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スタッフ金野です。

芸術家たちの“自画像”を紹介した一冊。

中でも異色なのは、ナイフで生皮を剥がされた殉教者・聖バルトロマイを自身としたミケランジェロ、首をはねられたゴリアテの頭部を自身としたカラヴァッジオの自画像。

このように自分自身を貶し、醜いものとして表現するのは、どういった心情からなのでしょう。

そしてフリーダ・カーロの悲痛な自画像。

誰よりも愛し、彼女を絶望へ突き落とした男、ディエゴ・リベラと離婚した直後に描いたものです。

おなじみの長い髪をバッサリと刈り、男の服を着た彼女は、落ち着いてこちらを見つめます。床には髪が悲惨に散らばり、楽譜とともに「いいかい 君を愛したのは あの豊かな髪があったから 頭をまるめた君を もう愛せない」という歌詞が描かれます。

フランシス・ベーコンは自画像を数多く描きました。

誰もいない部屋に座った彼の顔は歪み、まるで拷問でも受けているかのよう。

「自画像は散々描いた。それは私の周りでハエみたいに人が死んでいくから。自分を描く以外ほかにモデルがいない」と彼は語っています。