1: :2018/07/13(金) 02:02:22.07 ID:eUM/63uJ.net
よしルビ。
2: :2018/07/13(金) 02:02:58.34 ID:eUM/63uJ.net
7月12日 23:50 黒澤家
ルビィ「……」⌒°( -ω-)° ⌒ zzz
ルビィ「はっ!!?」⌒°( ・ω・)° ⌒
ルビィ「あ、あぶなぁい……」
ルビィ「(でもよかった。これで0時ピッタリにお祝いメッセージ送れそう)」
ルビィ「よしっ!」スマホッ
ルビィ「(よっちゃん絶対に起きてるから、一番にお祝いの言葉見て貰うんだぁ)」
ルビィ「(お返事楽しみだなぁ♡)」
ルビィ「……」⌒°( -ω-)° ⌒ zzz
ルビィ「はっ!!?」⌒°( ・ω・)° ⌒
ルビィ「あ、あぶなぁい……」
ルビィ「(でもよかった。これで0時ピッタリにお祝いメッセージ送れそう)」
ルビィ「よしっ!」スマホッ
ルビィ「(よっちゃん絶対に起きてるから、一番にお祝いの言葉見て貰うんだぁ)」
ルビィ「(お返事楽しみだなぁ♡)」
3: :2018/07/13(金) 02:03:34.46 ID:eUM/63uJ.net
7月13日 00:00
ルビィ『よっちゃんっ お誕生日おめでとう♡』
ルビィ「えいっ」
ルビィ「えへへ。これで絶対1番!」
ルビィ「(早く既読ついて……!早くお返事欲しいよぉ……!)」ソワソワ
ルビィ『よっちゃんっ お誕生日おめでとう♡』
ルビィ「えいっ」
ルビィ「えへへ。これで絶対1番!」
ルビィ「(早く既読ついて……!早くお返事欲しいよぉ……!)」ソワソワ
4: :2018/07/13(金) 02:04:24.89 ID:eUM/63uJ.net
7月13日 00:03
ルビィ「……」
ルビィ「(寝ちゃってる、のかな……)」
既読ッ
ルビィ「!!」
ヨハネ『ルビィ!メッセありがとう!』
ヨハネ『返事遅れてごめんなさいね』
ルビィ「――♡」
ルビィ「ふふっ♡ えへへ♡」ゴロゴロゴロン
ルビィ「えーっと…」ポチポチ
ルビィ『お返事すぐに来なかったから寝ちゃってるかと思ったよ~』
ヨハネ『悪かったわ。千歌が59分にフライングでメッセ送ってくるんだもの。そこから少しやり取りしてて―――』
ルビィ「!?」ガーン!
ルビィ「……」
ルビィ「(寝ちゃってる、のかな……)」
既読ッ
ルビィ「!!」
ヨハネ『ルビィ!メッセありがとう!』
ヨハネ『返事遅れてごめんなさいね』
ルビィ「――♡」
ルビィ「ふふっ♡ えへへ♡」ゴロゴロゴロン
ルビィ「えーっと…」ポチポチ
ルビィ『お返事すぐに来なかったから寝ちゃってるかと思ったよ~』
ヨハネ『悪かったわ。千歌が59分にフライングでメッセ送ってくるんだもの。そこから少しやり取りしてて―――』
ルビィ「!?」ガーン!
