」
27: :2018/07/10(火) 18:50:15.68 ID:59PQIAgWO
曜「それはともかく、千歌ちゃんは私というファンシーな彼女がいながら浮気だなんてっ!」ギリッ
ルビィ「ファンシーというよりクレイジーな──」
曜「何か言った?」ニコッ
ルビィ「ううん、別に」
曜「とにかく明日こそ問い詰めなくちゃ!」
ルビィ「今からじゃないんですね」
曜「いや、まだ心の準備がね。あそこまでイチャラブ見せ付けられちゃうと、ね?」
ルビィ「イチャラブかなぁ? ほんとメンタルはお豆腐ですよね、いざとなると」
曜「そう思うなら明日もお願い、ルビィちゃん」ペコッ
ルビィ「お断りします」
ルビィ「ファンシーというよりクレイジーな──」
曜「何か言った?」ニコッ
ルビィ「ううん、別に」
曜「とにかく明日こそ問い詰めなくちゃ!」
ルビィ「今からじゃないんですね」
曜「いや、まだ心の準備がね。あそこまでイチャラブ見せ付けられちゃうと、ね?」
ルビィ「イチャラブかなぁ? ほんとメンタルはお豆腐ですよね、いざとなると」
曜「そう思うなら明日もお願い、ルビィちゃん」ペコッ
ルビィ「お断りします」
28: :2018/07/10(火) 18:50:43.88 ID:59PQIAgWO
曜「ダイヤさんの1/1ドール作ってあげるから」
ルビィ「要りません……って作れるんですかっ!?」
曜「うん♡ 一回千歌ちゃんの作ったことあるしねっ。ウィッグ被せたり制服着せたりもしたし、″本番″のための予行演習とかも//」
ルビィ「うわぁ……マジモンの変態だよぅ、この人」ヒキッ
曜「ダイヤさんのが嫌なら、理亞ちゃんバージョンでも──」
ルビィ「そういう問題じゃないですってば」
曜「だったら寝そべりちゃんで」
ルビィ「……わかりました。というかルビィもここまで来た以上、最後まで付き合いますよ」
曜「ありがとう、心の友よぅ!」ウルッ
ルビィ「はぁ、やれやれ」
ほんと都合がいいんだから
ルビィ「要りません……って作れるんですかっ!?」
曜「うん♡ 一回千歌ちゃんの作ったことあるしねっ。ウィッグ被せたり制服着せたりもしたし、″本番″のための予行演習とかも//」
ルビィ「うわぁ……マジモンの変態だよぅ、この人」ヒキッ
曜「ダイヤさんのが嫌なら、理亞ちゃんバージョンでも──」
ルビィ「そういう問題じゃないですってば」
曜「だったら寝そべりちゃんで」
ルビィ「……わかりました。というかルビィもここまで来た以上、最後まで付き合いますよ」
曜「ありがとう、心の友よぅ!」ウルッ
ルビィ「はぁ、やれやれ」
ほんと都合がいいんだから
29: :2018/07/10(火) 18:51:11.96 ID:59PQIAgWO
翌日、千歌ちゃんルーム前
曜「じゃあ開けるよ」
ルビィ「うゆっ」
アポなしだけどねっ!
ガラッ
曜「千歌ちゃんっ!」クワッ
千歌「げっ!? 曜ちゃんっ?」
ルビィ「今モロに『げっ!?』って叫びましたよね?」
千歌「しかもルビィちゃんまでいるし」
曜「ねえ、これってどういうこと?」つスマホ
千歌「こ、これって……」サァー
曜「じゃあ開けるよ」
ルビィ「うゆっ」
アポなしだけどねっ!
