2018年1月より施行されております、外資系企業の商品販売に関連する政令
09/2018/ND-CPに関してご説明いたします。

 2007年からベトナムのWTO加盟に伴い、外資系企業に対して段階的に市
場開放・規制緩和が続いております。2018年1月には卸売り、商品の輸出入に
関して規制緩和となる政令09/2018/ND-CPが施行されました。

 従来、外資系企業が商品販売に伴う輸出入や卸売りを行う際、通常の投資
ライセンスとは別に、商工省から流通ライセンスの取得が要求されておりま
した。そのため、通常の会社設立よりも1か月程度ライセンス取得に時間を
要しておりました。

 また、流通販売ライセンスにはHSコードの記載が要求され、登録されて
いないHSコードの品目に関しては取り扱いができず、新規取扱品目に関し
てはその都度、流通ライセンスを修正する必要がありました。

 今回の政令により、卸売りと輸出入に関しては、石油・潤滑油等の一部品
目を除き流通ライセンスの取得が不要となりました。また、HSコードの記
載も必要がなくなり、HSコードに縛られることなく輸出入が可能になりま
した。なお、小売業に関して本政令の対象ではなく引き続き流通販売ライセ
ンスの取得が必要となりますのでご注意ください。

 このため、商社や製造業にとってはライセンス取得コストの削減、取り扱
い品目の増加など、これまでよりもスムーズにビジネスができる環境となり
ました。ただし、引き続き既存の輸入規制等は存在しますので、具体的な検
討に関しては専門家にご相談することをお勧めいたします。