30日の読売新聞朝刊2面「顔」というコーナーで、自治体議会改革フォーラムの呼びかけ人代表の広瀬克哉さんが紹介された記事が掲載されました。

11月18日に開いたシンポジウムの第1部の基本的な問題提起と同じです。
12月2日の朝霞市議選での判断基準になると思います。
記事転載

地方議会改革を求める市民運動に尽力 広瀬克哉さん 49

「議会を自治体のエンジンに」
 地方議会とは、何をやっている所かわからないと、多くの人が思っている。首長をチェックもせず、議会活動にと支給された政務調査費の使途を隠す議員も多い。
 「こんな議会ならいらない」と全国に訴えて、「自治体議会改革フォーラム」を運営する。改革派議員や研究者18人で始めた運動の呼びかけ人代表を務める。
 法政大の教授として政治・行政のメカニズムを研究して約20年。「研究室にいるだけでは現実は変わらない」と走り出した。
 柔和な風貌とは裏腹に熱い言葉が飛び出す。「地方議会は自立する自治体をつくるエンジンのはず」「中央政府が言う通りにやっていれば済んだ時代は終わった。住民がどの程度の税を負担し合ってどんな地域をつくるかを自分たちで決めなきゃ」「みんなに見える所で多様な意見を戦わせて合意する。その場が議会でしょ」
 どんな議会ならいらない?
 「議員同士が議場で討論しない、住民が意見を言う場をつくらない、住民に説明をしない『3ない議会』だ」
 今年初めからの運動に全国から500人近くの議員らが集まり、統一地方選でそこから199人が当選。9月には東京で交流会も開いた。
 全国の地方議員は約4万人。大会の一滴のような運動かもしれない。でも、「次の目標は、各地の議会で春に向けて始まる予算案の審議。これを何とか活性化したい」。夢は大きく、歩みは着実に。
(編集委員 青山彰久)