ガラッ
曜「千歌ちゃんっ!」クワッ
千歌「げっ!? 曜ちゃんっ?」
ルビィ「今モロに『げっ!?』って叫びましたよね?」
千歌「しかもルビィちゃんまでいるし」
曜「ねえ、これってどういうこと?」つスマホ
千歌「こ、これって……」サァー
30: :2018/07/10(火) 18:51:49.81 ID:59PQIAgWO
ルビィ「はい、昨日千歌ちゃんが花丸ちゃんと梨子さんにセクハラしてた時の写真です」
千歌「ってことは、昨日梨子ちゃん達が感じてた視線ってのは──」
ルビィ「うゆぅ……ごめんなさい」ペコッ
千歌「やっぱり。でも、どうせルビィちゃんは曜ちゃんに付き合わされてただけでしょ?」
ルビィ「は、はい」シュン
千歌「だったらルビィちゃんは悪くないよ」ナデナデ
ルビィ「千歌ちゃんっ// ありがとうございます」ペコッ
良かったぁ、千歌ちゃんが許してくれて
曜「ってルビィちゃんっ!? これじゃ私だけが悪者みたいじゃないのっ!」
ルビィ「庇い立てする義理はありませんから」キリッ
曜「ぐうっ……ルビィちゃんの薄情者ぉ!」
千歌「っていうか先週LINE見た時も思ったけど……曜ちゃん、アレ立派な盗撮だよね?」
千歌「ってことは、昨日梨子ちゃん達が感じてた視線ってのは──」
ルビィ「うゆぅ……ごめんなさい」ペコッ
千歌「やっぱり。でも、どうせルビィちゃんは曜ちゃんに付き合わされてただけでしょ?」
ルビィ「は、はい」シュン
千歌「だったらルビィちゃんは悪くないよ」ナデナデ
ルビィ「千歌ちゃんっ// ありがとうございます」ペコッ
良かったぁ、千歌ちゃんが許してくれて
曜「ってルビィちゃんっ!? これじゃ私だけが悪者みたいじゃないのっ!」
ルビィ「庇い立てする義理はありませんから」キリッ
曜「ぐうっ……ルビィちゃんの薄情者ぉ!」
千歌「っていうか先週LINE見た時も思ったけど……曜ちゃん、アレ立派な盗撮だよね?」
31: :2018/07/10(火) 18:52:20.12 ID:59PQIAgWO
曜「だけど千歌ちゃんが悪いんだよ、私に嘘ついて他の娘を誘惑したんだから」ギリッ
千歌「いや、誘惑ってさぁ──」
曜「何さ、梨子ちゃんと花丸ちゃんを妊娠させた言い訳でもするっての?」
千歌「妊娠したのは親戚のお姉さんだってば! 二人はリバウンドしただけで──」
曜「見え透いた嘘は善子ちゃんだよっ!」クワッ
千歌「ぐうっ」
曜「太ったんじゃなくて、お腹に赤ちゃんがいるんでしょ?」
ルビィ「『何で二人同時なのか』とか『肝心の相手は誰か』とか、ツッコミどころは満載ですけどね」
千歌「まさか……曜ちゃんとルビィちゃんまで【認識阻害】を──」
ルビィ「【認識阻害】? なんですか、それ?」
曜「とにかく一から十まで説明してよ! 私という彼女がいながら、他の娘を優先した理由をさぁ!」胸ぐらグイッ
ルビィ「曜さん、落ち着いてってぇ!」アセアセ
千歌「いや、誘惑ってさぁ──」
曜「何さ、梨子ちゃんと花丸ちゃんを妊娠させた言い訳でもするっての?」
千歌「妊娠したのは親戚のお姉さんだってば! 二人はリバウンドしただけで──」
曜「見え透いた嘘は善子ちゃんだよっ!」クワッ
千歌「ぐうっ」
曜「太ったんじゃなくて、お腹に赤ちゃんがいるんでしょ?」
ルビィ「『何で二人同時なのか』とか『肝心の相手は誰か』とか、ツッコミどころは満載ですけどね」
千歌「まさか……曜ちゃんとルビィちゃんまで【認識阻害】を──」
ルビィ「【認識阻害】? なんですか、それ?」
曜「とにかく一から十まで説明してよ! 私という彼女がいながら、他の娘を優先した理由をさぁ!」胸ぐらグイッ
ルビィ「曜さん、落ち着いてってぇ!」アセアセ
32: :2018/07/10(火) 18:52:48.28 ID:59PQIAgWO
ガラッ
善子「そうよ、ルビィの言うとおりよ」
曜「善子ちゃんっ!?」パッ
善子「ヨハネよっ! まさか私がトイレに行ってる間に曜さん達が来てたとはね」ハァ
ルビィ「ま、まぁここに至るまでには色々あって」
善子「おおかた先週辺りから千歌さんをストーキングでもしてたんでしょ? 『他の娘と浮気でもしてるんじゃないか』って」
ようルビ「「うぐっ」」
善子「やっぱりね。とにかくこの件に関しては、今から私が説明してあげるわ」
千歌「ありがとう、よっちゃん」ウルッ
善子「堕天使は契約をきっちり履行するものなのよ! ちょっと長くなるけどいいわね? 曜さんもルビィも」
ようルビ「「うん」」
