「婚活」という言葉を生み出した、ジャーナリストの白河桃子さんに、最近の「婚活」の状況について、「婚トレMAGAZINE」が話を伺いました。
■「婚活」とは意識の変化のこと
婚活は、どんな活動をするかより、「受け身では理想の結婚は降ってこない」という意識の変化のことだと思います。その意識があれば、何かチャンスがある時に、自分から動くことができるようになります。
そして、「結婚が幸せ」と思って積極的に動いている人は結婚しやすい。反対に、「良い条件なら結婚したい」といった、結婚に対する態度がはっきりしない人は上手くいきません。というのは、「自分がこの結婚で何を得られるのだろうか」という目線だと相手を欠点から見てしまい、「あの人もダメ、この人もダメ」と減点方式にしてしまうからです。
■依存せず、「何をしてあげられるかを考える」
そこで、「自分が何をしてもらうか」だけでなく、「この人に何かしてあげたい」という視点が重要です。「何かしてあげたい」という気持ちが動けば、相手の欠点も自分がサポートすれば良いと思うようになり、選ぶ範囲が広がります。
男性から結婚相手として選ばれる人の多くは「何かをしてあげたい」という気持ちが持てる女性です。例えば、「男性の気持ちを楽にしてあげたい」と思える女性は人気ですね。
ある男性は、自分より収入が低い彼女が「大丈夫だよ、いざとなったら私が養ってあげるから」と言ってくれた時に結婚を決意したそうです。
■結婚しても安泰とは限らない
今は結婚しても安泰ではありません。やっと専業主婦になっても相手がリストラされかねない。女性もしっかり稼いでおくことが重要です。自分で稼いで自立している人は、「おひとりさま」と呼ばれますがおひとりさまこそ結婚でも自由に選択できます。
また、離婚しても、あらためて婚活する人も多いです。独身を続けている人より、男女ともに離婚している人の方が結婚率は高いですね。今は結婚は20代、30代だけのものだけではなく、その気になれば一生もの。50歳になろうが60歳70歳になろうが結婚する人はします。一生のうちに1回くらいは結婚してもいいかな、くらいの気持ちで婚活とか恋愛を楽しんで欲しいですね。
※以上前編、後編に続きます。
■白河桃子さんプロフィール
東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。ジャーナリスト&ライター。
「日経ビジネスアソシエ」、「プレジデント」「日経」ビジネスオンライン他多数女性誌に執筆。女性たちの年代別ライフスタイル、未婚晩婚、少子化、働く女性のインタビューがテーマで、結婚情報サービス業界の取材では第一人者。山田昌弘中央大学教授とともに「婚活(結婚活動)」を提唱し、共著の「婚活時代」(ディスカバー21)が17万部のヒットに。「婚活」は2008年度流行語大賞にノミネートされるほど世の中に影響力を持つワードとなり、今日も注目されている。
公式ブログ:白河桃子 桃組ブログ
「婚トレMAGAZINE」では、このほかにも様々な有名人・専門家に婚活についてインタビューしています。
■「婚活」とは意識の変化のこと
婚活は、どんな活動をするかより、「受け身では理想の結婚は降ってこない」という意識の変化のことだと思います。その意識があれば、何かチャンスがある時に、自分から動くことができるようになります。
そして、「結婚が幸せ」と思って積極的に動いている人は結婚しやすい。反対に、「良い条件なら結婚したい」といった、結婚に対する態度がはっきりしない人は上手くいきません。というのは、「自分がこの結婚で何を得られるのだろうか」という目線だと相手を欠点から見てしまい、「あの人もダメ、この人もダメ」と減点方式にしてしまうからです。
■依存せず、「何をしてあげられるかを考える」
そこで、「自分が何をしてもらうか」だけでなく、「この人に何かしてあげたい」という視点が重要です。「何かしてあげたい」という気持ちが動けば、相手の欠点も自分がサポートすれば良いと思うようになり、選ぶ範囲が広がります。
男性から結婚相手として選ばれる人の多くは「何かをしてあげたい」という気持ちが持てる女性です。例えば、「男性の気持ちを楽にしてあげたい」と思える女性は人気ですね。
ある男性は、自分より収入が低い彼女が「大丈夫だよ、いざとなったら私が養ってあげるから」と言ってくれた時に結婚を決意したそうです。
■結婚しても安泰とは限らない
今は結婚しても安泰ではありません。やっと専業主婦になっても相手がリストラされかねない。女性もしっかり稼いでおくことが重要です。自分で稼いで自立している人は、「おひとりさま」と呼ばれますがおひとりさまこそ結婚でも自由に選択できます。
また、離婚しても、あらためて婚活する人も多いです。独身を続けている人より、男女ともに離婚している人の方が結婚率は高いですね。今は結婚は20代、30代だけのものだけではなく、その気になれば一生もの。50歳になろうが60歳70歳になろうが結婚する人はします。一生のうちに1回くらいは結婚してもいいかな、くらいの気持ちで婚活とか恋愛を楽しんで欲しいですね。
※以上前編、後編に続きます。
■白河桃子さんプロフィール
東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。ジャーナリスト&ライター。
「日経ビジネスアソシエ」、「プレジデント」「日経」ビジネスオンライン他多数女性誌に執筆。女性たちの年代別ライフスタイル、未婚晩婚、少子化、働く女性のインタビューがテーマで、結婚情報サービス業界の取材では第一人者。山田昌弘中央大学教授とともに「婚活(結婚活動)」を提唱し、共著の「婚活時代」(ディスカバー21)が17万部のヒットに。「婚活」は2008年度流行語大賞にノミネートされるほど世の中に影響力を持つワードとなり、今日も注目されている。
公式ブログ:白河桃子 桃組ブログ
「婚トレMAGAZINE」では、このほかにも様々な有名人・専門家に婚活についてインタビューしています。
- カテゴリ