2010年02月06日

分かって欲しいから分かりたい(2/10追加あり)

あるブログで書かれていた言葉について、ちょっと考えさせられました。
それは「分かって欲しいはこじきの心」という言葉です。
この意味は
「人に自分の気持ちを押し付け、同感を得られないと相手が悪いと決め付ける」
そういう意味の言葉だと思います。
「きっと分かってくれる」と自分勝手に期待する。期待が叶わないとヒステリーを起こしてまた自分勝手に絶望する。
頼んだ訳でも、そんなつもりでもないのに期待された方はいい迷惑ってやつでしょうね;
人間付き合いにはよくある事だし、ネットになるとかなり陰湿になったりする場合も多い。
「相手の気持ちを無視する行為は卑しい」
って事かと解釈しています。
その意味では、この言葉には共感覚えます。
が、この考えとは別に「分かって欲しい」と思うことは大事だと思うんです。「分かりたい」に通じる感情だと思うから。
必ずしも「分かる」イコール「同意」ではなく、
「そういう考えもあるのか」
と認めて欲しい、こういう風に感じる人もいるのだと知って欲しい。
私は人に分かって欲しい、と思います。だから、相手の事も分かりたい。
自由でいたいから、相手の自由を認めたい、のと同じ気持ちです。
私は「死刑制度廃止派」もしくは「冤罪が完全に無くなるまで死刑執行の停止を望む派」です。
「死刑制度肯定派」の人は、よく「遺族の気持ちを考えたら犯人を死刑にするのが当然」と言います。
その度に私はいつも
「遺族を盾にするなよ…」と思うのです。
「死刑制度廃止派」の人達は、遺族に向かって「死刑制度を廃止するべき」と言っているのではありません。
遺族の気持ちを否定しているのではありません。
勘違いしないで欲しい。
国家に対して、法律に対して
「国が市民の命を奪う制度は間違っている」
と言っているのです。
(「村野瀬玲奈の秘書課広報室」様の
「死刑廃止法案の審議において法務大臣ロベール・バダンテールの演説」
●ttp://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-250.html
に頷くところが多いです)
遺族の方が、家族の命を奪った犯人に対して「死刑なれ」と思っても当然でしょう。
が、私が知った限り、すべての遺族の人が「死刑」を望んでいませんでした。
「死刑制度廃止派」のイタリア人男性で仮釈放中の犯人に娘さんを殺された人がいました。
家族を殺された遺族の気持ちは、想像を絶する地獄の苦しみでしょう。
その地獄の気持ちを簡単に「考えたら」とか「分かる」などと言うべきではないと思います。
それは、「驕り」に通じるものです。
他にも「遺族の気持ちを考えたら〜」という考えは、被害者に遺族がいなかった場合は犯人の罪が軽くてもいい、ことになってしまいます。
「家族のいる人の命は重くて、いない人は軽い」という命の差別です。
差別は人の行為の中で、もっとも醜いものの一つです。
「遺族の気持ちを考えたら〜」などと簡単に言ってはならない。
しかし、私は分かりたい、と思う。
相手の気持ちを考えない、それはとても冷酷で貧しい心を生み出してしまう。心の貧しい社会を作ることになってしまう。
今、日本では8、9割の人が「死刑制度肯定派」です(私の知人で「私は死刑制度推奨派よ!」と言って私を偽善者呼ばわりした人がいました。命を奪う事を推奨して、それを誇らしげに口にするとは…;と思って呆れましたけどね;)
これは異常だと感じます。
「みんなで殺せば怖くない」精神は如実に感じられて「ぞっ」とします。
でも、逆に8、9割の人が「死刑制度廃止派」である必要もないと思っています。あくまで社会の世論はね。
もちろん、国家の取る姿勢は「死刑廃止」であるべき、と考えます。
第一、「死刑制度」は犯罪が起こった後の処置ではないですか。
悲しみも憎しみも、被害者も加害者も生まれてしまった後の事ばかりです。
ついてしまった傷は、治るのに、どれ程の時間がかかってしまうのか…
治ったとしても傷跡は残るでしょう。
悲しみも憎しみも、被害者も加害者も生まれない事に、もっと力をいれるべきです。
それが、国家と法律の正しい姿勢ではないのですか?
良い社会を作る事、が正しい姿勢ではないのですか?
「死刑制度肯定」の人達の気持ちは分かります。
何故なら、私もかつては「肯定派」だったからです。
「廃止派」の人達が、どうして廃止を訴えているのか知って、考えて、私になりに調べて考えて
「死刑制度廃止派」もしくは「冤罪が完全に無くなるまで死刑執行の停止を望む派」
になったのです。(詳しくは過去の記事にいくつか書いてあります)
だから、「肯定派」の人にも「廃止派」の気持ちを分かって欲しい、と思うのです。
「肯定派」も「廃止派」も
「遺族の方を救いたい」「より良い社会にしたい」
と思う気持ちは同じ筈です。
違う考えをもった者が、話し合い、調べ、考え、決めていく方が、絶対に良い社会を作れる。
マイノリティ(少数意見)を配慮しない社会は、非情で息苦しい。
今の日本(昔もか…;)がそうだと思います。

「海賊対処法案」の問題点と恐ろしさが分かりやすく書かれています。

●ttp://pub.ne.jp/shimura/?entry_id=2205661
「志村健世のブログ」様

「大脇道場」様
●ttp://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1159.html
ソマリア沖への自衛隊派兵に反対!「海賊対処法案」阻止!キャンペーン中!

トラックバックが一部、通りにくくなっているようです。申し訳ありません。(後日
承認制なので分かりにくくてすみません)

●ttp://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-532.html
死刑FAQ「村野瀬玲奈〜」様のブログ

http://palestine-heiwa.org/choice/list.html
イスラエル支援企業の一覧

http://www.aseed.org/ecocho/
エコ貯金ナビ

http://mscience.jp/index2.htm
フェアトレード情報室

http://no-saiban-in.org/
裁判員制度はいらない!大運動

http://www.news-pj.net/index.html
「NPJ News for the People in Japan」

http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/
『「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク』

http://stop-du.jp/
ストップ!劣化ウラン弾キャンペーン

http://www.magazine9.jp/
マガジン9

http://www.hanchian.org/
共謀罪を廃案に!

http://www.horae.dti.ne.jp/~snzk/index.html
消費税反対

http://www.geocities.jp/y_20_06/index.html
無期懲役刑に関する誤解の蔓延を防止するためのホームページ

kokouroko0923 at 23:51│TrackBack(1)死刑制度 | 社会

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1. 死刑容認論と世論調査 (不定期連載 『その調査、おかしくない?』)  [ 村野瀬玲奈の秘書課広報室 ]   2010年02月11日 17:17
  死刑制度についての世論調査を内閣府が発表したそうです。死刑存廃の件について考える以前に、「世論調査としてのお粗末さ」に悲しくな??.