学校と自衛隊の距離感
戦後教育では、自衛隊は忌み嫌われてきました。
その理由は、「自衛隊は軍隊であり、その存在は憲法違反である」という日本国憲法9条2項を盾にした『自衛隊違憲論』がまかり通ってきたからです。
そして、それを日教組(日本教職員組合)や全教(全日本教職員組合)など政治的な偏向イデオロギーに染まった組合員が、授業をとおして忠実に子どもたちに教え込んできたのです。
以前にも書きましたが、最高裁は自衛隊そのものの合憲性の判断を下していませんが、50年以上前の安全保障に関る上告審で、
「憲法9条によって、わが国が主権国として持つ固有の自衛権は何ら否定されたものではなく、わが憲法の平和主義は決して無防備、無抵抗を定めたものではない」と、米軍の駐留を含めて実質的な「自衛隊合憲論」を示しているように、『自衛隊違憲論』がいかに偏った思想であるかは明白です。
しかし、彼らは最高裁の判断や、多くの国民が自衛隊を支持している背景を完全に無視して、学校という密室で極少数論でしかない違憲論を教え込んでいたのです。
ですから、学校と自衛隊の距離感は一向に縮まらずに戦後60年以上が経過してきました。
しかし、昨年起きた東日本大震災以降その雰囲気が大きく変わりました。
災害派遣に赴いた全国の自衛隊の部隊の雄姿は、国民の誇りとなり、自衛隊への信頼となってわたしたちの心に刻み込まれたのです。
今後も起こるであろう大災害に際して、自衛隊抜きでの救難、復旧・復興はないことを全国民が認識したように、学校でも自衛隊抜きでの「防災教育」はあり得ないことを認識しました。
自衛隊から学ぶ「国防」意識
昨日、わたしの勤務する学校では防災教育の一環として「防災フェア」を開催し、生徒たちや保護者だけでなく、地域の人々とともに防災について学ぶ機会を持ちました。
海沿いにあって太平洋に面している本校では、防災教育はまさに「命を守る」教育です。
その協力団体のひとつとして、地元の陸上自衛隊普通科連隊を受け入れました。
被災地でも活躍した軽装甲機動車や人命救助システムなどの説明を受け、生徒たちは避難所としても活用された天幕(テント)設営を自衛官と一緒に体験したのです。
生徒たちにとって、制服姿や迷彩服姿で機敏に行動する隊員たちの姿はどう映ったのでしょうか?
偏向したイデオロギー抜きで自衛隊と出会い、隊員たちの爽やかな笑顔に触れただけでも、国民の安全と財産を守る自衛隊を肌で感じるよい機会となったことでしょう。
「国防」という概念を知らずとも、災害時のヒーローとして彼らを受け入れ、敬意をもって制服姿の自衛官と写真を撮りたい、握手をしたいと願う生徒たちの姿を、わたしたち国民はもっと知らなければならないでしょう。
このように、学校と自衛隊との距離感は確実に縮まろうとしています。
その証拠に、その準備段階から防災フェア当日にいたるまで、教職員はもちろんですが、地域の人々や保護者から自衛隊参加への反対意見はただのひとつもありませんでした。
これからは、国民として育ちゆく中学生たちに、自衛隊の災害派遣だけをクローズアップするのではなく、浅はかな『自衛隊違憲論』などに振り回されないで「国防」や「国際貢献」についてしっかりと考える力を育てていかなければなりません。
もちろんそのためには、生徒の心の内に「我が国や郷土を愛する心」を育むことを忘れてはならないと思います。
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