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足立区で、公園などにたむろする若者の迷惑行為を防ぐために、区の北鹿浜公園に、20代前半までの若者だけが聞こえる「モスキート音」と呼ばれる高周波を鳴らして遠ざける試みを行なっている。

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人間が聴くことができる音の周波数は20Hzから20KHzといわれているけれど、この音を聴き分ける能力は年齢と共に変化して、30代になると17KHz程度以上の音は聴こえなくなるそうだ。

もちろん個人差はあるのだけれど、下記の目安の通り、大体年齢と共に聞こえる周波数は低くなってゆく。

31歳~40歳に聴こえる周波数:13KHz
25歳~30歳に聴こえる周波数:15KHz
18歳~24歳に聴こえる周波数:17KHz
13歳~17歳に聴こえる周波数:19KHz

「モスキート音」とは、17KHzの周波数を持つ音のことで、大人には聴こえないキーンとしたとても耳障りな音なのだけれど、若者が聴き続けると不快感を覚えるらしい。

このモスキート音を利用した若者撃退システムを考案したのがイギリス。今では数多くの店舗で導入され高い評価を得ているという。

足立区が設置した装置もイギリス製。昨年この装置を設置したコンビニの店長によれば、効かない若者もいるが、早ければ三十秒で立ち去る若者もいるとのこと。それなりの効果は期待できる。

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こうした音による撃退装置は、最近注目を浴びていて、強力な音波を特定の範囲にだけ飛ばして、相手を無力化する装置が開発されている。

LRAD(Long Range Acoustic Device)と呼ばれるそれは、米軍や世界各国の軍隊・警察・消防機関に導入されていて、ソマリア沖海賊退治に活躍している。

日本では、調査捕鯨船団がこの装置を積み込んで、シーシェパードを撃退している。これまでシーシェパードは捕鯨船に高速ゴムボートで近づいて、薬瓶投擲などの妨害行為をしていたのだけれど、LRADでやられてからは、高速ゴムボートをあきらめて、抗議船で捕鯨船へ体当たりする攻撃に切り替えているそうだ。全く懲りていない。

音による攻撃は、長時間受け続けると難聴になる危険が指摘されているのだけれど、それでも銃火器等のように、直接相手を殺傷する危険が低いから、これからどんどん開発されていくものと思われる。


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画像若者だけ「耳障り」不快音装置、深夜たむろ防止へ…東京・足立

 若年層にしか聞こえない高周波の不快音(モスキート音)を流す装置を、東京・足立区が21日、区内の公園1か所に設置した。

 若者の深夜のたむろ防止が目的で、毎晩、午後11時から午前4時まで音を流す。自治体では初の試みで、来年3月まで続けて効果を検証する。

 設置場所は、昨年度に十数件の施設破壊の被害があった区立北鹿浜公園のトイレ付近。装置は英国製で、17・6キロ・ヘルツの高周波音を3分置きに発する。若者には耳障りだが、おおむね30歳以上になると聴力の衰えで聞こえなくなるという。

 装置を破壊されるのではとの懸念があり、この日は区職員4人が泊まり込みで警戒。午後11時に実験が始まると、管理棟前に友達と座り込んでいた近所の女子中学生(14)は「耳障り。ずっといたいとは思わない」。

 一方、見物にきた男子高校生(17)は「すぐに慣れると思う。(区の発想は)甘いね」と笑っていた。

(2009年5月22日01時38分 読売新聞)

URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090521-OYT1T00836.htm



画像深夜たむろする若者の撃退法 「モスキート音」に問い合わせ殺到 2009年05月20日16時53分 / 提供:J-CASTニュース

東京都足立区にある「区立北鹿浜公園」の広場に、2009年5月21日から「モスキート音」と呼ばれる高周波音を発射する装置が取り付けられる。名前通り、蚊の飛ぶ「キーン」という音に似ていて、これで深夜公園に「たむろ」する若者を撃退しようというものだ。同じような悩みを抱えている自治体やショッピングモールは多いらしく、設置会社には問い合わせが殺到している。

不快に感じる高周波音「発射」
足立区が設置するのは、「モスキート」という名前の英国製の装置。欧米で数千台使用されているといわれている。約10センチ四方の立方体に近い形で、17kHz以上の高周波の音を発する。

