おはようございます。

                    お寒うございます。

初夏が終わろうかという時期にしては気温が低すぎるような気がします。
今日も雨と曇りの空模様の情報です。


                  【行事今昔・暦】


 ☆  五月忌み

5月を斎月(いみづき)・つつしみ月などと言って、婚礼を忌む風習があった。
 平安時代の文学には、この月の男女の交渉が禁欲の為、倦怠期気分におちいっているさまを詠じた例が多く、これを「ながめ」といった。『万葉集』の「雨づつみ」「ながめ忌み」は、長雨の降るころの禁欲生活の意である。そのような禁欲を行う理由は、田植えに来臨する田の神を、早乙女が巫女の資格で迎えるため、女たちだけで家に籠もって、巫女の資格を得るための成女戒を受ける行事があったからとみられる。5月5日の節供も、本来はそのような女の忌み籠りの祭であって、今でもこの日を女の家・女天下の日という所があり、五月機(さつきばた)・節機(せるばた)などと言って、この月は機織を忌む風習があるのはその名残であるとされる。


 ☆  女 正 月

大正月を男の正月というのに対し、小正月を言う言葉。
 長野県安曇(あづみ)地方では、女の年取りは14日の晩のことで、この日の夕飯は男が作ることになっている。長崎県旧西彼杵郡(にしそのき)には14日を女子の正月といい、女たちが磯に行ってミナを採り、大根の芽立ちとあえて、ヨゴシという食物を作って食べる風習がある。青森県下北郡東通村では、正月15日が女の正月で、女が晴着を着て社寺のまいり、翌16日には何組かに分かれて村内をまわり、家々の座敷で杵を手に田歌を歌って踊る。秋田県鹿角郡(かづの)では、正月16日以後の半月が女子正月で、女達の休日だと云う。


 ☆  女 の 家

5月5日の行事。大分市鶴崎、都留地区でこの日菖蒲蓬(しょうぶよもぎ)を屋根に挿し、その日一日、女の家という。高知県長岡郡・神奈川県津久井郡などでも軒に菖蒲蓬を立て、これを女の屋根と称する。愛知県江南市布袋町では、5月4日の夜を女の晩、女天下などといい、一宮市大和町では葺き籠りといって、菖蒲蓬で屋根を葺き、その夜一夜は女の家として男は客となり、フキ・そら豆の五目飯の饗応を受ける。三重県松阪市付近などでは4日の晩が葺き籠りで、一般に「女百になっても庵なし」というが、この日だけは家の畳半畳が女の所有になるという。近松門左衛門作の浄瑠璃「女殺油地獄」に「三界に家ない女ながら五月五日の一夜を女の家と言ふぞかし」とあり、京阪方面でも古く行われた習俗であったことがわかる。旧暦5月は田植月で、田植えをつとめる女は神仕えの巫女の資格を負い、男が出払った家で女たちが物忌みをする慣わしが古くあり、その籠りの行事の残存と思われる。





        ありがとう・心に華を咲かそう。      中島関照