こんなテレビを見た。

テレビを見た感想を綴っています。おもに自然番組や美術番組、ドラマを見ています。ドラマの未放送回のネタバレはありません。コメント歓迎です ( ‘ jj ’ )/

カテゴリ : 歴史

NHKスペシャル シリーズ故宮 第1回「流転の至宝」 第2回「皇帝の宝 美の魔力」  1時間15分, 50分
2014/6/28(土) 19:30~20:45, 6/29(日) 21:00~21:50
★4
20140630-204546-791
内容 
台湾の故宮博物館の宝物を紹介する。
宋の徽宗が集め始めた故宮の宝物は、清朝末期から日中戦争や国共内戦で流転を繰り返し、台湾に流れ着いた。
明の磁器の青花は永楽帝の遠征で世界に広まった。イラン北西部のアルダビルは14世紀からサファヴィー教団の拠点として栄え、モスクの壁には青花が飾られていた。永楽帝は朝貢国のデザインを取り入れた磁器を作り、国内に権威を見せつけた。
16世紀後半にヨーロッパで地動説のモデルとして、象牙の多層球が旋盤を用いて作られた。清の康煕帝にも旋盤が伝わり、中国の特徴として精緻な手彫りが施された象牙多層球が作られた。
清の乾隆帝は15年4000人をかけて3万6000冊を「四庫全書」として集めた。
中には日本の江戸時代の儒学者の山井鼎の「七経孟子考文」が収められている。中国本土で散逸した書物が、日本で保存されていたものを比較考察したもの。
乾隆帝の夏の離宮・承徳の避暑山荘に「四庫全書」編さんの意義を記した碑文がある。「多くの支流があるからこそ、港を知らなければ道を失ってしまう。港を知ることこそ要である」。また異民族を差別する本は禁書とした。

感想
故宮の超名品そのものよりも、博物館の歴史の紹介がメインだった。あまり政治性を持ち込むと、大英博物館は略奪品だとか、ハリウッド映画は文化侵略だとかいう話につながって、美術そのものから離れてしまうので、興を削がれる。
モスクに磁器が飾られていたり、象牙多層球は旋盤を使って作っていたのが意外性があって面白かった。
台湾の女優シア・ルージーが倉科カナに似ていた。

故宮博物館
20140630-201730-120
翠玉白菜
20140630-201545-260
多産の象徴のコオロギが彫られている
20140630-201621-823
象牙多層球
20140722-201858-406
20140722-203159-765
20140722-203203-937
20140722-203219-374
角煮石
20140630-203021-510
青花
20140630-205201-901
回転瓶
20140630-202210-604
日本の蒔絵
20140630-202552-745
快晴時晴帖
20140630-203142-213
青磁無紋水仙盆
20140630-203146-073
20140630-204325-745
犧尊
20140630-203149-651
散氏盤
20140630-203307-104
左上のほうは「小田南」と読めるようだ。2300年前の文字!
20140630-203352-463
徽宗の絵
20140630-203916-385
痩金体
20140630-203944-479
イランに磁器が伝わった
20140630-205305-682
20140630-205352-010
20140630-205437-104
朝貢国のデザインを取り入れた磁器
20140722-201531-656
20140722-201534-890
ヨーロッパの多層球 16c後半
20140722-202200-281
旋盤で作れる
20140722-202400-890
20140722-202454-359
20140722-202616-156
20140722-202624-281
四庫全書 230年前の本なのに、保存が素晴らしい!!
20140722-203535-531
20140722-203844-303
20140722-204646-381
シア・ルージー
20140630-202755-088
20140630-202800-151

THE世界遺産「世界を制した日本のシルク」 30分
2014/6/29(日) 18:00~18:30
★3
20140630-200735-104
内容
2014年に世界遺産に登録された群馬県の富岡製糸場を紹介する。

感想
世界遺産でも産業遺産は別枠にしてほしい。女工の悲惨な生活にも触れられず、美化しただけの紹介だった。
20140630-200608-963
20140630-200349-948

THE世界遺産 「250キロ!パリに謎の地下空間」 30分
2014/6/8(日) 18:00~18:30
★3
20140613-210922-668
内容
パリのセーヌ河岸を紹介する。
セーヌ川に沿って、ノートルダム寺院、ルーヴル宮殿、エッフェル塔などがある。
石灰岩はパリの地下から切り出された。ルーヴルの地中からは800年前の城壁の遺跡が現れた。
地下には19世紀の通路や水路、カタコンベなどがある。

