青空が好き!

身の回りに、好きなものがいっぱいあった!というお話し。

2017年10月


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これは面白かったです!

まず、著者のサンキュータツオさん。

お笑い芸人さんのようですが、「なんでやねん!」とか「アホかいな」みたいな、
いわゆる「ツッコミ文」でノリが良くて楽しい!

そして何より面白いのが、その論文のくだらなさ(スミマセン)

例えば、
「プロ野球選手と結婚する方法」
「縄文時代の栗のサイズ」
「かぐや姫のおじいさんは何歳か」などなど・・・

この「どーでもいいけど、言われればちょっと気になる?」テーマが目白押し(笑)

どれも、逸品なんですが、その中でも私が好きだったのは

「競艇場のユルさについて」

これね、いわゆる、フィールドワークで競艇場に通い、その有り様を論文にまとめているものです。

(そんなもん、論文になる?と、まず、しょっぱなから衝撃)

例えば、常連が場所取りのために使う座布団は、

ピンクの防空頭巾が汚れて灰色になっているものを使用」・・・

私は風呂の湯船でこれを読んだんですが、思わずおぼれそうになりました(汗)

まあーそんな感じで、実にユニークです。

そしてこの本を通して、論文って大学だけのものじゃなく、

一般のアマチュアの人も結構いい論文を書いていることを知りました。

その人たちの一途な生き方、好きなことを(どーでもイイことが多いが)研究し続けることの楽しさ

まさに生きる喜びはここにあり!ってことを、教えてもらいました。

※写真 もう冬タイヤに交換!よく見ると、かっこええなぁ


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↓「もっと」ということは、その前があるってことね

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昭和57年
に世に出た本です。

すっごく短い短編を集めたもの。

最後に、ちょっとひやっとするようなオチがあります。

SFの星新一さんに似てますね。TV番組でいうなら「夜にも奇妙な物語」みたいな。

完全に「娯楽のため」の本です。

当時の人はこれを面白い~って言いながら読んだのかな?

正直、今の私には「ふ~ん、そうか」ぐらいでした(汗)

たぶんね、ダジャレと同じ、「布団が吹っ飛んだー!」みたいな。

今の人にとっては寒いギャグですが、たぶんその頃の人は「わ~面白い~!」って喜んだはず。

つまり、娯楽も進化し、洗練されていくんですね。

スマホゲームを楽しんでいる今の子たちにとって、

コマ回しなんてそんな面白い物ではなくなった・・・みたいなもん。

戦争ものとかもっとシリアスな小説は、昔のものでもレベル高いんですが、

娯楽は、遅れていたんだろうなぁとしみじみ思わせる小説でした。

日本人ってお遊びがヘタだったんだなぁ・・・って思いました。

※写真 初雪降ったし~!10月23日だし


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↓ひとつひとつが超短い&オチがある これは当時としては斬新な手法だったのかも・・・

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3年ぐらい前に、直木賞を受賞した作品です。

短編集なんですが、読み終えた後、疑問がありました。

「どうして、この本が直木賞に選ばれたのかな?」

なんかね、文章、そんなにすごーっく良い!ってほどでもないような?

ストーリーもね、うん、まあ、普通の感じ?

その良さが、すぐにはちょっとわからなかったんです。

でもね、3日ぐらいして、普通にいつものお仕事やってて、

つらつらとね、考えごとしてたら、なんかじわ~っと「ああ、良い本だ」としみじみ思ったんです。

直木賞受賞作品って、たまに、こういう現象が起きるんですよね。

消化し、理解するまでに、時間がかかる、大人の本・・・

何かイイかと言いますと、

ポジティブとネガティブの中間あたり?を描いているんですよね。

短編集の主人公たちは、悲しい人たちなんです、みんな。

宿命と言うか、もうその悲しい人生を変えようがなくて、あきらめてる。

もっと幸せになりたい!って、じたばたしているのではなく、悲しい人生、そのまま受け止めている。

「淡々」というほど冷めてないけど、「ひたむき」というほど熱くない、その中間ぐらいかな。

美しい背景とともに、そういう人達の有りようも、とても美しいんですね。

あと、ちょっと「アナログ回帰」していて、今どきのオシャレ感が漂ってます。

良い本に出会えました。

※ 秋になって最後に咲いてくれました。黄色が目にしみます


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↓表紙も綺麗ですよね

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