海外進出を検討している企業の方とお会いさせて頂く機会が増加しておりま
すが、最近の海外進出は目的が多様化しています。かつては、日本の取引先か
ら要望を受けたために進出することになった話や、安い人件費を活用するため
に進出することになった話をお聞きするケースが多かったですが、最近は、
「現地でこんなことすればニーズがあるんじゃないか」、「こんなことをすれ
ば面白いんじゃないか」といった、社長様の海外出張での経験や視察した結果
の想いから事業性を検討して進出するケースも増えています。

 日本というエリアでのマーケットに留まらず、世界のマーケットを開拓しよ
うとする意気込みをお話しいただき感銘受けますが、想いをお聞きすると、ど
うしても気になる点が出てきます。それは「誰からどのようにお金をもらうの
か」という点と、「自社の強みはどこにあるのか」の2点です。社長の想いか
ら事業性を検討し、国外のマーケットに狙いを定めることは素晴らしいことだ
と思いますが、現実問題として「売上の計上方法」と「他社と比較した優位性」
についても検討いただければと思います。