ベトナム工場にて急遽必要になった備品を、ハンドキャリーでベトナム国内
に持ち込みしているケースは多いかと存じます。税務上どのような書類、手続
きが必要か解説したいと思います。

「事例」
 日本の親会社からベトナムの子会社へ、パソコンや携帯電話等の備品をハン
ドキャリーで持ち込んでいる。日本法人とベトナム法人間で備品の売買契約の
み結んでいる。

 上記の場合、税務上ハンドキャリーであっても海外から物をベトナム国内に
入れているため、輸出入取引とみなされます。従いまして、適切な通関書類が
ないと法人税法上の損金計上ができません。

 法人税法上の損金計上するためには下記の書類が必要となります。
1.親会社と現地法人間での売買契約書
2.現地法人への請求書
3.通関書類
通関書類を入手するにはベトナム入国時に空港にて通関申告が必要となります。
なお、物流業者に依頼をすることも可能ですが、ベトナムへの中古備品の送付
は難しいと断られるケースもあります。

 海外からの物の移動には国内取引と異なる書類が必要なケースがありますの
でご留意ください。