ころころえぜる日記

院長のゆるりな日記です。時々、受付嬢やら亀やららくだやらちび達やら登場します。

エリムガーデン:2018年12月25日オープン予定

ども。
毎度院長です。
エリムガーデンについては、このブログで先にちょびっとだけ紹介したことがありますが、とうとうオープンの目途が立ってきましたので、ようやくある程度のことを発信できそうです。
このエリムガーデンというのは、診療所関連施設としての位置づけになるもので、トレーニングジムとカウンセリングルーム、プロテインバーを併設した実験的な複合施設です。
エリムというのは旧約聖書、出エジプト記の中に出てくるオアシスの名前で、12の泉と70本のナツメヤシがある、豊かなオアシスだったようです。
ちなみに、ガーデンっていっても庭はついていません。エリムだけだとちょっとすわりが悪い感じがあったので、エリムの後に何をつけようかと思ってガーデンに落ち着いた次第です。
オアシスのようなほっこりできる場所になるといいなと思ってエリムという名前を思いついたのですが、ほっこり休まるどころかなんだかトレーニングなどでガシガシに疲れそうな気もいたします。
・・・すでに、何かがずれている予感。
で、エリムガーデンは、駒込えぜる診療所に定期的に通院されている方のみ利用できる、会員制の施設です。
「実験的な複合施設」というのは、特にトレーニングジムとプロテインバーに関してです。
それぞれのスペースは狭いのですが、それぞれの機能ごとに実験的な要素を有しています。
トイレとカウンセリングルームに関しては診療所よりやや狭くなっていますが、特に防音を重視しており、エリムガーデン全体の施工は防音に強い、店舗建設も手掛けている建設会社にお願いしています。
トレーニングルームに関してもそう広くはないですが、スクワットなどフリーウエイトで高重量の筋トレメニューが充実するパワーラックを設置予定で、有酸素マシーンも設置する予定です。
心療内科で、フリーウエイトで高重量の筋トレが可能なパワーラックを置いて本格的な筋トレができるようにするのは、実験的な要素になるのではないかと思っています。
従来より心療内科や内科などで導入されている有酸素運動やヨガなどの運動療法についても、徐々に導入を検討しています。
当診療所で患者さん向けの筋トレを導入して2年が経ちますが、患者さん方からの好評の声が後を絶たず、筋トレを希望する方々も徐々に増えてキャンセル待ちとなっていることもあるため、このたびトレーニングルームを拡充させることとなりました。
なお今回、一番実験的な部分で、この部分が最後までイメージできないために、設計士にも多大な負担をかけてしまったのが、プロテインバースペースなのでした。
エリムガーデンオープン当初から稼働するのは難しいと思うのですが、プロテイン含有シェイクのようなものを提供する予定です。
筋トレの後に、診療の前後に、栄養補給をしてもらえる場にしたいと思っています。
この部分がほっこりオアシス的な感じになればいいのかもしれぬが、まだまだ全体像が見えないのであります。

拙者、精神科医としてやってきて四半世紀近くになりますが本当にしみじみと、治療には薬やカウンセリングだけではなく、基本的な食事と運動が欠かせない、と痛感してきていました。
そうはいっても、普通の生活でも運動を取り入れるのはなかなか難しいことも多く、そこに精神不調を抱えてとなると、さらに食事と運動のバランスということについてはハードルが高くなりがちです。
なので、食事と運動をなんとか通院のついでにでいいからセットにできないものか、という思いをずっと持っていたのですが、今回思い切ってそういう方向に一歩進んでみることにしました。
運動については筋トレを導入して、最初は筋トレに不安を抱いていた患者さん方が徐々に変化する様子を目の当たりにし、これは本当に導入してよかったなと思っていました。
筋トレのトレーナーの人柄とトレーニング技術も特筆すべきものがあり、充実した栄養指導もできるトレーナーとも話していく中で、プロテインバー構想が現実化することになりました。
栄養価の高い飲食を提供できるようにしたいという思いもあるのですが、なにせ拙者が医療畑から出たことがないことや施設基準の面から、まずは栄養価の高い飲料からのスタートを選びました。
エリムガーデンのトレーニングルームとカウンセリングルームが稼働し出したのち、遅れてプロテインバーが動き出す可能性もありますが、ただ今プロテインバーのメニューを具体的に検討中です。

