豊橋の小間歯科医院のブログ

愛知県豊橋市で開業する小間歯科医院(http://komadc.jp/)のブログです。 歯科医師ならではの歯にまつわるお話などを記せたらと思います。

新型コロナウイルスは、100年前の「スペイン風邪(インフルエンザ)」が参考になります。

1次世界大戦と重なったスペイン風邪が世界に広がった理由。戦争中の衛生状態や栄養状態の悪さに加えて、兵士たちは虫歯に悩まされていました。当時はまだ、歯周病の概念が一般的ではありませんが、歯周病の進行も推測されます。ウイルスの生存場所である口腔の衛生状態は相当悪かったはずです。

サイトカインストームという言葉をご存じですか。免疫系の暴発です。もともと歯周病があるとサイトカインストームにつながるTNF-αが放出されているので、よりサイトカインストームになりやすいといわれています。

皆様の口腔の健康を特にメンテナンスによって維持することが、歯科からの新型コロナウイルス感染予防であると捉えて尽力する所存です。

参考文献:藤原 辰史『パンデミックを生きる指針 ―歴史研究のアプローチ』

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新型コロナウイルスが世界を席巻しています。私は、日本は160人程度の感染者数で推移し徐々に収束していくものと予想していました。さすが日本だと思いきや、東京オリンピック延期決定直後から爆発的な増加の一途をたどっています。とうとう47日に7都道府県に対して非常事態宣言が発出、16日に全国に宣言され、19日には感染者累計が10.000人を突破してしまいました。

 当院で採用している「つまようじ法」を開発した岡山大学名誉教授の渡邊達夫先生から3月末に「新型コロナウイルス」に関する手紙をいただきました。渡邊先生には副院長は教授として、私は広島大学の学生だったときに助教授の先生としてお世話になりました。院長、副院長共通の恩師です。以下要旨です。

 新型コロナウイルスに接触しても全ての人が感染するわけではないし感染しても8割は重症化しません。感染するかしないか、発症するかしないかは、一人ひとりの抵抗力(自然免疫)に依存しています。

・高齢者施設で専門的な口腔ケアをしたグループでは、インフルエンザの罹患者率を1/10に減らせたと東京都府中市で報告されています。

周術期の口腔ケアでも、術後の肺炎を予防することができて、入院日数が1/23/4に減少したという報告があります。全身麻酔では口や鼻から喉にチューブを挿入しますが、口腔内の細菌を気管に押し込み肺炎を起こすことになります。

 インフルエンザもウイルス感染ですし、周術期に問題になるのは、口腔内の細菌です。新型コロナウイルスの感染力の手ごわさがあるにせよ、対処法の基本的な考え方に差はないということです。開発当初より、プラーク中の細菌を除去するという一般的な歯ブラシの方法よりも、抵抗力(自然免疫)に着目した歯ブラシの方法が「つまようじ法」だと説明しておられます。

「インプラントロジー・アップデート 2-dayハンズオンコース」を受講して

125日、26日に九州歯科大学同窓会主催のセミナーに参加しました。
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九州歯科大学同窓会が全国の卒業生を対象に研修会をデリバリーする企画です。講師は、九州歯科大学口腔再建リハビリテーション学分野教授の細川 竜司先生、正木 千尋准教授。細川先生は、九州歯科大学をご卒業ですが、平成7年から14年まで私の母校広島大学にも勤務されていました。正木先生は、その時の部下で、私の後輩です。現在のインプラント治療の考え方を説明していただけました。その中で、私が採用しているストローマン社製のインプラントは、部分的な欠損部、特に奥歯を失った患者さんを想定して開発したとのことでした。私は、平成5年、最初の患者さんに上顎左側第1大臼歯の部位にインプラントを植立しました。現在でも毎月1度メンテナンスに訪れますが、健在です。27年目を迎えます。

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