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 世界最古の法律というと、バビロニアのハンムラビ王がつくったハンムラビ法典。ここには、ビールを水で薄めると溺死刑にすると定められているそうです。ビールを薄めるくらいで死刑とは、ちと厳しすぎると思いますが。
 でもこれ、一人で勝手に飲むときの話ではないようです。
 この時代、街にはもう立派なビヤホールがありました。そこで、ごまかして薄めたビールをビヤホールで出すと死刑にされるという法律なのです。ビヤホールも、ドイツあらりが発祥の地なのかと思えば、意外なところで、ずいぶん古くからあったものです。
 値段は、麦5杯でビール6杯分だったそうです。当時の麦の価値がわからないので、高いのか安いのか何ともいえませんが、5杯の麦からはビールが50杯できたそうです。とすると、今のビールよりかなり高かったのかもしれません。



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