1: :2018/07/16(月) 06:37:06.55 ID:tpid2BxD.net
ようまり。
2: :2018/07/16(月) 06:39:24.64 ID:tpid2BxD.net
屋上、練習終了後
ダイヤ「ご存知のとおり、明日からはテスト期間に入りますので、放課後の練習ができなくなります」
ダイヤ「期間中は勉強に集中しつつ、各自コンディションの維持に努めてください」
ダイヤ「また、土日はテスト対策の合同勉強会を開催しますので、みなさんの積極的なご参加を――」
鞠莉(よーう)クイクイ
曜(わ、鞠莉ちゃんか。いきなり裾をひっぱって、どうしたんだろう?)
鞠莉(手、繋ご?)ツンツン
曜(手を繋ぎたいのかな?ダイヤさんがお話し中なのに、しょうがないなぁ)ギュ
鞠莉(ふふっ♪)
曜(えへへっ♪)
よしまるびぃ「…」ジー
ダイヤ「ご存知のとおり、明日からはテスト期間に入りますので、放課後の練習ができなくなります」
ダイヤ「期間中は勉強に集中しつつ、各自コンディションの維持に努めてください」
ダイヤ「また、土日はテスト対策の合同勉強会を開催しますので、みなさんの積極的なご参加を――」
鞠莉(よーう)クイクイ
曜(わ、鞠莉ちゃんか。いきなり裾をひっぱって、どうしたんだろう?)
鞠莉(手、繋ご?)ツンツン
曜(手を繋ぎたいのかな?ダイヤさんがお話し中なのに、しょうがないなぁ)ギュ
鞠莉(ふふっ♪)
曜(えへへっ♪)
よしまるびぃ「…」ジー
3: :2018/07/16(月) 06:40:26.28 ID:tpid2BxD.net
……………………………………
部室、テスト対策合同勉強会
鞠莉「次の問題に行きましょう。和訳してみて」
曜「うん。えっと…『色褪せることのないこの情熱を、全身で表現したいです、今夜』」
鞠莉「ふふっ。ちょっとカタコトだね」
曜「うーん、言ってることの意味はわかるんだけど、自然な日本語に置き換えられなくて…」
鞠莉「文章にするって案外難しいのよね。でも、内容はちゃんと合ってるから、落ち着いて整理すればオーケーよ」
曜「はい、頑張ります!」ビシッ
部室、テスト対策合同勉強会
鞠莉「次の問題に行きましょう。和訳してみて」
曜「うん。えっと…『色褪せることのないこの情熱を、全身で表現したいです、今夜』」
鞠莉「ふふっ。ちょっとカタコトだね」
曜「うーん、言ってることの意味はわかるんだけど、自然な日本語に置き換えられなくて…」
鞠莉「文章にするって案外難しいのよね。でも、内容はちゃんと合ってるから、落ち着いて整理すればオーケーよ」
曜「はい、頑張ります!」ビシッ
4: :2018/07/16(月) 06:42:18.75 ID:tpid2BxD.net
鞠莉「よろしい。では、続いての問題はどうかしら」
曜「んー…『痛みに慣れたふりをしても、それはあなたを大人にはしてくれません』」
鞠莉「グーッド!ラスト一問!」
曜「えー…『何も恐れないでください。なぜなら、誰も奪うことはできないから、私たちが今を共有する感覚を』」
鞠莉「エクセレーント!」
曜「わあ、やったぁ!」
鞠莉「全問正解、パーフェクト!よく出来ました♪」
鞠莉「これなら本番で高得点も夢じゃないわ。一緒に頑張りましょうね!」
曜「うんっ!」
曜(えへへ、嬉しい…でも、この例文集。さっきの文章といい、これといい)ペラ
『複雑に絡み合った心の全てを解き放って、そして見せてください。溢れ出した、熱い想いの、本当のあなた自身を』
『夜を費やしたいです、身を寄せ合って遠い夜明けまで』
曜(なんていうか、その…)モジモジ
曜「んー…『痛みに慣れたふりをしても、それはあなたを大人にはしてくれません』」
鞠莉「グーッド!ラスト一問!」
曜「えー…『何も恐れないでください。なぜなら、誰も奪うことはできないから、私たちが今を共有する感覚を』」
鞠莉「エクセレーント!」
曜「わあ、やったぁ!」
鞠莉「全問正解、パーフェクト!よく出来ました♪」
鞠莉「これなら本番で高得点も夢じゃないわ。一緒に頑張りましょうね!」
曜「うんっ!」
曜(えへへ、嬉しい…でも、この例文集。さっきの文章といい、これといい)ペラ
『複雑に絡み合った心の全てを解き放って、そして見せてください。溢れ出した、熱い想いの、本当のあなた自身を』
『夜を費やしたいです、身を寄せ合って遠い夜明けまで』
曜(なんていうか、その…)モジモジ
5: :2018/07/16(月) 06:45:15.98 ID:tpid2BxD.net
鞠莉「いま、設問を読みながら『ちょっとえっちだなー』とか考えなかった?」
曜「うえっ!?」
鞠莉「その反応、図星みたいね。お・ま・せ・さん♪」ツン
曜「そ、そんなんじゃないって!そんなんじゃないからぁ!」カァァァ
鞠莉「あらあら、顔が真っ赤だよ。曜ったら、一体何を想像しちゃったのかなー?」クスクス
曜「ま、鞠莉ちゃぁん!」
善子「…」ジー
千歌「ねーねー善子ちゃん。例文集のタイトルの『じゃすと、こみにゅけーしょん』ってどういう意味ー?」ユサユサ
善子「ヨハネよ…あと『コミュニケーション』よ」
千歌「こみにゅけーしょん?」
善子「コミュニケーション」
千歌「こみにゅ…あれれ?」
曜「うえっ!?」