5: :2018/07/13(金) 02:05:06.39 ID:eUM/63uJ.net
ルビィ「ち、千歌ちゃぁぁぁん!!!?」
ルビィ「う、ううぅぅ~~~~~~~……!!」ピポッ
===
prrrrr……
善子「あら―――?」
善子「フフッ。電話が来たわ(笑)」ピッ
善子「はぁい、リトルデーモン。良い子は寝る時間よ?」
ルビィ「よっちゃんお誕生日おめでとっ!!」
善子「はい。ありがとう。直接言葉でのお祝いはこれであなたが一番よ♡」
ルビィ「うん……」
善子「何よ。千歌のフライングなんて気にしなくていいじゃない。電話くれてとても嬉しいわ♡」
ルビィ「うん……♡」
善子「さぁもう遅い時間だし、また朝に学校で逢いましょう」
ルビィ「はぁい。お休みなさい」
善子「おやすみ」
ピッ
ルビィ「う、ううぅぅ~~~~~~~……!!」ピポッ
===
prrrrr……
善子「あら―――?」
善子「フフッ。電話が来たわ(笑)」ピッ
善子「はぁい、リトルデーモン。良い子は寝る時間よ?」
ルビィ「よっちゃんお誕生日おめでとっ!!」
善子「はい。ありがとう。直接言葉でのお祝いはこれであなたが一番よ♡」
ルビィ「うん……」
善子「何よ。千歌のフライングなんて気にしなくていいじゃない。電話くれてとても嬉しいわ♡」
ルビィ「うん……♡」
善子「さぁもう遅い時間だし、また朝に学校で逢いましょう」
ルビィ「はぁい。お休みなさい」
善子「おやすみ」
ピッ
6: :2018/07/13(金) 02:05:41.64 ID:eUM/63uJ.net
善子「(千歌に先を越されただけで随分とご機嫌ナナメだったわね。すぐ直ったけど)」
善子「(……。ひょっとして)」
善子「(あの子、もしかして―――?)」
善子「―――フフッ。ルビィったら……♡」クスクス
善子「(……。ひょっとして)」
善子「(あの子、もしかして―――?)」
善子「―――フフッ。ルビィったら……♡」クスクス
7: :2018/07/13(金) 02:06:48.82 ID:eUM/63uJ.net
===
ルビィ「はぁ~」
ルビィ「まぁ、とにかくお祝い出来たからいっか!」
ルビィ「それに早く寝なくっちゃ。今日は早起きしてお料理するんだもん!」ガバッ
ルビィ「(お料理頑張るんだもん……!)」
―――――
―――
―
ルビィ「はぁ~」
ルビィ「まぁ、とにかくお祝い出来たからいっか!」
ルビィ「それに早く寝なくっちゃ。今日は早起きしてお料理するんだもん!」ガバッ
ルビィ「(お料理頑張るんだもん……!)」
―――――
―――
―
9: :2018/07/13(金) 02:07:56.64 ID:eUM/63uJ.net
翌朝
ルビィ「ううぅぅ……!!」バタバタ
ルビィ「よっちゃんとマルちゃんで一緒に食べるためのよっちゃんお誕生日祝い弁当―――これは作れたけど」
ルビィ「ケーキまで作る時間が無かったよおぉぉ!!」
黒澤母「昨日の内に作っておけば良かったですね。助言が足りなかったわ。ごめんねルビィ」
ルビィ「ううん……!いいよっ」
ルビィ「ただ、今日そのお誕生日の子をお家に呼んでもいい?」
黒澤母「えぇ。我が家も少し寂しくなっていた所です。是非お連れになって頂戴」
ルビィ「やった♡ それじゃあ、行ってきます!」
黒澤母「はい。いってらっしゃい」
ルビィ「ううぅぅ……!!」バタバタ
ルビィ「よっちゃんとマルちゃんで一緒に食べるためのよっちゃんお誕生日祝い弁当―――これは作れたけど」
ルビィ「ケーキまで作る時間が無かったよおぉぉ!!」
黒澤母「昨日の内に作っておけば良かったですね。助言が足りなかったわ。ごめんねルビィ」
