今回はベトナムの不動産事情について記載します。

 外国人による住宅購入条件の緩和について定めた改正住宅法を案内する政令
第99号/2015/ND-CP12月10日から施行され、外国人対する住宅購入の制限が緩
和されました。

 同政令は、外国人による住宅購入に関する具体的な緩和の内容などを定めて
います。購入条件として「パスポートに入国印があること」が規定されており、
滞在期間を問わず合法的に入国した全ての外国人が、ベトナム国内で住宅を購
入できることになります。

 外国人に与えられる住宅所有期限は50年間ですが、所定の手続きを行えば追
加で50年間の延長ができます。外国人が購入できる物件は、分譲マンションが
1棟につき全戸数の30%まで、戸建て住宅が1街区につき250戸までと制限され
ています。この制限を超える取引は全て無効となり、住宅所有証明書が発行さ
れません。また、外国人が購入できる物件は住宅開発プロジェクト内に限定さ
れているので、既存の戸建てなどベトナム人個人が保有している中古物権は取
得できないということになります。

 2008年から2015年6月末までの7年半における全国の外国人の住宅購入は250
件程度に留まっていましたが、外国人の不動産購入条件を緩和する改正住宅法
が2015年7月1日に施行されてから、2015年末までの半年における外国人の住宅
購入件数は、ホーチミン市だけでも1000件に上ったそうです。今後更に外国人
の住宅購入が増加する見込みです。