新年度に向けて・・・

大波乱の２００７年度が終了した。かなり痛い目にあったディーラーも数多くいるが、これも厳しい相場の世界。いかに波乱相場を傷口を広げずにしのぐかがこの世界で生き残る術だろう。

今日はほとんど何もしなかったが、日本車両、第一パン、エコナック、太平洋海などをちょこっと売買。本日は＋３で、３月は＋１７０で終了しました。

さて明日から新年度相場だが、どう考えてもすぐに立ち直る相場とは思えない。ただ全面安になる段階は終わっているのでいかに上昇する銘柄を選択できるかがカギとなるだろう。

テーマとしては洞爺湖サミットがあることから環境関連は幅広く物色されるだろう。また電気自動車関連や航空機関連もかなり裾野が広い。それから食料危機が叫ばれる中、農業関連もマークしておきたい。

では無理をしないで頑張りましょう。

ドレッシング

前場もなんとなく弱く、上がることもなさそうやな・・・と思って昼休みに北朝鮮のミサイル発射速報。こらあかんなあ、とふたを開けたら先物から急上昇。見る見るうちに３００円くらいの棒上げ。さっぱり訳が分からん・・・。

北朝鮮のミサイルは隣国の韓国でも全然問題視されず、またやっとるわ、くらいの感覚。東京は毎度のこと、石川製作が買い気配の始まり。手詰まり状態の中では絶好の獲物と映ったようで・・・。

とりあえず、材料はよく分からず、期末を控えたドレッシング買い、投信設定による買い、先物ショートカバー、と色々と理由は付けられるが・・・。

今日も基本的には暇な一日。武田、富士興、ＦＤＫ、井筒屋、ティアック、東京衡機などを売買。本日は＋３で終了しました。

今期もあと一日ですな。何とか平穏に・・・。

なんとなく・・・

円高、ＮＹ安があると、とたんに萎んでいく東京市場。まあなんとなくここまで上げてきた感じだがこれ以上買う理由も特になく、今日は小口の売り物で下げ。とにかく外人は売るものは売ってしまって、後は材料次第では買い戻すことも考えられるが・・・。

ホンマに何も書くことがなく、本番は４月に入ってからということでディーラーは完全見送り姿勢。

異動の時期にも当たっているので去るディーラー、来るディーラーもあり、いつもながら今はモチベーションが上がらない状況ですな・・・。

チタン工、武田、富士興、東京衡機、ＧＳＩクレオス、クミアイ化学、暁飯島など売買。本日は−１で終了しました。

凪相場だが・・・

配当落ち日とあってそれをどう埋め合わせるか、に注目が集まったが、何とか引け間際に帳尻を合わせるように買い物が入り、高値引けとなった。

だがザラ場中はうんともすんとも言わない凪相場で、やる気無し相場は変わらない。ディーラー連中は期末なので有給消化で休んでいる者も多いみたいで板はスカスカ状態。ちょっとの買いでも売りでも値が飛んでしまう。

今期はかなりのディーラーの首が飛んだという話もチラチラ聞こえ、厳しい相場だったのを物語る。個人投資家も身動きが取れない中で、プロ同士の取り合いが今しばらく続くのだろう。

さて暇なので四季報を最初から最後までほとんど読み終えてしまう状況だったが、最後だけ少し参戦して微々たる利益。シンワＯＸ、武田、ハルテック、ティアック、ＧＳＩクレオス、ＦＤＫ、ジャレコなどを売買。本日は＋１２で終了しました。

真空地帯

ＮＹは当面の危機は去ったとの見方から想像以上の強さを見せて上伸。さらに為替も１ドル１００円の円安に戻ったことで東京市場もしっかりの動き。

この辺りは真空地帯で少しの売買で上下にぶれやすいところ。配当取りの動きも活発だったようで利回りの高い銘柄に高いものが目立った。

ドイツの武者さんも底入れの確率が７０％というレポートも出され、最悪期は脱した雰囲気も漂うが、明日の１００円弱の配当落ちを埋めて上げられるかが目先のポイントか。上げても２５日線の１３０００円付近で戻り売りが増えそう。