鞠莉「その反応、図星みたいね。お・ま・せ・さん♪」ツン
曜「そ、そんなんじゃないって!そんなんじゃないからぁ!」カァァァ
鞠莉「あらあら、顔が真っ赤だよ。曜ったら、一体何を想像しちゃったのかなー?」クスクス
曜「ま、鞠莉ちゃぁん!」
善子「…」ジー
千歌「ねーねー善子ちゃん。例文集のタイトルの『じゃすと、こみにゅけーしょん』ってどういう意味ー?」ユサユサ
善子「ヨハネよ…あと『コミュニケーション』よ」
千歌「こみにゅけーしょん?」
善子「コミュニケーション」
千歌「こみにゅ…あれれ?」
6: :2018/07/16(月) 06:47:43.56 ID:tpid2BxD.net
……………………………………
後日
曜「やったよ、鞠莉ちゃん!」
鞠莉「聞いたわ。英語のテスト、かなり良い成績だったみたいね!」
曜「うん!今までで一番の点!鞠莉ちゃん先生のおかげだよ!」
鞠莉「そんなことないわ。曜が一生懸命頑張ったからよ」ナデナデ
曜「えへへ…」
鞠莉「あとは、あの意味深な文例集のおかげもあるかしらね?」
曜「ま、またからかって」
鞠莉「ふふっ、冗談だよ、イッツジョーク♪」
後日
曜「やったよ、鞠莉ちゃん!」
鞠莉「聞いたわ。英語のテスト、かなり良い成績だったみたいね!」
曜「うん!今までで一番の点!鞠莉ちゃん先生のおかげだよ!」
鞠莉「そんなことないわ。曜が一生懸命頑張ったからよ」ナデナデ
曜「えへへ…」
鞠莉「あとは、あの意味深な文例集のおかげもあるかしらね?」
曜「ま、またからかって」
鞠莉「ふふっ、冗談だよ、イッツジョーク♪」
7: :2018/07/16(月) 06:52:39.67 ID:tpid2BxD.net
曜「もう…ところでさ、テスト前にした約束、覚えてる?」
鞠莉「テストが良い点だったら、一緒にお出かけするって話?」
曜「うん!今回のテスト、結構頑張ったつもりなんだけど、どうかな…?」
鞠莉「もちろん、答えはイエスよ!」
曜「本当!?」
鞠莉「ええ!テストも終わったことだし、ハイスコアのお祝いを兼ねて、思う存分遊んじゃいましょう!」
曜「わぁ、やったー!」
善子「…」ジー
千歌「危なかったー。あと少しで補講になるところだったよ」
梨子「普段からきちんと勉強をしておけば、直前に慌てることもないのに」
千歌「それができれば苦労しないよー。ねー、善子ちゃん」
善子「…ヨハネよ」ズーン
千歌「あっ」
梨子「はぁ…」
鞠莉「テストが良い点だったら、一緒にお出かけするって話?」
曜「うん!今回のテスト、結構頑張ったつもりなんだけど、どうかな…?」
鞠莉「もちろん、答えはイエスよ!」
曜「本当!?」
鞠莉「ええ!テストも終わったことだし、ハイスコアのお祝いを兼ねて、思う存分遊んじゃいましょう!」
曜「わぁ、やったー!」
善子「…」ジー
千歌「危なかったー。あと少しで補講になるところだったよ」
梨子「普段からきちんと勉強をしておけば、直前に慌てることもないのに」
千歌「それができれば苦労しないよー。ねー、善子ちゃん」
善子「…ヨハネよ」ズーン
千歌「あっ」
梨子「はぁ…」
8: :2018/07/16(月) 06:54:51.39 ID:tpid2BxD.net
……………………………………
衣装検討中
ルビィ「次の曲は、明るく元気な感じになるんだってね」
曜「そうみたいだね。夏らしいキラキラした曲にするんだーって、梨子ちゃん意気込んでたよ」
ルビィ「じゃあ、衣装のイメージもそれに合わせて」
曜「うん!曲に負けないくらい、キラキラしてて、可愛くって!」
ルビィ「わあっ!」
曜「夏の太陽みたいに元気いっぱいの、とびっきりシャイニーな感じの衣装にしたいなって!」
ルビィ「うんうん!元気いっぱいの、とびっきりシャイニーな…ん?」
曜「空も飛べちゃいそうなくらい、キラキラでシャイニーな衣装にしようね!」
ルビィ「…んん?」
衣装検討中
ルビィ「次の曲は、明るく元気な感じになるんだってね」
曜「そうみたいだね。夏らしいキラキラした曲にするんだーって、梨子ちゃん意気込んでたよ」
ルビィ「じゃあ、衣装のイメージもそれに合わせて」
曜「うん!曲に負けないくらい、キラキラしてて、可愛くって!」
ルビィ「わあっ!」
曜「夏の太陽みたいに元気いっぱいの、とびっきりシャイニーな感じの衣装にしたいなって!」
ルビィ「うんうん!元気いっぱいの、とびっきりシャイニーな…ん?」
曜「空も飛べちゃいそうなくらい、キラキラでシャイニーな衣装にしようね!」
ルビィ「…んん?」
9: :2018/07/16(月) 06:55:55.85 ID:tpid2BxD.net
振り付け検討中
果南「今度の曲、振り付けはどんな感じにする?」
鞠莉「それはもちろん、夏の海と太陽みたいな、元気いっぱいなダンスに決まってるわ!」
果南「おおっ、いいね!」
鞠莉「時に激しく、時にカッコよく!曲の盛り上がりに合わせてダンスも徐々にヒートアップ!」
果南「うんうん!」
鞠莉「そして、サビの部分は勢いよくヨーソロー!」バッ
果南「そうそう、勢いよくヨーソロー…ん?」
鞠莉「大海原に旅立つ船みたいに、希望の未来に向かってヨーソロー!って感じで!」
果南「…んん?」
果南「今度の曲、振り付けはどんな感じにする?」