そして、種々のスペースが機能的に稼働していく中で、そのスタートが最も遅くなると思いますが、このエリムガーデンで実現できたらいいなと思っていることがあるのでした。
それは、患者さんの働く場としての機能を果たすことです。
一般雇用枠での就労、障害者雇用枠での就労、作業所やデイケアなど、現在の日本社会には障害を持つ方にとっても種々の活躍できる場所があり、そういうところに適応されている方も多いと思います。
一方で、そういう種々の場所になんらかの理由で入っていけない、定着できない方々も、診療の中でお会いすることがあります。
そういう、既存の活動場所となんらかの事情で離れてしまった方に対しての、仕事を通して社会とつながる一歩になればと思って、あれこれ模索中です。
拙者のこの夏に出た本をお読みになった方にはご理解いただけると思いますが、開業時然り、今回も拙者、資金がないくせに想いだけで突っ走っております。
今回はさらにこういう実験的なことにつき、保険診療などの枠組みもなく、ここにきてやはり資金不足につき、患者さんが働く場としての機能を果たすという部分は、もう少し後になるだろうと思っています。

今回のエリムガーデンについては、今年の4月末に物件を見て反射的に即決したのですが、種々不確定要素満載で、途中で相当悩み、計画を撤回したほうがいいのではないかと強い不安にかられることもありました。
開業の時からはすでに10年以上年月が経過し、もうすでに人生の折り返し地点をすぎ、開業時のような無鉄砲さだけでは、気力も体力もついていきません。そして、背負っているものも、開業時とは違ってきています。
何より、開業時のような神様からの語りかけのようなものはないことが最も不安だったのですが、突っ込むことにした次第です。
突っ込むことにした決め手は、一冊の本でした。
拙者の敬愛する牧師の本です。
私は献身の志を与えられた頃のことを時折、思い起こします。私には不安がありました。世の中全体がもっと貧しかった時代です。高校生であった私にも、伝道者になった後の生活のことが気にかかってなりませんでした。いったい牧師の経済生活はどうなっているのか、気になって仕方がなかったのです。その不安の中で、私はどういう尋ね方をしたのかわかりませんが、質問したらしいのです。三五年経った今、どういう場面でどう尋ねたのか、全く思い出せません。ただ伝道者としての年齢を積み重ねた牧師の私に対する言葉は忘れることができません。「君、牧師になって生活できなかった人はいないよ。飢え死した人もいないよ」。しかしその後すぐにその老牧師は言いました。「もし飢え死にするなら、すればいいじゃないか。神様の御心なんだから」。私に洗礼を授けてくれたその先生は、戦前の苦しい伝道者の生活の中でお子さんを一人病死させていました。あの若き時、私はその牧師の言葉の中でも、前半の言葉に比重を置いて聞きました。そして励ましを受けました。しかし、その後、今ではむしろ後半の言葉「神の御心であれば、飢え死も」といった牧師の生き方の方に一層考えさせられるものを感じています。いっそう、学ばさせられ、励まされ、また慰めを感じることが多いのです。(近藤勝彦/癒しと信仰)
この文章から、「神が拙者の中で始めたことは、きっと神が責任を負うはずだ」ということを実感し、それが結果として飢え死にであろうがなんであろうが、神の御心、神が責任を負うということであるのだからいいじゃないか、と思えるようになりました。
これが宗教的ヒステリーであろうが妄想であろうが思い込みであろうが、もういいじゃないか。まあ、とにかく突っ込んでみよう、そういう感じです。
スタッフも拙者の強い不安と迷いを察してか、ずっとこわごわヒヤヒヤ見守ってくれておりました。ほんまに感謝なことです。
そういうところもあり、種々の不確定要素から、ここまであまりまともにこの件は発信できない状態でした。
そんなこんな、突っ走るエリムガーデンは2018年12月25日、クリスマスにオープン予定です。
内覧会はオープン後、プロテインバーがある程度動き出したころにできればと思っています。

