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尖閣を本気で守る時期が近づいています。
1.中国と台湾の国共合作
7月4日早朝、尖閣の領有権を主張する台湾及び香港の民間団体「世界華人保釣聯盟」の遊漁船「全家福」が、尖閣諸島に接近する事件がありました。
台湾は、護衛のため巡視船「和星」「連江」「巡護六号」と巡視艇「PP-10018」「PP-10033」の計5隻を派遣。「全家福」は、魚釣島0.8カイリの海域に入ったところで、海上保安庁の巡視船に阻止されました。更に、臨検しようとした海上保安庁に対して、台湾の巡視船は3人の係員を派遣し、海上保安庁の乗船を阻止した一幕もありました。
「全家福」は台湾の船であるはずなのに、何故か中国「五星紅旗」を掲げていたようです。
どうも、尖閣諸島に接近する台湾漁船の間では、台湾船だと取り締まりが厳しいけれど、中国船だと、日本側は強気に出ないと知られているらしく、それで「五星紅旗」を掲げたのだと見られているようです。
沖縄と共に「自立国家日本」を再建する草の根ネットワーク(JSN)代表の仲村覚氏は、今回の台湾漁船の出向は、隠密行動ではなく、香港のテレビ局(鳳凰衛視控股有限公司:フェニックステレビ)の取材協力を得た出港であり、中国と台湾の国共合作による活動ではないか と懸念を示しています。
確かに、最近の中国の尖閣に対する示威行動は止まることを知りません。それどころか増々強硬になる可能性があります。
中国軍事科学学会常務理事・副秘書長の羅援少将は、今年3月6日、衛星テレビの「軍事情勢生中継室」のインタビューで、「釣魚島が、われらの島礁であるからには主権を行使する…われらの軍用機、軍艦は適切なタイミングで魚釣島附近へ到着する必要がある…日本がもし釣魚島に強行上陸をするなら中国は強行軍事手段を採ることができる…釣魚島附近で軍事演習を行う必要がある」と述べています。
これに対して、空自の南西航空混成団の司令を務めたこともある佐藤守・元空将は「北京五輪以降、中国は『尖閣諸島を手に入れる』という方針に変わった。私は、羅少将と国際会議でやり合ったことがあるが、中国の本音を代弁している…今年、中国と台湾の漁民が大挙して尖閣に上陸する計画がある。『漁民に偽装した軍人を、中国海軍をバックに上陸させる』という情報もある。羅少将の発言は、日本政府がどう反応するか様子を見ているのだろう。」とコメントしています。
中国がこれ、と狙った島に対しては執拗かつ強硬な手段を取ってくることは、先日、南シナ海で中国とフィリピンがスカポロー礁近海で一か月以上も睨みあいをしたことからみて、尖閣でも同様に強硬策に出てくることは容易に予想されます。
それに当の中国が強行軍事手段を取ると言っているのですから、是非もありません。日本もそれなりの対処を考えておくべきだと思いますね。
では、それはどのタイミングになるか。これは、もう、御丁寧にあちらが"日本がもし釣魚島に強行上陸をするなら"
と教えてくれているのですから、それに備えればいいわけです。
2.尖閣を守る方法
今春から、石原都知事が尖閣諸島を都で購入するプランを公表していますけれども、購入のためには、買い取り価格を見積もらなければいけませんから、当然、尖閣諸島に上陸して調査する必要があります。これは、地方とはいえ、自治体職員の上陸になりますから、個人が勝手に上陸したなんて言い訳はできません。従って、日本政府が都の購入に介入してストップを掛けない限り、中国は、都職員による尖閣上陸を日本の国家意思と受け取るでしょうね。
となると、中国は、都職員の尖閣上陸を"強行上陸"と見なして、軍艦や戦闘機を派遣してくる可能性がある。近づこうとする都の船に対して、威嚇射撃くらいは平気でやってくると考えたほうがいいと思いますね。そこまでされてしまうと、丸裸で尖閣に近づくことは非常に危険ですから都の船はすごすごと引き返すことになるでしょう。
けれども、話はそれだけに留まりません。中国は都の船を追い払った後、更に嵩にかかって、人民解放軍をそのまま尖閣に上陸させてしまうかもしれません。ですから、結構危機的な状況に近いと思うのですね。真剣に対応を考えておく必要があると思います。
では、どういう対策が考えられるか。
中国が軍艦を出してくるとなると、日本は、もう実効力のある抑止力を配置する以外殆ど手がありません。まぁ尖閣に陸自を駐屯させられれば話は早いのでしょうけれども、いきなりそれをやるのは実際には難しいと思われます。
少なくとも、実効支配を強化する意味からいって、都職員による尖閣の上陸調査をきちんと進めることは重要になると思いますね。そのためには、水際で抑止力を発揮して、中国を牽制する必要があります。では、どうすればそれが実現できるのか。