鞠莉「それはもちろん、夏の海と太陽みたいな、元気いっぱいなダンスに決まってるわ!」
果南「おおっ、いいね!」
鞠莉「時に激しく、時にカッコよく!曲の盛り上がりに合わせてダンスも徐々にヒートアップ!」
果南「うんうん!」
鞠莉「そして、サビの部分は勢いよくヨーソロー!」バッ
果南「そうそう、勢いよくヨーソロー…ん?」
鞠莉「大海原に旅立つ船みたいに、希望の未来に向かってヨーソロー!って感じで!」
果南「…んん?」
10: :2018/07/16(月) 06:58:10.78 ID:tpid2BxD.net
……………………………………
授業中
「平安貴族の生活は、枕草子や源氏物語に記されているように――」
曜「…」ウトウト
梨子(…ん?曜ちゃん、今にも寝ちゃいそう)
「資料集をみてください。ボールのようなものを蹴っていますよね」
曜「んん…」ウツラウツラ
千歌「くー…」
梨子(千歌ちゃんは時すでに遅し。まったく、二人とも…)ハァ
「これは蹴鞠と言って――」
曜「!」ガタッ
梨子「!?」ビクッ
授業中
「平安貴族の生活は、枕草子や源氏物語に記されているように――」
曜「…」ウトウト
梨子(…ん?曜ちゃん、今にも寝ちゃいそう)
「資料集をみてください。ボールのようなものを蹴っていますよね」
曜「んん…」ウツラウツラ
千歌「くー…」
梨子(千歌ちゃんは時すでに遅し。まったく、二人とも…)ハァ
「これは蹴鞠と言って――」
曜「!」ガタッ
梨子「!?」ビクッ
11: :2018/07/16(月) 06:59:37.33 ID:tpid2BxD.net
曜「あ、あれっ…?」
「…渡辺さん。おはようございます?」
曜「え?えっと…すみません!」
「色々とお疲れなのはわかりますが、授業中ですから集中してくださいね」
曜「はい、気をつけます…」
「では、続けますね。蹴鞠はこの時代における大流行のスポーツです。貴族たちは日々練習に励んでいたと言われており――」
曜(なんだ、蹴鞠か。てっきり鞠莉ちゃんの話かと…)
梨子「…?」
千歌「すぴー…」
「…渡辺さん。おはようございます?」
曜「え?えっと…すみません!」
「色々とお疲れなのはわかりますが、授業中ですから集中してくださいね」
曜「はい、気をつけます…」
「では、続けますね。蹴鞠はこの時代における大流行のスポーツです。貴族たちは日々練習に励んでいたと言われており――」
曜(なんだ、蹴鞠か。てっきり鞠莉ちゃんの話かと…)
梨子「…?」
千歌「すぴー…」
12: :2018/07/16(月) 07:01:20.21 ID:tpid2BxD.net
…………………………………
レストラン
「お待たせしました、こちらの席へどうぞ」
ようまり「はーい」
「メニューでございます。ランチセットは、こちらの6つの中からお選びいただけます」
ようまり「はーい」
「お決まりになりましたら、ボタンでお呼びください」
ようまり「はーい」
レストラン
「お待たせしました、こちらの席へどうぞ」
ようまり「はーい」
「メニューでございます。ランチセットは、こちらの6つの中からお選びいただけます」
ようまり「はーい」
「お決まりになりましたら、ボタンでお呼びください」
ようまり「はーい」
13: :2018/07/16(月) 07:02:27.76 ID:tpid2BxD.net
曜「見て見て。ランチセット、どれも美味しそう!」
鞠莉「自由に選べるのは嬉しいわね。んー、どれにしようかなぁ」
曜「私はもう決めたよ!鞠莉ちゃんは?」
鞠莉「そうねぇ…じゃあ、私は――」
曜「あ、待って!せっかくだから、せーの、で同時に指さそうよ!」
鞠莉「面白そうね、いいわよ」
曜「じゃあ行くよ。せーのっ」
ようまり「これ!」ピッ
ようまり「…おー」
鞠莉「自由に選べるのは嬉しいわね。んー、どれにしようかなぁ」
曜「私はもう決めたよ!鞠莉ちゃんは?」
鞠莉「そうねぇ…じゃあ、私は――」
曜「あ、待って!せっかくだから、せーの、で同時に指さそうよ!」
鞠莉「面白そうね、いいわよ」
曜「じゃあ行くよ。せーのっ」
ようまり「これ!」ピッ
ようまり「…おー」
14: :2018/07/16(月) 07:03:21.69 ID:tpid2BxD.net
曜「なるほどー、そう来ましたか」
鞠莉「ちょっと想定外。意表を突かれたわ」
曜「じゃあ、もう一回!次は第二希望でやってみよう!」
鞠莉「オーケー!せーのっ」
ようまり「これ!」ピッ
ようまり「おー!」
鞠莉「ちょっと想定外。意表を突かれたわ」
曜「じゃあ、もう一回!次は第二希望でやってみよう!」
鞠莉「オーケー!せーのっ」
ようまり「これ!」ピッ
ようまり「おー!」
15: :2018/07/16(月) 07:05:24.11 ID:tpid2BxD.net
曜「一致したね!」
鞠莉「ええ。定番はやっぱり外せないわ」
曜「美味しそうだもんね。実はね、これ一位と迷ってたんだー」
鞠莉「リアリィ?私も!」
曜「おお!なら、実質一位が揃ったも同然だね!」
鞠莉「私たち、やっぱり気が合うわね♪」
曜「ねー♪」
鞠莉「ふふっ。じゃあ注文しましょうか」
曜「あ、私押したい!」ピンポーン
鞠莉「ええ。定番はやっぱり外せないわ」