昭和ＫＤＥ、富士興、新電元、ティアック、ＦＤＫ、ＧＳＩクレオス、井筒屋、太平洋海などを売買。本日は＋２３で終了しました。

買い気なし

明日に配当取り最終日を控えているのでそれとなしに買われる銘柄は散見されるのだが、如何せんこのボリュームでは上値は追いにくい。海外市場も休場だったので外人投資家の動きも鈍いまま。

ＳＱ値だった１２５００円どころに突っかけると戻り待ちの売り物が出され、なかなか上値突破は難しい。結局大引けにかけては日計り筋の手仕舞い売りで急速にダレル展開となった。

ホンマに今期はもう勝負ありで今さらじたばた売買してもしゃーないというディーラーも多いため、完全見送り状態。配当落ちも控えていてはオーバーナイトも出来ない。

エコナック、東京衡機、リズム、マミヤＯＰ、ＧＳＩクレオス、太平洋海などを売買。本日は−３で終了しました。

ロングショート解消

日本が春分の日で休んでいる間、ＮＹは乱高下していた。結局行って来いの形で何事も無く今日を迎えたが、とりあえず閑散に売り無しの格言どおりの展開となった。

シカゴで商品相場が暴落に転じているのを理由にこれまで買われていた商社株に急落するものが目立っていた。ただ、完全に急転回したかどうかはまだ結論は出ず、ヘッジファンドのポジション整理による、これまで買われていたものは売り、売られていたものは買い戻す、いわゆるロングショートの解消によるものがほとんどと思われる。

紙パルプや小売り、建設、電力などが買われる理由は特に無いもんね・・・。期末の配当取りは一部にあるかもしれないが・・・。

今日の動きだけをとらえると、強いんちゃうか？のように見えるが出来高の薄さ、期末を控えたディーラーの静観、今晩ＮＹ市場が休場のために外人の見送り・・・と売りが手控えられた中での上昇なので継続性は疑問。

まあとりあえず目先の下値不安は遠のいたので小口の買いで上がるものが多かった。マルハニチロ、森永、オエノン、サカイオーべ、富士興、明星電気、東京衡機、井筒屋、太平洋海などを売買。本日は＋２２で終了しました。

大逆転

アメリカの７５ｂｐの利下げ自体は織り込み済みだったのだが今後のさらなる緩和があるとみたところで一気の戻り足となった。まあ高水準の売り残から買い戻し主体の作られた相場展開だったようだが・・・。

それに引き換え東京は「今日も寄り天ちゃうん？」という予想通り大幅高で寄った後は買いが続かず、ダレる展開となった。為替を見ながらの商いだが、実需の買いが入っていないので日計り筋の手仕舞いがダレる要因だろう。

今日の大引けの数字を見るとＮＹが１２３９２ドルで東京の指数と逆転してしまった。これは２００３年の安値をつけた時以来のことで、いかに東京市場が見放されているかを物語っている感じ。

ＧＮＩ、森乳、オエノンＨＤ、ダイワボウ、武田、三井造、スピンドル、ティアック、太平洋海などを売買。本日は＋４８で終了しました。昨日もっとポジションを取るべきだったなあ・・・。

FOMC待ち

それにしてもＮＹはしぶといですな。場中急落する場面があっても引き戻す力があるというのはすごいと思う。それに比べて東京市場の体たらくは・・・。

とりあえず短期的に下げすぎていたということで全般自律反発狙いの買いが優勢で、後場寄りに与党が提示した田波日銀総裁を民主党が蹴るという報道で売り気配で始まるも、すかさず切り返し高値圏で引けている。

為替も昨日の９５円台に突入したところがストップロスを巻き込んだ感があるのでこちらもドルの自律反発の動き。とにかく今晩のＦＯＭＣで利下げの幅がどれくらいになるのかが注目だが・・・。

