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ども。
毎度、院長です。
随分、ブログ更新が遅くなり恐縮です。
あれこれやっており、たくさん書き留めておきたいことがあるような、かといって何も書き留めることもないような、濁流のような清流のような水無川のような日々の流れであることには変わりなく。
最近読んだ本の中に確か、「自分を素直に表現できるのが歌だった」という風に表現されていた声楽家(ベー・チェチョル:甲状腺癌の手術の際神経を切断、歌声だけでなく右肺の機能を失うが、その後奇跡的な回復を遂げている)の、そのフレーズを考えていたところでした。
この方の歌声は本当に滋味があり、そういう風に自分を素直に表現するものが芸術の域になっている方っていうのはいいもんだな、と思うです。
拙者自身を振り返ってみれば、素直に表現されたものが見聞きに耐えない、未分化すぎて形になってないということが、生活の大半だったりするわけで。
ということで、未分化なままの文章や画像がこのブログにはふんだんにありて、今回の冒頭の画像などもその類であります。
何をとりたかったのかというと、彼岸花を撮りたかったのです。
でも、肝心の彼岸花がしゃんと撮れていないし(巾着田のような彼岸花の群生は見出せなかったという言い訳もあるのですが、そもそも画像に花の詳細が写っておらず)、傾斜地にちょぼちょぼ咲いているのを画像に収めようとしたら、どうにも不安定な中途半端な構図になっており。

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ことの起こりは、9月下旬に彼岸花を観にどこかにいきたいと思って探していたのですが、どうせなら行ったことのないところにしようと思い、近いが故にいつでも行けるからということで行ったことのなかった、小石川植物園に小雨のぱらつく中、てくてく出かけたのでした。
小石川植物園はちょっとした森のような雰囲気で、東京大学の付属機関ということもあるのか(?)、さほど観光地化されておらず、いい意味で飾りっ気のないところでした。
池の鯉たちも、全く飾りっ気なく、拙者とえぜる亀とが池に近づくとワシワシと寄ってたかって来ては、餌をくれとばかりに口をぱくぱく開けにけり。
そのうちに、えぜる亀を仲間と意識したのか、亀までが近づいてきており。

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小雨降る中、研究者のような方が雨カッパを着て、ペンと紙とを持って入念に植物を観察している様子なども拝見し、なんとなく散策場所としても落ち着く感じがしました。