ルビィ「ううん……!いいよっ」
ルビィ「ただ、今日そのお誕生日の子をお家に呼んでもいい?」
黒澤母「えぇ。我が家も少し寂しくなっていた所です。是非お連れになって頂戴」
ルビィ「やった♡ それじゃあ、行ってきます!」
黒澤母「はい。いってらっしゃい」
11: :2018/07/13(金) 02:08:40.74 ID:eUM/63uJ.net
===
学校
ルビィ「おはよう~」ガラッ
クラスメイト「黒澤さんおはよう」「おはよー」
ルビィ「―――あれ、よっちゃんとマルちゃんが居ない」
クラスメイト「津島さん国木田さんは先輩の桜内さんに連れていかれたよ」
ルビィ「梨子ちゃん?」
ルビィ「……」イヤナヨカン
ルビィ「あ、ありがとねっ!!」ダッ
学校
ルビィ「おはよう~」ガラッ
クラスメイト「黒澤さんおはよう」「おはよー」
ルビィ「―――あれ、よっちゃんとマルちゃんが居ない」
クラスメイト「津島さん国木田さんは先輩の桜内さんに連れていかれたよ」
ルビィ「梨子ちゃん?」
ルビィ「……」イヤナヨカン
ルビィ「あ、ありがとねっ!!」ダッ
12: :2018/07/13(金) 02:09:20.69 ID:eUM/63uJ.net
===
千歌達の教室
ルビィ「よっちゃん居る!?」ガラッ
善子「む?」モグモグ
ルビィ「」
そこには―――いつもの格好良さなんてどこかに飛んでっちゃったみたいな幸せそうな表情で、梨子ちゃん手作りと思われるカップケーキを頬張る―――ルビィの堕天使さんが居ました。
千歌達の教室
ルビィ「よっちゃん居る!?」ガラッ
善子「む?」モグモグ
ルビィ「」
そこには―――いつもの格好良さなんてどこかに飛んでっちゃったみたいな幸せそうな表情で、梨子ちゃん手作りと思われるカップケーキを頬張る―――ルビィの堕天使さんが居ました。
13: :2018/07/13(金) 02:09:56.01 ID:eUM/63uJ.net
ルビィ「よ、よっちゃああああぁぁぁん……」
善子「どうしたの?あ、それよりも梨子の作ったこのケーキすっごく美味しいわよ!ヨハネのために作ってくれたのよ~♡」
ルビィ「…………」フルフルフルフル…!!!
りこまる「(あっ……)」
ようちか「(???)」モグモグガツガツ
善子「ん?ルビィ?」
善子「どうしたの?あ、それよりも梨子の作ったこのケーキすっごく美味しいわよ!ヨハネのために作ってくれたのよ~♡」
ルビィ「…………」フルフルフルフル…!!!
りこまる「(あっ……)」
ようちか「(???)」モグモグガツガツ
善子「ん?ルビィ?」
14: :2018/07/13(金) 02:10:30.49 ID:eUM/63uJ.net
ルビィ「う、ううん……何でもなぁい……」
梨子「(あ、あの……ルビィちゃん……)」ヒソッ
ルビィ「(むぅ~??)」プクー
梨子「(アアアァッ!ご、ごめんね……!保冷剤を入れてはいたけど、今日いつ渡せるか分からないから朝一にしちゃったの……!!)」
ルビィ「(……梨子ちゃんはそんなに悪くないよ)」
梨子「(そんなに……)」
ルビィ「(ルビィもケーキ作れなかったのがイケないし、よっちゃんがすぐに釣られちゃうのがイケないんだもん……!!)」プンプン
ルビィ「(ルビィも、よっちゃんにケーキ作ってあげるつもりだったのに……!)」
ルビィ「(もう少し早く起きていれば、一番に食べて貰えてたのに……)」シュン…
梨子「(あ、あの……ルビィちゃん……)」ヒソッ
ルビィ「(むぅ~??)」プクー
梨子「(アアアァッ!ご、ごめんね……!保冷剤を入れてはいたけど、今日いつ渡せるか分からないから朝一にしちゃったの……!!)」