発せられる「モスキート音」は、不快に感じる高周波音で、テレビなど電子機器から聞こえる「キーン」という音にも似ている。健康診断や耳鼻科などで行われる聴力検査での「高音」は一般的に8kHzまでで、「モスキート音」はその倍以上高い周波数の音となる。高周波の音は若者に聞こえやすく、年を取ると聞こえにくくなる。

北鹿浜公園ではここ数年、トイレのドアや便器、施設の窓ガラスなどが数十回、「直しては壊され」を繰り返してきた。同区公園管理課の担当者も、「夜間パトロールだけではどうにもならない」と嘆く。パトロールは週2回、警備会社に委託して、若者に対し声かけや指導を行っているそうだが、「ひとつの公園に常駐しているわけではなく、限界がある」と悩んでいた。そんな中、いい機械があると聞き、09年4月に導入を決めた。

同区では、若者の話し声や花火など騒音がうるさいとか、深夜にたむろされて怖いといった苦情が少なくない。「うちの近くの公園でも困っている」という区民は多く、機械の設置を望む声が出ている。

コンビニでは「死活問題」
この「モスキート」という装置、セキュリティ機器などを扱う「メルク」という会社からレンタルされている。同社の担当者は装置について、「若者がたむろするような場所に設置し、『嫌だな、いづらいな』と思ってもらい、別の場所へ行ってもらう」のが目的だと説明する。英国での調査で安全性も証明されているという。高周波音の届く範囲は最大約40mで、周辺の住民にほとんど影響はない。

日本でもコンビニなどで、採用例がある。コンビニでは店頭に「たむろ」され、大声で騒がれたり、ゴミをちらかされたりし、中には苦情で閉店にまで追い込まれる店もあるという。

今回の足立区の導入を受け、マンションの管理会社、団地の自治会、ショッピングモール、そして地方自治体からなど、「山のように」モスキートへの問い合わせが来ているそうだ。

URL:http://news.livedoor.com/article/detail/4162271/



画像若者だけが聞こえる!?

噂のモスキート音って何だ?「この音聞こえる? 大人には聞こえない音なんだって」。そんな口コミで、あるMP3ファイルが話題だ。さっそく33歳の筆者もトライしてみると…ハイ、再生終了。えっ、何も聞こえない!? 少々焦りつつ、周囲にも聞かせてみた。「ピーって普通に聞こえるけど」(17歳男子)。「耳鳴りみたいにキーンキーンって鳴ってるよね」(26歳女性)。「えっ、これって何か音がするの?」(38歳男性)。あら、10~20代半ばはごく普通に聞こえることが判明。思わぬところから加齢感を突きつけられてしまいました…。

そもそも、この音の発信源はイギリス。若者だけが感知できる耳障りなノイズを発生させ、店頭でたむろするキッズたちを追い払うための装置「モスキート(蚊)」がネタ元だ。しかし、この音が若者たちの間でケータイの着メロとして大流行。イギリスのキッズたちは授業中に鳴らしまくり、聞こえずにキョトンとする先生を見てクスクス笑っているんだとか。

だが、若者には聞こえるけど大人(っていうか中年?)には聞こえないってどういうこと? 音の研究で知られる産業技術総合研究所・倉片憲治博士に聞いてみた。

「人間の耳が感じ取れる音の周波数は20~2万Hz(ヘルツ)とされていますが、このモスキート音は1万7000Hzの音ですね。高い音を聞き取る力は年齢に応じて明確に低下していきますから、30代だと聞こえない人も出てくるでしょう。ただ、個人差が非常に大きいので、これで“耳年齢”が分かる、ということにはなりません。イギリスのノイズ発生装置も面白い試みだとは思いますけど、本当に若者“だけ”を追い払えるかどうかは少々疑問ですね」

倉片博士によると、ヘッドホンで聞く大音量音楽はもちろん、過度の喫煙も聴力の低下と関連するそうだ。この音が聞こえないのは個人差でしょ?なんて言い訳でごまかしたいところだが、確実に耳のオヤジ化は進んでいるのかも。うーん、本当にショックなんです…。

(佐々木正孝)

URL:http://r25.jp/b/honshi/a/ranking_review_details/id/110000001764



画像シー・シェパードに「音のビーム」 捕鯨船が海賊対策の装置を初使用 2009.2.7 19:29

 南極海で過激な捕鯨妨害を続ける米環境保護団体シー・シェパード(SS)に対し、日本の調査捕鯨船団が、音波を大音量で浴びせる長距離音響発生装置(LRAD)を使用していたことが7日、わかった。ソマリア沖の海賊撃退にも使われているLRADが、捕鯨船団に装備されるのは初めて。SSは、LRADの放射を直接浴びやすい高速ゴムボートでの接近をあきらめ、抗議船そのもので捕鯨船へ体当たりする攻撃スタイルに切り替えており、南極海では依然、危険な状態が続いている。

