SS古今東西

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理樹「安価で行動しよう」

1:2017/09/03(日) 23:31:09.73 ID:a7a07d110

理樹「まずは>>2」

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理樹「………終点?」佳奈多「グゥ………」

1:2017/03/26(日) 01:42:52.32 ID:lJLqLUIz0

「終点、日根野、日根野です。右側のドアが開きます。ご注意ください……」

理樹(僕の心地よい眠りは機械的なアナウンスで妨げられた)

理樹「………終点?」

理樹(その言葉の意味を理解するのに数秒とかからなかった。そして理解した瞬間、全身の血液が冷たくなるのを感じた。胃の底からすっと力が抜け、周囲の環境音が妙に大きくなったような気がした)

理樹「終点だって!」

理樹(もう一度その言葉を繰り返し、思わずシートから立ち上がった。乗った時はあれだけ混雑していた車内が今はすっかり静かだった)

「グゥ………」

理樹(そんな中、すぐ隣から間の抜けたイビキが聞こえた。そうだ、そういえば今日は2人で来ていた。だからこそ油断してしまったんだ)

佳奈多「……んん……」

理樹「…………どうすればいいんだ」

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理樹「夢」

1:2017/02/05(日) 07:29:27.30 ID:Z7+gaAIn0



理樹部屋

真人「おーい理樹……」

理樹「むにゃ…心配いらないよ……」

真人「そろそろ飯行かねえと学校始まっちまうぜ?」

理樹「うん……そういう振りだから……」

真人「なーに寝ぼけてんだ理樹!さっさと起きろ!」

理樹「………ハッ!」

理樹(僕は真人の大声でやっと覚醒した。時計は7時50分を指している。本来なら既に食堂に向かう時間だった)

理樹「う、うわっ!ヤバ!」

真人「俺が言うのもなんだが俺に起こされるなんて相当だぜ?」

理樹(そう言いながら真人は僕の方へ着替え一式をぽいぽいと放って行った)


………………………


食堂

ガヤガヤ

恭介「へえ、珍しいな。理樹が真人に起こされるなんて」

理樹(僕らが着いた時には既にいつものメンバーが食堂に全員揃っていた)

クド「リキ、夜更かしはダメですよー」

理樹「いやそこまで遅くに起きてた訳じゃないんだけどな……」

理樹(実際、昨日は別に特別な事もなかったし本当に心当たりがない。なにか変な夢は見ていたような気もするけどここに来るまでで完全に忘れてしまった。まあ夢なんてそんなものなんだけど)

葉留佳「いやー理樹君はラッキーすなぁー!私なんか寝坊しちゃったら起こしてくれる人もいないからそのまま遅刻確定ですヨ!」

理樹「はは…今回は真人に助けられたよ、ほんと」

真人「へへ、よせやい!」

恭介「さて今日の放課後の練習だが……」

理樹(恭介が含みを持たせてそう言うと、テーブルから立ち上がり小毬さんの方へ目配せをした。すると小毬さんの方も立ち上がった)

小毬「えー、コホン……今日はたこ焼きパーティーをしたいと思います!」

真人「えっ、マジで!?」

恭介「ああ。実は昨日、小毬の親がたこ焼き機を仕送りで送ってきたらしい。それでたまの息抜きにな」

西園「たこ焼きですか……久しぶりに食べます」

謙吾「よっしゃーーーっっ!!」

鈴「うるさいわ!」

理樹「…………あれっ?」

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理樹「絶対おかしいよ」

1:2016/05/04(水) 23:03:42.04 ID:FtlqZpv40

裏庭

理樹「はぁ……はぁ…!!」

来ヶ谷「む…誰かと思えば理樹君か。血相を変えてどうした?今は確か数学の授業中だろ?」

理樹「そんな事どうでもいいよ…!それより賢い来ヶ谷さんだからこそ相談したいことがあるんだ!」

来ヶ谷「………クマが出来ている。寝ていないのか?」

理樹「それも今話すような事じゃないよ。僕が今から言うような事は価値観を全てひっくり返すような____というかもう僕の方はひっくり返ってるんだけど____とにかく全てにおいて最優先事項となるようなことなんだ」

来ヶ谷「君がそこまで慌てふためいて言うなら私も真剣に聴かざるをえないな。よろしい、そこの椅子に腰掛けたまえ」

理樹「ありがとう」

来ヶ谷「……じゃあ話をしてもらおうか。話によるが出来る限りのアドバイスをさせてもらおう」

理樹「うん。じゃあ早速だけどさ……ここって幻じゃないのかな?」

来ヶ谷「…………ほう。興味深いな」


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理樹「西園さんにドッキリを仕掛けたらあっさり信じ込んだ」

1:2016/02/26(金) 22:16:36.27 ID:gq3CHnK70

夕方

グラウンド

恭介「よし、今日はここまでだ」

理樹(僕らはいつも野球の練習を切り上げた後は西園さんのお茶を貰うことになっている。しかし、今日はいつものようには行かないだろう。何故なら…)

西園「直枝さん。お疲れ様です」

理樹「うん、ありがとう西園さん」

ゴクッ

理樹「グ、グフ!!」

西園「……?」

理樹「あ……あ、ああ……!!」

バタンッ

理樹「……………………」

理樹(安心してほしい。僕は全くもって身体に異常はない。むしろ絶好調過ぎて顔がにやけそうになっている。では何故倒れているのか?それはすべて西園さんをドッキリでハメる為だ!)