７５ｂｐの利下げは織り込み済みでそれ以上が好転の材料となる。この利下げでアメリカは物価上昇率を差し引いた実質金利がマイナスになるのでそれなりには効いてくるだろうが、今しばらくは住宅価格の下落が続くと見るとそう簡単に相場が反転上昇となるとみるのは早計だろう。

さて頑張って東京市場が引っ張る展開を期待したいのだが、期末接近でリスクを取りづらい。セコムテクノ、森乳、ダイワボウ、トーア紡、東京衡機、日本車両、太平洋海などを売買。本日は＋２７で終了しました。

瓜二つ

寄り前に日曜日であるアメリカのＦＲＢが緊急利下げを発表、それと合わせてベアー・スターンズをモルガンが買収のニュースと立て続けにビッグニュースが飛び込んできた。時間外のグローベックスが暴騰の後急落と目まぐるしく居所を変え、東京市場の寄り付き。

為替が１２年ぶりの９５円台に急伸したことで弱気心理に拍車がかかり一時５００円を越す暴落商状となった。

しかしアメリカの一連の動きはバブル崩壊後の日本と瓜二つ。今日はあの山一證券が破綻した日が頭によぎったくらいの動きだった。少しアメリカの方が政策を打つ手は早いが、小出しにしているところはほぼ同じ。結局最終的には公的資金をぶち込む展開にならざるをえないのでは・・・。

それにしても東京市場はＮＹ市場を上回る下げピッチ。チャート的にも歯止めは無く、単純平均もあのダウが最安値の７６００円台の時を超える安値となった。個人的には下げすぎの水準に入っているとみて今日の後場は打診的に買い始めたが・・・。

セコムテクノ、カーバイド、インキ、丸山製、住友精密、ＣＷＥ、太平洋海などを売買。本日は＋２８で終了しました。

鉄が切り返す動きを見せるなどいったんは自律反発の動きになる可能性も高いと思うが。ＮＹがどれだけの下げで止まるか・・・。

絶望的だが・・・

ＮＹ市場も大荒れだがそれなりに自立性というかリズムがあって、２００＄下げていてもそこから切り返す力があるので頼もしい。

東京は一応高く始まっても、どうせすぐ売られるやろう、という投資家が多いので絶好の売り場を提供するだけ。強力な買い方が不在でこういうときこそ長期で買い向かい、売り方をビビらすような相場を期待したいのだが・・・。

為替を見ながらの売買だが、実際売り込まれているのは世界的にドルであり、円はドルに対して強いだけなのだがあまりにもそれに反応しすぎ。企業はある程度為替予約を済ませているだろうし、ユーロに対しては円は弱いのだから・・・。

まあそれよりも政治家の株式市場に対する危機意識の無さ、国民不在の不毛な議論を押し進め、いたずらに時間を浪費しているようではなかなか投資マインドは好転しづらいのだろう。

シンワＯＸ、富士興、川船の空売りなどは利食いだが、細々とやられた。プリマハム、日東網、トーヨーカネツ、太平洋海運など売買。本日は−９で終了しました。

それにしても今年に入って友引は１勝９敗、金曜日は７連敗で鬼門。来週も厳しそうだが、相場は絶望的になった時が買い場であることは歴史が証明している。慎重に頑張ろう。

寄り天では・・・

緊急利下げではなくて米欧中央銀行の協調資金供給の発表だった。昨日の上げはこれを映したものでインサイダー臭い動きに思えるが・・・。

しかしながら要所で売り方をビビらすような対策を矢継ぎ早に繰り出すのはさすがというほか無いが、それだけアメリカも窮地に立たされている証左だろう。もちろんこれで危機は去ったという見方をするものはほとんどいなく、とりあえずスクラムを組んで頑張るぞというファイティングポーズを取っている意味では効果はある。

翻って日本は日銀総裁も決められない相変わらず「何しとんねん？」状態。武藤総裁でエエからはよ決めてくれ、という気がするがそれよりもガソリンの暫定税率撤廃の問題を議論せえ、と思うが・・・。