 LRADは、人間に不快な周波数の音波を放射する直径80センチほどの円盤型の装置。相手を傷つけずに、攻撃意欲を失わせることを目的に開発され、耳をつんざくような“音のビーム”で相手の接近を阻止する。近年、民間船舶も装備し、ソマリア沖での海賊撃退にも成功例があるほか、米国などの治安部隊が暴徒を鎮圧する際にも使用している。

 日本の水産庁は「船団の安全を考え、詳細は言えない」としながらも、今回、船団に複数台のLRADを積んでいることを認めた。薬品入りの瓶を投擲(とうてき)しようと捕鯨船に接近するSSの高速ゴムボートに向け、2月から使用を開始。執拗(しつよう)な妨害を阻止することに成功しているという。

 SSは「軍用級の兵器で、民間人に用いるのは違法だ」と主張しているが、水産庁は警察庁などと事前に協議し、使用に際して国際法や国内法にも抵触しないことを確認した上で装備を決めており、「違法性はない」と反論している。

 SSのポール・ワトソン船長は6日、「この装置により、妨害活動に集中することが困難になったことを認めざるを得ない」との声明を出す一方、なおも捕鯨船団の近くで妨害の機会をうかがう方針を示している。(佐々木正明)

URL:http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090207/crm0902071933019-n1.htm



画像LRAD (Wikipedia)

ニューヨーク市警の車両に配備されたLRAD現用のものでは、American Technology Corporation製の長距離音響装置LRAD(Long Range Acoustic Device)と呼ばれるものがイラク駐留米軍に配備されるとの報道が2004年にあり、[1]メーカー発表によると300台以上配備されている。米軍が大量に配備している他、世界各国の軍隊・警察・消防機関に導入されている。

この装置は直径80cmの椀型をしており重量約30kgで、有効範囲にある対象に向け作動させる事で、攻撃の意欲を無くさせる効果もある。これは暴動などの際に催涙ガス(催涙弾など)を使用すると呼吸器疾患のある者が重体となったり死亡する危険性があるため、これに代わるものとしての利用が期待されている。ただしその一方で、断続的に強力な音波を照射された場合、聴覚障害の危険性があることも示唆されている。このため運用面では、制圧目的の場合には一度に数秒程度とし、連続照射を前提としていないことがメーカー側から示されている。

この装置は、指向性を持っているため距離の離れた限られた範囲内に音声メッセージを明確に伝えることにも利用でき、例えば災害発生時に相手側に無線受信機がなくても被災者に適切な指示を伝えたり、群衆の中の特定集団にのみ指示を出す(廻りの人間の妨げに成らない)事も可能である。


兵器の戦場での運用や成果は一般に報道されにくいものだが、2005年11月5日、エジプトからケニアへの航海途上にあった米国の民間・商用豪華客船がソマリア沖で武装海賊の襲撃を受けた際、長距離音響装置(LRAD)で海賊を撃退したことが報じられた。

また、2009年2月7日に報じられたところでは、調査捕鯨船に対して抗議船による体当り・臭気性の薬瓶投擲・信号弾の対象船への発砲など過激な抗議・妨害活動を行っており、エコテロリズムであると指摘されている米環境保護団体シー・シェパードに対し、日本の調査捕鯨船団が2009年2月からLRADを用いて、同団体の高速ゴムボートを用いた薬瓶投擲などの妨害行為の阻止に成功しているという。調査捕鯨を管轄する水産庁側は、事前に警察庁などと協議し、国内法と国際法のいずれにも抵触しないことを確認し装備したもので、違法性は無いとしている。同団体側の抗議船船長ポール・ワトソンは同6日「この装置により、妨害活動に集中することが困難になったことを認めざるを得ない」とコメントしている[2]。

今後は非殺傷装備ゆえに民間での利用も進んでいく可能性がある。

URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E9%9F%BF%E5%85%B5%E5%99%A8


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  1. 1. 警告!世界で一番危険な国 パキスタンの水爆開発

    • [米流時評]
    • 2009年05月23日 19:31
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