善子「そうよ、ルビィの言うとおりよ」
曜「善子ちゃんっ!?」パッ
善子「ヨハネよっ! まさか私がトイレに行ってる間に曜さん達が来てたとはね」ハァ
ルビィ「ま、まぁここに至るまでには色々あって」
善子「おおかた先週辺りから千歌さんをストーキングでもしてたんでしょ? 『他の娘と浮気でもしてるんじゃないか』って」
ようルビ「「うぐっ」」
善子「やっぱりね。とにかくこの件に関しては、今から私が説明してあげるわ」
千歌「ありがとう、よっちゃん」ウルッ
善子「堕天使は契約をきっちり履行するものなのよ! ちょっと長くなるけどいいわね? 曜さんもルビィも」
ようルビ「「うん」」
33: :2018/07/10(火) 18:53:32.21 ID:59PQIAgWO
善子「──って訳よ」
ルビィ「【ヨハネの生き血】の効果、ねぇ」
善子「まあ信じる信じないは曜さんとルビィの勝手よ」
曜「いや、信じるよ。だって相手がどこの馬の骨とも知れない男だったら、きっと『堕ろせ』って告げてたはずだしね」
ルビィ「ですよねっ。ヨハネちゃんとの娘だからこそ、花丸ちゃんも梨子さんもあんな笑顔になれるんだって思うなぁ」
善子「曜さん、ルビィ……ありがとね」
千歌「嘘ついててごめん、曜ちゃん」ペコッ
曜「いやいや、私こそごめん。千歌ちゃんはaqoursのリーダーとして善子ちゃん達の力になろうとしてた、ってわかったから」ペコッ
善子「ヨハネっ! 謝罪合戦はもうその辺にしときなさい」
ようちか「「はーい」」
ルビィ「【ヨハネの生き血】の効果、ねぇ」
善子「まあ信じる信じないは曜さんとルビィの勝手よ」
曜「いや、信じるよ。だって相手がどこの馬の骨とも知れない男だったら、きっと『堕ろせ』って告げてたはずだしね」
ルビィ「ですよねっ。ヨハネちゃんとの娘だからこそ、花丸ちゃんも梨子さんもあんな笑顔になれるんだって思うなぁ」
善子「曜さん、ルビィ……ありがとね」
千歌「嘘ついててごめん、曜ちゃん」ペコッ
曜「いやいや、私こそごめん。千歌ちゃんはaqoursのリーダーとして善子ちゃん達の力になろうとしてた、ってわかったから」ペコッ
善子「ヨハネっ! 謝罪合戦はもうその辺にしときなさい」
ようちか「「はーい」」
34: :2018/07/10(火) 18:54:01.34 ID:59PQIAgWO
曜「ところで今日は何のために集まってたの?」
善子「千歌さんと今後のライフスタイルについて勉強会を開いてたのよ」
千歌「一応プランの一つとして十千万のお手伝いさんってのも提案したんだけど」
善子「やっぱり何から何まで千歌さんのお世話になる、ってのもね」
曜「そっか、これから一家の大黒柱として頑張らなくちゃならないよね……私もできる限りは協力するからね」ニコッ
ルビィ「もちろんルビィもだよっ」ニコッ
善子「その時はお願いするわ、上級リトルデーモン″ヨルムンガルド″に″カーバンクル″」ギランッ
曜「私が″ヨルムンガルド″で」
ルビィ「ルビィが″カーバンクル″?」
善子「そっ、二人のイメージから浮かんだ魔物の名前を付けたのよ」
千歌「あはは、結局aqours全員が上級リトルデーモンに認定されちゃったね。……木陰の隅で泣いたりしてないよね? 梨子ちゃん」
善子「平気よ。もう今は『自分だけが特別』なんて微塵も思ってないはずだから」
善子「千歌さんと今後のライフスタイルについて勉強会を開いてたのよ」
千歌「一応プランの一つとして十千万のお手伝いさんってのも提案したんだけど」
善子「やっぱり何から何まで千歌さんのお世話になる、ってのもね」
曜「そっか、これから一家の大黒柱として頑張らなくちゃならないよね……私もできる限りは協力するからね」ニコッ
ルビィ「もちろんルビィもだよっ」ニコッ
善子「その時はお願いするわ、上級リトルデーモン″ヨルムンガルド″に″カーバンクル″」ギランッ
曜「私が″ヨルムンガルド″で」
ルビィ「ルビィが″カーバンクル″?」
善子「そっ、二人のイメージから浮かんだ魔物の名前を付けたのよ」
千歌「あはは、結局aqours全員が上級リトルデーモンに認定されちゃったね。……木陰の隅で泣いたりしてないよね? 梨子ちゃん」
善子「平気よ。もう今は『自分だけが特別』なんて微塵も思ってないはずだから」
35: :2018/07/10(火) 18:54:29.48 ID:59PQIAgWO
千歌「あっ、もう11時だね。そろそろ行こっか」
善子「ええ、そうね」
曜「どこまで行くつもり?」