感想
パリの名所を駆け足で紹介。こういう回は2時間くらいかけて特番でじっくりやってほしい。
新年度からこの番組は、Bjorkが突然流れたりと選曲センスがかわって、音楽が主張しすぎる。
20140613-211319-668
地下の採石場の跡
20140613-211638-371
20140613-211752-121
20140613-211756-699
20140613-211832-262
20140613-212150-559
20140613-210907-043
20140613-213517-605

THE世界遺産 「密林に浮かぶピラミッドの謎」 30分
2014/5/18(日) 18:00~18:30
★4
20140528-210151-605
内容
メキシコにあるマヤの古代都市のウシュマルを紹介する。
ウシュマルの中央には35mのピラミッドがそびえる。ピラミッドは5度も増築されて今の姿になった。
マヤ文明は統一国家を持たず、70ほどの都市国家が道路で結ばれていた。ウシュマルは最大級の都市で、9世紀に2万5000人が暮らしていた。
マヤ人は地下に数百あまりの貯水タンクを作って利用した。内部は石灰岩を焼いた漆喰で防水されている。マヤ人はトウモロコシを崇拝していて、彫刻にもしている。
ベリーズの鍾乳洞には1200年前の少年の人骨が残されている。

感想
マヤ文明の紹介。マヤ文字の解読や歴史的なことにはあまり触れられてなかった。
20140528-205202-465
ピラミッドは5回増築された
20140528-215326-777
古代マヤの儀式 体色はトウモロコシの色をあらわす
20140528-205104-480
レリーフが美しい
20140528-215952-058
20140528-210254-808
マヤ文明の都市
20140528-215916-090
ベリーズの鍾乳洞
20140528-215656-543

情報まるごと “花子とアン”主人公 戦前の童話朗読が復刻 50分
2014/4/11(金) 14:05~14:55
★3
20140411-143336-861
内容
「花子とアン」のモデルになった村岡花子が戦前の昭和10年にラジオで童話を朗読したCDが出るのを紹介する。フランダースの犬はハッピーエンドになっている。花子は子供の視点で物事を見て心が自由だった。孫も翻訳家になっている。
甲府では3/31(月)に「花子とアン第1回を見る回」が市役所で開かれた。
山梨英和中学校・高等学校でも花子の展示がある。昔はワイン醸造所の一角で勉強していた。

感想
ちょっとした情報番組だと思ったら、かなりネタバレしていてまいった。甲府は2月の大雪と朝ドラの舞台で今年は注目度が高まっている。

若い頃
20140411-144410-626
20140411-144419-298
ラジオ朗読
20140411-143442-642
読み聞かせ
20140411-143601-845
孫娘も翻訳家 後ろの本棚が味がある
20140411-143729-830
本など
20140411-144153-970
自分用の原稿用紙
20140415-182421-699
甲府
20140415-183924-339
花子とアン第1回を見る回 甲府
20140415-183742-714
山梨英和
20140415-183932-902
20140415-184046-464
好きな甲州弁
20140415-184431-027

徹底復元 天下一の江戸城 30分
2013/12/23(月) 18:10~18:40
★3
20140403-202920-099
内容
幕末の火災で消失した江戸城を精密なCGで復元する。
江戸城の建築の責任者の甲良家が書いた600点の図面が残っており、それを元にNHKのCG班が制作した。
図面にない部屋の飾りなどは、日本各地の当時の寺社を調査して参考にした。
障壁画は狩野派の描いた264巻の伺下絵を元にNHKの美術班が制作した。

感想
細かいところまで丁寧に江戸城を再現していて面白かった。本編はBSで1/4に150分の「よみがえる江戸城」で放送された。今後も大河ドラマのCGの素材として使われそうだ。

大広間
20140403-203000-411
松の廊下
20140403-203021-739
大奥
20140403-205729-989
20140403-205726-661
対面所
20140403-205127-567
黒書院
20140403-205154-364
表玄関には高さ6mの巨大な門松
20140403-205228-708
甲良家の資料
20140403-203456-067
20140403-203510-224
20140403-203530-317
CGにする
20140403-203852-145
部屋の飾りも復元
20140403-204015-942
20140403-204251-114
狩野派の伺下絵から障壁画を復元
20140403-204519-427
20140403-204617-020
20140403-204910-692
現在の皇居
20140403-202829-880