曜「美味しそうだもんね。実はね、これ一位と迷ってたんだー」
鞠莉「リアリィ?私も!」
曜「おお!なら、実質一位が揃ったも同然だね!」
鞠莉「私たち、やっぱり気が合うわね♪」
曜「ねー♪」
鞠莉「ふふっ。じゃあ注文しましょうか」
曜「あ、私押したい!」ピンポーン
17: :2018/07/16(月) 07:07:52.57 ID:tpid2BxD.net
「ご注文確認いたします。Bセットがお二つ、以上でよろしいですか」
ようまり「はーい」
「かしこまりました。ドリンクバーはあちらです。どうぞご利用ください」
ようまり「はーい」
「失礼いたします」スタスタ
曜「というわけで、今日のお昼は、実質一位のBセットにめでたく決定であります!」
鞠莉「Bでよかったの?第一希望、気になるんじゃない?」
曜「気にはなるけど、意見が一緒だったことを大切にしたいかなって」
鞠莉「そうね。お揃いって、なんだか嬉しいもんね」
曜「うん!お出かけも久しぶりだし、今日は鞠莉ちゃんと同じものを…あっ!」
鞠莉「ん、どうしたの?」
曜「鞠莉ちゃん…私、大変なことに気づいちゃった…」
ようまり「はーい」
「かしこまりました。ドリンクバーはあちらです。どうぞご利用ください」
ようまり「はーい」
「失礼いたします」スタスタ
曜「というわけで、今日のお昼は、実質一位のBセットにめでたく決定であります!」
鞠莉「Bでよかったの?第一希望、気になるんじゃない?」
曜「気にはなるけど、意見が一緒だったことを大切にしたいかなって」
鞠莉「そうね。お揃いって、なんだか嬉しいもんね」
曜「うん!お出かけも久しぶりだし、今日は鞠莉ちゃんと同じものを…あっ!」
鞠莉「ん、どうしたの?」
曜「鞠莉ちゃん…私、大変なことに気づいちゃった…」
18: :2018/07/16(月) 07:09:01.84 ID:tpid2BxD.net
鞠莉「な、なによ、急にシリアスな顔して…何が大変なの…?」
曜「同じメニューを頼んでしまったら…」
鞠莉「頼んでしまったら…?」ゴクリ
曜「…『一口ちょうだい!』ができない!!」
鞠莉「ああっ!?」ガーン
果南「あの席、楽しそうだねー」
ルビィ「…」ジー
ダイヤ「ルビィ、このピラフわけっこしませんか?」
曜「同じメニューを頼んでしまったら…」
鞠莉「頼んでしまったら…?」ゴクリ
曜「…『一口ちょうだい!』ができない!!」
鞠莉「ああっ!?」ガーン
果南「あの席、楽しそうだねー」
ルビィ「…」ジー
ダイヤ「ルビィ、このピラフわけっこしませんか?」
19: :2018/07/16(月) 07:11:37.82 ID:tpid2BxD.net
……………………………………
渡辺家、曜の部屋
巫女鞠莉「悪霊退散!」
曜「おー!」パシャパシャ
警官鞠莉「逮捕しちゃうぞ、ばーん♪」
曜「おおー!」パシャパシャ
ナース鞠莉「渡辺さん、気分はどうですか?」
曜「おおおー!!」パシャパシャパシャ
天使鞠莉「シャイニーえんじぇー!」キラン
曜「!」キュン
曜(これやばいよ…鞠莉ちゃん可愛いすぎる…)パシャシャシャシャ
渡辺家、曜の部屋
巫女鞠莉「悪霊退散!」
曜「おー!」パシャパシャ
警官鞠莉「逮捕しちゃうぞ、ばーん♪」
曜「おおー!」パシャパシャ
ナース鞠莉「渡辺さん、気分はどうですか?」
曜「おおおー!!」パシャパシャパシャ
天使鞠莉「シャイニーえんじぇー!」キラン
曜「!」キュン
曜(これやばいよ…鞠莉ちゃん可愛いすぎる…)パシャシャシャシャ
20: :2018/07/16(月) 07:13:55.26 ID:tpid2BxD.net
天使鞠莉「ふぅ。どうだった?」
曜「最高だよ!どのコスチュームも抜群にかわいいけど、今の鞠莉ちゃん、本物の天使みたい!」
天使鞠莉「それは良かった♪曜の撮影にも、熱が入ってたものね」
曜「熱くもなるって!鞠莉ちゃんを見てて思ったよ。楽園はここにあったんだーって」
天使鞠莉「大げさねぇ」クスクス
曜「いやいや。今の私、たぶん一番の幸せ者だと思うよ!」
天使鞠莉「あらあら♪」
曜「最高だよ!どのコスチュームも抜群にかわいいけど、今の鞠莉ちゃん、本物の天使みたい!」
天使鞠莉「それは良かった♪曜の撮影にも、熱が入ってたものね」
曜「熱くもなるって!鞠莉ちゃんを見てて思ったよ。楽園はここにあったんだーって」
天使鞠莉「大げさねぇ」クスクス
曜「いやいや。今の私、たぶん一番の幸せ者だと思うよ!」
天使鞠莉「あらあら♪」
21: :2018/07/16(月) 07:20:31.50 ID:tpid2BxD.net
天使鞠莉「それにしても、こんなに沢山のコレクション、よく集めたわね」
曜「へへっ。でも、今出てる殆どは自作なんだよ」
天使鞠莉「えっ、そうなの?」
曜「うん。衣装作りの試作と練習を兼ねてね、色々作ってるんだ」
天使鞠莉「てっきり専門店で調達してきたものかと…すごいわ、プロ顔負けのクオリティじゃない」
曜「衣装はスクールアイドルの魂!こだわって作ってますから!」ビシッ
天使鞠莉(なるほど。テンション高いのは、それだけ衣装が好きすぎるからってことなのね)クスクス
曜「へへっ。でも、今出てる殆どは自作なんだよ」
天使鞠莉「えっ、そうなの?」
