最近は海外進出が大企業・中堅企業に限らず中小企業まで広がりをみせ、進
出の目的・方法も多様化されており、現地での視察も目的・方法にあった形を
とる必要がでてきます。

 そこで重要なことは、国内で事前に調査すべき事項を洗い出し、その項目に
ついて調べることを優先させることです。残念ながら進出の相談を頂く際にこ
の事前検討がないままに現地調査を何度か行っているケースが多くあります。
現地調査で行うべきは以下の通りになります。

1.国内事前調査内容が現地で合致しているかのチェック
2.国内で調べられなかった細かな事項の調査
3.現地事情を体験・確認
4.取引先・同業者・パートナーとの面談・打合せ

 まずは国内で調べた内容がいざ現地で確認したら、全く違っていたというこ
とも珍しくありませんので、合致しているかのチェックをします。事前調査で
仮定したことが、現地でも同じ結果が出るだろうと推測すると危険です。比較
対照を行うことが重要です。

 そして概略しか調べることのできなかった内容については、現地で細かい情
報を得ましょう。なるべく幅広い職種の方にお会いすることをお勧めします。
現地で活躍されている方だからこそ得られる情報があります。さらに、それら
の内容に合わせて現地事情を自らの五感を使って確認します。他人から聞いて
いるより、実際に体験することは新たな気づきを与えてくれます。

 次は、実際一緒に事業を行う取引先・パートナーとの打合せです。現地では
どういったニーズがあるのか等々、実際に自ら事業を行うことをイメージしま
す。初めての現地調査は内容が盛りだくさんになることが多くあります。優先
順位を決めて予定をたてましょう。また、現地へ行ってから調べるべき内容が
出てくることがあります。予備日を作っておくことをお勧めします。