THE世界遺産「700の穴!砂漠の大画廊」中国 敦煌の莫高窟 I・II 30分x2
2014/3/16(日), 3/30(日)  18:00~18:30
★4
20140402-204941-452
内容
敦煌の莫高窟を紹介する。
敦煌では高さ30m、長さ1.6kmの断崖に700もの石窟が掘られた。
川の北側の崖は僧侶の坐禅修行用の簡素な穴が掘られた。
岩絵具で描かれた壁画は当時の色彩を止めている。ラピスラズリは青を残しているが、硫化水銀は酸化して黒ずんでしまった。
14世紀に最後の石窟が作られた。これはチベット密教の影響を受けている。
20世紀に隠し部屋から古文書が出て来た。

感想
文句なしの世界遺産で映像は4Kで美しかったが、仏教的背景や仏像の詳しい解説がなかったので、紹介にとどまっていた。

陽関
20140402-204803-546
万里の長城跡
20140402-204814-327
上空から
20140402-204622-062
九層楼
20140402-204440-874
高さ26mの大仏 奈良大仏の2倍 第130窟 8c
20140402-204957-015
千仏 第427窟 6-7c
20140402-205147-702
20140402-205242-874
20140402-205300-155
釈迦如来 第45窟
20140402-205330-187
飛天 日本では天女に20140402-205416-827
美しい菩薩の壁画 第57窟
20140402-211829-140
最盛期のイメージCG
20140402-205505-343
最後はチベット密教の世界に 第465窟 14c
20140402-212743-640
20140402-212745-905
鳴砂山と月牙泉
20140402-205632-905
敦煌文書
20140402-212505-749
20140402-212511-593
20140402-212533-577
ソグド語
20140402-212546-780
ホータン語20140402-212614-780

1914 幻の東京~よみがえるモダン都市~ 60分
2014/1/1(水) 22:20~23:20
★4
20140330-215402-758
内容
1914年(大正3年)の東京の様子を4KのCGとドラマで再現する。
1/12に桜島の大噴火で東京にも灰が降る。1/23にシーメンス事件が発生。
2/8に日比谷公園で10万人の内閣弾劾の集会が開かれる。このころの民衆には選挙権がなかった。3/24に山本内閣が総辞職する。
上野公園で東京大正博覧会が開かれた。浅草六区では活動写真が人気を集めた。この頃は白黒の無声映画で弁士が説明し、オーケストラが演奏した。
東京駅が完成。当初は八重洲側に入り口はなかった。丸の内には赤煉瓦街が出来て、一丁倫敦と呼ばれた。
日本橋に日本初のデパート三越本店が開店した。
銀座には新聞社が集中していた。新聞の人生相談には女性からの悩みが寄せられた。帝国劇場では松井須磨子の「復活」のカチューシャ役が流行る。雑誌「青鞜」で「新しい女」が取り上げられる。
下町には200近い貧民窟に9万人の日雇い労働者がいた。
ヨーロッパでは第一次世界大戦が始まる。日本も参戦し、11/7には青島を占領する。日本は大戦景気で債務国から債権国になり、成金が続出した。
アメリカの哲学者デゥーイは日本各地を旅した。「日本は美しく、人々は優しい。だが、日本人の心はあまりに移ろいやすい。デモクラシーへの熱狂もあっという間に冷めてしまった」
1923年の関東大震災、1945年の東京大空襲で東京は壊滅する。

感想
大正デモクラシー、女性解放運動、大衆消費社会の登場、メディアの発達、昭和のファシズムへの萌芽があり、単語で知っている事柄も、映像で見ると実感がよくわいた。

浅草十二階
20140330-213332-336
浅草六区
20140330-213627-461
20140330-213629-930映画は弁士とオーケストラ
20140330-215215-039
東京大正博覧会 上野公園にロープウエイがあった
20140330-214916-274
隅田川
20140330-213340-180
日本橋
20140330-213401-383
銀座
20140330-220340-102
東京駅
20140330-213614-461
丸の内
20140330-215610-805
20140330-215724-102
庶民の暮らし
20140330-214035-649
20140330-214827-149
旧・国会議事堂前で集会 2/8
20140330-214422-852
青島占領祝賀行事 11/11
20140330-222017-899
貧民窟
20140330-221513-711
どうだ明るくなつたろう
20140330-222203-118
20140330-222159-586
栗原小巻
20140330-221315-977

