2012年01月26日
「“恋人を欲しいと思わない”青年の心理的特徴の検討」が
青年心理学研究第23巻第2号に掲載されました(p.147-158)。
“恋人を欲しいと思わない”青年の研究は,
大きく2つの理由から始まりました。
1つは大学の講義で恋愛について話した時,
学生からのコメントペーパーに,
「恋愛には興味がないから,今日の授業は
面白くなかった」という感想が書かれていたことです。
私が大学生の時には,「誰でもいいから恋人が欲しい」と
思っていたものですから,
恋愛に興味がない,恋人を欲しいと思わない大学生のことが
正直,理解ができなかったのです。
ですが,青年心理学者である以上,
青年のことが理解できないとは言えません。
そこで,恋人を欲しいと思わない青年の研究を
行おうと思ったわけです。
もう1つの理由は,もともと大学生の恋愛について
私は研究しているのですが,
恋人がいる大学生は平均して約3割しかいません。
残りの7割は恋人がいない。
ですので,集団で調査をしても,7割の人のデータは
使えないことになります。
これはもったいない。
そこで,恋人のいる人の調査と一緒に,
恋人を欲しいと思わない人の調査もやってしまえば,
一度で2つのデータが取れるわけです。
ただ,恋人を欲しいと思わない大学生は約2割。
恋人がいるのが3割で,欲しいと思わないのが2割。
残りの5割は,恋人がいなくて欲しいと思っている人たちですが,
この人たちの研究はまだできていません。
やっぱりもったいないですね。
結果としては,恋人を欲しいと思わない人たちにとっては
非常にネガティブなものとなってしまっています。
おそらく,私自身が,「恋愛はしないよりしたほうがいい」と
思っているため,導入した変数が,
欲しいと思わない人たちにとってネガティブな変数だったのでしょう。
これは反省のひとつです。
その反省のもと,恋人を欲しいと思わない青年の研究
第2弾を昨年行い,日本青年心理学会で発表しました。
こちらの方がまだポジティブかな?
この研究は,大変関心をもってもらっていて,
青年心理学会での発表でも,多くの方が聴きに来てくれ,
3月の発達心理学会では,シンポジストとして
話すきっかけにもなりました。
現在も,恋人をほしいと思わない青年の研究は,
第3弾,第4弾と進行しています。
今後の展開にも,関心をもっていただければ幸いです。
髙坂康雅(2011). “恋人を欲しいと思わない”青年の心理的特徴
青年心理学研究, 23, 147-158.
青年心理学研究第23巻第2号に掲載されました(p.147-158)。
“恋人を欲しいと思わない”青年の研究は,
大きく2つの理由から始まりました。
1つは大学の講義で恋愛について話した時,
学生からのコメントペーパーに,
「恋愛には興味がないから,今日の授業は
面白くなかった」という感想が書かれていたことです。
私が大学生の時には,「誰でもいいから恋人が欲しい」と
思っていたものですから,
恋愛に興味がない,恋人を欲しいと思わない大学生のことが
正直,理解ができなかったのです。
ですが,青年心理学者である以上,
青年のことが理解できないとは言えません。
そこで,恋人を欲しいと思わない青年の研究を
行おうと思ったわけです。
もう1つの理由は,もともと大学生の恋愛について
私は研究しているのですが,
恋人がいる大学生は平均して約3割しかいません。
残りの7割は恋人がいない。
ですので,集団で調査をしても,7割の人のデータは
使えないことになります。
これはもったいない。
そこで,恋人のいる人の調査と一緒に,
恋人を欲しいと思わない人の調査もやってしまえば,
一度で2つのデータが取れるわけです。
ただ,恋人を欲しいと思わない大学生は約2割。
恋人がいるのが3割で,欲しいと思わないのが2割。
残りの5割は,恋人がいなくて欲しいと思っている人たちですが,
この人たちの研究はまだできていません。
やっぱりもったいないですね。
結果としては,恋人を欲しいと思わない人たちにとっては
非常にネガティブなものとなってしまっています。
おそらく,私自身が,「恋愛はしないよりしたほうがいい」と
思っているため,導入した変数が,
欲しいと思わない人たちにとってネガティブな変数だったのでしょう。
これは反省のひとつです。
その反省のもと,恋人を欲しいと思わない青年の研究
第2弾を昨年行い,日本青年心理学会で発表しました。
こちらの方がまだポジティブかな?
この研究は,大変関心をもってもらっていて,
青年心理学会での発表でも,多くの方が聴きに来てくれ,
3月の発達心理学会では,シンポジストとして
話すきっかけにもなりました。
現在も,恋人をほしいと思わない青年の研究は,
第3弾,第4弾と進行しています。
今後の展開にも,関心をもっていただければ幸いです。
髙坂康雅(2011). “恋人を欲しいと思わない”青年の心理的特徴
青年心理学研究, 23, 147-158.