曜「うん。衣装作りの試作と練習を兼ねてね、色々作ってるんだ」
天使鞠莉「てっきり専門店で調達してきたものかと…すごいわ、プロ顔負けのクオリティじゃない」
曜「衣装はスクールアイドルの魂!こだわって作ってますから!」ビシッ
天使鞠莉(なるほど。テンション高いのは、それだけ衣装が好きすぎるからってことなのね)クスクス
23: :2018/07/16(月) 07:25:39.09 ID:tpid2BxD.net
曜「さてさて、次は何を着てもらおうかなー♪」ゴソゴソ
天使鞠莉「ところでさ。曜はこの衣装、自分で着たりはしないの?」
曜「着るよー。でも、今日はいいかなって」
天使鞠莉「あら、ホワイ?」
曜「今日は鞠莉ちゃんがモデル役だからね。私は撮影役に専念ってことで!」
天使鞠莉「んー、それはちょっと不公平ですねぇ」ズイッ
曜「わっ」
?天使鞠莉「マリーも、いろんなコスプレした曜が見たいなー?」ズズズ…
曜「ち、近いよ…ん?」
堕天使鞠莉「ふふっ♪」ギラン
曜「!?」
天使鞠莉「ところでさ。曜はこの衣装、自分で着たりはしないの?」
曜「着るよー。でも、今日はいいかなって」
天使鞠莉「あら、ホワイ?」
曜「今日は鞠莉ちゃんがモデル役だからね。私は撮影役に専念ってことで!」
天使鞠莉「んー、それはちょっと不公平ですねぇ」ズイッ
曜「わっ」
?天使鞠莉「マリーも、いろんなコスプレした曜が見たいなー?」ズズズ…
曜「ち、近いよ…ん?」
堕天使鞠莉「ふふっ♪」ギラン
曜「!?」
24: :2018/07/16(月) 07:43:25.13 ID:tpid2BxD.net
曜「あ、あれ!?鞠莉ちゃんがいつの間にか堕天使コスになってる!なんで!?」
堕天使鞠莉「それはもちろん――堕天の力よ」
曜「えっ」
堕天使鞠莉「ヨハネから授かりし闇能力(ダーク・アビリティ)をもってすれば、このくらい造作もないことデース!」ギラン
曜「いや、いやいやいや!リトルデーモンにそんな能力があるなんて聞いたことないよ!?」
堕天使鞠莉「なら、さっき飲んだホットなティーのせい、とか?」
曜「まぁそんなことは、気にしないしないでっ…って、いやいや!気になるよ!」
堕天使鞠莉「もう、曜うるさい」ギュ
曜「ひゃぁ!?」
堕天使鞠莉「二人きりの試着会だって言うから、マリー凄く楽しみにしてたんだよ?普段と違った曜に会えるかも、って」
曜「う、ぅぅ…」ドキドキ
堕天使鞠莉「だからさ、細かいことは抜きにして楽しみましょう、ね?」スッ
曜「鞠莉ちゃ、あ、ああああっ――」
堕天使鞠莉「それはもちろん――堕天の力よ」
曜「えっ」
堕天使鞠莉「ヨハネから授かりし闇能力(ダーク・アビリティ)をもってすれば、このくらい造作もないことデース!」ギラン
曜「いや、いやいやいや!リトルデーモンにそんな能力があるなんて聞いたことないよ!?」
堕天使鞠莉「なら、さっき飲んだホットなティーのせい、とか?」
曜「まぁそんなことは、気にしないしないでっ…って、いやいや!気になるよ!」
堕天使鞠莉「もう、曜うるさい」ギュ
曜「ひゃぁ!?」
堕天使鞠莉「二人きりの試着会だって言うから、マリー凄く楽しみにしてたんだよ?普段と違った曜に会えるかも、って」
曜「う、ぅぅ…」ドキドキ
堕天使鞠莉「だからさ、細かいことは抜きにして楽しみましょう、ね?」スッ
曜「鞠莉ちゃ、あ、ああああっ――」
25: :2018/07/16(月) 07:44:39.34 ID:tpid2BxD.net
……………………………………
バス車内
曜「あ、ありのまま、この前起こったことを話すよ!」
『鞠莉ちゃんは天使だと思ったら堕天使だった』
善子「…」
曜「な、何を言ってるのかわからないと思うけど、私にもわけが分からなかった…色々どうにかなっちゃいそうだった…」
曜「早着替えだとか、下に着込んでただとか、そういう次元の話じゃ断じてない」
曜「もっと凄い、めくるめくひとときを満喫したよ…!」キラキラ
善子「…その報告、いる?」
バス車内
曜「あ、ありのまま、この前起こったことを話すよ!」
『鞠莉ちゃんは天使だと思ったら堕天使だった』
善子「…」
曜「な、何を言ってるのかわからないと思うけど、私にもわけが分からなかった…色々どうにかなっちゃいそうだった…」
曜「早着替えだとか、下に着込んでただとか、そういう次元の話じゃ断じてない」
曜「もっと凄い、めくるめくひとときを満喫したよ…!」キラキラ
善子「…その報告、いる?」
26: :2018/07/16(月) 07:48:19.51 ID:tpid2BxD.net
……………………………………
職員室前
鞠莉「失礼しました」ガラガラ ピシャ
鞠莉「…ふぅ」
曜「♪~」トコトコ
鞠莉「!」
ギュ
曜「わっ!?」
鞠莉「ふふ、みーっけ」
曜「鞠莉ちゃん。びっくりしたぁ、ひと声かけてくれれば良かったのに」
鞠莉「体が先に動いちゃってね」ギュ
曜「…ひょっとして、お疲れモード?」
鞠莉「んー、ちょっとね。このまま少し充電させてくれる?」
曜「はいはい、ご自由にどうぞ」
鞠莉「んー」ギュー
曜「えへへっ」
ルビィ「…」ジー
職員室前
鞠莉「失礼しました」ガラガラ ピシャ
鞠莉「…ふぅ」
曜「♪~」トコトコ
鞠莉「!」
ギュ
