今インプラントできない人たちに

全く生活するのがやっとであればともかく、健康に投資をすることは価値が高いのはどなたも分かっていることです。さらに歯の場合は生命に直結していないため放置される場合も多くあります。さらに歯科医による数々の恐怖体験が心理的な傷となっている方が多くの門をくぐるのさえ一大決心となることが通例でしょう。こうした理由から歯の不具合を放置すればあなたは、大きな損失をこうむるのです。視点を変えて歯の不調の及ぼす全身の健康状態への影響について見てみることにしましょう。

 80歳の人で、歯がほとんど残っており、自分の歯で咬める人と入れ歯を使わないと食事が出来ない人とでは入院する確率が5倍違うという統計が出ています。入れ歯の人は確実に病気にかかりやすく早く死んでいくことが分かります。同じ入れ歯でも良く咬める調子の良い入れ歯の人はそうでない人よりも当然健康状態が良くなりますが・・・。このことからいろいろなことが考えられます。

まず、歯の不調により1.栄養の偏りが起こります。
・ あまりよく噛まなくても飲み込める食物はカロリーが高かったり、油が多かったりすることが多いため、メタボリックへ繋がります。
・ よく噛まずに飲み込んでいると満腹中枢が機能しにくく、ついたくさん食べてしまいます。
・ 食物繊維の多い野菜などが咀嚼しにくいため不足しがちになり、便秘がちになります。
・ おいしく食べられないため、唾液中の消化酵素(アミラーゼ)が不足するために、消化不良になりやすいことがあります。
・ 唾液にぺルオキシターゼも不足し、唾液の抗癌作用が低下します。
次に、2.骨格が歪み腰、足が悪くなるもとにもなります。一本でも歯を失うと片側の噛みやすい側ばかりを使用する場合が多くなります。
・ 片側で噛むために片側の咀嚼用の筋肉が使用過多になる
・ 噛む力を支えるために首の筋肉が片側のみ緊張する
・ 首が噛んでいる側に曲がってくる=頚椎の変形
・ 体重の重心が狂うため背骨全体をゆがめて補正するようになる=背骨の湾曲
・ 背骨の湾曲と重心を支えるために片足に体重がかかる骨盤の歪みが起こる=腰痛
・ 片足にいつも体重がかかり関節や骨に負担がかかる=膝痛、変形性関節症、大腿骨頭変形症

次に3.歯がないことが劣等感となり精神的にも生きる活力を低下させる
・ 歯が抜けている→外出できない、人前に出たくない
・ 入れ歯を入れている→人に触れたくない(異性には絶対知られることはNGである)
・ よく噛めない→外食をさけて自宅に引きこもる

 このように体と心が歯の喪失によって蝕まれます。あなたの口の中に現在歯が残っているならそのルーツを思い出して下さい。元々あなたの両親が口の中に28〜32本あったのです。歯はあなたの両親の形見のようなものです。大切にして一生を自分の歯とともに過ごしましょう。


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骨が薄いからと断られてしまった方へ

骨が薄いケースは大変難しいものです。しかし、不可能ではありません。

上の顎の場合は、奥歯の抜けた所の骨が薄い方が多くいらっしゃいます。しかし、ソケットリフトという方法で簡単に骨を増やすことが出来ます。インプラントを入れる穴を開けてその穴から副鼻腔という鼻の奥にある空洞の壁の厚みを増やすための特殊な人工骨の顆粒を入れてインプラントで蓋をします。

骨の厚み4ミリ以上でほぼ100%、骨の厚み1ミリまでは行えますが、1ミリでの成功率は約99%になります。上手くいかない時は、簡単に撤去できて傷跡もなくなります。半年たてば、骨の厚みが増すことが多く、再手術も可能です。
 
 下の顎の場合は、上の顎より厄介です。骨が硬く血液の循環が上顎より少ないため骨を増やすことが難しいからです。増やした移植骨が後で徐々にからだに吸収されなくなってしまう場合もあります。又、増やした骨に血液が充分行き渡らずに、自分の骨と一体化する前に腐ってしまうこともあります。このため私は下顎の骨の薄い場合は短いサイズのインプラントにて行います。短いサイズのインプラントは咬み合わせる力を支える能力はありますが、元々下顎の骨が薄い方の多くは顎の力が弱くなっていますから大丈夫です。ただし、充分な本数で支える必要がありますから少なくても抜けた本数と同数の埋め込みが必要です。


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年令はいくつまで可能か

現在、医科の手術は100歳でも行われる場合があります。これらに比べてインプラント手術は小さな手術なので特に年令の制限はありません。80歳以上の方はインプラント手術は無理と世間では言われていますが、私は最高で90歳の方に4本手術をしました。現在、その患者さんは93歳ですが、お元気でもちろんインプラントも快調です。80歳代の方のオペは数え切れません。年令が高くなるほど、歯の抜ける確率も大きくなりますから当然です。体を診てくださっている主治医のドクターと連携のうえで健康状態をしっかり把握しなければなりませんが、80歳代でも体がある程度健康であれば、充分可能です。

