1月21日に発売された不定期刊「レイル」109号に写真を大量に供出いたしました。国鉄/JR奈良線のものです。
鉄道友の会京都支部の高田圭氏が「JR奈良線の歴史を探る」という記事を書かれて、その関連で依頼がありました。同氏文章の随所に蒸機時代からディーゼル化を経て電化後まで、カラーを交えて14枚が採用されています。加えてそれらとは別に私の名前で「昭和40年代の国鉄奈良線を振り返る」という12頁の写真グラフが仕立てられました。また、上の画像の左側、雑誌の裏表紙も私で、キハ35と稲荷駅の有名なランプ小屋を一緒に収めた一枚です。
JR奈良線といえば地味として取り上げられる機会も少ないのですけれど、開業時の奈良鉄道がスイス製蒸機を導入したとか、東海道本線の一部区間を転用したり、平行する近鉄奈良線、かつての奈良電や京阪との軋轢、さらに陸軍軍事軌道との関係にも興味深い経緯があって、参考文献と脚注に2頁を割いた全12頁に及ぶ高田氏の解説は、必ずや皆様の好奇心を満足させることと存じます。
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