善子「ちょっと淡島ホテルまでね」
ルビィ「何か特別な用事でもあるの?」
善子「うーん、どう説明すればいいのかしらね?」
千歌「そうだねー、『もうすぐ梨子ちゃんと花丸ちゃんが経験すること』を先取りする、とでも言えばいいかな?」
曜「梨子ちゃんと花丸ちゃんが経験すること?」
ルビィ「……あっ(察し)」
千歌「曜ちゃんとルビィちゃんも来る? もしかしたら空きがあるかもしれないよ」
曜「じゃあ私も行くかな? 千歌ちゃんがやるってことなら、私もやりたいし」
千歌「そっかぁ、流石曜ちゃん♪ それでルビィちゃんは?」
ルビィ「行くけど……あくまで付き添いでなら」
千歌「いいよ♪」
善子「ええ、そうね」
曜「どこまで行くつもり?」
善子「ちょっと淡島ホテルまでね」
ルビィ「何か特別な用事でもあるの?」
善子「うーん、どう説明すればいいのかしらね?」
千歌「そうだねー、『もうすぐ梨子ちゃんと花丸ちゃんが経験すること』を先取りする、とでも言えばいいかな?」
曜「梨子ちゃんと花丸ちゃんが経験すること?」
ルビィ「……あっ(察し)」
千歌「曜ちゃんとルビィちゃんも来る? もしかしたら空きがあるかもしれないよ」
曜「じゃあ私も行くかな? 千歌ちゃんがやるってことなら、私もやりたいし」
千歌「そっかぁ、流石曜ちゃん♪ それでルビィちゃんは?」
ルビィ「行くけど……あくまで付き添いでなら」
千歌「いいよ♪」
36: :2018/07/10(火) 18:54:57.72 ID:59PQIAgWO
淡島ホテルロビー
係員「ご予約していた高海さんに津島さんですね?」
千歌「はい、今日はお願いします」ペコッ
善子「お願いします」ペコッ
係員「では、こちらへ」
ちかよし「「はい」」
千歌「ううっ……武者震いがしてきたでござる」
善子「大袈裟ね。あくまで『体験』なんだし、『本物』には劣るはずよ」
どうやらその「体験」は装置の数の都合上、二人ずつしか受けられないそうです
とりあえず他に予約していた人はいないとのことで、曜さんは次で受けられるそうです
ヨハネちゃんと千歌ちゃんが「体験」をしている間、ルビィはお昼寝を、曜さんは外で筋トレをして待っていました
係員「ご予約していた高海さんに津島さんですね?」
千歌「はい、今日はお願いします」ペコッ
善子「お願いします」ペコッ
係員「では、こちらへ」
ちかよし「「はい」」
千歌「ううっ……武者震いがしてきたでござる」
善子「大袈裟ね。あくまで『体験』なんだし、『本物』には劣るはずよ」
どうやらその「体験」は装置の数の都合上、二人ずつしか受けられないそうです
とりあえず他に予約していた人はいないとのことで、曜さんは次で受けられるそうです
ヨハネちゃんと千歌ちゃんが「体験」をしている間、ルビィはお昼寝を、曜さんは外で筋トレをして待っていました
37: :2018/07/10(火) 18:55:30.46 ID:59PQIAgWO
そして二時間後……
千歌「ふぅ……まさかあそこまで、とはね」ハァ
善子「ほんとにね……頑張りなさい、ずら丸もリリーも」ハァ
ルビィ「うわぁ……二人とも死闘を乗り越えた戦士の顔になってるよぉ」
千歌「曜ちゃん、覚悟はできてる?」肩ポンッ
曜「うんっ! ……でも覚悟ってほど大変なことなの?」
ここまで来て、未だ曜さんは何の「体験」かわかっていないようです
善子「ルビィがついててあげるのよ、千歌さんの代わりに」
ルビィ「うゆっ!」キリッ
千歌「ふぅ……まさかあそこまで、とはね」ハァ
善子「ほんとにね……頑張りなさい、ずら丸もリリーも」ハァ
ルビィ「うわぁ……二人とも死闘を乗り越えた戦士の顔になってるよぉ」
千歌「曜ちゃん、覚悟はできてる?」肩ポンッ
曜「うんっ! ……でも覚悟ってほど大変なことなの?」
ここまで来て、未だ曜さんは何の「体験」かわかっていないようです
善子「ルビィがついててあげるのよ、千歌さんの代わりに」
ルビィ「うゆっ!」キリッ
38: :2018/07/10(火) 18:55:57.52 ID:59PQIAgWO
そしてルビィと曜さんは病院の一室を思わせる部屋まで案内されました
係員「では、これらの電極をお腹に貼り付けますね」
曜「はーい♪」
Tシャツをたくし上げた曜さんのすらっと引き締まったお腹に、多数の電極がまるでクラゲの触手のように貼り付けられました
曜「ところで、これで何をするんですか?」
係員「それはね、貴女もいずれ大切な人との間に子どもを授かった時に経験することよ」ニコッ