かつて昭和天皇が86歳で手術なさった時に高齢を危ぶまれ報道がなされました。それから、22年の時が流れ80代の手術は日常のこととなりました。インプラントのように小規模な手術が高齢者に行えないはずはありません。


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体調の確認

前回の続きです。

インプラントが成功するには、全身的にある程度健康でないといけません。血液検査結果は3ヶ月以内のものを見せて頂きます。問題となるのは、1.糖尿病、2.高血圧症、3.心臓病、4.腎臓病、5.肝臓病です。それぞれ解説しますと、
1. 糖尿病のリスクは、傷口から菌が入り感染し易いことです。しかし、医師のコントロールが充分にされていればインプラントは可能です。
2. 高血圧症の方は、手術中に血圧上昇すると危険なぐらい高い方はインプラント出来ないことがあります。しかし薬で良好にコントロールされていれば手術は可です。
3. 心臓病の場合、階段を2階まで上がると息切れする方や心筋梗塞の回復途上の方
4. 腎臓病の場合、透析を受けるほどの高度な場合
5. 肝臓病の場合、薬の内服が出来ないほどの肝機能障害を起こされている場合
3、4、5の方はインプラントが困難です。

その他にも、注意すべき項目があります。
 6. 血液の固まりにくくなるお薬を常用しており、一週間服用をストップ出来ない方(医師の判断が必要です)
 7. 血液の病気で血が止まりにくい方
 8. 進行中の癌にかかっている方
 9. 妊娠中の方
 10. 骨粗しょう症でビスホスホネート系の薬を続けて使用している場合
 11. 男性18歳未満、女性20歳未満の骨の成長がある方

これらに該当する方以外は誰でも気軽にインプラントできるようになりました。



kondoudentalkondoudental  at 22:15  | コメント(1)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! インプラント  

本当に切らなくてもちゃんと埋め込みができるのか

前回の続きです。

内視鏡手術の話に戻りますが、経験不足の医師が内視鏡手術に失敗して血管を傷つけ、出血多量で患者さんは不幸にも亡くなられたケースがありましたが、ご存知でしょうか。

インプラント手術においても同様のことが言えます。したがってインプラントの経験の浅いドクターに私が指導する場合は必ず切開して骨の形や大きさを目で確認してから行うようにさせてます。しかし、多数の埋入手術を経験すれば、徐々に切開する必要のないケースを増やすことが出来ますからそのように指導しています。

私の経験では、300〜500本の経験を積めば切開の必要性は10%以下になると考えています。結論を言えば私自身の手術後の経過を見ると切っていないことのデメリットは皆無です。


kondoudentalkondoudental  at 22:30  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! インプラント  

本当に痛みはないのか

前回の続きです。

麻酔の針の痛みがわずかにありますが、表面麻酔を行なうのでこれも軽くてすみます。その後は充分な局所麻酔により手術自体はもちろん無痛です。術後すぐに胃壁を守るミルクコーヒーのような味の栄養ドリンクを少しお腹に入れた後で鎮痛剤、抗生物質を呑んで頂きますので、麻酔がさめる頃にこれが効いてきます。その後は指示どおり規則正しく薬を呑んでいれば全く痛みはありません。

kondoudentalkondoudental  at 23:45  | コメント(1)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! インプラント  

私の考えるインプラント

前回の続きを書きます。

それでは、歯科インプラントとはそのような苦痛の多い手術が絶対に必要なものでしょうか。答えはNOです。私もかつては前に述べたような苦痛の多いインプラントを行っていました。しかし、米国や欧州ではどちらかといえば、非主流派のドクター達が、非切開という手術法でも結果は変わらないということを学び、知人や親戚の患者さんの協力を得てこれを自ら実証するに至りました。私はこの方法をいち早く取り入れ、現在ではほとんどすべてのケースでメスを使わずに手術しています。

切らないので縫う必要も当然ありません。傷は歯肉に3〜4ミリの円形の穴のみでそこにインプラントがはまり込んで実質的に、傷口がふさがってしまうため、抜歯のように、穴が開く感じもなく手術後の傷は全然気になりません。

切らないメリットはまだまだあります。

普通、切開すると顔が腫れ、2日間くらいは他人の目にもそれが分かるくらい顔が膨らみます。しかし、切らないインプラントでは全くと言って良いほど腫れません。手術直後その日も次の日も仕事や外出に支障はないのです。


kondoudentalkondoudental  at 23:30  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! インプラント