12月9日放送のウルトラマンジード第23話「ストルムの光」を見ました。


伏井出ケイとの戦いが遂に決着!舞台は何故か沖縄だけど!

劇場版ウルトラマンジードの舞台が沖縄ですが、それと関係があるのでしょうか?



沖縄の空の突き抜けるような明るい青さと、鮮やかな緑に、中城城跡のどっしりと横たわる石垣と、そこで対峙する怪獣とウルトラマン。非常に印象に残る画でした。



それにしても、今回はウルトラマンベリアルの「悪魔さ」を見せつけられました。

伏井出ケイ(ストルム星人)は故郷の星を滅ぼされており、故郷を失った彼が求めたのは、争いのない平和な世界ではなく、他者を蹂躙できる強大な力でした。

滅ぼされた故郷を「美しい星だった」と回顧する伏井出ケイが、破壊の力に心酔するようになったのはウルトラマンベリアルに出会ったからではないか? ウルトラマンベリアルに利用されて使い捨てられてもなお「ベリアル様のお役に立てた!」と歓喜する伏井出ケイを見ると、そう思わずにはいられません。彼は悪魔(ベリアル)に魅了され虜になってしまったのでしょう。

人を惹き付ける悪としては、過去にはウルトラマンネクサスのダーク・ザギがありますが、ザギには切り捨てられても信奉するほどの強烈なカリスマ性を備えてはいませんでした。

人心を掌握し、狂信させ、最期までその身を捧げさせる。ウルトラマンベリアルは、人を堕落させるまさに悪魔のような黒幕でした。