国民教育のススメ ~教育正常化の風~

「愛国心こそが教育再生のキーワード」 現職公立中学校教諭が、左傾化し続ける教育現場の危機感から、教育正常化を通して日本再生を考えるブログ。保守ブログ相互リンク募集中!

2012年06月

vol.153 学校と自衛隊の距離感 ~学校に自衛隊を受け入れよう!~

学校と自衛隊の距離感

 

戦後教育では、自衛隊は忌み嫌われてきました。

その理由は、「自衛隊は軍隊であり、その存在は憲法違反である」という日本国憲法92項を盾にした『自衛隊違憲論』がまかり通ってきたからです。

そして、それを日教組(日本教職員組合)や全教(全日本教職員組合)など政治的な偏向イデオロギーに染まった組合員が、授業をとおして忠実に子どもたちに教え込んできたのです。

 

以前にも書きましたが、最高裁は自衛隊そのものの合憲性の判断を下していませんが、50年以上前の安全保障に関る上告審で、

「憲法9条によって、わが国が主権国として持つ固有の自衛権は何ら否定されたものではなく、わが憲法の平和主義は決して無防備、無抵抗を定めたものではない」と、米軍の駐留を含めて実質的な「自衛隊合憲論」を示しているように、『自衛隊違憲論』がいかに偏った思想であるかは明白です。

しかし、彼らは最高裁の判断や、多くの国民が自衛隊を支持している背景を完全に無視して、学校という密室で極少数論でしかない違憲論を教え込んでいたのです。

 

ですから、学校と自衛隊の距離感は一向に縮まらずに戦後60年以上が経過してきました。

しかし、昨年起きた東日本大震災以降その雰囲気が大きく変わりました。

災害派遣に赴いた全国の自衛隊の部隊の雄姿は、国民の誇りとなり、自衛隊への信頼となってわたしたちの心に刻み込まれたのです。

今後も起こるであろう大災害に際して、自衛隊抜きでの救難、復旧・復興はないことを全国民が認識したように、学校でも自衛隊抜きでの「防災教育」はあり得ないことを認識しました。

 

 

自衛隊から学ぶ「国防」意識


昨日、わたしの勤務する学校では防災教育の一環として「防災フェア」を開催し、生徒たちや保護者だけでなく、地域の人々とともに防災について学ぶ機会を持ちました。

海沿いにあって太平洋に面している本校では、防災教育はまさに「命を守る」教育です。

 

その協力団体のひとつとして、地元の陸上自衛隊普通科連隊を受け入れました。


被災地でも活躍した軽装甲機動車や人命救助システムなどの説明を受け、生徒たちは避難所としても活用された天幕(テント)設営を自衛官と一緒に体験したのです。


生徒たちにとって、制服姿や迷彩服姿で機敏に行動する隊員たちの姿はどう映ったのでしょうか?


偏向したイデオロギー抜きで自衛隊と出会い、隊員たちの爽やかな笑顔に触れただけでも、国民の安全と財産を守る自衛隊を肌で感じるよい機会となったことでしょう。

「国防」という概念を知らずとも、災害時のヒーローとして彼らを受け入れ、敬意をもって制服姿の自衛官と写真を撮りたい、握手をしたいと願う生徒たちの姿を、わたしたち国民はもっと知らなければならないでしょう。

 

 

このように、学校と自衛隊との距離感は確実に縮まろうとしています。

その証拠に、その準備段階から防災フェア当日にいたるまで、教職員はもちろんですが、地域の人々や保護者から自衛隊参加への反対意見はただのひとつもありませんでした。

 

これからは、国民として育ちゆく中学生たちに、自衛隊の災害派遣だけをクローズアップするのではなく、浅はかな『自衛隊違憲論』などに振り回されないで「国防」や「国際貢献」についてしっかりと考える力を育てていかなければなりません。


もちろんそのためには、生徒の心の内に「我が国や郷土を愛する心」を育むことを忘れてはならないと思います。





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vol.152 寛仁殿下とともに闘った男子バレーボール 日本人の心がそこにあった

バレーボールのオリンピック最終予選が終わりました。
残念ながら男子はオリンピックへの参加資格を手にできませんでした。

しかし、その闘いの中で多く日本人が心を揺さぶられました。
それは、選手・監督が身に着けていた小さな喪章です。
(写真 時事通信 6月10日付)
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皇位継承順位第6位で、今上陛下の従弟にあたられる寛仁親王殿下が薨去された後のことです。
日本を代表して闘う彼らの身には、小さいながらも喪章がありました。
選手たちのユニフォームの国旗(日の丸)の横に着けられていたのです。