予想通りというか大幅高で寄ったときは大体寄り天のパターンが多いが、やはり例外なく今日もそうだった。持ちがないと難しい展開。

ビクター、日産、富士興、セコム、井筒屋、小杉産などを売買。本日は＋１８で終了しました。明日は都合により休みます。

自律反発

ＮＹが下げ止まらずどうなるかと思ったが目先突っ込み警戒感が出て買い戻しが入り、後場に入るとほぼ一本調子で上げた。

アメリカが今晩にも緊急利下げの話が出てたみたいで売り方が手仕舞いに入った様子。ただ現物の方は売り込まれていた鉄の買いは活発だったが、全体の広がりはイマイチだった。

とりあえず今日の反発でチャート的にはいったん仕切り直しでホッと一息。現物は１月２２日の安値をブレイクしているが、１月２３日にＳＩＭＥＸで１２１３５円という幻の安値をつけており、何とかこれは守られている形。

さて昨日のやられ分は取り返したかったが上げ途中でショートもヘッジで出してしまったために踏まされることになった。西松建、東洋精糖、トーヨーカネツ、ＦＤＫ、セコム、エコナックなどを売買。本日は＋１９で終了しました。

さて今晩はアメリカが緊急利下げをするのかどうか・・・

インチキ統計

相変わらず機械受注は予想とズレが大きい指標だ。何で１９％も増えるのか不可思議だが、これが以前の１４時発表のままだったら大荒れの相場だったに違いない。まさにインチキ統計といわれる所以だ。

今日はそのおかげで寄り付きはしっかりとした始まりになった。これが逆に格好の売り場提供となった模様で、そこからはまったくいいとこ無しで１月の１番底をあっさりと割り込む展開となった。

おまけにアルプスと名鉄が売買できないシステム障害発生とトラブル続きの東証にはあきれるばかりだ。この下げで再びノックイン価格に続々とヒットする可能性が高まり下げに拍車がかかる懸念が出てきた。

個人的には先週末の下げよりも体感温度は低く、投げざるをえない状況だった。東京衡機、トーヨーカネツ、オーミケンシ、エコナック、富士通ゼネラル、ハルテックなどを投げ。本日は−４０で終了しました。

さてアメリカは何処で止まるかな・・・

正念場

一体昨日の上げは何やったんや？というような今日の暴落。昨日のサブプライム公的資金注入話は買い方が流したデマか、羽音に驚いた売り方が踏みまくったか、であった。

アメリカのあらゆる状況は日に日に悪化の一途をたどり、かつて経験した日本の状況と酷似している。おまけにサブプライム問題は日本の時と異なり、当事国のみの被害ではなく、世界的な混乱を招くものでたちが悪い。

とにかく結末は神のみぞ知るだが、早めに手を打たないと後でつぎ込むマネーは莫大なものになるのは歴史が物語っている。

まあ日本も日銀総裁の決定でもめているし、今のところエエ材料は特に無いですな。

さて円高トレンドが続く中で相場は神経質な動き。主力は外人のアグレッシブな売りでひとたまりも無いので材料株でつなぐしかない。西松建、エコナック、コープケミ、河合楽器、トヨタ、ＦＤＫ、タクマなどを売買。先物はヘッジ売り。本日は−４で終了しました。

来週は為替やＮＹ、メジャーＳＱと正念場。１月２２日につけた１２５７２円を割り込めば節目が無く、仕組み債のノックイン価格が次々とヒットしてしまう懸念が高まる。要注意だ。

ショートカバー

１３０００円アンダーは目先的には売り込みにくく、為替がどんどん円高に進むとか材料が出ない限りはザラ場中は下がらない状況になってきた。

ＮＹも連日急落する場面があっても下げ渋る展開が続いており、それだけショートも溜まっているのだろう。

今日は後場に入ると何が起こったか先物から窓を空けて急伸し、久しぶりの値動きとなった。途中でアメリカがサブプライム救済のために公的資金を投入検討という話があったという理由が分かったのだが、売り方もかなりビビリながら参加しているのだろう。

