数多くの海外進出企業の方とお会いし、お話しをする機会があります。 
その際に、進出の意思決定をどの段階でされたかお聞きするとある傾向がある
ことがわかりました。
 
 それは、長く検討すると進出割合が下がる一方で、短い検討で進出の意思決
定を行うとその後の事業が本格稼動まで時間がかかるということです。
 
 また、短い期間しか検討していない場合、意思決定が現地視察の前というこ
とがしばしばあります。その場合、現地にいざ行くと、こんなつもりではなかっ
たといった事態に陥り、進めていたプロジェクトを改めて最初からやり直すこ
とになります。
 
 意思決定を早く行うことは大切ですが、現地視察はしっかり行って欲しいと
思います。また、現地視察を行ううえで、ある程度日本側で情報収集すること
をお勧めしています。
 
 現地に行けば現地の慣習が分かり、雰囲気が分かり全て分かったような気持
ちになりますが、事業を行ううえでは、これだけでは足りません。
 
 自社の商品が本当に作れるのか、売れるのか、運べるのか、人を雇うことは
できるのか、場所はあるのか、製造コストは合うのか、検討事項はたくさんあ
ります。検討項目を列挙した上で現地視察を行っていただければと思います。