ルビィ「(……梨子ちゃんはそんなに悪くないよ)」
梨子「(そんなに……)」
ルビィ「(ルビィもケーキ作れなかったのがイケないし、よっちゃんがすぐに釣られちゃうのがイケないんだもん……!!)」プンプン
ルビィ「(ルビィも、よっちゃんにケーキ作ってあげるつもりだったのに……!)」
ルビィ「(もう少し早く起きていれば、一番に食べて貰えてたのに……)」シュン…
15: :2018/07/13(金) 02:11:04.57 ID:eUM/63uJ.net
善子「……」ジッ
善子「(随分とションボリしてるわね)」
善子「(もしかして、ルビィも―――?)」
善子「(だとしたら、悪いことしちゃったわね)」
善子「(フフフ。でも頑張って。ヨハネのリトルデーモン♡)」
善子「(頑張らないと、どんどん先を越されちゃうわよ♡)」
善子「(随分とションボリしてるわね)」
善子「(もしかして、ルビィも―――?)」
善子「(だとしたら、悪いことしちゃったわね)」
善子「(フフフ。でも頑張って。ヨハネのリトルデーモン♡)」
善子「(頑張らないと、どんどん先を越されちゃうわよ♡)」
16: :2018/07/13(金) 02:11:38.45 ID:eUM/63uJ.net
曜「あ、そだ。今日誕生日の津島善子2等航海士!」
善子「はい!何かしら!」
曜「誕生日プレゼントだよ~♪」
ルビィ「!?」
曜「たぁっ!黒と灰色のコウモリヘアピンだー!」
善子「わぁ~♡ 凄くイイ!」パチッ
善子「どぉ?似合ってる?」
曜「うん!いいと思う!」
善子「曜、ありがとう!曜とは思えない抜群のセンスで驚いちゃった!」
曜「何をー!?返せ~!!」
善子「いや~♡」
善子「はい!何かしら!」
曜「誕生日プレゼントだよ~♪」
ルビィ「!?」
曜「たぁっ!黒と灰色のコウモリヘアピンだー!」
善子「わぁ~♡ 凄くイイ!」パチッ
善子「どぉ?似合ってる?」
曜「うん!いいと思う!」
善子「曜、ありがとう!曜とは思えない抜群のセンスで驚いちゃった!」
曜「何をー!?返せ~!!」
善子「いや~♡」
17: :2018/07/13(金) 02:12:23.58 ID:eUM/63uJ.net
ルビィ「…………!!」プルプルプルプル…!!!!
花丸「えっと……。ルビィちゃん。マルは善子ちゃんの鞄にしれっと贈り物入れておくから」
花丸「まだまだ挽回出来るよ。頑張っ―――」
千歌「そだそだ。チカからの誕生日プレゼントは千十万旅館特製のお弁当だよん」
ルビィ「!!?!??」
千歌「お昼ご飯をさらに豪勢にしちゃって頂戴な!」
善子「本当!?実は今日カラスにお弁当箱を持っていかれてどうしようかと思っていたの!超助かるわ!!!」
梨子「えぇ……」
千歌「良いことじゃないけどタイミング良かったね……それじゃ―――」
ルビィ「だ、だだだっ!!だめ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!」
ちかりこようよしマル「!?!?!?」
花丸「えっと……。ルビィちゃん。マルは善子ちゃんの鞄にしれっと贈り物入れておくから」
花丸「まだまだ挽回出来るよ。頑張っ―――」
千歌「そだそだ。チカからの誕生日プレゼントは千十万旅館特製のお弁当だよん」
ルビィ「!!?!??」
千歌「お昼ご飯をさらに豪勢にしちゃって頂戴な!」
善子「本当!?実は今日カラスにお弁当箱を持っていかれてどうしようかと思っていたの!超助かるわ!!!」
梨子「えぇ……」
千歌「良いことじゃないけどタイミング良かったね……それじゃ―――」
