2024年11月01日
濃菜麺 井の庄@練馬:すでに勝手知ったる教科だと思い込んでた僕らの愚かさたるや
疲れに疲れた遅番明け
隣を見ると同じ時間上がりの麺ニキ
奇しくも同じような疲労しきった顔
「それじゃあ行きますか課外授業」
今年に入って僕らの急接近
癒しとは退勤後の禁断のメシ
この誘いを断る僕は世界中を探したっていない

井の庄、井の庄ですか
正直ね IMAのフードコートで履修済みなのよ
だから今さら他支店で学ぶ事なんてあるのか

犯人が解っちゃってるサスペンスドラマを
もう一回見るかのようなちょっとした苦痛
天知茂の明智小五郎を見るのとは少し違うのよ

と、思ってた僕の浅はかさ

結果から端的に言うと

((((;゚Д゚))))違ってた
それもイイ方に

経験則の中の井の庄っつったら
自慢の醤油?二郎系?つけ麺?
辛辛魚っていうオリジナリティはあるモノの
その他はどこかで見たナニかという枠は出ず

濃菜麺?
普通に野菜が乗ったラーメンでしょ?
ぐらいの甘い甘い認識でいたんだけど

( ゚Д゚)ウンメー
押し寄せる旨味に身体を持ってかれる
赤面モノの認識不足な僕らがいたのでした

え、ナニナニ
どういうカラクリ?

なんでこんなにコッテリ?
あ『濃い』んだモンね
一字一句間違ってない

しかしこの若干のジャリっぷり
天下一品一歩手前みたいなノリ
口の中に広がるしコーティングされる

マブでこれ凄くね?
ちょっとした発明じゃね?
長年これを放置してたの?
ラヲタのカバン持ちにもなれないワケだわ

体調的に余裕で大盛りもイケたか
あぁ、辛いのを乗せても良かったか
食べ終わり間際に溢れ出すこういった感情

「ひょっとしたらコメにも合うンでは?」
やがて手をかけたのはある種の到達点
それはこの店に恋してしまった証拠
そして他支店への尽きない興味
まんまと術中に引きずり込んだ
発明品たる濃菜麺、恐るべし