診療所内、年末商戦を巡って。

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ども。
毎度院長です。
診療所は今年の夏、拙者の本を販売するようになってから、ちびっとだけ物販にも手を出すようになっております。
この物販に関しては営業部が基本的に担当しているのですが、ここにきてトップセールスレディに上り詰めた部員が登場しております。現在その道においてダントツぶっちぎり一位、一人躍進中であります。
この部員はもともとは営業部での入職ではなかったのですが、なぜかこの部員が商品の近くにいますと、売れるのです。そんなに売り込んだりもしない、口数は多くない部員であり、なぜそこまで営業成績ダントツ一位なのかはなぞのまま、営業部長から営業部に引き抜かれた次第であります。

で。
診療所内取扱商品のご案内です。
まずは1つ目。
今年もできました。ミウラデザイン制作の卓上カレンダーです。
画像は、卓上カレンダーのプラスチックケースからカレンダー部分だけ抜き出して写真を撮ったものです。
昨年の今頃、2018年が診療所10周年記念ということで、ミウラデザインさんが絵と字(デザイン全般)を担当し、@えぜる編集部と風車の桃七の協力で立ちあがった「えぜるカレンダー」でしたが好評につき、今年も制作となりました。
今年はミウラデザインさんのもとですべて企画・制作され、昨年同様全国のキリスト教書店で販売していただけることとなった模様。
今年は完全にミウラデザインさんのカレンダーなのですが、昨年同様「えぜるカレンダー」と名前を残して下さり、カレンダーの後ろ側のクレジット部分にも、@えぜる編集部と風車の桃七の名前を残して下さっており。温かい配慮を感じる次第であります。
今年は昨年の全て手書きのものから、数字や英語の部分が活字になっており、より商品化された感じです。
昨年、海外でも売れたこともあり、英語表記も加わったようです。
色も昨年よりコントラストがはっきりしており、一層魅力的なカレンダーに仕上がっております。
税別700円。
診療所でも、全国のキリスト教書店でも、風車の桃七が管理するHP:ezerunでも取り扱っております。
ミウラデザインさんからもブログインスタでの発信があります。


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さて。
年末商戦にからむ、2つ目の診療所取り扱い商品の紹介。
書家によるポストカードです。
このカードは、年末商戦とは関係ない時期から取り扱っておりました。
心に響く、気持ちを揺さぶる繊細な筆致と意味深な言葉に対し、皆さまからは「これ、部屋に飾っておきたいポストカードですね」という感想をよく頂いておりました。
ただ、男性の方などは「このポストカードを自分が誰かに出すと、相手がびっくりするだろうな」とか言っていたのですが、確かにまあその通りで。
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実際に拙者、このポストカードの「さびしいのにほほえんでいる」で、知人に季節の挨拶をしたのですが、普段は筆不精の知人からすぐさま「よしが、大丈夫?」と返事が来たのでした。
まあ、そうかもしれん。拙者からのハガキが「さびしいのにほほえんでいる」だと、「よしが、どうなっちゃたんだ??」って感じでしょう。
と、ポストカードとしては用途や送る相手を選ぶ感じがあったのですが、なんと。
意外なことに、年末必須のポストカードになることが判明。
先日診療所にお越しになった方から、「これ。喪中ハガキの返事に使いたいです」といって購入していかれたのでした。
そ、そう、そうなのです。
親族が亡くなり、さびしいけれども、微笑んでいる方もおられることでしょう。
あなたのやさしさはきっと、かなしみをかかえているからなのだろう、と喪中ハガキをお出しになった方に対して、思いめぐらすこともあるでしょう。
そういう、相手の心中を思いめぐらせたときに発せられる珠玉の言葉として、このポストカードは活用するものなのかもしれません。
実際このポストカードを制作した書家からは、「聖書を読んでいて、イエス様が人に裏切られ、十字架につけられていく中で、イエス様はこのように感じていたのかもしれないと、自分なりに思いめぐらせた言葉です」というようなコメントを頂いたことがあります。
相手を思う気持ちから出ている言葉がポストカードになった、ということのようです。
表現力豊かなこのポストカード、えぜるカレンダーとは趣向が一味違いますが、これらバラエティに富んだ作品を診療所では取り扱っております。
ポストカードは3枚セットで税別300円。
なお、風車の桃七が管理するHP:ezerunでもこれらの商品を取り扱っていますので、もしよろしければそちらもご覧下さい。