ルビィ「だ、だだだっ!!だめ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!」
ちかりこようよしマル「!?!?!?」
18: :2018/07/13(金) 02:12:58.52 ID:eUM/63uJ.net
善子「る、ルビィ!?何故!?ヨハネが天より命を授かったこの日に、私に餓えろと言うの!?」
ルビィ「あっ……えっと……」
ルビィ「ち、違うの……そうじゃなくて……」
善子「何が違うの?」
ルビィ「……」グス
善子「え」
ルビィ「ダメなの……千歌ちゃん家のお弁当なんて……絶対敵わないもん……ダメぇ……」ポロポロ
善子「ルビィ?!」
善子「ちょっ。何泣いてるのよ~!」ギュッ
善子「ほら、よしよし」ナデナデ
ルビィ「―――!!!」
ルビィ「う、うううぅぅ……」ボロボロ…
ルビィ「あっ……えっと……」
ルビィ「ち、違うの……そうじゃなくて……」
善子「何が違うの?」
ルビィ「……」グス
善子「え」
ルビィ「ダメなの……千歌ちゃん家のお弁当なんて……絶対敵わないもん……ダメぇ……」ポロポロ
善子「ルビィ?!」
善子「ちょっ。何泣いてるのよ~!」ギュッ
善子「ほら、よしよし」ナデナデ
ルビィ「―――!!!」
ルビィ「う、うううぅぅ……」ボロボロ…
19: :2018/07/13(金) 02:13:34.01 ID:eUM/63uJ.net
ルビィ「ルビィも……!おべんとうっ、作っ……たの!食べて、欲しいの……!」
ルビィ「よっちゃ……に、一番……よろこんで、欲しくってぇ……!!」
善子「ルビィ……」
千歌「なんてこったぁ……。ルビィちゃんと被っちゃってたんだね。ゴメ~ン」
梨子「私もごめんね……。ちょっと気が遣えてなかった」
曜「私的には前座の我々はさっさとお祝い済ませちゃった方が善子ちゃんもルビィちゃんもいいんじゃないかなぁって思ったんだけど、裏目っちゃったかぁ」
ルビィ「……!」ブンブン
ルビィ「いいの。こんなのルビィのワガママだもん……」
ルビィ「よっちゃ……に、一番……よろこんで、欲しくってぇ……!!」
善子「ルビィ……」
千歌「なんてこったぁ……。ルビィちゃんと被っちゃってたんだね。ゴメ~ン」
梨子「私もごめんね……。ちょっと気が遣えてなかった」
曜「私的には前座の我々はさっさとお祝い済ませちゃった方が善子ちゃんもルビィちゃんもいいんじゃないかなぁって思ったんだけど、裏目っちゃったかぁ」
ルビィ「……!」ブンブン
ルビィ「いいの。こんなのルビィのワガママだもん……」
20: :2018/07/13(金) 02:14:08.89 ID:eUM/63uJ.net
千歌「取り敢えずこのお弁当を善子ちゃんに贈呈する訳にはいかないね!チカが責任を持って―――」
ルビィ「ルビィが食べる」
千歌「えっ」
ルビィ「そのお弁当はルビィが食べて、よっちゃんはルビィのお弁当食べるの!!」
善子「何その飯テロ……(笑)」
ルビィ「むー!!ルビィのお弁当じゃ不満なの!?」ポコポコ
善子「きゃぁっ。ご、ゴメンってばぁ♡」
ルビィ「よっちゃんのバカ!おバカさん!おバカさんんんん!!!!」
教師「そこの2年生達……。静かにしなさい。そしてもうHRの時間です。下級生3人は自分の教室に帰りなさい」
花丸「あ、はい……。ごめんなさい」
ルビィ「ルビィが食べる」
千歌「えっ」
ルビィ「そのお弁当はルビィが食べて、よっちゃんはルビィのお弁当食べるの!!」
善子「何その飯テロ……(笑)」
ルビィ「むー!!ルビィのお弁当じゃ不満なの!?」ポコポコ
善子「きゃぁっ。ご、ゴメンってばぁ♡」
