脳科学者の茂木健一郎さんに、恋愛を脳科学の視点から解説した「脳は0.1秒で恋をする」について、恋愛・婚活テクニックを研究する「婚トレMAGAZINE」が話を伺いました。
※前編「空白が運命の出会いを生む」の続きです。
■結婚できる「おおらかさ」とは?
相手に出会えて恋愛に発展しても、恋愛を継続させるのは大変です。時間がたつにつれ、かならず相手のネガティブな感情や相手の欠点が目に付くようになります。そのようなネガティブなものにちゃんと向き合えるかどうかで、恋愛が続くか決まります。私は、「相手のよいところを見て恋に落ち、欠点を受け入れた時に愛に発展する」と思っています。
相手の欠点を受け入れるには、自分を変えなければできません。自分を変えるには、自分のネガティブな感情に向かいあうことが大切です。そもそも様々な感情は、生物の進化の中で必要だったからこそ存在しているものですので、ネガティブな感情も様々な使い道があります。例えば「後悔」は、自分を変えるために重要な感情です。自分の過去の選択を振り返って、今度は違う選択をしようと思うには、「後悔すること」が一番効きます。恋愛が上手い人は自分を変えるのが上手い人です。かたくなに今の自分を守る人は恋愛も下手で、後悔を通して自分を変えることは、恋愛の基本レッスンでしょう。
恋愛においてネガティブな感情はかならず生まれてくるものですが、それを乗り越えれば、より深い絆ができます。そのためには、忍耐が重要です。忍耐というのは知性の一部です。ある環境に自分を適用させていくためには、ある程度苦痛の時期を耐えなければいけない。それを意図的に行ない、やがて苦痛だったものを時には喜びに変えていく忍耐は、立派な知性です。
後悔と忍耐によって、自分を変えていくおおらかな心を持った人が、恋愛をはじめるだけでなく、恋愛を継続させて結婚できる人だと思います。
■茂木健一郎さんプロフィール
脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授、早稲田大学国際教養学部非常勤講師。1962年東京生まれ。著書に『脳を活かす勉強法』『脳を活かす仕事術』『脳を活かす生活術』『脳は0.1秒で恋をする』『あなたにもわかる相対性理論』(以上、PHP研究所)等がある。
「婚トレMAGAZINE」では、このほかにも様々な有名人・専門家に婚活についてインタビューしています。
※前編「空白が運命の出会いを生む」の続きです。
■結婚できる「おおらかさ」とは?
相手に出会えて恋愛に発展しても、恋愛を継続させるのは大変です。時間がたつにつれ、かならず相手のネガティブな感情や相手の欠点が目に付くようになります。そのようなネガティブなものにちゃんと向き合えるかどうかで、恋愛が続くか決まります。私は、「相手のよいところを見て恋に落ち、欠点を受け入れた時に愛に発展する」と思っています。
相手の欠点を受け入れるには、自分を変えなければできません。自分を変えるには、自分のネガティブな感情に向かいあうことが大切です。そもそも様々な感情は、生物の進化の中で必要だったからこそ存在しているものですので、ネガティブな感情も様々な使い道があります。例えば「後悔」は、自分を変えるために重要な感情です。自分の過去の選択を振り返って、今度は違う選択をしようと思うには、「後悔すること」が一番効きます。恋愛が上手い人は自分を変えるのが上手い人です。かたくなに今の自分を守る人は恋愛も下手で、後悔を通して自分を変えることは、恋愛の基本レッスンでしょう。
恋愛においてネガティブな感情はかならず生まれてくるものですが、それを乗り越えれば、より深い絆ができます。そのためには、忍耐が重要です。忍耐というのは知性の一部です。ある環境に自分を適用させていくためには、ある程度苦痛の時期を耐えなければいけない。それを意図的に行ない、やがて苦痛だったものを時には喜びに変えていく忍耐は、立派な知性です。
後悔と忍耐によって、自分を変えていくおおらかな心を持った人が、恋愛をはじめるだけでなく、恋愛を継続させて結婚できる人だと思います。
■茂木健一郎さんプロフィール
脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授、早稲田大学国際教養学部非常勤講師。1962年東京生まれ。著書に『脳を活かす勉強法』『脳を活かす仕事術』『脳を活かす生活術』『脳は0.1秒で恋をする』『あなたにもわかる相対性理論』(以上、PHP研究所)等がある。
「婚トレMAGAZINE」では、このほかにも様々な有名人・専門家に婚活についてインタビューしています。
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