彼らの身にある喪章は、まさに皇室とともにある私たち日本人の心を示していました。

大手マスメディアは、殿下の薨去を大きく報道することもなく、ご生前のご活躍さえ十分に国民に伝えることはありません。
有名芸能人が死去すると特番を組んでまで報道をくり返すのに、今回は私の住む地域では特番が放送されることはありませんでした。

あえて皇室に列する皇族方の薨去を無視するかのような報道姿勢には、日本人として甚だ疑問を感じます。


そんな中で喪章を身に着けて、弔意を胸に世界と闘う男子バレーボールの選手・監督の姿は、私たち日本人の心を、皇室との絆を世界中に示したのです。

わたしたち日本人は、心の奥深く皇室を慕い、皇室とともに生きています。
そして、世界最古の皇室を心から誇りに思っています。
その姿を世界に示した彼らの姿に多くの日本人が感動したのです。

戦後教育は、戦前の教育を否定することで国民と皇室との距離を意図的に拡げてきました。
日教組を中心として「皇室を敬うことが、戦禍を繰り返すことになる」と教えてきたのです。
そして、未だ学校では歴史上の天皇や上皇のことを教えても、今上陛下や現在の皇室の方々のことについて教え、敬愛の念を育むことはタブー視されています。
タブー視する法的根拠は全くないのにです。

しかし、わたしたち日本人の内には、神話から続く皇室との2000年を超える深い絆の歴史があります。
それは、DNAとして日本人の内に確実に息づいています。
わずか70年足らずの戦後教育で、消え去ることはできません。

子どもたちには、彼らNipponチームの日本人としての雄姿と心意気を、きっと目に焼き付けておいてほしいと願います。



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vol.151 和歌に宿る日本人の公平性を、子どもたちに教えよう!

和歌は我が国固有の文化であり、1000年をゆうに超える歴史を宿しています。


その中でもっとも古い文献はご存じのとおり「万葉集」であり、短歌・長歌合わせて
4,500首が収められた世界最古の詩集です。


しかし、万葉集の稀有さは、その古さばかりにあるのではありません。


万葉集に収められた歌い手を見てみると、上皇や皇族、貴族はもちろんですが、防人(軍人)や農民、歌い手が分からないものまで大変多様で身分の別はありません。

また、男女ともに素晴らしい歌が収められており、その別もありません。

そして、歌は畿内(大和地方)に限らず、東国、九州など日本各地から集められており、地域の別もないのです。


これこそが、信じがたい奇跡です。

なぜなら、撰者は大伴家持など朝廷において重要な位置を占める貴族です。


国家的事業として宮廷文化を誇るためならば、宮廷にかかわる高貴な人物の歌だけを集めればよいのです。
むしろ、そうすることが、世界の宮廷文化では自然でしょう。

なにも庶民の歌などに耳を貸す必要はないのです。



このことについて、上智大学名誉教授の渡部昇一先生は

「一つの国民が国家的なことに参加できるという制度は、近代の選挙の拡大で現れたと考えるのが普通である。選挙に一般庶民が参加できるようになったのは新しいことであるし、女性が参加できるようになったのはさらに新しい。しかしわが国においては、千数百年前から、和歌の前には万人平等という思想があった」とその著書『日本史から見た日本人 古代編』で述べられています。


わたしたちは、このような古代日本人の公平性をもっと誇るべきです。

そして、その血が現代の私たちに流れていることを知るべきです。


しかし、現代の公教育では万葉集の存在を教えても、こういった視点を生徒たちに与えることはありません。

中学校の歴史の教科書には、

「から衣 すそに取り付き 泣く子らを 置きてぞ来ぬや 母なしにして (防人の歌)」という、遠方(九州)の任務に出向く防人の歌が載せられています。


この歌は親心の深さを歌った素晴らしいものですが、勅撰とも言われる国家的事業の和歌集に、名もなき防人の歌を撰んだ和歌文化の公平さが生徒たちに語られることはありません。

遠方に任務として防人を送るのは、皇室を中心とした貴族社会です。

取りようによっては、この歌は社会の不条理さを非難する意味さえも込められています。


このように、宮廷社会への非難さえ公平に後の世に残そうとした日本人の清らかさを、子どもたちにしっかりと教えなければなりません。

この文化の公平性こそが、世界に誇れる我が国の伝統なのです。



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