以前にもお伝えいたしました駐在員のベトナム社会保険について、詳細を
規定する政令が発行されました。今回は、その政令に規定されている加入対
象者についてお伝えいたします。 

1.加入対象となる者
以下の条件(1)及び(2)両方を満たす場合、強制社会保険の加入対象と
なります。
(1)ベトナム管轄機関により発行された労働許可書等を有する駐在員
(2)無期限労働契約又は1年以上の有期労働契約により就業する駐在員 

2.加入対象外となる者
以下の条件(1)又は(2)のいずれかを満たす場合、強制社会保険加入対
象になりません。
(1)企業内異動に赴任前の12カ月以上前に本社に採用され、現地法人の管
理者、CEO、専門家又は技術的な労働者として、本社から現地法人に一時的に
異動する企業内異動の駐在員
(2)定年退職年齢に達した駐在員(男性60歳以上、女性55歳以上)

 以上により、ほとんどの駐在員の方は、対象外となるのではないでしょう
か。なお、今回お伝えしたのは、いわゆる厚生年金及び労災に該当する保険
料であり、健康保険については、労働契約書がある駐在員の方は、加入義務
があるとされています。