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恭介「信じて女子寮に送り出した理樹からビデオレターが送られてきた」

1:2016/05/14(土) 22:37:58.01 ID:xJzPn5wN0



理樹部屋




理樹「……ダウト!1億円!」

真人「な、なんでバレたんだぁーーっ!?」

謙吾「おい、うるさいぞ」

真人「だ、だって理樹が俺の時だけ百発百中で当てやがるから……」

理樹「真人は顔に出やすいからすぐ嘘が分かるんだよ」

恭介「どうせ外もうるさいんだ。少しくらい許してやれ」

恭介(そう、外は真人の絶望をかき消すほどうるさい雨だった。この季節はどうもジメジメするので好きになれない)

理樹「うーん。それにしてもなんか飽きちゃったな。人生ゲームしない?」

謙吾「よし、分かった…」

コンコンッ

恭介(と、謙吾がボードを手にした直後、ノックの音がした)

理樹「誰だろう?」

恭介(理樹が扉を開けると、2人の人物がニコニコと立っていた)

小毬「理樹君!大変なのです!」

クド「なのです!」

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恭介「映画を撮ろう、タイトルはリトルバスターズだ!」

1:2014/12/07(日) 22:51:06.08 ID:DYpYQJam0

理樹部屋


理樹(しばしの沈黙を最初に破ったのは真人だった)

真人「なあ恭介さんよ…どうしたらそんな考えに突っ走るんだ?」

恭介「ほほう、気になるかね真人君」

真人「えっ?いや、まあ」

恭介「そこまで言うのなら教えよう!これは昨日の事だった……」


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理樹「小毬さんと付き合ってる実感がない」

1:2016/12/10(土) 22:34:54.81 ID:e0mgKKZT0



理樹部屋

理樹(日曜日の夜。僕はみんなに数週間近く悩んでいる事をとうとう打ち明けた)

恭介「なに、実感がないだって?」

理樹「うん……」

理樹(事故の後、記憶をおぼろげながらにも思い出した僕は、恭介達と行った二度目の修学旅行の後、小毬さんに想いを伝えた。小毬さんにも『あの時』の記憶があったかは知るところではないが、僕の告白を聴いて3日目に返事をもらい、めでたく付き合ったのだけど……)

真人「ま、まさかもう小毬と何か喧嘩でもあったのか!?」

理樹「い、いやそういう訳じゃないんだけど……」

謙吾「倦怠期という訳だな?ううむ、流石の俺もそういう問題は少し荷が重いな……」

理樹「だから違うってば!」

鈴「じゃあなんなんだ?」

理樹「ただ……小毬さんと付き合ったのは良いけど、付き合う前から何も変わってない気がするんだ」

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理樹「真人がいなくなってから僕の部屋がおかしい」謙吾「ほう」

1:2016/04/12(火) 22:58:59.13 ID:ZDvxXEQ30

理樹部屋

理樹(真人が怪我で入院した。なんでも原因は階段からすっ転んでしまったという真人らしい理由だ)

謙吾「階段から落ちたにしては結構な怪我だったな…」

理樹「うん。命に別状はないらしいけどね…」

謙吾「それで?今日はどんな用で俺を呼んだんだ。まさか1人が寂しいという訳でもあるまい」

理樹「ごめん。割と当たってる」

謙吾「なに?」

理樹「実はさ、真人がいなくなってから部屋の様子がおかしいんだ」

謙吾「………ほう」

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理樹「もう席替えの時期か」

1:2016/09/08(木) 13:29:17.20 ID:uGKjRuHR0



教室

キーンコーン

ガラッ

理樹「ふぅ、ギリギリセーフ!」

真人「…………………」

謙吾「…………………」

来ヶ谷「…………………」

クド「…………………」

生徒「「「…………………」」」

理樹「……なにこれ?」

理樹(教室はとても静かだった。普通ならガヤガヤとうるさいみんなが、休んでいる人がいる訳でもないのに、今日は誰1人喋っていない。例えるならテストの最中に携帯のメロディが鳴った瞬間がずっと続いているような、そんな雰囲気だった)

理樹「ねえ真人。みんないったい…」

真人「シッ……今はダメだ…俺たちは集中してるんだ」

理樹「えぇ……」

理樹(確かにみんなピリピリしている。あのクドや来ヶ谷さんまでいつもと様子が違う。前の鈴はそもそもこの緊迫した状態に気付いていなさそうだし、西園さんは興味なさそうだった。僕と同じくこの非常に静かな圧迫感に戸惑っているのは小毬さんだけだった)

ガラッ

理樹(そして間もなく前の扉から先生が入ってきた。教卓に出席簿を置くと、なにやらティッシュ箱程の金属で出来た缶を掲げた。そしてやっと僕もみんなの様子の正体を理解出来た)

理樹「!」

ザワザワ……

先生「どうやらこの雰囲気だと、既にどこかしらから情報が漏れていたようだな……」

理樹(不敵に笑う先生の持つ”ソレ”は雪山の絵をバックに白い恋人という文字がプリントされていた。それも最初はホワイトチョコレートのお菓子が詰まった魅力的な箱だったんだろう。だが、恐らく今はその代わりに数字を書いた数十枚の紙が入っているに過ぎないはずだ)

理樹(しかし、その紙がこのHRの間だけ、とても重要な意味を持つのだ)

理樹「ああ、もう席替えの季節か」

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