2018年10月28日

共通の言語を喪った我々は

秋も深まり、冬の足音が近づくこの季節に
つい色々と物思いに耽ってしまうことがよくある。
そんなときに「空気公団」の音楽がとても合う。






ホームページを開設し、ブログを置き、BBSで会話をするとき
僕たちは作品というものを介して趣味の話をしてきた。

SNSにコミュニケーションの中心が移り、作品を介さずに
作者間のコミュニケーションが行われるようになったいま
色々な不幸なことが起きているように思う。

作品を介して、作品に対する尊敬に基づいた対話を喪った
僕たちは、作者の色々な面を見て、見ざるを得ない状況に
陥ってしまった。

見なくてもいいもの、見なくて済んだはずものを見ながら
なぜ、そんなもので創作の炎を絶やさねばならないのかと思う。

僕が創りたいモノ、あなたが創りたいモノは何よりも尊い。
くだらない讒言や暴言によって消されていいモノではないはずだ。

守るためにも、色々とアクションを起こさねばならない頃か。

思えども、難しいもの。

kokutetu165 at 09:33|PermalinkComments(0)

2018年05月30日

そのまなざしの先にあるものは

ノエル・ギャラガーが51歳の誕生日を迎えたというニュースを見て「あれ?彼ってそんな歳だったっけ?」と驚いた。
僕はOasisが大好きで、なんならこの記事をつらつらと書きながらOasisを聴いているわけだけど、Oasisを聴いているときに「ノエルがいま何歳で」なんて考えるわけがないし、音楽は歳をとらないわけだから、驚くのも無理はないかと勝手に納得している。

そんなノエルだけど「俺のソングライティングはファッキン素晴らしいんだ」とか「俺たちは傲慢じゃあない。自分たちが世界最高のバンドだと信じているだけだ」とかという言葉をナチュラルに吐ける人間で、そういうところがたまらなくカッコいい。



そりゃ創作者たるもの、誰だって「自分の創りたいモノを創る」ことを目標にしている。
でも、そうやって「自分の創りたいモノを創る」姿勢を持ち続けるのって、とても大変なことだなぁと思う。

ただ創りたいモノを創るといっても、ただ創ればいいってもんじゃなくて、やっぱり人の作品を読んだり、色々な世界に触れる必要がある。
そうでなくとも創るのが好きな人間は、読んだり触れることも好きな人間が多い。

でも、そうやって僕の周りを見てみると、僕よりも遥かに上手く、自分のやりたいことを表現している人がいて、僕ではとても到達できないような深いところに平然と立っている人がいる。

そういうとき、僕にはまだまだ「学び」が足りない。と思ってしまう。いまだって、そう思う。



だから「学ぶ」ということは確かに大切だけど、義務感に駆られて、雑然と情報をアタマに詰め込めばいいというものではないと、最近は思うようになった。

情報の氾濫する現代社会において、情報と一言で表しても、その中身は玉石混交だし、あなたにとっては重要な情報も、僕にとってはそうではないことも多々ある。

そのなかで、自分にとって必要な情報を取捨選択し、自分の血や肉とするために必要な要素。
それは、自分にとっての『よい』を(この『よい』とは良い、好い、善いといった様々なものを包括する)を確立することなんだろうと思う。

「審美眼」や「センス」とか、あるいは「信念」という言葉で表現できるかもしれない。



ただ、情報を浴びているだけでは消費にすぎない。
ひとつひとつを自分の『よい』に照らし合わせて評価すること。どこに『よい』を感じて、自分の完成が刺激されたのか。それを表現することが、自分を育てていく。

批評は人の為ではなく、自分のためにある。
審美眼や信念なき批評は、誰の為にもならないし、とても見苦しい。

あなたの『よい』がない世界は、あなたの世界と言えるのだろうか。
あなたが見ているこの世界は、あなたが見たモノで出来ているのだから。

kokutetu165 at 22:32|PermalinkComments(0)

2016年06月10日

「関西私鉄の気動車を訪ねて」のあとがき的な

幻想列車区の親不孝覆水にて「関西私鉄の気動車を訪ねて」を公開いたしました。

本当は、ちゃんと完結させてからアップするつもりだったのですが悪い癖が出てしまい細切れにアップしながらそこで推敲していくという誠に杜撰な進行でした。

で、そもそもこの架空鉄道をやろうとしたのか。
きっかけはTwitterで某氏としていた会話でした。

「名古屋を発着している私鉄はなんでもやりたい放題である」
という内容がはじまりだったと思います。
異軌間や軌道線、気動車、孤立路線…色々な要素が盛りだくさんな近鉄と名鉄は非常に魅力的なわけですが、そういえば近鉄ってディーゼルカーを保有してたことはなかったよな?と思い至ります。
(厳密には、というか近鉄成立以前には一応ないこともないらしい。)

じゃあ、成立しそうな路線ってどこかあるだろうか?
と、探してみたところ南大阪線ならどうにか、といった会話をしていたように思います。

ないなら創る、それが架空鉄道です。

幸い、南大阪線は沿線に歴史的な観光地を多く抱えていましたのでそれを目的とする列車なら成立するのではという感じで適当に資料を集め適当に書き始めました。

「親不孝覆水」というコンテンツは己の脳内にある架空鉄道の廃棄物処分場として開設したコンテンツなので架空鉄道という一作品として成立してないものや、メモ書き程度のものもどんどん投げ込んでいこうと考えていました。

こういう肩肘張らないコンテンツがあると気が楽なものですね。なに言われたって「まぁテキトーなんでね」と返せば終わりなわけで。

おかげさまで非常に楽しく、ササッと書き上げることができました。一つの作品としてそこまで練りこんではいませんが、まぁそれなりのもんに仕上がったかなという感じです。

まぁ、テキトーなんでね。

kokutetu165 at 04:27|PermalinkComments(0)架鉄試行錯誤 
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