ひとつは、尖閣周辺での軍事演習をするというのがあります。それも普通の軍事演習ではなくて、機雷の掃海訓練を尖閣周辺でやってしまうのがいいと思いますね。今はイラン情勢が不穏で、ホルムズ海峡が機雷で封鎖されるかもしれない。そうなると、日本としても機雷を除去しないといけないから、訓練しておく必要があるとか、口実はいくらでもつけられますよね。
まぁ、理由はなんでもいいのですけれども、尖閣周辺に大量の機雷を撒いて、それを掃海する訓練をする。その後で、「演習では機雷を100%除去できなかった。実はいくつか残っている」と公表すればいいと思いますね。
そうしてから、「機雷を全部獲れなくて申し訳ない」とかなんとかいって、機雷の掃海を継続すると称して、海自にパトロールさせる。同時に機雷の掃海が終わるまでは、尖閣海域へ接近しないよう警告を出す。万が一それを無視して、どこかの国の船が近づいて、機雷に接触して沈没したとしても、それは自業自得ですし、それを口実にイージスでも「ひゅうが」でも、なんでも派遣して、更なる"掃海警備"の強化をすればいいと思いますね。
また、都が尖閣へ調査に行くときには、「危険ですので、自衛隊が万全の体制で掃海及び護衛にあたります」とかいって、大艦隊でも組んで護衛してやって、大手を振って調査してしまえばいい。
日本の掃海技術は世界一と言われていますし、戦後、掃海作業の実戦経験を持っているのは日本だけです。海上に機雷を撒かれてしまうと、それだけで他国は安易に近づけないのですね。
いくら中国が、漁船に偽装して、大量の人民軍の船を寄越したとしても、尖閣に近づけなければ脅威にはなりません。
ですから、尖閣への他国から侵入を阻止したいのであえば、周辺に機雷を撒いてしまうのが一番簡単だと思いますね。
もちろんその機雷は全部本物である必要はなく、ダミーが入っていても構いません。掃海訓練を尖閣で行うということが重要なんですね。訓練中にいくつかの本物を海上で爆発させ、その映像を流してやるだけで、大抵は事足りる筈です。たとえ、大半の機雷はダミーで問題ありません、と公表したとしても、本当にそうなのかは他国からは分かりませんからね。
いずれにせよ、都による尖閣上陸のタイミングが危ないのではないかと思いますので、そのための警戒と対応はやっておくべきだと思います。
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尖閣を本気で守る時期が近づいています。
1.中国と台湾の国共合作
7月4日早朝、尖閣の領有権を主張する台湾及び香港の民間団体「世界華人保釣聯盟」の遊漁船「全家福」が、尖閣諸島に接近する事件がありました。
台湾は、護衛のため巡視船「和星」「連江」「巡護六号」と巡視艇「PP-10018」「PP-10033」の計5隻を派遣。「全家福」は、魚釣島0.8カイリの海域に入ったところで、海上保安庁の巡視船に阻止されました。更に、臨検しようとした海上保安庁に対して、台湾の巡視船は3人の係員を派遣し、海上保安庁の乗船を阻止した一幕もありました。
「全家福」は台湾の船であるはずなのに、何故か中国「五星紅旗」を掲げていたようです。
どうも、尖閣諸島に接近する台湾漁船の間では、台湾船だと取り締まりが厳しいけれど、中国船だと、日本側は強気に出ないと知られているらしく、それで「五星紅旗」を掲げたのだと見られているようです。
沖縄と共に「自立国家日本」を再建する草の根ネットワーク(JSN)代表の仲村覚氏は、今回の台湾漁船の出向は、隠密行動ではなく、香港のテレビ局(鳳凰衛視控股有限公司:フェニックステレビ)の取材協力を得た出港であり、中国と台湾の国共合作による活動ではないか と懸念を示しています。
確かに、最近の中国の尖閣に対する示威行動は止まることを知りません。それどころか増々強硬になる可能性があります。
中国軍事科学学会常務理事・副秘書長の羅援少将は、今年3月6日、衛星テレビの「軍事情勢生中継室」のインタビューで、「釣魚島が、われらの島礁であるからには主権を行使する…われらの軍用機、軍艦は適切なタイミングで魚釣島附近へ到着する必要がある…日本がもし釣魚島に強行上陸をするなら中国は強行軍事手段を採ることができる…釣魚島附近で軍事演習を行う必要がある」と述べています。
これに対して、空自の南西航空混成団の司令を務めたこともある佐藤守・元空将は「北京五輪以降、中国は『尖閣諸島を手に入れる』という方針に変わった。私は、羅少将と国際会議でやり合ったことがあるが、中国の本音を代弁している…今年、中国と台湾の漁民が大挙して尖閣に上陸する計画がある。『漁民に偽装した軍人を、中国海軍をバックに上陸させる』という情報もある。羅少将の発言は、日本政府がどう反応するか様子を見ているのだろう。」とコメントしています。
中国がこれ、と狙った島に対しては執拗かつ強硬な手段を取ってくることは、先日、南シナ海で中国とフィリピンがスカポロー礁近海で一か月以上も睨みあいをしたことからみて、尖閣でも同様に強硬策に出てくることは容易に予想されます。