曜「わっ!?」
鞠莉「ふふ、みーっけ」
曜「鞠莉ちゃん。びっくりしたぁ、ひと声かけてくれれば良かったのに」
鞠莉「体が先に動いちゃってね」ギュ
曜「…ひょっとして、お疲れモード?」
鞠莉「んー、ちょっとね。このまま少し充電させてくれる?」
曜「はいはい、ご自由にどうぞ」
鞠莉「んー」ギュー
曜「えへへっ」
ルビィ「…」ジー
27: :2018/07/16(月) 07:49:30.28 ID:tpid2BxD.net
……………………………………
屋上、練習中
ダイヤ「――はい、ここで10分休憩にしましょう」
千歌「ふあぁ、やっと休憩だぁ…」ヘトヘト
花丸「あ、暑い…暑すぎるずらぁ…」クタクタ
鞠莉「ふぅ…」フキフキ
曜「…えいっ!」スッ
ピトッ
鞠莉「ひゃああっ!?」ビクッ
ちかまる「!?」
曜「あははっ、すごい声ー」
鞠莉「よ、曜…!?」
屋上、練習中
ダイヤ「――はい、ここで10分休憩にしましょう」
千歌「ふあぁ、やっと休憩だぁ…」ヘトヘト
花丸「あ、暑い…暑すぎるずらぁ…」クタクタ
鞠莉「ふぅ…」フキフキ
曜「…えいっ!」スッ
ピトッ
鞠莉「ひゃああっ!?」ビクッ
ちかまる「!?」
曜「あははっ、すごい声ー」
鞠莉「よ、曜…!?」
28: :2018/07/16(月) 07:50:14.87 ID:tpid2BxD.net
曜「えへへ。どう、涼しかった?」
鞠莉「ふ、ふふふ…冷たいペットボトルで不意打ちだなんて、なかなか思い切った悪ふざけじゃないの…」ユラリ
曜「いやいや、悪ふざけじゃないよー」
鞠莉「これが悪ふざけでなければ、一体なんだって言うのよ…」
曜「それはもちろん、暑さ対策だよ!」
鞠莉「暑さ…対策?」
曜「うん!冷たいもので首まわりを冷やすとね、冷たくなった血液が体をめぐって涼しくなるんだよ!」
鞠莉「その話は聞いたことあるけど…」
鞠莉「ふ、ふふふ…冷たいペットボトルで不意打ちだなんて、なかなか思い切った悪ふざけじゃないの…」ユラリ
曜「いやいや、悪ふざけじゃないよー」
鞠莉「これが悪ふざけでなければ、一体なんだって言うのよ…」
曜「それはもちろん、暑さ対策だよ!」
鞠莉「暑さ…対策?」
曜「うん!冷たいもので首まわりを冷やすとね、冷たくなった血液が体をめぐって涼しくなるんだよ!」
鞠莉「その話は聞いたことあるけど…」
29: :2018/07/16(月) 07:50:59.65 ID:tpid2BxD.net
曜「今日は特に暑くなるって聞いたからさ。鞠莉ちゃんのために用意してきたんだ」
鞠莉「私の、ために?」
曜「うん!この前もお疲れだったみたいだし、鞠莉ちゃんが熱中症で倒れでもしたら…私、やだもん」
鞠莉「曜…!」キュン
曜「えへへっ。と言うわけで、それっ!」ピトッ
鞠莉「ひゃあああ!」ビクッ
曜「ああ、動いちゃだめだよ。体をしっかり冷やすんだから」
鞠莉「で、でもぉ…」
鞠莉「私の、ために?」
曜「うん!この前もお疲れだったみたいだし、鞠莉ちゃんが熱中症で倒れでもしたら…私、やだもん」
鞠莉「曜…!」キュン
曜「えへへっ。と言うわけで、それっ!」ピトッ
鞠莉「ひゃあああ!」ビクッ
曜「ああ、動いちゃだめだよ。体をしっかり冷やすんだから」
鞠莉「で、でもぉ…」
30: :2018/07/16(月) 07:51:59.46 ID:tpid2BxD.net
曜「ほら、おいで?」
鞠莉「うぅー…」
曜「そうそう、いい子だねー」ピトッ
鞠莉「んあっ!」ビク
曜「我慢だよ、すぐに涼しくしてあげるからね」
鞠莉「ん、んんーっ」プルプル
曜「いい子いい子♪」
千歌「ほーぅ、曜ちゃんもなかなかやりますなあ」
花丸「…」ジー
鞠莉「うぅー…」
曜「そうそう、いい子だねー」ピトッ
鞠莉「んあっ!」ビク
曜「我慢だよ、すぐに涼しくしてあげるからね」
鞠莉「ん、んんーっ」プルプル
曜「いい子いい子♪」
千歌「ほーぅ、曜ちゃんもなかなかやりますなあ」
花丸「…」ジー
31: :2018/07/16(月) 07:53:10.85 ID:tpid2BxD.net
……………………………………
曜「それじゃ、撮るよ。はい、シャイニー!」
鞠莉「シャイニーっ!」
パシャパシャ
曜「ありがと!いい写真が撮れたよ!」
鞠莉「じゃあ今度は私の番ね。準備はいい?」
曜「バッチリであります!」
鞠莉「行くわよー。セイ、ヨーソロー!」
曜「ヨーソローっ!」
パシャパシャ
鞠莉「うん、最高の笑顔ね!」
曜「えへへ、鞠莉ちゃんにはかなわないよー」
曜「それじゃ、撮るよ。はい、シャイニー!」
鞠莉「シャイニーっ!」
パシャパシャ
曜「ありがと!いい写真が撮れたよ!」
鞠莉「じゃあ今度は私の番ね。準備はいい?」
曜「バッチリであります!」
鞠莉「行くわよー。セイ、ヨーソロー!」
曜「ヨーソローっ!」
パシャパシャ
鞠莉「うん、最高の笑顔ね!」
曜「えへへ、鞠莉ちゃんにはかなわないよー」
32: :2018/07/16(月) 07:54:42.52 ID:tpid2BxD.net
曜「さてさて、早速設定してっと…よし、オッケー!」
曜「これで鞠莉ちゃんからの着信に、さっきの写真が表示されるようになったよ!」
鞠莉「こんな機能があったのねぇ。設定の仕方、教えてもらえる?」