さて個人的にはやっと今月に入って片目が開いた。個別物色は盛んでそれにうまく乗れれば利食うチャンスは広がるのだが・・・。配合飼料、川島織、サカイオーべ、トーヨーカネツ、ティアック、リズム、井筒屋など売買。本日は＋３７で終了しました。

ホンマに公的資金使うんやろうか・・・？

停滞

売り方も買い方も決め手を欠きどっちつかずの展開が続いている。双方自信が無いために出来高も細り、きっかけ待ちの状況。

需給面では長期資金が期末の配当取りや、信用の買い残が少なく売り残の増え、また裁定買い残が減っていることから見ても悪くは無い状況といえる。

問題はやはり外部環境の悪さでとにもかくにもアメリカのサブプライムの行方。国内においても政治の停滞感が改革を遠のかせている。

まあいずれにしても日本株はＮＹ市場に連動しているのでついていくより他は無い。チャートではＮＹが１月２２日に１１６３４ドルという安値のヒゲをつけているのでここを割らない限りは東京も底割れは無いと思う。

さて今日もイライラがつのる一日だった。狙った株が動かず、目を離した銘柄がぼんぼん上がったりちぐはぐな感じ。ダイワボウ、オーミケンシ、クミアイ化学、タクマ、丸山製、新電元など売買したが、日本車両、サカイなどは投げ。本日は−７で終了しました。

尻尾が犬を振り回す・・・

今日の先物の動きはいつにもましてひどかった。下を叩きにいったかと思えば今度は１３０００円以上まで担ぎ上げ、後場はまた１３０００円以下を叩き、また買い戻し・・・。

通常は現物市場の値動きに合わせて先物がヘッジで動いたりするのが自然なのだが、最近は先物の投機的な値動きに現物が振り回されるという不自然な値動きが目立つ。よく尻尾が犬を振り回すといっているが・・・。

その証拠に先週の１４０００円に突っかけた時に逆に今年最低に売買代金がしぼんだこと。通常の動きでは上昇相場には出来高が膨らんで上げるものなのに・・・。今日の動きはさすがに投資家も呆れ顔で、「もうその手には乗れへんぞ、」という感じで見送りが多かった。

また相場の位置が微妙なところで、何か材料が出れば上にも下にも大きくぶれる可能性がある。今は為替市場の動きに左右されているが、唯一の支えは３月期末の配当取りに伴う長期資金くらいなものか・・・。

東洋精糖、日本車両、井筒屋、武田、ティアック、明星電などを売買。ＴＹＫの投げが痛い。本日は−５で終了しました。

下値模索

ようやくＮＹが勢いよく下げたがそれでもまだこの程度か・・・というのが正直な感想。サブプライムの当事者よりも東京の方が下げがきついっちゅうのもイマイチ納得いかんもんがある。

ドルの崩壊が始まった感がある。世界中のマネーがアメリカの債券を静かに売り払っているのかもしれない。ドル円は思った通り１０１円の節目に向かっているが、ここをブレイクすると１００円割れが地相場となる可能性が高い。

東京市場はあっと言う間に１３０００円の大台割れ。ついこの間１４０００円台に突っかけて喜んでいたのも束の間。これで１月２２日の１２５７３円と２月１２日につけた１２９２３円を結んだ上昇トレンドを外れ、２番底をもう一度試しにいく下値模索の展開を強いられることになった。

持ち越し玉も結構あったがヘッジでＥＴＦをショートしていたので被害は最小限に食い止めることが出来た。ＴＹＫ、トーヨーカネツ、沖電線、東京衡機などを売買。本日は−５で終了しました。

今晩のＮＹが反発するかが焦点だが、どっちにしても上には行きそうに無いですな。それにしても友引は暴落の日やな・・・