2008年04月15日

次女の趣味

新学期が始まって一週間。
次女は5年生になり、クラスも担任の先生も変わりました。

先日、自己紹介として、自分の名前と好きなことを順に言ったそうです。

「あのね。ウチの番になって、名前を言ったあと、好きなことを発表しようとしたら、『こいつ、ウルトラマンが好きなんだよ!』と男子に言われちゃったんだよね。」

「だからさぁ、『それと、月光仮面とミラーマンが好きです』って言ったの。」

出ました。
次女はたいていこういうときに、なんだか変わったことを言うのです。

去年、保育園の同窓会では他のお子さんが「読書が好きです」とか「サッカーが好きです」とか発表する中、「好きなことは、いたずらと散歩です。」と言っていました。

「…そしたらね。先生が、『先生の好きなものと一緒だなぁ』って言ってくれたよ。」

今度の担任の先生は50代の男の先生。
わかってくださる先生でほんとうによかったです。

次女は大の昭和好きで、この春期講習の帰りがけに丸善に寄って、月光仮面のDVDを買い、私が帰宅するまで、講習の復習もせずに「鑑賞」していたのでした。

「ママ、月光仮面みたことある?」
「ない」
「見てごらんよ。おもしろいよ。」

にこにこ笑う次女のペースにはめられて、ついつい見てしまいました。
昭和33年から34年にかけての放映ですから、私もまだまだ生まれていないころの話です。

物語はともかく、当時の町の様子とか、家、自動車、服装、言葉づかいなど、とても興味深いものがありました。(主人公は、びっくりするほどのイケメンさんでした)

お茶の水の丸善の前のスペースでは、いろいろなものが売られているのですが、以前、そこでCDを買ってくれと言われて困ったことがありました。

バロック音楽でも選んでくれればと思ったのですが、「これ欲しい!」と次女が持ってきたのは「ザ・ピーナッツ」のベストアルバム。

「う〜ん。これは、あんまり聞きたくないなぁ…。もっとちがうのはないかなぁ?」

しばらくして次女が「これはだめ?」と差し出したのは、「魅惑のコーラス・サウンズ」。

内山田洋とクールファイブ・和田弘とマヒナスターズなどのアンソロジーアルバムです。

「……ごめんねぇ。せっかくだけど、これもねぇ…」
「そっかぁ、やっぱりダメかぁ…」

残念がる次女の手を引いてその場を離れましたが、それにしてもどうしてこういう趣味を持つようになったのか…。

大好きな「さくらももこ」の影響かもしれません。さくらももこの本は、夢中になって、しかも何度も何度も読み返しています。

社会や理科に夢中になってくれればよいのですが、それでも、「大好きなもの」があるだけでもいいのかもしれないと思っています。

最近読んですごく印象に残った、茂木健一郎著『脳を活かす勉強法』に、こんなくだりがありました。

「何でもいいから、夢中になってのめりこめるような楽しいこと−ステュディオス状態になれる対象を持っている人は、自分の人生を充実させる方法を知っている人かもしれません。」

受験をさせる目的もまた「充実した人生」を送ってもらうことにあります。

「お勉強」に夢中になってくれれば理想的ですが…。

次女いわく、
「勉強は嫌いじゃないよ。趣味のひとつかな」

さくらももこ、ウルトラマン、月光仮面、ミラーマン…そしてお勉強。

「多趣味」な次女が、充実した人生を楽しんでくれることを願いたいと思っています。



この記事へのコメント
今時の小学生にして、昭和が趣味とはただ者ではないと思うと同時に癒されました。 魅惑のコーラス、ぜひ買ってあげてほしかったですね。
知人に、昭和50年代の生まれにして、昭和30年から40年のことに異常に詳しい女性がいますが、中年男性と話が盛り上がること、ひとつの芸の域に達していると感じました。
がんばれ次女!!
Posted by しばうら at 2008年04月16日 01:40