曜「いいよ。まずは電話帳を開いて、編集を押して」
鞠莉「えっと、編集…あ、これで写真を選ぶのね…ん、出来た!」
曜「これで電話がもっと楽しくなるね!」
鞠莉「そうね。でも、待ち受けにはしないの?」
曜「えっ?」
鞠莉「そうすれば電話に限らず、いつだって愛しのマリーに会えるわけでしょ?このグッドアイデア、どうかしら」
曜「そ、それは、えっと…」ドギマギ
鞠莉「ふふ、なーんてね♪」
曜「もう、鞠莉ちゃんたら…」
曜(その手があったか…)
鞠莉(ふふっ、考えてる考えてる♪)
曜「これで鞠莉ちゃんからの着信に、さっきの写真が表示されるようになったよ!」
鞠莉「こんな機能があったのねぇ。設定の仕方、教えてもらえる?」
曜「いいよ。まずは電話帳を開いて、編集を押して」
鞠莉「えっと、編集…あ、これで写真を選ぶのね…ん、出来た!」
曜「これで電話がもっと楽しくなるね!」
鞠莉「そうね。でも、待ち受けにはしないの?」
曜「えっ?」
鞠莉「そうすれば電話に限らず、いつだって愛しのマリーに会えるわけでしょ?このグッドアイデア、どうかしら」
曜「そ、それは、えっと…」ドギマギ
鞠莉「ふふ、なーんてね♪」
曜「もう、鞠莉ちゃんたら…」
曜(その手があったか…)
鞠莉(ふふっ、考えてる考えてる♪)
33: :2018/07/16(月) 07:55:55.95 ID:tpid2BxD.net
……………………………………
夕方、生徒会室
ダイヤ「さて、仕事も片付きましたし、今日はそろそろ帰りましょうか」
コンコン
ダイヤ「はい」
「お姉ちゃん、今大丈夫?」
ダイヤ「あら、ルビィ?」
「花丸ちゃんと善子ちゃんも一緒なんだ」
「ヨハネよ!」
「しっ。静かにするずら」
「うっ、何よぉ…」
ダイヤ「ふふ、お入りなさい。他に人は居ませんから」
「はーい」
ガチャ
よしまるびぃ「失礼しまーす」
夕方、生徒会室
ダイヤ「さて、仕事も片付きましたし、今日はそろそろ帰りましょうか」
コンコン
ダイヤ「はい」
「お姉ちゃん、今大丈夫?」
ダイヤ「あら、ルビィ?」
「花丸ちゃんと善子ちゃんも一緒なんだ」
「ヨハネよ!」
「しっ。静かにするずら」
「うっ、何よぉ…」
ダイヤ「ふふ、お入りなさい。他に人は居ませんから」
「はーい」
ガチャ
よしまるびぃ「失礼しまーす」
34: :2018/07/16(月) 07:57:49.32 ID:tpid2BxD.net
ダイヤ「みなさんお揃いで、どうしたんですか」
花丸「実はね、マルたち最近ずっと気になってることがあって、ダイヤさんに話を聞いてもらえたらなって」
ダイヤ「あら、なんです?」
ルビィ「あのね、曜ちゃんと鞠莉さんのことなんだ」
ダイヤ「…ああ」
花丸「単刀直入に聞いちゃうけど、曜ちゃんと鞠莉さんってお付き合いしてるの?」
ダイヤ「…どうしてそう思うんです?」
善子「どうしてもなにも、そうとしか思えないじゃない。最近ずーっと一緒にいるみたいだし、やけに嬉しそうだし」
花丸「急接近って感じだよね。いつもお互いを目で追ってて、意識してるみたいだし」
ルビィ「手を繋いだり、ハグしたり、じゃれあったり…スキンシップも多いよね」
ダイヤ「…」
花丸「実はね、マルたち最近ずっと気になってることがあって、ダイヤさんに話を聞いてもらえたらなって」
ダイヤ「あら、なんです?」
ルビィ「あのね、曜ちゃんと鞠莉さんのことなんだ」
ダイヤ「…ああ」
花丸「単刀直入に聞いちゃうけど、曜ちゃんと鞠莉さんってお付き合いしてるの?」
ダイヤ「…どうしてそう思うんです?」
善子「どうしてもなにも、そうとしか思えないじゃない。最近ずーっと一緒にいるみたいだし、やけに嬉しそうだし」
花丸「急接近って感じだよね。いつもお互いを目で追ってて、意識してるみたいだし」
ルビィ「手を繋いだり、ハグしたり、じゃれあったり…スキンシップも多いよね」
ダイヤ「…」
35: :2018/07/16(月) 08:07:25.17 ID:tpid2BxD.net
善子「以上の状況から考えるに、あの二人は内緒で付き合ってるっていうのが私たちの見解なの」
ダイヤ「…考えすぎではないですか?確かに仲が良いとは思いますが」
善子「いえ、二人の距離感とか雰囲気は、単なる仲良しってレベルじゃない。きっとそれ以上よ」
ルビィ「うまく言えないんだけど、初々しいっていうか、微笑ましくて…見てるこっちまで、なんだか嬉しくなっちゃうんだ」
花丸「だからね。もしそうなら、マルたちは応援してあげたいって思ってるの」
ダイヤ「あなたたち…」
善子「デリケートなことだと承知してるし、野次馬根性でこんな話をしてるわけじゃないの」
善子「私たちに何ができるってわけじゃないけど、本人たちが打ち明けてくれるまで、見守ってあげられたらなって思ったから、それで…」
ダイヤ「…」
よしまるびぃ「…」
ダイヤ「…ふぅ。みなさんのお気持ちはわかりました。私も、同意見ですから」
花丸「わぁ!じゃあ、やっぱり!」
ルビィ「曜ちゃんたちは…」
善子「付き合って…!」
ダイヤ「――そうなら、良かったんですがね」
善子「え?」
ダイヤ「…考えすぎではないですか?確かに仲が良いとは思いますが」
善子「いえ、二人の距離感とか雰囲気は、単なる仲良しってレベルじゃない。きっとそれ以上よ」