ルビィ「よっちゃんのバカ!おバカさん!おバカさんんんん!!!!」
教師「そこの2年生達……。静かにしなさい。そしてもうHRの時間です。下級生3人は自分の教室に帰りなさい」
花丸「あ、はい……。ごめんなさい」
21: :2018/07/13(金) 02:14:45.22 ID:eUM/63uJ.net
こうして―――。
すっかりご機嫌ナナメなルビィちゃんはその後、放課後まで善子ちゃんの傍を片時も離れなかったずら。
授業中も。トイレも。体育の授業、ソフトボールの守備でも。お弁当の時も……。
そして―――
―――――
―――
―
すっかりご機嫌ナナメなルビィちゃんはその後、放課後まで善子ちゃんの傍を片時も離れなかったずら。
授業中も。トイレも。体育の授業、ソフトボールの守備でも。お弁当の時も……。
そして―――
―――――
―――
―
22: :2018/07/13(金) 02:15:19.75 ID:eUM/63uJ.net
黒澤家 ルビィのお部屋
ルビィ「……」ギュー
善子「ルビィ。暑いわ」
ルビィ「や。離れたくない」
善子「もぉ……今日はちょっと間が悪かっただけじゃない」
ルビィ「そうだね。よっちゃんの不運が伝染っちゃったね」
善子「あら。何て言い方」
ルビィ「それに今日のよっちゃん。ちょっとイジワルだった」
善子「ん~?何のことかしら?」
ルビィ「……」ギュー
善子「ルビィ。暑いわ」
ルビィ「や。離れたくない」
善子「もぉ……今日はちょっと間が悪かっただけじゃない」
ルビィ「そうだね。よっちゃんの不運が伝染っちゃったね」
善子「あら。何て言い方」
ルビィ「それに今日のよっちゃん。ちょっとイジワルだった」
善子「ん~?何のことかしら?」
23: :2018/07/13(金) 02:15:53.50 ID:eUM/63uJ.net
ルビィ「ルビィが……」
善子「ルビィが?」
ルビィ「その……うぅ///」
善子「フフフフ……♡」
善子「今日のあなた、とーーってもヤキモチ妬き屋さんよね♡」
ルビィ「っ!!///」
善子「その様子が可愛くて、ちょっとだけイジワルしちゃった♡」
ルビィ「わざとだったの……!?」
善子「まぁ、お祝い自体はとても嬉しいことだし、素直に受け入れるわ」
善子「それにしたって、千歌達に対してまであんなにジェラシー妬かなくても……(笑)」
善子「ルビィが?」
ルビィ「その……うぅ///」
善子「フフフフ……♡」
善子「今日のあなた、とーーってもヤキモチ妬き屋さんよね♡」
ルビィ「っ!!///」
善子「その様子が可愛くて、ちょっとだけイジワルしちゃった♡」
ルビィ「わざとだったの……!?」
善子「まぁ、お祝い自体はとても嬉しいことだし、素直に受け入れるわ」
善子「それにしたって、千歌達に対してまであんなにジェラシー妬かなくても……(笑)」
24: :2018/07/13(金) 02:16:28.76 ID:eUM/63uJ.net
善子「大体―――」
善子「『去年』に比べてあなた余裕無さ過ぎよ。どうしたのよ」
ルビィ「うぅ……」
ルビィ「だって……ルビィは、その……よっちゃんの……///」
善子「……♡」ニヤニヤ
ルビィ「う~~~!」
ルビィ「い、一番早くお祝いしたかったしっ。一番喜んで欲しかった……!」
ルビィ「ただ、それだけだもん……」
善子「そう……」
善子「(ヨハネへの愛が空回りを……。嗚呼、我が愛しのリトルデーモン♡)」
善子「『去年』に比べてあなた余裕無さ過ぎよ。どうしたのよ」
ルビィ「うぅ……」
ルビィ「だって……ルビィは、その……よっちゃんの……///」
