こんにちは。はじめまして。中国工場に出張中の柚木です。
ちょうどガンノウズのテストショットが上がってきたので、簡単ではありますがパーツ構成の解説を交えつつキットの紹介をさせていただきたいと思います。 

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ランナー構成。2枚成形のランナーは1枚だけにしていますが、ご覧のように画像1枚に収まるくらいのシンプルさ!(苦笑)抜きの関係で小さいパーツもできてしまいましたが、全体的に組み立てやすい構成になっております。
 
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組み立てた図。画像が悪くて色味までお伝えできないのが心苦しいですが、未塗装でもここまで色分けされております。製品ではゴーグルとガンマグナムの白い部分が塗装されるので、さらにカンペキなものに仕上がるかと。

そして今回お伝えしたいのが、関節に使われているPCパーツについてです。
PCパーツなんて普段気にも留めない部分だと思いますが、こんな部分にも製作者のコダワリが反映されています、ということで紹介させていただきます。
 
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お分かりになりますでしょうか?なんと、9割がボールジョイント!
肩、肘、足首などの関節に、可動範囲の広いボールジョイントが使われるのは珍しくないと思いますが、このシリーズでは
 
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上腕
 
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ヒザ
 
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カカト

こんな部分まで全部ボールジョイントに!
標準的な筒状のポリキャップは、本当に回転しかしない部分(下腕、モモ)しか使っていません…。

なんでこんなことをしているのか?その理由はずばり、
 
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お分かりになりますでしょうか?ご覧のように、パーツを本来動きのない部分にも動かすことができるようになっているのです!
そしてこの微妙なひねりが、単に関節を曲げただけでは表現しきれないアクションポーズの自然さ、色っぽさを演出するわけです。

シンプルな構成で最大限の効果をもたらす関節ギミック…さすが糸山さんや…

 
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こちらは個人的なおすすめポイントになりますが、セリフプレートを支えるパーツと、フライングベース接続用パーツは透明成形になっています。細かい部分ですが、臨場感を妨げないよう配慮されています。

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そんなわけで、キメッポーズ! ※フライングベースは別売です
こんなポージングができるのも、全身に配置されたボールジョイントのおかげというわけです。
(実際メダロットがこんなポーズ取るかどうかわからないけど、そこは勢いで!間違ってたらごめんなさい!)

いかがでしたでしょうか。パーツ構成自体はとてもシンプルなものですが、コトブキヤが今まで積み上げてきたノウハウと、新しい試みが混然一体となった、意欲的なキットに仕上がっていますので、気になった方は実際に手にとってその真価を確かめていただきたいと思います。

それではまた。