身近な秋の風景。

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ども。
毎度院長です。
今年はとんでもなく暑かった夏から急に涼しい秋がきて、極端な季節の変化であります。
拙者の散歩道にある、随分大きなススキというのか、きっと何か別の名前の植物なんでしょうが(パンパスグラス?)、まあ拙者は「巨大なススキ」としてこの時期は特にめでておる次第であります。
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それから、風情がない画像ではありますが、散歩道にある「蒲(ガマ)」の群生地。
拙者がうろちょろする散歩道界隈には近年計画的に植物が植えられてきているのですが、なかなか人間の計画通りに植物が育たないようです。
イチョウだとかハゼだとかモクレンだとかあれこれ種類豊富な木々が植えられていたりして、その間に椿だとかコデマリだとか植えられているです。
しかし、そこらへんに勝手にミントが群生していたりして、定期的に区の職員だかが雑草を刈りこむわけですが、ミントは根をかなり広げているようで、雑草として刈られたあともまたすぐに芽をだしております。
で、もっとも計画通りにいかなかったのがこの、「蒲」の群生なのではないかなと思います。
歩道整備後椿などを植えていたと思うのですが、水はけが悪く雨が降ると水が溜まるようになり、椿等植えた植物が湿地帯で段々育たなくなっていくのとは対照的に、蒲がぐんぐん群生しだしたようです。
拙者、蒲の穂は小さいころから結構好きなのでした。
大分の片田舎育ちにて、この時期には彼岸花やらなんやらたくさんみておりましたが、その中で蒲の穂が拙者にはひときわ美しく見えていたのでした。
彼岸花は色の毒々しさもさることながら、花全体が昆虫の触角のように見えて怖かったのですが、この蒲の穂はいかにもシンプルでマットな感じがかわいいな〜とか思うていたのでした。
生け花なんかでもこの蒲の穂が入ると、立ち姿がやっぱかわいくてかっこええな〜とか思っておりました。
区の職員がこの蒲の群生を刈り込まんでくれることを祈る次第です。
など。
身近な秋の話題の巻。
あ。
・・・身近な秋の話題、と言えば。
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<えだまりこ>なるスナック菓子の件を前回、前々回とこのブログでお伝えしましたが、それに拍車をかけるかのように、診療所にお越しになった患者さんから。
「さつまりこ」がありましたよ、とかで差し入れあり。
えだまりこ、さつまりこ、よしがまりこ、これらが仲良く3つならんで、いるわけじゃなく、さつまりこが秋の日暮れに3つ並んだ画像です。
で、さらにまた。
「先生の本に出てきてたえぜる亀って陸ガメですか?まだ小さいですか?えぜる亀用にじゃがりこ買って来たんです。サラダ味でよかったですか?このカゴ、自分で編んだんですけど、えぜる亀のえさ入れにしといてください」
とか。
お手製えさかご付きじゃがりこサラダ味。えぜる亀への差し入れとのこと。
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・・・。
・・なにかが、おかしい。
これも診療所界隈秋の景色にて。

漆黒のエレジー

ご無沙汰しております。
@えぜる編集部です。
突然ですが、診療所における衝撃的事実をご報告するに当たり、諸事情鑑み、わたくしが登場いたしました。
院長の下書きをもとに以下、お伝えいたします。

「あれは、夏の終わりだった。
夏の終わりといっても、その日はまだとても蒸し暑かったのだ。
その日の朝、診療所に到着してから、私はいつものようにベランダの窓を開けたのだが、開けた途端、黒い物体が羽音を立てて室内に飛び込んできた。
まだ電気をともしていない薄暗がりの室内に入りこんだ、黒い物体が壁際の床に着地した。
蝉か?
いや、違う。
・・・ゴ、ゴキブリだー
私の背筋に戦慄が走る。
おお、なんというトラウマ、私は、ゴキブリがとても苦手だ。しかし、光沢麗しい漆黒なるものが、今、私の目の前にいる。
一刻もはやく、一刻も早くなんとかせねばと思っているうちに、漆黒なるものは診察机と壁の間にするすると吸い込まれるように入っていく。