善子「……♡」ニヤニヤ
ルビィ「う~~~!」
ルビィ「い、一番早くお祝いしたかったしっ。一番喜んで欲しかった……!」
ルビィ「ただ、それだけだもん……」
善子「そう……」
善子「(ヨハネへの愛が空回りを……。嗚呼、我が愛しのリトルデーモン♡)」
26: :2018/07/13(金) 02:17:04.77 ID:eUM/63uJ.net
善子「それで?」
ルビィ「それでって?」
善子「ようやく2人きりになれたんじゃない。あなたからのプレゼントは何かしら?」
善子「あのお弁当が最初で最後?まさか。それともこれからケーキをご馳走してくれるの?」
ルビィ「……///」首フルフル
善子「違うの?」
ルビィ「ケーキは、また後でね―――」
ルビィ「あのね。『今年』のプレゼントはね……///」
ルビィ「ルビィです///」
善子「……」
ルビィ「それでって?」
善子「ようやく2人きりになれたんじゃない。あなたからのプレゼントは何かしら?」
善子「あのお弁当が最初で最後?まさか。それともこれからケーキをご馳走してくれるの?」
ルビィ「……///」首フルフル
善子「違うの?」
ルビィ「ケーキは、また後でね―――」
ルビィ「あのね。『今年』のプレゼントはね……///」
ルビィ「ルビィです///」
善子「……」
27: :2018/07/13(金) 02:17:49.18 ID:eUM/63uJ.net
ルビィ「よっちゃんと、お、お付き合いを初めて……もう10ヶ月だけど///」
ルビィ「その……そういうコト、ほとんど出来てないし」
ルビィ「お姉ちゃんも、今はもう居ないから……」
ルビィ「ルビィのこと、好きなように出来るよ……?」
善子「……」
善子「―――そう」
善子「ルビィ」ギュッ
ルビィ「っ///」
善子「ルビィ……」スリスリ
ルビィ「ん……///」
善子「ルビィ!!」チュッ
ルビィ「あ、あん……♡」
ルビィ「その……そういうコト、ほとんど出来てないし」
ルビィ「お姉ちゃんも、今はもう居ないから……」
ルビィ「ルビィのこと、好きなように出来るよ……?」
善子「……」
善子「―――そう」
善子「ルビィ」ギュッ
ルビィ「っ///」
善子「ルビィ……」スリスリ
ルビィ「ん……///」
善子「ルビィ!!」チュッ
ルビィ「あ、あん……♡」
28: :2018/07/13(金) 02:18:27.54 ID:eUM/63uJ.net
善子「ルビィ。安心して」
ルビィ「な、なぁに……?」
善子「このプレゼント。一番嬉しい」ドサッ
ルビィ「きゃっ///」ポフ
ルビィ「や、優しくしてね……?」
善子「ずっとお預け喰らっていて、それは保障出来ないわね」
ルビィ「きゃ、きゃぁ~~~♡」
ルビィ「な、なぁに……?」
善子「このプレゼント。一番嬉しい」ドサッ
ルビィ「きゃっ///」ポフ
ルビィ「や、優しくしてね……?」
善子「ずっとお預け喰らっていて、それは保障出来ないわね」
ルビィ「きゃ、きゃぁ~~~♡」
29: :2018/07/13(金) 02:19:01.56 ID:eUM/63uJ.net
黒澤ルビィ。高校2年生。
同級生、津島善子ちゃんの『恋人』です―――。
よっちゃんのためなら、何だってしてあげたい。何でもできちゃうの。
ヨハネ様と一緒なら、どんなことも怖くないもん。一緒にどこまでも堕天しちゃえるの。
だから、よっちゃん……。
ルビィを一番近くに置いて下さい。
大好きなAqoursの皆にだって、負けたくない。遠くに行って欲しくないの。
ルビィを一番大好きで居て下さい……!!
じゃないとルビィ、何だかハートがおかしくなっちゃいそうなの―――!!
