京大不正入試 京都府警が予備校生逮捕
MNS 産経ニュース
京都大など4大学の入試問題が試験時間中にインターネットの質問サイト「ヤフー知恵袋」に投稿された事件で、京都府警は3日、試験問題を投稿したことにより入試という大学の業務を妨害したなどとして、偽計業務妨害容疑で、山形県内の高校を卒業した仙台市内の男子予備校生(19)を逮捕した。
予備校生は、2日から3日にかけて一時、住んでいる仙台市内の予備校の寮から行方不明になり、山形県の自宅にも帰らず親族から捜索願が出ていたが、3日午前、仙台市内で1人でいるところを宮城県警に発見、保護された。
府警によると、予備校生は京大や早稲田、立教、同志社の4大学の入試で、問題文を試験時間中に「ヤフー知恵袋」に投稿した疑いがもたれている。
この問題では、京大など4大学の入試問題が試験時間中にサイトに投稿された。京大では先月25、26日に行った入試で、数学(文系)と英語の問題計8問が投稿され、26日になって問題が発覚した。
若者は『携帯電話漬け』
Yahoo知恵袋に大学入試問題が流出した問題で、19歳の浪人生が逮捕されました。
携帯電話を使用して、不正を働いたようです。
現在、携帯電話の普及率は92.4%(内閣府調査 昨年3月現在 2人以上の世帯)ですが、高校生の所持率を見てみると、96.5%(日本青少年研究所調べ 平成20年)です。
単純に比較できませんが、国民全体の普及率を、高校生の所持率が上回っています。(未成年者は、親名義で契約するので、普及率は把握しづらいようです)
そして、そのうち1日3時間以上、メールやネットなど携帯電話を使用している高校生が、3割もいるというデータもあります。
日本の子どもたちは『携帯電話漬け』です。
Benesse教育研究開発センターの調査によると、親が子どもに携帯電話を持たせる理由の1位は、「親子で連絡を取るのに便利である」です。
子どもが成長するにつれて、学校や習い事など、親の手元を離れる時間や、遠方へ離れる機会が増えますから、そんな時に親子で連絡を取り合うのには大変便利な道具です。
しかし、「いつでも連絡が取れるから…」という理由で、日常の会話がおざなりになったり、一緒に食事をする機会や家族の団欒が持てなくなってしまっては、家族のコミュニケーションを高めるはずの携帯電話が、家族破壊のためのツールになってしまいます。
その上、家族で同じ時間を過ごしていても、各々が勝手に携帯でメールやネットをしていては、同じ家に住んでいても、バラバラで、家族とは言えません。
携帯電話は「家族破壊ツール」
今回の事件からも、若者の携帯電話依存による人間関係や家族関係の希薄さが見えてきます。
この少年は、センター試験で失敗した時も、ネットに精神科医の紹介依頼を載せていたそうです。
もし、19歳の少年に、携帯電話のネット以外の豊かな人間関係や、幼いころからの濃密な家族関係が育まれていれば、今回のように善悪の判断を誤ったりはしなかったでしょうし、周囲の誰かが止めることができたはずです。
人は、人間関係(社会と言い換えてもいいですが)の中で成長していきます。
善悪の判断や、道徳心、マナーといったものも、人間関係の中で育まれていきます。
そして、その基本となるのは、濃密な家族関係です。
かつての日本人が、世界で最も礼儀正しいと評されたのは、貧しくとも互いに支え合う濃密な家族関係があったからこそですし、そこには、日本の保守すべき家庭像があったのです。
今やそんな伝統的家庭像は崩壊しています。
核家族化が進み、個人主義が蔓延る現代では、携帯電話の遣い方を誤ると、それは『家族破壊ツール』や、善悪の判断すらできなくなる『子どもの心の破壊ツール』になるということを、大人がしっかりと認識することが大切です。
そして、かつての日本の家族のように、貧しくとも肩寄せ合って支え合う温かい家庭を築くには、子どもに携帯電話を与える必要はないことも知っておくべきでしょう。


CM総合研究所発表のデータでは、