それに当の中国が強行軍事手段を取ると言っているのですから、是非もありません。日本もそれなりの対処を考えておくべきだと思いますね。
では、それはどのタイミングになるか。これは、もう、御丁寧にあちらが"日本がもし釣魚島に強行上陸をするなら"
と教えてくれているのですから、それに備えればいいわけです。
2.尖閣を守る方法
今春から、石原都知事が尖閣諸島を都で購入するプランを公表していますけれども、購入のためには、買い取り価格を見積もらなければいけませんから、当然、尖閣諸島に上陸して調査する必要があります。これは、地方とはいえ、自治体職員の上陸になりますから、個人が勝手に上陸したなんて言い訳はできません。従って、日本政府が都の購入に介入してストップを掛けない限り、中国は、都職員による尖閣上陸を日本の国家意思と受け取るでしょうね。
となると、中国は、都職員の尖閣上陸を"強行上陸"と見なして、軍艦や戦闘機を派遣してくる可能性がある。近づこうとする都の船に対して、威嚇射撃くらいは平気でやってくると考えたほうがいいと思いますね。そこまでされてしまうと、丸裸で尖閣に近づくことは非常に危険ですから都の船はすごすごと引き返すことになるでしょう。
けれども、話はそれだけに留まりません。中国は都の船を追い払った後、更に嵩にかかって、人民解放軍をそのまま尖閣に上陸させてしまうかもしれません。ですから、結構危機的な状況に近いと思うのですね。真剣に対応を考えておく必要があると思います。
では、どういう対策が考えられるか。
中国が軍艦を出してくるとなると、日本は、もう実効力のある抑止力を配置する以外殆ど手がありません。まぁ尖閣に陸自を駐屯させられれば話は早いのでしょうけれども、いきなりそれをやるのは実際には難しいと思われます。
少なくとも、実効支配を強化する意味からいって、都職員による尖閣の上陸調査をきちんと進めることは重要になると思いますね。そのためには、水際で抑止力を発揮して、中国を牽制する必要があります。では、どうすればそれが実現できるのか。
ひとつは、尖閣周辺での軍事演習をするというのがあります。それも普通の軍事演習ではなくて、機雷の掃海訓練を尖閣周辺でやってしまうのがいいと思いますね。今はイラン情勢が不穏で、ホルムズ海峡が機雷で封鎖されるかもしれない。そうなると、日本としても機雷を除去しないといけないから、訓練しておく必要があるとか、口実はいくらでもつけられますよね。
まぁ、理由はなんでもいいのですけれども、尖閣周辺に大量の機雷を撒いて、それを掃海する訓練をする。その後で、「演習では機雷を100%除去できなかった。実はいくつか残っている」と公表すればいいと思いますね。
そうしてから、「機雷を全部獲れなくて申し訳ない」とかなんとかいって、機雷の掃海を継続すると称して、海自にパトロールさせる。同時に機雷の掃海が終わるまでは、尖閣海域へ接近しないよう警告を出す。万が一それを無視して、どこかの国の船が近づいて、機雷に接触して沈没したとしても、それは自業自得ですし、それを口実にイージスでも「ひゅうが」でも、なんでも派遣して、更なる"掃海警備"の強化をすればいいと思いますね。
また、都が尖閣へ調査に行くときには、「危険ですので、自衛隊が万全の体制で掃海及び護衛にあたります」とかいって、大艦隊でも組んで護衛してやって、大手を振って調査してしまえばいい。
日本の掃海技術は世界一と言われていますし、戦後、掃海作業の実戦経験を持っているのは日本だけです。海上に機雷を撒かれてしまうと、それだけで他国は安易に近づけないのですね。
いくら中国が、漁船に偽装して、大量の人民軍の船を寄越したとしても、尖閣に近づけなければ脅威にはなりません。
ですから、尖閣への他国から侵入を阻止したいのであえば、周辺に機雷を撒いてしまうのが一番簡単だと思いますね。
もちろんその機雷は全部本物である必要はなく、ダミーが入っていても構いません。掃海訓練を尖閣で行うということが重要なんですね。訓練中にいくつかの本物を海上で爆発させ、その映像を流してやるだけで、大抵は事足りる筈です。たとえ、大半の機雷はダミーで問題ありません、と公表したとしても、本当にそうなのかは他国からは分かりませんからね。
いずれにせよ、都による尖閣上陸のタイミングが危ないのではないかと思いますので、そのための警戒と対応はやっておくべきだと思います。
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コメント
コメント一覧 (2)
北京が「尖閣問題を第何次かの国共合作にしようとしている」のは阻止したいですね。
嘘付政権を追い出すことに尽きる.
後は自民党が引き受け...る?
結局, 威嚇射撃されても上陸する意気のある
者を東京都が派遣するしかなかろう.
練馬レンジャー部隊を臨時都職員しては如何.
都知事自身が乗り込むのも一つだろう.
その場合は米軍が付いて行くかも知れない.