―終―
同級生、津島善子ちゃんの『恋人』です―――。
よっちゃんのためなら、何だってしてあげたい。何でもできちゃうの。
ヨハネ様と一緒なら、どんなことも怖くないもん。一緒にどこまでも堕天しちゃえるの。
だから、よっちゃん……。
ルビィを一番近くに置いて下さい。
大好きなAqoursの皆にだって、負けたくない。遠くに行って欲しくないの。
ルビィを一番大好きで居て下さい……!!
じゃないとルビィ、何だかハートがおかしくなっちゃいそうなの―――!!
―終―
30: :2018/07/13(金) 02:19:38.64 ID:eUM/63uJ.net
おまけ
ルビィ「すぅ…すぅ…」
善子「……」ナデナデ
善子「(それにしても、あなたがこんなに嫉妬深かったなんて。意外な一面だったかも)」
善子「(あんまり意地悪し過ぎたら、どうなっちゃうのかしら)」
善子「(……)」
善子「(束縛とか、されちゃったりして―――♡)」ゾクッ
善子「あら―――?」
善子「プレゼント箱」パカ…
善子「チョーカー……」
善子「……」ゾクゾクッ♡
善子「(か、考え過ぎよ。たった今束縛だなんて考えたのがイケないのよ……)」ドキドキ
善子「(で、でも……)」
善子「(何よこの胸の高鳴り……♡)」バクンバクン
ルビィ「すぅ…すぅ…」
善子「……」ナデナデ
善子「(それにしても、あなたがこんなに嫉妬深かったなんて。意外な一面だったかも)」
善子「(あんまり意地悪し過ぎたら、どうなっちゃうのかしら)」
善子「(……)」
善子「(束縛とか、されちゃったりして―――♡)」ゾクッ
善子「あら―――?」
善子「プレゼント箱」パカ…
善子「チョーカー……」
善子「……」ゾクゾクッ♡
善子「(か、考え過ぎよ。たった今束縛だなんて考えたのがイケないのよ……)」ドキドキ
善子「(で、でも……)」
善子「(何よこの胸の高鳴り……♡)」バクンバクン
31: :2018/07/13(金) 02:20:17.31 ID:eUM/63uJ.net
善子「(ルビィ……。黒澤ルビィ)」
善子「(私と言う存在を全て認めてくれたあなた―――)」
善子「(そんなあなたの愛なら、どんな形でも全て受け止める。だから―――)」
善子「ヨハネのこと、もっともっと愛して……」
善子「ヨハネもあなたのこと、愛してるわ」チュッ
ルビィ「……んん♡」ゴロン
―おしまい―
善子「(私と言う存在を全て認めてくれたあなた―――)」
善子「(そんなあなたの愛なら、どんな形でも全て受け止める。だから―――)」
善子「ヨハネのこと、もっともっと愛して……」
善子「ヨハネもあなたのこと、愛してるわ」チュッ
ルビィ「……んん♡」ゴロン
―おしまい―
32: :2018/07/13(金) 02:21:33.81 ID:eUM/63uJ.net
|c||σ.-σ|| ルビィなりのヤンデレ気質を書いてみたかったのですが、ただのヤキモチ妬きになってしまいました。
また、2人の関係性と時系列を隠しつつ書いてみたかったのですが、難しいものですね。
読んで下さった方、お礼申し上げます。失礼しますね。善子さんお誕生日おめでとう。
また、2人の関係性と時系列を隠しつつ書いてみたかったのですが、難しいものですね。
読んで下さった方、お礼申し上げます。失礼しますね。善子さんお誕生日おめでとう。
36: :2018/07/13(金) 06:47:57.75 ID:uLBGdJ9J.net
ありがとうよしるび
40: :2018/07/13(金) 09:05:03.73 ID:2k/kHmB0.net
あぁぁワガママルビィかわいい…ヨハネ、罪な女…
乙でした!
乙でした!