司法試験
2017年5月16日 公開
2020年8月11日 更新


 毎年4月になると、司法試験がらみの検索ワードでこのブログにアクセスする人が、ちょっとだけ増えます。「司法試験 ボールペン」とか。

 


 閲覧して頂けたことに感謝すると同時に、ちょっと心配してしまいます。

 この大切な時期に、こんな零細ブログに時間を使ってしまったことで、受験生が
自分を責めていないか、心配です。

 新司法試験の場合、だいたい、直前の4月くらいになって、「あ、これ、物理的に間に合わんな」と本格的に気付くんですよね。うすうす気付いてはいたんでしょうけれど。

 直前に復習しようと思っていた範囲が膨大すぎて、自分が思い描いていた到達度にまで行くには、もう時間が足りなさ過ぎるっていう。

 その結果、

 「今さら勉強しても一緒やん」

 「プレッシャーかけて逆に体を壊したらいかんので、もう休んだらええやん」

という境地に達して、ついついネット上を漂流してしまうんですよね。で、寝る前になって、今日の自分のふがいなさを責めるんですよね。分かります

 今日は、間違ってこのブログにたどり着いてしまった受験生のお役に少しでも立てるよう、耳寄りな情報をお届けしたいと思います。

 とはいっても、「こうすれば良い点獲れるよ」というようなレベルの高いお話をするのは、私には無理です。私にできるのは、自分を甘やかす方法をお伝えすることくらいです。けっこう、なんとかなりますよ。


※2020年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、司法試験が8月に実施されます。

 


<<解説>>

1.今さら追い抜かれることは、ほぼ無い


 1日1時間は、1年間で365時間。2年間で730時間。3年間で1095時間。

 勉強量の差は、この数年間で、大きなものになっています。

 ある程度は能力や効率、センスによって左右されるでしょうけれど、どんなに優秀な人でも、「量」は必要なはずです。

 今さら勉強量で追い抜かれることは、ほぼ無いので、もう、無理はしなくていいと思います。

 この期間に勉強したことが、そのまま本番で出題されることは、ほとんど無いでしょうし。

 今日までに、自分ほど勉強してこなかった他の受験生は、この直前期も、やっぱり自分より怠けてしまう可能性のほうが高いはずです。

 むしろ、「今日、脱力することができた自分をほめてあげる」くらいの余裕が持てれば、同程度に勉強した人たちの中で、頭ひとつ抜けられるんじゃないでしょうか。

 ・・・「もう追い抜けることもほぼ無いのか」と考えてしまった人は、忘れてください。


<<解説>>

2.会場で聞こえる声は、気にするほどじゃない


 おそらく、会場では、受験生の様々な声が聞こえてくるでしょう。

 「うそ、私の勉強量、少なすぎ?」

 「あら、あの回答、間違っていたのかしら?」

と心が乱れることもあるかもしれません。

 休憩時間に耳栓をするのは、一つの作戦でしょうね。

 私のように、自分を甘やかすのに慣れている受験生であれば、次のような思考作業をするのもお勧めです。

 そこに居る人たちの7~8割は、辛いことですが、落ちます。自分とは違う解答の内容が聞こえてきても、それが的外れである可能性はけっこう高いはずなのです。

 例えば、2016年司法試験で、福岡市の受験会場だと、出願者が438人、受験者が385人で、そのうち65人が合格しました。合格率は16%くらいです。逆に言うと、84%という大多数の人は、合格ラインに届かなかったことになります。

 ですので、自分がその会場の多数派じゃなさそうな雰囲気がしても、それほど心配する必要はありません

 ・・・「8割落ちる」という言葉のダメージのほうが大きい人は、忘れてください。いや、そんな試験であることはもちろんご承知の上でしょうから、逆転の発想を、ね・・・?


<<解説>>

3.みんな勉強の途中で受かっていく


 以前、司法試験の短答式試験・論文式試験で、間違って満点を取ってしまったことで、不正が発覚した受験生のことがニュースになりました。

 満点になるというのは、不正以外ではあり得ないようなことなんですよね。

(関連記事)
 


 短答にせよ、論文にせよ、完璧な受験生が存在し得ないというのは、ある種の救いであるように思います。

 「これだけやれば大丈夫、もうやることがない。」というレベルまで勉強できた人は、おそらく、居ないはずなのです。まあ目標の設定によるかもしれませんが。

 法律という山はものすごく裾野が広くて、てっぺんもはるか雲の上なので、みんな、少しずつ坂を登りながら、勉強の途中で合格していくのだと思います。

 何が言いたいのかというと、思い描いていた筋力がついていなくても、それはみんな同じはずなので、そんなに気に病む必要はない、ということです。

 ・・・そんな大層な山には登りたくないよ、と感じた人は、忘れてください。

 とにかく、今日くらいは、もっと自分を甘やかしていいと思いますよ。早く、気持ちいい布団に入って、ぐっすり寝てくださいね。


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