ETV特集「よみがえる色彩 激動の20世紀 アーカイブ映像の可能性」 60分
2014/3/29(土) 0:45~1:45 3/22(土)の再放送
★3
20140330-125129-634
内容
第二次世界大戦のモノクロフィルムをデジタル技術でカラー化した、フランスのテレビ番組「アポカリプス」が2009年に制作された。この成功を受けて、他のモノクロ映像もカラー化が進められている。1920年代のパリの様子とヒトラーの生涯をカラー復元したフィルムを紹介する。
NHKは東京のモノクロ映像をカラー化し、この秋に放送する予定。

感想
フランスの番組と、この秋に放送される東京カラー化の紹介。1920年代のパリは華やかで多くの有名な画家が映像で残されていた。
東京をカラー復元した映像は地味だった。

1920年代のパリの様子
20140330-125139-087
フジタ
20140330-125118-243
20140330-125841-962
ルノワール
20140330-125356-915
20140330-125411-837
モネ
20140330-125421-165
ジョセフィン・ベーカー
20140330-125544-259
お祭り騒ぎ20140330-125753-399
20140330-125929-024
ナチスドイツ
20140330-132212-132
20140330-132309-695
20140330-132335-539
20140330-132415-226
20140330-132635-476
第2次世界大戦20140330-133703-585
20140330-124213-102
20140330-124256-665
20140330-124356-587
昭和天皇
20140330-131715-570
20140330-131804-117
銀座
20140330-131844-960
20140330-131924-710
20140330-133018-289
20140330-133021-007
20140330-133030-757
復元作業の様子20140330-130500-399
20140330-130535-509
20140330-130752-571

歴史秘話ヒストリア「大発見!歌麿の最高傑作 巨大美人画に秘められた真実」 45分
2014/3/5(水) 22:00~22:45
★5
20140307-180148-606
内容
先日、再発見された喜多川歌麿の「深川の雪」を紹介する。
この絵は人物が複雑に配置され、画面を一周するように視線が非常に巧みに誘導される。画面の大きさは縦199cmx横341cmで、人物の大きさは単体の掛け軸のものと同じで、その20枚分に相当する。享和2年-文化3年(1802-1806年)に制作された。

歌麿の作品が栃木市の旧家から相次いで見つかり、歌麿が栃木に滞在していたことがわかった。歌麿は狂歌の会で栃木の商人との交流があった。このとき「品川の雪」を描いた。松平定信が「寛政の改革」を行い、出版にも統制が及ぶ。息苦しい江戸を離れ、栃木で「吉原の花」を描いた。江戸に戻った歌麿は「美人大首絵」を描き、さらに町娘たちを描いて評判になる。それを禁止されると、あらゆる市井の女性を描いた。三度、栃木を訪れ「深川の雪」を描いた。文化元年(1804年)に歌麿は幕府に捕らえられ、文化3年に亡くなった。

この絵は明治12年に栃木市の骨董展に展示された。明治20年代にパリに流出した。1903年「品川の月」がアメリカに移りフリーア美術館に、1957年に「吉原の花」がアメリカに移り、ワズワース・アセニアムに収められた。「深川の雪」は1939年(昭和14年)に日本人が買い戻し、昭和23年に百貨店の展示を最後に行方不明になっていた。2012年に東京に現れ、修復復元された。
「深川の雪」は箱根の岡田美術館で2014年4月4日(金)~6月30日(月)まで展示される。また栃木市では、10月中下旬に歌麿祭りが開かれ、複製画を展示している。

感想
歌麿の生涯と絵の制作年代はかなり詳細にわかっているようだった。「深川の雪」は細かい部分まで描き込まれて、人物が生き生きとしていて素晴らしい。

「深川の雪」
20140307-180738-919
20140307-180751-184
20140307-180808-747
20140307-180816-012
20140307-180824-059
20140307-180846-731
20140307-180907-247
「品川の月」
20140307-181521-35620140307-181530-606
20140307-182605-059
「吉原の花」 2階では武家の女性が吉原で宴会をしている
20140307-181629-481
20140307-182950-216
20140307-183021-684花魁の行列
20140307-181649-153
ねこ20140307-183900-200

このページのトップヘ