ルビィ「うまく言えないんだけど、初々しいっていうか、微笑ましくて…見てるこっちまで、なんだか嬉しくなっちゃうんだ」
花丸「だからね。もしそうなら、マルたちは応援してあげたいって思ってるの」
ダイヤ「あなたたち…」
善子「デリケートなことだと承知してるし、野次馬根性でこんな話をしてるわけじゃないの」
善子「私たちに何ができるってわけじゃないけど、本人たちが打ち明けてくれるまで、見守ってあげられたらなって思ったから、それで…」
ダイヤ「…」
よしまるびぃ「…」
ダイヤ「…ふぅ。みなさんのお気持ちはわかりました。私も、同意見ですから」
花丸「わぁ!じゃあ、やっぱり!」
ルビィ「曜ちゃんたちは…」
善子「付き合って…!」
ダイヤ「――そうなら、良かったんですがね」
善子「え?」
36: :2018/07/16(月) 08:19:57.13 ID:tpid2BxD.net
ダイヤ「みなさんがおっしゃる通り、とても仲睦まじいお二人なのですが…まだお付き合いに至っていないのです」
花丸「ええっ!?」
ダイヤ「それどころか、どうやらお互いの好意にも気づいていないようなのです」
ルビィ「う、うそぉ!?」
善子「そんな、まさか!?」
ダイヤ「実は先日も、お二人からそれぞれ相談を受けたばかりで――」
曜『ダイヤさん。鞠莉ちゃんを見てると、なんだか胸の奥が熱くなって、走り出したい気持ちになっちゃうんだけど…これ、なんなのかな?』
鞠莉『ねぇダイヤ。最近、曜が可愛くって可愛くって仕方ないんだけど、どうしてかな?』
ダイヤ「――とね」
花丸「そ、そんな…」
善子「う、嘘でしょ…あんなにカップル感全開なのに?」
ダイヤ「鞠莉さんも曜さんも、二人そろって朴念仁でいらっしゃるから…」
ようまり「…っくしゅ!」
花丸「ええっ!?」
ダイヤ「それどころか、どうやらお互いの好意にも気づいていないようなのです」
ルビィ「う、うそぉ!?」
善子「そんな、まさか!?」
ダイヤ「実は先日も、お二人からそれぞれ相談を受けたばかりで――」
曜『ダイヤさん。鞠莉ちゃんを見てると、なんだか胸の奥が熱くなって、走り出したい気持ちになっちゃうんだけど…これ、なんなのかな?』
鞠莉『ねぇダイヤ。最近、曜が可愛くって可愛くって仕方ないんだけど、どうしてかな?』
ダイヤ「――とね」
花丸「そ、そんな…」
善子「う、嘘でしょ…あんなにカップル感全開なのに?」
ダイヤ「鞠莉さんも曜さんも、二人そろって朴念仁でいらっしゃるから…」
ようまり「…っくしゅ!」
37: :2018/07/16(月) 08:31:07.91 ID:tpid2BxD.net
鞠莉「あら、風邪?」
曜「まさか。鞠莉ちゃんの方こそ大丈夫?」
鞠莉「体調は万全のはずだけど…あ、もしかして冷たいペットボトルが原因かな?」
曜「あ…」
鞠莉「ふふっ。ごめん、ジョークだよ」ギュ
曜「良かったぁ…私のせいかもって心配しちゃったよ」
鞠莉「ごめんって」
曜「いいよ、鞠莉ちゃんが風邪じゃなければ、それが一番だもん」
鞠莉「あら、可愛いこと言ってくれちゃって。うりうり」コショコショ
曜「あははっ!や、やめてよー!」
鞠莉「うんうん、曜はやっぱり笑顔が一番ね」コショコショ
曜「ひゃあっ!こ、これは笑顔とは違うと思う、ひゃああっ!」
終わり
曜「まさか。鞠莉ちゃんの方こそ大丈夫?」
鞠莉「体調は万全のはずだけど…あ、もしかして冷たいペットボトルが原因かな?」
曜「あ…」
鞠莉「ふふっ。ごめん、ジョークだよ」ギュ
曜「良かったぁ…私のせいかもって心配しちゃったよ」
鞠莉「ごめんって」
曜「いいよ、鞠莉ちゃんが風邪じゃなければ、それが一番だもん」
鞠莉「あら、可愛いこと言ってくれちゃって。うりうり」コショコショ
曜「あははっ!や、やめてよー!」
鞠莉「うんうん、曜はやっぱり笑顔が一番ね」コショコショ
曜「ひゃあっ!こ、これは笑顔とは違うと思う、ひゃああっ!」
終わり
38: :2018/07/16(月) 08:32:47.97 ID:tpid2BxD.net
全弾撃ち尽くしました。新しい距離感の正体にまだ気付いていないようまりでした。
↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。
鞠莉「曜ってさ」曜「うん」
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1530312880/
ありがとうございました。
↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。
鞠莉「曜ってさ」曜「うん」
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1530312880/
ありがとうございました。
40: :2018/07/16(月) 08:38:55.12 ID:pYjGXYEL.net
好意に気付いてないからこその甘さとは奥深いです
乙です
乙です
41: :2018/07/16(月) 08:38:59.84 ID:MHqmmCz+.net
おつおつ
微笑ましくなる距離感すき
微笑ましくなる距離感すき