そう。
今のは見なかったことにしよう。
ということで、そのまま診療の準備をしていたが、私は振り返る。
私のゴキブリのトラウマ。
かつて住んでいた安アパートで、ゴキブリと鉢合わせになっても見なかったことにし続けた顛末、それは壮絶なものだった。
あまり人に言えたものではない。墓場まで持っていくべき内容なのかもしれない。
そういうことを思い出し、朝の申し送りでおずおずとスタッフに伝える。
・・・今朝、ゴキブリがベランダから診察室に侵入しています。
え?
診療所でゴキブリって、衛生管理上重大な事件発生です、と衛生部員らはすぐに反応。
午前のうちにドラッグストアでマイナス85度でゴキブリを凍結させるスプレー、室内設置用の黒いキャップのゴキブリ駆除剤と、室外用のものとを購入。
昼休みのうちにゴキブリの通りそうな場所に設置完了。
午前から昼休み、午後の診療にかけてもゴキブリの姿を見ることもなく、何事もなかったかのように、粛々と診療は行われていた。

ところで、その日は診療の最後に新患が入っていたのだが、その新患の診察も終わりに近づいていた、その時。
診察机のパソコンモニター画面をみながらキーボードで所見を打ちこんでいた、その時。
漆黒なるもの、その名はゴキブリ。
キーボードとモニター画面との間、ほんの数十センチの隙間に、漆黒なるものが、この漆黒なるものが、突如現れたのだった。
なぜお前が、光に照らされた机の上にいるのか。それも初対面の新患の診察で、なぜわざわざ机の上に這い上がってきているのかー
えぜる亀でさえ、控えめに巣箱に収まっているというのに、なぜお前が・・・
私は悲鳴を上げた。
目の前の患者さんは当然だが、何が起こったの把握できず、どうしたんですか?と私に聞き返す。
ゴ、ゴキブリが目の前にいるんですよ。
患者さんは、ああ、そうですか、とすぐに診察机に設置してあるティッシュを数枚手にして、ゴキブリに向き合っている。
な、なぜ、そんなに平静でいられるのだ?
私はスタッフのところに声を挙げながら駆け寄る。
ゴ、ゴキブリが出た出たたたたたっ。
スタッフらは、凍結スプレーをささっと私に手渡す。
私は凍結スプレーを手に、すぐさま診察室に戻る。
患者さんはゴキブリの動きの止まっているところとそれの動き出す方向性をよみながら、静かにそして迅速にティッシュをもった手を振りおろす。
ああ、しかし。
ゴキブリの逃げ足の方が一足速く、患者さんの手にしていたティッシュをかすめて、またも暗闇に戻ってしまった。
・・・ゴキブリ、大丈夫なんですか?
ええ、慣れてますから。
?(慣れてる?)
あ。海外に長らく住んでまして、現地では一回り大きなゴキブリでしたから、日本のは小さいですよ。
そ、そうですか。それは良かったですね。(何が良かったのかよくわからないが反射的に)

こうして、何かよくわからぬままに診察は終了するが、ゴキブリ駆除に協力してくださった患者さんに対し、スタッフが<えだまりこ>を渡している。
この患者さんは当診療所のことを、どう思っただろう。
自身の診察最中にゴキブリに対面し、診察医は悲鳴を上げ凍結剤を取りに退室し、しまいには<えだまりこ>なるスナック菓子をもたされて。

診療終了後、掃除の時間に。
衛生部員らがゴキブリがいると思われる場所を揺さぶったり叩いたりしていたところ、とうとう、漆黒なるもの現る。
部員の一人は掃除機で吸引しつつ壁際にゴキブリを追い詰め、もう一人の部員は凍結スプレーをゴキブリにふきつけにふきつけ。
もっともっとふきつけないと十分凍結できないぞ!
そういう掛け声のもと、凍結スプレーがゴキブリを白く染め、ゴキブリだけでなく床まで白く染めあげたところでー
院長、もう大丈夫です。ゴキブリ取ってください、と衛生部員が私の方を振り返る。
私はそのものに近づいた。
凍結スプレーにより真っ白になった腹をみせている、かつては漆黒だったものが、いまここに。
ティッシュを何重にもして掴もうとするがー
どうしても掴めない・・・
どうしても、どうしても、掴めないー
うああああ・・・・
営業部長、頼む。頼むからこの漆黒だったもの、とってくれ・・・
と、私は営業部長を呼ぶ。
営業部長は、院長、くれぐれもブログに書かないで下さいよ、こんなこと、書いちゃったら診療所にゴキブリが出たとかの衛生面でも問題ですからね。それに営業部長ってあなたですか?とか聞かれるのも、いかがなものかと思います。
冷静にこれらのことを私に伝えつつ、営業部長はスーパーのレジ袋を何重かにしたものを手に、白く凍結したゴキブリをひょいとつまんで捕獲した。
捕獲した後の床も白く凍結しており、それはまさに事件発生後、アスファルトに白いチョークで現場保存用の印が付けられているかのような光景であった。
ゴキブリの身柄拘束は衛生部員その1、実行犯は衛生部員その2、捕獲(遺体処理)は営業部長が行った。

