寝苦しい夜が続き、疲れが取れにくい毎日が続きます。
市民福祉常任委員会では、市内各地域の老人クラブの会員の皆様と、民生委員・児童委員の皆さんに
地域おこし協力隊の皆さんとの意見交換会を実施しています。
残すところは日光地域の皆さんとの意見交換会のみになり、日程の調整も出来ましたので
来月の前半には市内全地域での実施となります。
次回のブログにアップしますので、宜しくお願いいたします。

さて、常任委員会の視察最終日の7月8日は、三重県玉城町に伺いました。
常任委員会の所管事務調査の一つとして、「地域公共交通について」があり、特にデマンドバスや
市バスについて調査しています。
市のバスはほとんどの地域で乗降客数が少なく、多くの皆さんから「何時みてものっていないねぇ」と
言われております。また、デマンドバスも利用者数が減少しており、色々な対策をしておりますが
効果が出ておりません。
国の補助事業のため、課題が解っていても取り組めない部分もあるようですが、実施中の意見交換会でも
多くのご意見と要望が寄せられました。
特に、高齢者の運転免許返納の取り組みが進む中、高齢者の皆さんは不安に考え、近い将来の生活の
足に対する不安は大きいものがあります。
そんな中、日本経済新聞の「人口病に克つ」の特集、地域を創り直す①の記事に、玉城町の取り組みが載っていましたので、視察先に決めました。
日本経済新聞 人口病に克つ  (有料版)

人口15,438人(H26.4)
伊勢神宮に向かう伊勢本街道と、熊野古道に向かう熊野街道の起点となっています。
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田丸駅前には、お伊勢参りの様子が飾られています。
田丸の宿で着替えて、伊勢神宮に向かったそうです。



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町役場に向かうとテレビ撮影中で、見頃のハスの花を撮っていました。
説明は、総合戦略課の課長さんから頂きましたが、今回の視察のICTの仕掛け人です。

ICTとは何か?

玉城町議会 視察の受け入れに当たって
視察は有料で一人1,000円 資料をダウンロードして持参すると500円になりますが、
ダウンロードした資料が更新されていないようなので、確認してから決めたほうが良かったようです。
詳細は、上記の資料をご参照頂きたいと思いますが、国の補助金を上手に活用して、公金の収納や
オンデマンドバスの運行、ブックスタート事業、検診など、ICTを有効に活用しています。
一人暮らしの高齢者対策なども絡めており、すべての取り組みをICTの活用により連携させ
その創意工夫は、大変参考になりました。
小さな自治体でも、知恵を絞れば少ない人材と財源で大きな効果を出すことが出来るという事は、
玉城町より大きな自治体の日光市では、もっと出来る潜在力があると感じます。

玉城町のデマンドバスは、元気バスと言い東京大学が開発したデマンド交通システムを利用しています。
特徴的なのは、「保健体育教室」や温泉施設などへの利用が多いことで、町の介護予防事業への参加が、
年間約3,500人と4倍に増えたところだそうです。
通常デマンドバスは有料が多いのですが、医療費削減効果や利用を考えると無料のほうが良いと考え、
無料運行を続けています。
利用のしやすさの点でも工夫がなされ、特に運行経路と時間の効率化については、随所に工夫を
しています。
町の総面積が40.94K㎡とコンパクトな点も、好条件となっているようですが、多くの方に
利用してもらうためには思い切った決断も必要かもしれません。

地域主権が注目され、権限と財源の移譲の必要性が言われてきましたが、現実は国が財源を
握っているため、補助金の範囲の中窮屈な取り組みを地方自治体は強いられているようです。
国では、地方創生の取り組みがされていますが、超高齢化を迎えている中、公共交通への取り組みに
うまく活用できればと思います。

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帰りの駅で販売されていた、赤福です。
お土産の定番ですね!



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今回の視察初日に伺った葛飾区の資料の中に、葛飾ブランド
KATSUSHIKA  町工場物語という認定製品ストーリーマンガが
入っていました。
葛飾ブランド「葛飾町工場物語」に認定された開発の背景やエピソード
など、製品・技術の「物語」が書いてあります。
その中にあった、「大人の鉛筆」に興味がわき、注文しました。
鉛筆の書き味と、シャーペンの手軽さがいい感じです。









日光ブランドの取り組みが進んでいますが、こんな漫画があったら楽しそうです!




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