勝負の1手は、駒音 高く!

カテゴリ: NHK杯戦

昨日はNHK杯将棋トーナメント2回戦、久保利明九段対藤井聡太七段戦が放送されました。

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藤井七段は、銀河戦に続いて久保九段戦です。
2人の対戦成績は久保九段の2勝1敗です。

藤井七段が先手でしたが、千日手になり指し直しになりました。
ですので、指し直し局のみ掲載します。

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指し直し局なので、久保九段が先手です。

久保九段は角交換振り飛車で、石田流に組みました。
藤井七段は銀冠で、4三に自陣角を打ちました。

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前局面より、▲7四歩となりました。

さすがに▲6四同歩とは取りませんね。
振り飛車らしい反撃です。
相手に攻めさせて、久保九段が上手く指しているのではないでしょうか?
藤井七段は打った角が上手く働くかどうかですね。

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藤井七段は△7七ととと金を捨てました。

飛車を成り込む事が出来たら、藤井七段が有利になりそうです。

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藤井七段の攻めを久保九段は上手く凌いでいます。

藤井七段は歩を成り捨てました。

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藤井七段が快調に攻めていましたが、この△6五銀と桂を食いちぎりました。

久保九段の▲1四歩からの反撃が始まります。

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この▲1六香が厳しかったです。

おそらく逆転しています。
直前の△1五同馬が良くなかったようです。
久保九段が優勢です。

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ここで藤井七段が投了しました。

やはりA級棋士、久保九段は強いですね。
これで2回連続藤井七段撃破です。
さすがです。
これで藤井七段は今年は2回戦でNHK杯敗退です。

ではまた。

一昨日はNHK杯将棋トーナメント1回戦、藤井聡太七段対阪口悟六段戦が放送されました。


こちらも1回戦の最終局ですね。

2人の対戦成績は、藤井七段の2勝0敗です。

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藤井七段の方がだいぶ若いんですが、七段ですからね。
駒を取り出すのは上位者の仕事です(笑)

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先手は阪口六段になりました。

阪口六段の中飛車です。
得意戦法ですね。

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藤井七段が袖飛車から、△7五歩と仕掛けます。

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解説は井上九段、聞き手は中村桃子女流初段です。

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藤井七段の香得になっていますが、その香を△5一香と打ちました。

さすが藤井七段、厳しそうな手です。
馬が逃げれば、△5筋から逆襲しようという事ですね。
藤井七段が少し有利になったと思います。

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阪口六段は▲7四桂と飛車角両取りに打ちましたが、藤井七段のこの△6四竜がいい手だと、解説の井上九段がしきりに言っています(笑)

さすがに阪口六段、厳しそうです。
藤井七段、優勢です。

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阪口六段は3五の歩と7五の竜を睨んで、▲5七角と打ちました。

阪口六段、防戦一方です。
藤井七段が勝勢です。

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ここで阪口六段が投了しました。

阪口六段のNHK杯初出場は、1回戦敗退となりました。

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藤井七段、さすが強いですね。

ではまた。

昨日はNHK杯戦1回戦第6局、松尾歩八段対村山慈明七段戦が放送されました。


今日はBブロックです。

2人の対戦成績は、村山七段の5勝4敗です。
松尾八段が4連勝の後、現在まで村山七段が4連勝です。
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先手は松尾八段です。
解説は広瀬竜王でした。

相掛かりですね。
村山七段が飛車先を切りに行きます。

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松尾八段が▲8六歩と、飛車を追った所です。

6六にいる歩がプレッシャーですね。

駒の損得はありませんが、何となく後手が攻めさせられてる気がしますので、先手が有利な気がします。

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村山七段が△6六歩と玉の頭を叩いて、松尾八段が▲6六同歩と取り、村山七段が△7五飛とした所です。

飛車を逃げていると、△5八角成が実現出来ないという事で△7五飛なんですが、▲7六歩で飛車が詰んでしまいます。
村山七段辛い所ですね。

松尾八段が優勢だと思います。

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松尾八段も飛車を打ち込んでいます。

どうもこの▲6四歩が敗着だったようです。
逆に打たれては困るので、気持ちは分かるんですけどね。

正着は▲7二角だったようです。
この手は次に▲6三角成からの詰めろだからです。▲6四歩では、次に▲6三歩成としても王手じゃないですからね。

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村山七段の攻めが続きます。

この△6八銀は、飛車取りであるのと同時に、△5七馬を狙っています。

村山七段が逆転していると思います。

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松尾八段は▲4八銀と引きました。
銀がタダですけど?(笑)
4八の銀を取れば、6八の銀がタダになるんですね(笑)

もう村山七段が勝勢のようです。

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ここで松尾八段が投了しました。

大逆転でしたね。

ではまた。

昨日はNHK杯将棋トーナメント1回戦第5局、谷川浩司九段対安用寺孝功六段戦が行われました。


今回はBブロックです。
今年は関西の有力棋士がほとんど予選免除になっていた(藤井七段、都成五段、大橋四段など)ため、福崎九段や杉本八段、この安用寺六段や阪口五段など、これまで予選で苦杯を舐めていた棋士が出場出来ている気がします。

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谷川九段の先手で、相振り飛車になりました。

谷川九段は金無双、安用寺六段は美濃囲いです。

谷川九段が▲8四歩と仕掛けました。

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この谷川九段の▲4三竜が良くなかったような気がします。
次の△5三香が5七の地点まで利いて、後々後手の攻めに迫力が増してしまいました。

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ここで解説の阿部八段は、先手玉に詰みがあると言っていました。

確かに△4九銀から詰みそうです。

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ここで、谷川九段は投了しました。
残念な逆転負けですね。

ではまた。

昨日は、NHK杯将棋トーナメント1回戦、増田康弘六段対西田拓也四段戦が放送されました。

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1回戦第3局です。
西田四段は初出場です。

勝てば次は、高見叡王です。

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先手は増田六段です。

西田四段の四間飛車に、増田六段の居飛車穴熊になりました。
最近の居飛車穴熊は、先に端歩を受けておくんですね。

解説の山崎八段は、△4五歩に▲5七銀と受けない事に驚いている様子でした。

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西田四段は△6二金寄としました。
高美濃に組まないんですね。

解説の山崎八段によると、ゆくゆく6筋で戦いが起こった時、▲6四歩が金取りにならないための工夫との事です。

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いよいよ増田六段が仕掛けました。

3筋2筋6筋と、歩を突き捨てて攻撃を組み立てて行くそうです。

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この△4六歩の突き捨てはどうだったのでしょうか?

ここは先手の飛車を捌かせないように、2四の歩を守る手(例えば△4四飛など)を考えた方が良かったかも知れません。

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この馬ぶつけに、山崎八段は驚いていました。

なぜなら△6六同馬▲同銀△3三角と、飛車銀両取りがかかるからです。

増田六段はもちろん承知の上でしょうね。

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感想戦で、増田六段はこの△6五同銀ではなく、△6五同歩が嫌だったとの事。

8二に角を打って、6四に成る構想ですね。
しかし△6五同歩だと▲6四桂があるので、やっぱり指しにくいですよね。

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この△7三銀が敗着です。
▲6三歩がめちゃくちゃ痛い手になって、しまいました。

ここは怖くても、△9四香と行くべきだったようです。

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もう後手玉は寄り形のようです。

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ここで西田四段が投了しました。

増田六段強いですね。
感想戦を聞いてると、読みの深さで圧倒しているのが良く分かりました。

解説の山崎八段の聞き方も、分かりやすかったです。

ではまた。

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