ああ、私は本当に根性なしや。
なんで、診察中に患者さんのように果敢にゴキブリに向き合えなかったんか。
なんで、営業部長のように手を出さなかったんか。
またも、トラウマを克服できなかった。
ああ。」
(漆黒のエレジー・完)

こういう内容のものを院長が書いており、営業部長をはじめとして、衛生部員らもこの記事については口外することをためらっている状態です。
患者さんへの影響、特に衛生面における不安を与えるのではないか等を討論しておるようでした。
とはいえ、かなりコントな要素満載につき、@えぜる編集部が投稿した次第です。
この日、初めてお越しになったのにゴキブリ騒動に見舞われた新患の方、本当にご協力ありがとうございました。
院長に代わって、お礼申し上げます。
なお、院長と同じくゴキブリ恐怖症の方にも朗報です。
診療所内外にはゴキブリ駆除剤をくまなく設置しており、消毒も施しております。
また、診療所内には普段より生ゴミや飲み残しの飲料などは速やかに撤去するよう心がけており、今までに一度たりとも診療所内でゴキブリの発生はみておりません。
安心してお越しください。
以上、報告まで。
文責:@えぜる編集部

共喰い的心境にて。

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ども。
毎度院長です。
冒頭画像は「えだまりこ」大人買い模様の一部です。

診療所には@えぜる編集部や消防部をはじめとして種々の部門があるですが、その中の「いけばながかり」の職員からある日、妙な差し入れあり。
このスタッフはそのいけばな仕事とは全く関係なく、事あるごとに妙な差し入れやら情報を拙者に持ってきます。
もちろん真っ当な差し入れもあるです。いけばながかりが自宅で育てた可愛い季節のお花を持参してくれたりで、多くの患者さんからも「いつも花が可愛いですね」など好評を博しているわけです。
が。持ってくる情報や花以外の差し入れは、なんともB級なのでした。
例えば、「ローソンでスヌーピーのカップがもらえる」とか、「スヌーピーの豆菓子がでた」とかで差し入れてくれたり、「ラインのスタンプで大分弁のものがある(拙者の出身が大分につき)」とか調べてきていたり、昨年夏にもスヌーピーのトートバックをもらったとか自慢しておりましたが。
まあ、そういうひたすらB級ネタをこそこそチラチラ拙者に伝えてきては、いちいち拙者を脱力させているのでした。
で、その日は朝のいけばなが終了したのち、拙者の診察机の上に「えだまりこ」なるスナック菓子を置いたようであったのですが、拙者は全くそれに気がつかず診療スタートとなったのでした。
患者さんと話している視線の間に、な、なんだこれ?
この冒頭画像の枝豆色の袋と「えだまりこ」なる文字が目に入り。
それはそれはもう、大慌てで患者さんの目の前からその「えだまりこ」を取り去ったのでした。
なんだこれ?ほんまに。
えぜる亀のじゃがりこ好きは知っておったが、そのじゃがりこシリーズで「枝豆」と「じゃがりこ」を掛け合わせたネーミングのようでしたが。本当に、なんだこれ。
・・・全国のえだまりこさんは、どういう心境なんやろうか。
なんだか、変である。
その後数日して、営業部長がとあるスーパーのチラシを持参。
「えだまりこ118円(税別)」とかのチラシ。
拙者も「まりこ」。
「まりこ」つながりでなんとなくそのチラシが気になり、営業部長に「外回りの際、なるべくこいつを多く買ってきて欲しい。20個でも30個でも店にあるだけ。」と頼んだところ、なんと「えだまりこ」を本当に30個(ダンボール2箱と6つスーパーのレジ袋入り)購入してきたのでした。
まじか・・・そんなにスーパーが仕入れていたとは知らなかった・・・誤算であった。
営業部長からは「これは院長の私物ですので、くれぐれも経費などで落とさぬよう」とか、そんな事するわけないじゃないかというところですが、いちいち釘を刺してきており。
で、4000円弱の代金を営業部長にレシートと引き換えに手渡したのでした。
ああ、なんという無駄遣い・・・アタシがばかでした。
という事で、ただいま「えだまりこ」が30袋診療所に横たわっておるです。
その中の一部を並べた画像が冒頭画像なのでした。
いやはや。
えだまりこ、大人買い。誰がこんなに食べるんだ。共喰いみたいな気持ちになるですよ、拙者。
と言いつつ一袋食べてみましたが、枝豆テイスト全開です。
じゃがりこのような癖になるジャンクな味ではないかもしれない。

