震災直後の両陛下
平成23年3月11日に起きた東日本大震災は、東京でも震度5の揺れを観測しました。
丸の内の中心にある皇居でも、相当の揺れを感じました。
このとき、両陛下は皇居の清掃活動に従事していた奉仕団へ労いの言葉をかけた後に奉仕団の皆さんとお別れをされた直後だったそうです。
両陛下は、揺れがおさまると直ちに、奉仕団のみなさんを心配されて、侍従に命じてその安否を確認されました。
奉仕団は、大きな混乱には陥らずに済みましたが、その後東京都内の交通網は大混乱になり、帰宅できない帰宅難民が都内に溢れました。
そんな状況をお知りになった両陛下は、「これでは、遠くから来た奉仕団の人々は帰ることができない。」「なんとか皇居内に人々を泊められるように検討」するよう指示され、実際に奉仕団の人々は、窓明館という休憩所に数十名が宿泊しました。
これだけでも大変異例のことでしたが、そればかりか、翌朝の7時過ぎには、皇后陛下がこの休憩所に泊まった人々をお見舞いされたのです。
震災直後に、ご自分のことよりも奉仕団の安否をご心配される両陛下のお姿に日本人として目頭が熱くなる思いです。
その後、東京電力福島原発事故による計画停電の際には、天皇陛下自らが支持されて、皇居でも自主的に停電なされたと言います。
被災地の厳しい環境にある国民と、辛苦を共になさろうとするお姿は、まさに国民の父母の如くです。
宮内庁は24日、天皇、皇后両陛下が福島第一原子力発電所事故に伴う東京電力の計画停電に合わせ、皇居・御所で15日以降毎日、自主節電を続けていることを明らかにした。
羽毛田信吾長官らによると、御所では計画停電の第1グループに合わせて自主的に電源を切っている。17、18、22、23日は1日2回実施。東電が停電を見送った場合も実施しているという。
羽毛田長官によると、天皇陛下からは「大勢の被災者、苦しんでいる人たちがおり、電源すらない人もいる。私の体調を気遣ってくれるのはありがたいが、寒いのは厚着をすればいいだろう」「いつこういう事態があるかわからないし、こういうことはやってみないとわからないから、学ぶ機会ではないか」という趣旨の発言があったという。(asahi.com)
皇室への敬愛の念を育てる
このような両陛下のお姿は、皇室が国民を「大御宝」と呼び、とても大切にされてきた伝統を体現されたものです。
このような両陛下のお姿や、皇室が永年に渡って国民を想い労り、辛苦を共にされてきた素晴らしい歴史を、私たち日本人は誇りに思わなければなりません。
そして、子どもたちに伝えていかなければなりません。
しかし、学校現場では未だ皇室について触れるのは、タブー視されたままです。
学習指導要領でも、「天皇への理解と敬愛の念を深める」ことが明記されているのにです。
ですから、戦後教育を受けてきた親たちも皇室については無知なままですから、いよいよ子どもたちは皇室について無知で、何も知りません。
知らされていないのです。
せっかく日本人として生まれてきたのに、とても残念なことです。
皇室は、我が国の国体そのものであり、建国の神話に遡って我が国が我が国である由縁そのものです。
そう考えたときに、皇室を抜きにした「我が国や郷土を愛する心」などありはしません。
皇室のことを教えずして、真の日本人を育てることはできないのです。




我が臣民は忠と孝の道をもって万民が心を一つにし、世々にわたってその美をなしていきましたが、これこそわが国体の誉れであり、教育の根源もまたその中にあります。
(我カ臣民克ク忠ニ克孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我カ國體ノ精華ニシテ教育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス: ワがシンミン ヨくチュウに ヨくコウに オクチョウココロをイツにして ヨヨソのビをナせるは コれワがコクタイのセイカにして キョウイクのエンゲン マタジツにココにソンす )
忠: 主君に専心つくそうとするまごころ。
孝: よく父母に仕える。父母を大切にする。
国体: 主権のありかたにより区別される国家の形態
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