March 22, 2010
Rudolf Olgiatiの建築

Haus Dr. G. Olgiati Flims-Waldhaus 1964-65
現在Flimsのイエローハウスで行われているValerio Olgiatiとお父さんのRudolf Olgiatiの展示会のイベントとして、それぞれが設計した住宅の内覧会があったので行ってきた。もちろんプライベートの住宅なので見る機会はそうそうにない。
今回はお父さんのRudolfがつくったほうの写真を。
これはRudolf氏のご兄弟が住んでいた家(そのご兄弟はこのエクスカーションの週に亡くなられたそうです)。










Rudolf Olgaitiの住宅はこの住宅の周りにも10件近く建っていて、ほとんど街の一片を作っていると言っても過言でははい。Flimsがまだこんなに発展していない時代、まずは土地を買って、自分で住宅を作って、それから住みたいクライアントを探していたらしい(つまりそれだけの資金があったということらしい…)すべての住宅ではないらしいけれども、このあたりの土地は当時安かったこと、斜面にあったことも理由のひとつ。今ではすっかり閑静な住宅街になっていて、お金持ちのセカンドハウスもちらほらとあります。
彼の建築はほんとに理解するのが難しい。
平面で見ると、特に階段の構成は特異すぎて誰も真似できない。下手に真似すると大変なことになる。彼の階段を見て初めて、階段ってのは1階と2階を繋ぐだけの機能をもってるわけじゃないんだと知らされた。(最近再販されたので興味がある方は彼の作品集は買いです。)
階段だけでなく、とてもじゃないけどそのディテールどうやって考えだしたの、とつっこみたくなるほど変だ。バラバラに見えるどのディテールも互いに応答しあっていて、住宅の内部は不思議なほどに”ひとつの家”にいる感覚に包まれている。この感覚ってすごい大事だし創り出すのは非常に難しい。
この家はRudolf自身の家族の家だから、細かく家具やカーテンにいたるまで指定されたそうです。
(このショップではこれが買える、というリストがあったらしい)
Rudolf自身、グラウビュンデンの古い調度品を収集していたこともあって、そういうものをみつける目もすぐれていたそう。もうひとつRudolfが改築した住宅も見せてもらったのだけど、そちらは家具が残念なほどに住宅にマッチしていなかった。驚くほどにその家具たちだけがきまずそうに浮いている。
でもこの家の家具たちはそれぞれがそこにいて居心地が良さそうな、そこで生活することがあらかじめ予期されていたかのようにみんないる。
先週にFlimsにもう一度行ってきてRudolf設計のホテルに泊まってきました。
その時に展示会を準備した女性に会ってもらって、いろいろと生前の面白い逸話を聞いたのですがそれはまた次回。
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この記事へのコメント
1. Posted by kazwo March 22, 2010 10:17
写真の階段は本当に素晴らしいですね。写真では
見えてこないスケール感で想像するに、この家は
暗がりと光との配分が幾分か暗がりに偏っていて、
でもスケールの小ささから過剰な演出感も抑え
られているように見受けました。
それにしても、高緯度の光は空間の印象を強く
するように思います。北海道よりちょびっと北
なのに、光が奥の奥まで差し込む。
木の扱いが、風化したコンクリートと真っ白な
内装のなかでとても美しいです。
そしてまた、日記の文章がよいですなあ。
見えてこないスケール感で想像するに、この家は
暗がりと光との配分が幾分か暗がりに偏っていて、
でもスケールの小ささから過剰な演出感も抑え
られているように見受けました。
それにしても、高緯度の光は空間の印象を強く
するように思います。北海道よりちょびっと北
なのに、光が奥の奥まで差し込む。
木の扱いが、風化したコンクリートと真っ白な
内装のなかでとても美しいです。
そしてまた、日記の文章がよいですなあ。
2. Posted by kawanami March 23, 2010 19:31
面白い!
作品集さがしてみようかな
ブログ覗いてみてよかったです。
作品集さがしてみようかな
ブログ覗いてみてよかったです。
3. Posted by koohsuke March 31, 2010 04:41
kazwowowさん
メールいたしましたので!そして返信が遅れてすいません!
kawanami
君に面白いと言ってもらえるのは嬉しいなー。
たぶん好きだと思うよ、作品集ドイツ語でしかないけどプランを見てるぶんだけでもだいぶ面白いと思います!おすすめです!
メールいたしましたので!そして返信が遅れてすいません!
kawanami
君に面白いと言ってもらえるのは嬉しいなー。
たぶん好きだと思うよ、作品集ドイツ語でしかないけどプランを見てるぶんだけでもだいぶ面白いと思います!おすすめです!

