中国では全ての法人が12月決算のため、1月より新事業年度がスタートしております。23年の決算数値が確定するのが、3月頃となりますが、決算数値で最低限確認いただきたい事項を今回は案内させていただきます。

1.現金預金残高
各金融機関のエビデンスを取り寄せて確認をお願いします。
エビデンスも悪意をもてば、偽装可能なため、ネットバンク等で現物確認できる場合は、アクセスして確認をお勧めします。


2.売掛金、買掛金
個別残高について、確認をお願いします。
想定の入金・支払スケジュールと異なる残高になっていないか確認をお願いします。
また本社と取引のある場合は、残高が合っているか、本社数値とのすり合わせをお願いします。

3.在庫
商品別残高について、確認をお願いします。
長期滞留在庫が処理されないまま残っているケースや、セット販売される在庫が出荷処理されないまま残っているケースもあります。
実地棚卸についても、実施時期を確認し、差異について、どのように処理されたか確認をお願いします。

4.その他未収金、その他未払金
個別残高について、確認をお願いします。
その他未収金については、発票回収前の支払い、賃借保証金、従業員仮払金などが計上されています。内容及び精算するタイミング等確認ください。
その他未払金については、前受金などが計上されています。
前受金については、売上計上時期を確認し、利益操作などがないよう確認をお願いします。

5.借入金
親子ローンを実行している場合は、本社数値とのすり合わせをお願いします。
合わせて、期間、利息等の情報も確認いただきますよう、お願いします。
中国においては、現地法人に資金が不足した場合、当局に申請をしなければ資金投入できないため、その手続き期間を含めて、資金繰りに留意することが必要です。