今回も前回までの流れで、個人所得税の改正を取り上げようとしていたので
すが、急遽変更し、増値税の税率変更について取り上げます。

 3月に行われた全人代で増値税の負担軽減について取り上げられ、全人代最
終日の15日に、4月1日から税率変更されるとの発表があり、20日付けで正式に
公告として発表されました。

 財政部・税務総局・税関総署、増値税改革の深化に関する関連政策の公告
2019年第39号によれば、概要は下記のとおりです。

・現在 16% ⇒ 4/1以降 13%
・現在 10% ⇒ 4/1以降  9%
 (輸出還付率についても、上記同様)
なお、6月30日までは、経過措置があることも明記されています。

 税率の変更は昨年もありましたが、昨年は1%の変更が今年は3%の変更とな
るため、今年はより影響が大きいといえます。取引を税込金額にて仕切ってい
るケースも多いので、4月以降の取引について、顧客とのすり合わせが必要です。

 さらに税率変更に加え、仕入増値税の控除拡大も合わせて明記され、旅行サー
ビス業では、本来仕入増値税の控除に必要な「専用発票」の取得に変え、電子
発票、運賃から控除できる仕入増値税を計算することを認めるなど、新たな取
組も明記されています。この仕入増値税の控除拡大については、企業のメリッ
トですが、一方で事務負担の増加もあるため、情報収集しきちんと対応できる
ようにしたいところです。