と。
どうも猛暑で頭が程よく茹っている予感。
このブログを読んでご興味のある方、受付に言っていただければ、先着順で「えだまりこ」を1袋づつプレゼントいたします。
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えぜる(ezer)
登場者
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院長・・駒込えぜる診療所長
受付嬢・・診療所受付担当
覆面美容部員・・受付嬢の一人(寿的退職)
@えぜる編集部・・当ブログ編集担当部署
えぜる亀・・診療所に生息する亀。
風車の桃七・・忍者らしきもの。
はえとりくもこ・・お掃除担当蜘蛛
営業部長兼衛生顧問・・幹部候補
衛生部員・・虫を握りつぶす職人


その他部署一覧
えぜる放送部・・診療所音楽担当
えぜる捜査隊・・捜す係
HP制作委員会・・HPを管理する会

東京えぜるん
教派を超えたキリスト教集会。
2時間程度の会で途中参加OK。
聖書や教材を中心にゆるゆると。
どなたでも参加自由。
お茶菓子代200円。
駒込えぜる診療所集合。
担当:院長
*1か月以上先の日程については、状況により変更の可能性もあります。念の為、月初めに日程の再確認をしていただけると幸いです。


第137回東京えぜるん
2018年1月7日(日)15時〜
場所:えぜるの森
ヨハネ4:43〜54

第138回東京えぜるん
2018年2月4日(日)15時〜
場所:えぜるの森
ヨハネ5:1〜16

第139回東京えぜるん
2018年3月4日(日)15時〜
場所:えぜるの森
ヨハネ5:17〜30

第140回東京えぜるん
2018年4月1日(日)15時〜
場所:えぜるの森
ヨハネ5:31〜47

第141回東京えぜるん
2018年5月6日(日)15時〜
場所:えぜるの森
ヨハネ6:1〜15

第142回東京えぜるん
2018年6月3日(日)15時〜
場所:えぜるの森
ヨハネ6:16〜29

第143回東京えぜるん
2018年7月8日(日)15時〜
場所:えぜるの森
ヨハネ6:30〜51

第144回東京えぜるん
2018年8月5日(日)15時〜
場所:えぜるの森
ヨハネ6:52〜71

第145回東京えぜるん
2018年9月2日(日)15時〜
場所:えぜるの森
ヨハネ7:1〜24

第146回東京えぜるん
2018年10月7日(日)15時〜
場所:えぜるの森
ヨハネ7:25〜36

第147回東京えぜるん
2018年11月4日(日)15時〜
場所:えぜるの森
ヨハネ7:37〜53

第148回東京えぜるん
2018年12月2日(日)15時〜
場所:えぜるの森
ヨハネ8:1〜11

第149回東京えぜるん
2018年12月16日(日)12:00〜18:00
第6回クリスマスライブ
出演者募集中!
場所:Cafe dolce vita
東京都新宿区北新宿1-12-11
エトワールビル北新宿B1
03-3364-1530
大久保駅徒歩3分
office_dolce_vita@yahoo.co.jp





えぜるプロジェクト
東日本大震災
被災者支援ボランティア
〒985-0052 塩釜市本町9-23
代表:山田みちえ
民宿 外川屋
塩竈市浦戸寒風沢字湊136-3
TEL:022-369-2359
(ブログ2011年12月26日参照)
寒風沢島義援金振込先
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記号10160
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芳賀真理子(ヨシガマリコ)
(ブログ2012年3月19日参照)
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