2006年12月02日

鴎友とお茶の水、選ぶとしたらどっちがいい…?

2月2、3、4日に実施される豊島岡と併願するには、2日か4日の鴎友がいいのか、3日のお茶の水女子大附属がいいか、という相談を受けました。

実をとるか、名をとるかの選択になろうかと思います。

知名度の高さ、国立という独特のステータスを重視するなら、お茶の水を受けるべきでしょう。ただし、学校の教育内容は期待できませんから、私立の子に遅れを取らないように、中1からダブルスクールの覚悟で、どこかの塾で数学や英語を勉強しないと心配でしょう。

鴎友は、中学受験に関係したことのある人なら誰もが知っている一流校ですが、知名度やネームバリューの点ではお茶の水にかなわないかもしれません。が、そこで実践されている教育は素晴らしく、高い評価を受けています。生徒さんたちも明るく生き生きとしています。面倒見の良さとハイレベルな教育を期待するなら、断然鴎友です。

「はぁ、そういうものなんですか」

「要は、何を中学受験の目的にするかですよね。わが家の場合は、少なくとも中学の間は塾に通わせず、学校にお任せしたいと思っていました。だから、国立を考えたことはなかったですね。」

お茶の水の伝統ある校風や環境、通っている生徒さんの質なども、得難いものがあります。高校からの東大進学実績もいいと思いますが、ただ、中学から高校への進学者数が少ないのが気になるところです。高校から入った生徒さんたちのレベルの高さは知られていますが、中学からの生徒さんたちについての情報は少なく、不明な点が多いのです。

入り口(中学受験時の偏差値)の高さに比べて見事な大学進学実績を出している鴎友の方が子どもを預ける安心感があるし、「お得」な感じもします。

「通学時間に問題がなければ、私だったら鴎友にします。でも、ご家庭の教育方針によりますから、もう一度ご本人ともよく話し合われてお決めになったらいかがでしょう? 願書だけでも両方出しておくこともできますし…」

伺ったところによれば、鴎友はご自宅から近いということでした。

鴎友を受けることになった場合、2日と4日のどちらを受けるか、という次の悩みが出てきます。

安心なのは、2日に鴎友で○をもらっておいて、3日と4日で豊島岡にチャレンジするパターンです。万が一、2日の鴎友で失敗しても、4日にもう一度受け直すこともできます。

2日の豊島岡は人数もたくさん取るし、学校の方でも「ぜひ2日に受けてください」とおっしゃいますが、上位生がこぞって受ける2日の入試は決して甘いものではありません。

2日も3日も×で、うちひしがれた気持ちで4日の鴎友に出かけ、実力が十分に出せずに終わったら怖いことになります。

「先生、鴎友で押さえになるでしょうか?」

彼女の偏差値からすれば、鴎友の合格可能性は80%以上です。平素の授業への取り組み方、プリントの出来具合から言って、まず、問題はありません。

「大丈夫。落ちることなんか考えないで、受かることを考えてがんばっていきましょう。」

もうすぐ進路相談期間がスタートします。
お子さんにとって最もいい受験プランを立てられるように、いいアドバイスができればと思っています。