曜「ま、まさか──」サァ
ようやく気付いたらしい曜さんの顔がみるみる青ざめていきました
係員「では、これらの電極をお腹に貼り付けますね」
曜「はーい♪」
Tシャツをたくし上げた曜さんのすらっと引き締まったお腹に、多数の電極がまるでクラゲの触手のように貼り付けられました
曜「ところで、これで何をするんですか?」
係員「それはね、貴女もいずれ大切な人との間に子どもを授かった時に経験することよ」ニコッ
曜「ま、まさか──」サァ
ようやく気付いたらしい曜さんの顔がみるみる青ざめていきました
39: :2018/07/10(火) 18:56:25.26 ID:59PQIAgWO
係員「では、『陣痛体験』を始めますね。まずは破水が起こった直後くらいからです」ポチッ
曜「……んっ// んはぁっ//」ハァ
ルビィ「曜さんっ!?」
係員「まだまだこれからですよ」ポチッ
曜「んぐぅっ// ルビィ、ちゃんっ」ハァハァ
ルビィ「どうしたんですか、曜さんっ!?」
曜「手、握っててくれないかな?」ハァハァ
ルビィ「もちろんです、ルビィがついてるから安心してくださいねっ」ニギッ
曜「ルビィちゃん//」ポッ
ルビィ「でも浮気はぶっぶーですよ」ギュッ
曜「……んっ// んはぁっ//」ハァ
ルビィ「曜さんっ!?」
係員「まだまだこれからですよ」ポチッ
曜「んぐぅっ// ルビィ、ちゃんっ」ハァハァ
ルビィ「どうしたんですか、曜さんっ!?」
曜「手、握っててくれないかな?」ハァハァ
ルビィ「もちろんです、ルビィがついてるから安心してくださいねっ」ニギッ
曜「ルビィちゃん//」ポッ
ルビィ「でも浮気はぶっぶーですよ」ギュッ
40: :2018/07/10(火) 18:56:54.72 ID:59PQIAgWO
そして出力は段階的にどんどん引き上げられていき──
曜「んあぁぁぁーっ!? 痛いっ、痛いよぅ//」ハァハァ
ルビィ「もうすぐですっ、頑張ってくださいっ!」
曜「んがあぁぁぁぁーっ!! 千歌ちゃんの赤ちゃん、産まれちゃうーっ!!」ヒィヒィフゥー
ルビィ「『体験』だから産まれませんからねっ!」
曜「んあぁぁぁーっ!? 痛いっ、痛いよぅ//」ハァハァ
ルビィ「もうすぐですっ、頑張ってくださいっ!」
曜「んがあぁぁぁぁーっ!! 千歌ちゃんの赤ちゃん、産まれちゃうーっ!!」ヒィヒィフゥー
ルビィ「『体験』だから産まれませんからねっ!」
41: :2018/07/10(火) 18:59:21.44 ID:59PQIAgWO
⌒°( ^ω^)°⌒ 終わルビィ!
善子「ずら丸&リリーとの幸せマタニティライフ」のオマケです
善子ちゃんの子どもを妊娠したりこまるの手伝いにかまけて彼女の曜ちゃんが不審に思い始め……というお話でした
善子「ずら丸&リリーとの幸せマタニティライフ」のオマケです
善子ちゃんの子どもを妊娠したりこまるの手伝いにかまけて彼女の曜ちゃんが不審に思い始め……というお話でした
42: :2018/07/10(火) 19:02:26.44 ID:59PQIAgWO
ラブライブ板に立てた前作がこちらになります
本作同様R-18描写はありません
前編
善子「……ずら丸とリリーを孕ませてしまった」
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1529838347/
後編
善子「ずら丸&リリーとの幸せマタニティライフ」
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1531077811/
本作同様R-18描写はありません
前編
善子「……ずら丸とリリーを孕ませてしまった」
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1529838347/
後編
善子「ずら丸&リリーとの幸せマタニティライフ」
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1531077811/
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元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1531215279
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